
シャープが台湾の電子機器受託製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入って1年余。2017年3月期に3年ぶりの連結営業黒字を達成したシャープは超高精細の8K対応液晶テレビに注力して再成長を目指す戦略を打ち出す。得意の液晶の高精細技術を極めることで復活を果たすシナリオだが、数年前に経営危機に陥った背景には液晶への過剰投資があっただけに先行きには不安もつきまとう。【土屋渓、釣田祐喜】
「(東京五輪が開かれる)2020年に向け、8K時代幕開けの起爆剤になりたい」。8月末、シャープ東京ビル(東京都港区)で開かれた8K対応液晶テレビの記者発表会で、西山博一取締役兼執行役員(67)は意気込んだ。
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