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[G-SHOCK列伝2]1985年、ライブエイドのステージに立ったスティングの腕にはG-SHOCKがあった!(GetNavi web)
元ポリスのベーシスト兼ボーカルを経て、ソロに転向した英国出身の世界的ミュージシャン「スティング」。今回の「G-SHOCK」ウンチク集は、彼の名前が愛称となった「DW-5700C」をクローズアップします。
スティングが愛した、初期丸型デザインの完成形
エチオピア難民の救済を目的に、1985年、ボブ・ゲルドフの呼びかけに賛同した世界のミュージシャンたち。彼らは“ライブエイド”という形で社会に強烈なメッセージを送ることに成功しました。そのステージで、スティングの腕にあったのがDW-5200C。ファッションとしてG-SHOCKがブレイクする以前から、彼は熱烈な愛用者だったのです。
その2年後に登場したDW-5700C-1Vが、スティングモデルと呼ばれるようになったのは、彼がG-SHOCKをいち早く認めた先見性への敬意も込められていたに違いありません。
ただし、このモデルは輸出専用モデル。日本では逆輸入でしか手に入りませんでしたが、2001年にELバックライト付きで国内仕様として復刻されました。2003年にはタフソーラーを搭載したG-5700へと進化し、ロングセラーとして長らくファンの心をわしづかみにしたのです。
スティングモデルは、初代丸型DW-5400のケースに新モジュール(内部機構)を搭載して、1987年7月に誕生しました。初期角型デザインのDW-5200と好対照を成す、シンプルな丸型デザインが魅力です。ちなみに品番の最後に付く「V」は、海外仕様であることを意味しています。
2001年8月、国内未発売だったスティングモデルが、ELバックライトを搭載して復刻されました。オリジナルモデルの「200M」防水表記がケース前面から消え、液晶画面の右下に小さく「WR20BAR」と表記されました。スティング国内仕様の初代モデルです。