「法違反示さない」一蘭が文書掲載 公取委“確約手続き”の課題

一蘭のカップラーメン=福岡市中央区で、久野洋撮影
一蘭のカップラーメン=福岡市中央区で、久野洋撮影

 「当社が独占禁止法に違反したものを示すものではありません」。全国各地に加え、海外にも店舗展開しているラーメンチェーン「一蘭」(本社・福岡市)が5月、ホームページ(HP)でこんな一文を太字で強調するようにして公表した。なぜ、このようなメッセージを発信したのか。その理由と背景事情を取材した。【柿崎誠】

 店内の座席の両側に仕切りを設けた「味集中カウンター」で知られる一蘭は、天然とんこつラーメン専門店をうたう人気チェーンだ。その同社が5月19日、HPに「このたびはお客様や関係者の方々にご迷惑およびご心配をおかけいたしましたことを深くお詫(わ)び申し上げます」と記載した上で、冒頭のメッセージを掲載した。

 この発信に至る出発点には、公正取引委員会が今年1月、カップ麺などの販売価格を小売業者に強制したとして、独禁法違反(再販売価格の拘束)の疑いで一蘭への調査を始めたことがある。…

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