さまざまな競技の選手らを「夢先生」として小中学校に派遣し、夢を持つことや努力の大切さを伝える日本サッカー協会の「こころのプロジェクト」が4月で10周年を迎えた。心を育むためのサッカー界の貢献として始まった事業は競技や団体の枠も越え、裾野を大きく広げている。
19日に東京都内で開かれた記念式典。マラソンの有森裕子さん、水泳の松田丈志さんら五輪メダリストをはじめ、サッカー、野球、プロレス、トレイルランニングなど多岐にわたる「先生」がステージ上に並んだ。「現場で授業をさせてもらい、いつも私たちが学ばせてもらっている」と有森さん。松田さんは「子供たちの真っすぐな目を見ていると、夢を与える存在であり続けたいと思う」と熱く語った。
2007年4月19日に第1回が開かれた「夢の教室」は昨年度までに3587校で1万254回行われ、参加した児童、生徒数は約31万人。当初はサッカー関係者が多かった夢先生も幅が広がり、1000人近くが教壇に立った。先生役の条件は「熱き心」を持っていることで、実績や知名度は関係ない。夢を追ってきた先生の挫折や転機など体験談は子供たちにとって刺激になり、事後アンケートなどで繰り返し質も高めてきたことで、…
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