状況:1号機 おそらくは外付けディスクの不良によりWindows全体がフリーズ、強制終了及びディスクチェック後。
症状:本来は見えないはずの“システムで予約済み”のパーティションがドライブレターを振られた状態で出現する。
これも実際に画面を見てもらった方がわかりやすい。
症状:本来は見えないはずの“システムで予約済み”のパーティションがドライブレターを振られた状態で出現する。
これも実際に画面を見てもらった方がわかりやすい。
赤枠が問題のパーティション。
気にせず放置しておくという手もあるが、見えているべきではない領域が見えてしまっているのは
対処法:ディスクの管理を立ち上げ、当該パーティションのドライブレターを削除する。
自作PCを複数台組んだ方ならお馴染みの「ディスクの管理」の画面である。
赤枠が問題のパーティションである。
OSが入っているドライブはディスク3なのだが、倉庫用にしているディスク0に問題のパーティションがある。
強制終了→ディスクチェックの流れでできた代物なのか、あるいは元々あった代物が可視化されてしまったものか判断がつかないため、とりあえずは見えなくするだけの処置とした。
やり方は簡単。「ドライブ文字とパスの変更 (C)」→「削除(R)」と進めてやれば良い。
「削除」を選択すると警告ダイアログが出るが、構わず進めて良い。
処置後の画面が上である。見えるべきでないものが見えなくなってすっきりした。
しかし、時にはこの手のパーティションをどうしても削除したいときがあるだろう。
その時は「コマンドプロンプト」から“diskpart”を用いる。
まず「コマンドプロンプト」(Windows 10ならばシステムツールのフォルダの中に収められている)を管理者権限で実行する。
そしてコマンドプロンプトが立ち上がったら diskpart と入力する。
C:\Windows\system32>diskpart
続いてドライブのリストを表示させる。list disk と入力する。
DISKPART> list disk
操作を行うディスクを選択する。select disk * (*は任意の番号)と入力する。
今回はディスク 4が当該であるため、select disk 4 と入力した。
以下ディスク 4で説明をしていくが、4の部分は任意の数字に置き換えて欲しい。
DISKPART> select disk 4
「ディスク 4 が選択されました」と表示が出たら、そのディスクのパーティションの一覧を表示させる。
list partition と入力する。
DISKPART> list partition
パーティションの一覧が表示されるので、削除したいパーティションを選択する。ここではパーティション 1を例に取る。
select partition 1 と入力する。
DISKPART> select partition 1
「パーティション 1が選択されました」と表示されたらいよいよ削除である。
delete partition と入力しよう。
DISKPART> delete partition
そこまで進めたのが上である。
仮想ディスクサービスエラー:
force protected パラメーターを設定しないと、保護されたパーティションは削除できません。
ヴェアァァァァァ!!
このエラーが出てしまった場合は delete partition override と入力する。
DISKPART> delete partition override
「DiskPart は選択されたパーティションを正常に削除しました」の表示が出れば成功である。
無事削除に成功したのが上の画面である(上ではpartition 5とpartition 4を選択し、削除している)。
元々OSが入っていたディスクをUSB外付けドライブに転用した際などに、稀に消去できないパーティションが問題となる。たいていは些細な容量であるようだが、時折無視できない容量を食ってることがあり、上の場合でもPartition 5 ― 回復パーティションが20GBの容量を持って行ってしまっている。そのようなときは今回の方法を試してみて欲しい。
(追記)
今回“diskpart”を用いてパーティション削除を行ったのは、大分前にPCから取り外され、外付け化したSSDである(さらに言えばこいつが今回の騒動を引き起こした張本人である)。
“Hドライブ”として出現してしまった“システムで予約済み”のパーティションはあくまでもドライブレターを削除して見えなくしただけで、パーティションそのものはそのままである。
・・・寄せられたコメントを拝見すると、どうやらこの“システムで予約済み”は強引に削除しなくて正解だったようである(なぜドライブレターが与えられて可視化されてしまったのかは不明だが)。
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この記事へのコメント
うちの環境では、以前Windows10の1803をアップデートをした後、手持ちのPCの一部で同じような現象が出ましたね。
2019/08/25(Sun) 16:49 | URL | LGA774 #-[ 編集]
diskpartは多機能で便利ですね。
私は何故か無いはずのロックが掛かってしまったmicroSDを解除する時に使ってます。
私は何故か無いはずのロックが掛かってしまったmicroSDを解除する時に使ってます。
2019/08/25(Sun) 19:49 | URL | LGA774 #-[ 編集]
BIOSブート機ですかね?
「システムで予約済み」の中にはOSローダの一部とかBCDが入っているはずなので、消すとOSが起動出来なくなるかと…
(UEFIブート機はUEFIシステムパーティションが同じような役目を持っている)
大型アップデートとかした時にドライブレターが付く事がありますね
「システムで予約済み」の中にはOSローダの一部とかBCDが入っているはずなので、消すとOSが起動出来なくなるかと…
(UEFIブート機はUEFIシステムパーティションが同じような役目を持っている)
大型アップデートとかした時にドライブレターが付く事がありますね
2019/08/25(Sun) 23:15 | URL | LGA774 #-[ 編集]
新品のディスクをGPTで初期化すると、
勝手に数MBの「システムで予約済み」領域ができます。
しかも「ディスクの管理」じゃ見えない形で。
私もDISKPART立ち上げて"delete partition override"で強制削除してます。
これがわかるまでUSBのLinuxで削除してました。
勝手に数MBの「システムで予約済み」領域ができます。
しかも「ディスクの管理」じゃ見えない形で。
私もDISKPART立ち上げて"delete partition override"で強制削除してます。
これがわかるまでUSBのLinuxで削除してました。
2019/08/26(Mon) 00:24 | URL | LGA774 #-[ 編集]
EFIパーティションですね
内部フォーマットはFAT32で識別コードは非FAT32だったかと
Windowsシステム上に二つ以上EFIパーティションが存在しようとするときの動作はいまいち不明だったりするので存在しないほうが無難かと…
内部フォーマットはFAT32で識別コードは非FAT32だったかと
Windowsシステム上に二つ以上EFIパーティションが存在しようとするときの動作はいまいち不明だったりするので存在しないほうが無難かと…
2019/08/26(Mon) 01:29 | URL | LGA774 #KnHW2vQ.[ 編集]
おいおい、簡単に削除とか言ってるが大丈夫かいな。
まずはこれを熟読して理解してからでしょう?
https://docs.microsoft.com/en-us/windows-hardware/manufacture/desktop/configure-uefigpt-based-hard-drive-partitions
まずはこれを熟読して理解してからでしょう?
https://docs.microsoft.com/en-us/windows-hardware/manufacture/desktop/configure-uefigpt-based-hard-drive-partitions
2019/08/26(Mon) 09:43 | URL | LGA774 #-[ 編集]
そういえば北森さん今年の春イベの攻略記事は載せなかったですね
フレッチャーとかコロラドは手に入ったのかな?
フレッチャーとかコロラドは手に入ったのかな?
2019/08/26(Mon) 11:02 | URL | LGA774 #-[ 編集]
数メガの領域が Microsoft Reserved Partition か 回復パーティションのことを指しているなら消さない方がいいのでは?
Windows Update で起動しなくなった時など困ると思いますよ。
Windows Update で起動しなくなった時など困ると思いますよ。
2019/08/26(Mon) 13:34 | URL | LGA774 #-[ 編集]
追記 にも書きましたとおり、
diskpartで消去したパーティションは「USB外付けドライブ化したSSD」のものです。
今回可視化された“システムで予約済み (H:)”は元通り見えなくしただけで消去は行っていません。
今回のクラッシュの原因は、元々あったOSのシステムパーティションと
外付けSSDの消されずに放置されていたシステムパーティションが同時に存在したために起きたのではないかなとも思っています。
diskpartで消去したパーティションは「USB外付けドライブ化したSSD」のものです。
今回可視化された“システムで予約済み (H:)”は元通り見えなくしただけで消去は行っていません。
今回のクラッシュの原因は、元々あったOSのシステムパーティションと
外付けSSDの消されずに放置されていたシステムパーティションが同時に存在したために起きたのではないかなとも思っています。
2019/08/26(Mon) 22:59 | URL | 北森四葉 #rDgB81bs[ 編集]
165877です。
私も追記です。倉庫用ディスクだけに削除してます。
なお、削除してもBitLockerは普通に使えてます。
私も追記です。倉庫用ディスクだけに削除してます。
なお、削除してもBitLockerは普通に使えてます。
2019/08/26(Mon) 23:24 | URL | 165877 #-[ 編集]
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