部下にやたらとマウンティングを取りたがる上司の特徴と対策。
部下にやたらとマウンティングを取りたがる上司の特徴と対策。
・自分を大きく見せたい
・部下に舐められたくない
そんな思いを抑えきれずに、部下に対してやたらとマウンティングを取ってくる残念な上司って周囲にいませんか?
僕が経験した過去の上司にも、上記のようなケースに該当する人物がいました。
そのようなマウンティングを受けることは、仕事に支障が出るだけでなく、精神衛生上も良くことはありません。
そして、今後もそのようなタイプの上司と一緒に働かなくてはいけない可能性もゼロではありません。
そうした時に、早めに危険を察知して対応するということが大切だと思います。
その為に、今回の記事では、過去の経験から学んだ部下にやたらとマウンティングを取りたがる上司の特徴と対策についてまとめていきたいと思います。
マウンティング上司の3つの特徴
自分の昔話が大好き
部下が何かミスをした時に、必ず過去の自分と比較したがる傾向があります。
「俺がお前と同じ年次の時は、もっとあーで、こーで…」
こんな形で永遠に武勇伝に付き合わされる羽目になります。
そのような場合、上司にとって部下に注意して改善を促すという本質的なことはどうでもよく、とにかく自分がどれだけ凄いのか?ということ見せつけることが目的となってしまっているのです。
あえて曖昧な言葉を使う
「あの件、どーなった?」「昨日のあれだけどさー」
マウンティング上司はこんな曖昧な表現を使うことが多いと感じます。
これは、わざと部下を間違いに誘導する為の意図的なものだったりします。
「あれ」という表現が使うものには、上司にとって重要でわざわざ詳しく説明をしなくても理解していて当然という前提があります。
そして、自分が重要だと思っているのに、部下が軽んじていると感じているものに対してそのような表現を使うのです。
ここで、部下が「あれ」という曖昧な表現に対して困惑したり、間違ったことを言ったりすれば、しめた!とばかりに、「昨日、俺が言ったことをもう忘れたのか!」とマウンティングに入るのです。
しかし、仕事とはその役職やフェーズに応じて重要度も変わってきます。
上司にとっては重要なフェーズだが、部下にとってはそこまで重要ではない場合というのもあります。そして、その逆もしかりです。
そのような事実を無視して、自己中心的なマウンティングを行うのは、明らかに不当なコミュニケーションだと感じます。
部下の無知に対して揚げ足を取る
会社においては、社内の共通言語というものが存在します。
それは、一般常識とは異なって社内経験の長さが、知識量にダイレクトに比例するケースが多いです。
マウンティング型の上司は、そのような社内でしか通用しないような知識量を自分がいかにも物を知っているかのように変換し、年次の浅い社員や中途入社の社員が、少しでも共通言語に対して理解がないことがわかると「お前はそんなことも知らないのか!」と威圧的な態度を取る傾向にあります。
マウンティング型上司への対策
上司からの否定的な言葉を真に受けない
マウンティングを受けて、相手の言うことを真に受けてしまうと、自分には能力がないんだ。ダメなやつなんだ。というネガティブな気持ちに苛まれてしまいます。
しかし、それは非常に危険な感情です。なぜなら、マウンティングをとってくる上司の最大の目的は、「相手をコントロールすること」だからです。
特に、ネガティブな状態になっている人間は、コントロールがしやすい対象としてみなされ、様々な面で拘束されてしまうことになります。
対等なバランスを築く
そのようにコントロールされない為に必要なことは、上司との人間関係上で対等なバランスを保つということだと思います。
それは、どのようなことかと言うと、仕事のポジションでの上下関係は変えられませんが、それ以外の個人対個人の部分で、相手よりも上回る部分を見つけるということです。
例えば…
- 上司が持っていない圧倒的なPCスキルを身に付ける。
- 上司が持っていない圧倒的な英語スキルを身に付ける。
- 共通するプライベート趣味における知識で圧倒的に上回る。
つまり、上司にとっていなくなっては困る存在なれることだと思います。
上司としても、そのような部下に対してマウンティングをとってコントロールしようという気持ちになりません。そのように、何かの部分で一目置かれることで、マウンティングの戦意そのものを喪失させてしまうことが大切だと感じます。
まとめ
マウンティングをしてくる上司に対しては、
- 言うことを真に受けない
- 相手に対して自分が持つ圧倒的強みを持つ
- 相手のマウンティング戦意を喪失させる
このように書きながらも、すべてにおいてマウンティングしてくる相手に対して勝ち目がないと思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、自分が持つ強みとは決して例に挙げたスキルや知識だけではありません。
「優しさ」や「丁寧さ」「迅速さ」そのようなソフトな部分も強みになることがあります。
そんなことを意識することは、決してマウンティングの対処というだけでなく、純粋に周囲から期待される人材になる為にも必要なことだと思います。
周囲から見て価値のある自分の強みは何か?そんな本質的な問いを求め続けることを忘れてはいけませんね。