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日米地位協定

在日米軍に対する特別待遇を定め、さまざまな問題を生む元凶ともされる日米地位協定。見直しを求める声が広がっています。

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米軍ヘリ、世田谷の住宅街でも低空飛行 基地と都心の通り道か

東京都世田谷区太子堂の「キャロットタワー」(高さ124メートル)手前を通過する米海軍ヘリ「シーホーク」=都内で2020年12月14日午後1時25分ごろ、大場弘行撮影(写真は動画から)
東京都世田谷区太子堂の「キャロットタワー」(高さ124メートル)手前を通過する米海軍ヘリ「シーホーク」=都内で2020年12月14日午後1時25分ごろ、大場弘行撮影(写真は動画から)

 在日米軍ヘリが東京都心の上空で日本のヘリであれば違法となる低空飛行を繰り返している問題で、世田谷区の住宅街でも計7回にわたり同様の飛行をしている様子を毎日新聞が確認した。神奈川県の基地と都心を移動する際の通り道にしているとみられ、住宅やビルが建ち並ぶ同区の上空を200メートル前後の高さで飛ぶこともあった。低空飛行の常態化は明らかで、日本政府の早期対応が求められる。

 日本の航空法は航空機から半径600メートル内にある最も高い障害物から300メートルの高さを最低安全高度とし、これよりも高く飛ぶように規定している。毎日新聞は都心を一望できる高さ200メートル級の複数地点で調査し、新宿や渋谷上空で米軍ヘリが最低安全高度よりも低く飛ぶ姿を計17回にわたり確認。昨年11月以降、世田谷区上空でも同様の低空飛行を4日間で計7回確認した。

 昨年12月14日と同月17日はそれぞれ午後1時25分と午前11時半ごろに米海軍ヘリ「シーホーク」が神奈川県方面から区内に進入。東急「二子玉川駅」近くのマンション(高さ約150メートル)や東急「三軒茶屋駅」近くの「キャロットタワー」(同124メートル)のそばを通過した。高度は記者がいた高さ約220メートルの調査地点よりも低く、通過したマンションやタワーと同じ程度の可能性もある。

 昨年11月17日と今年1月14日には神奈川県の「キャンプ座間」所属とみられる陸軍ヘリ「ブラックホーク」が同県や横田基地のある東京西部方面から飛来。…

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