黒い万博(後編)
2025大阪・関西万博でスポンサー選定を取り仕切ってきた大阪パビリオン推進委員会の総合プロデューサーが、当該企業から多額の金銭を受けとってきたという。まさに五輪汚職と瓜二つというほかない。反面、五輪組織委員会の元理事は逮捕され、万博の仕切り役はいまだその地位に居座っている。
この仕切り役が、前号で報じた大阪大学大学院医学系研究科寄附講座教授の森下竜一(60)である。摘発された五輪とお咎めなしの万博の違いはどこか。改めてそこを整理すると、一つには組織委が五輪特措法で規程された団体なのに対し、パビリオン推進委が法的設立根拠のない任意団体だからだ。五輪組織委の理事と異なり、万博パビリオンの総合プロデューサーは公務員に準ずるみなし公務員と位置付けてられていないわけだ。
(以下略)
けっこうな問題だと思いますが、なぜか政府も大阪府市もやり過ごしています。