まるで住民のように…京都に舟屋の高級宿が急増 静かな漁村と両立が課題
毎日新聞
2019/8/27 09:49(最終更新 8/27 11:56)
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京都府伊根町の伊根浦地区に舟屋の宿が増えている。漁に使わなくなった舟屋を改装し、ハイクラスの宿にする取り組み。世界に知れ渡る景観を生かすビジネスを生み、収益を上げて舟屋の保全も図ろうという狙いがあるが、静かな漁村の環境と両立させていくには住民たちとの対話が不可欠だ。【安部拓輝】
同町平田。舟屋の玄関を抜けると、シックな床の向こうに伊根湾が絵画のように輝く。同町の温泉旅館、油屋のグループ会社が昨年春にオープンさせた。舟屋の造りをそのまま生かし、波打ち際のテラスには露天風呂から湯気が上がる。津母地区から温泉を運んでいるという。2人で1泊3万6000円で4人まで泊まれる。受け付けの新田花江さんは「舟屋に泊まりたいというお客さんは多いですよ」。予約のない日は1カ月で数日くらいという。
先月には伊根町が「舟屋ステイ海凪(みなぎ)」をオープンさせた。古い部材を生かし、アンティークな家具や建具を組み合わせて落ち着いた空間を演出している。2人で1泊4万8000円から。土曜やハイシーズンはさらに高い。
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