五輪スケート

圧勝生んだ「自立」 小平奈緒「金」

【平昌五輪】女子500メートルで金メダルを獲得し、日の丸を掲げる小平奈緒=江陵オーバルで2018年2月18日、手塚耕一郎撮影
【平昌五輪】女子500メートルで金メダルを獲得し、日の丸を掲げる小平奈緒=江陵オーバルで2018年2月18日、手塚耕一郎撮影

 平昌冬季五輪は第10日の18日、スピードスケート女子500メートルがあり、日本選手団主将の小平奈緒(31)=相沢病院=が36秒94の五輪レコードで優勝して金メダルを獲得した。

 圧倒的な強さで、小平が世界最速の女王となった。気圧が高く、記録が出にくい低地のリンクでは史上初の36秒台。「すべて報われたような気持ち」と、3歳からスケート靴を履いた人生に思いをはせた。

 進化の道のりは、恩師からの自立の軌跡とも言える。母校・信州大の教授で、現在も指導を受ける結城匡啓(まさひろ)コーチ(52)との「出会い」は、11歳の時。長野県茅野市に生まれた小平は、1998年長野五輪で男子500メートル金メダルの清水宏保、女子500メートル銅の岡崎朋美らにあこがれて競技者を志した。長野五輪で清水を日本スケート連盟のスタッフとして支え、その後に指導者になった結城コーチの存在も程な…

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