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戦争と平和の問題を通じて考えるー人間らしい、人類らしい科学とは何かー

2008-01-24 14:11:15 | 国際社会
 人類に殺し合い、死なしあいの本能、遺伝子が存在しないというのは事実です。ということは、人類は共に生きていく本能、遺伝子があるという事実関係しか結論はありえないです。選択肢に殺しあう、死なしあう、共に生きていくヒト遺伝子の3つしかないわけですから。

 人類は殺し合い、死なしあう存在ではなく、共に生きていく自然的な存在であるのに、社会に戦争、人殺しが存在する原因はどこにあるのか?これを規定するのが科学です。戦争の原因は人類、人間の本能、遺伝子、宿命にあるのではなく、軍事力の存在にあるということです。軍事力が原因して戦争という結果が実現します。これが科学です。

 人類が殺し合い、死なしあう存在ではなく、共に生きていく存在であるという科学的な事実に立脚して、憲法前文及び憲法9条は「諸国民の公正と信義に信頼して」軍事力の放棄を規定しているんです。人類は平和的に生存していく存在であるから人類の力で軍事力をなくして戦争を消滅させることを日本国憲法は規定しているんです。まさに、政府の軍事力が原因して起こす戦争を国家以前に存在する人類の力、人権で抑止、除去していくことを人民が不断の努力で定めたのです。

 戦争の原因を人類の存在に求めないで、戦争の原因を軍事力求め、軍事力の保持を禁じた憲法9条と軍事力の存在しない人類社会を諸国民の公正と信義に信頼し」て実現していくと規定する憲法前文は人類の科学であり、思い込みでも宗教でもないということです。

[2008/01/22 09:24] URL | 東西南北 [ 編集 ] TOP ▲

東西南北さんへ

う~ん・・
>殺しあいの遺伝子が無い以上、共生の遺伝子があるという結論・・

え~・・どちらの遺伝子も無いという選択肢は、何処へいったのでしょうか?

>戦争の原因は軍事力・・ですか。

あの・・あなたの言われる『軍事力』って何でしょう。
軍隊のことですか?
武器のことですか?
軍人のことですか?
何が無くなれば良いのでしょう?

あと、あなたの『科学』という概念は、一般とは違うようですね。

う~ん・・『定説』みたいなものでしょうか(笑)

[2008/01/22 12:26] URL | 田柄 [ 編集 ] TOP ▲

田柄さんへ

 「あと、あなたの『科学』という概念は、一般とは違うようですね」

 東西はコメント欄で、因果関係を科学として言葉を遣っております。文脈でわかりますよ。きわめて一般的な科学の概念です。

 「あの・・あなたの言われる『軍事力』って何でしょう。 軍隊のことですか? 武器のことですか? 軍人のことですか? 何が無くなれば良いのでしょう?」

 軍事力を規定している制度と軍人、武器です。

 「え~・・どちらの遺伝子も無いという選択肢は、何処へいったのでしょうか?」

 ヒト遺伝子ですから共に生きていく遺伝子があるんですよ。それとも、共に殺し合い、死なし合うヒト遺伝子があるんですか?あるならそれこそ出して欲しいです。物質ですからね。ちなみに、人の本能には殺し合い、死なしあいの本能はないですし。食欲、性欲、睡眠欲を実現しながら共に生きていくのが人類ですし。医学の常識でいうまでもないと思いますがね。この事実を根拠なく懐疑するから「思う、思わない」の議論になるんじゃないでしょうか?戦争は違法と思わなくても戦争は違法だということです。

[2008/01/22 16:17] URL | 東西南北 [ 編集 ] TOP ▲

東西南北さんへ

お返事ありがとうございます。

あぁ・・因果関係を科学とよんでいるのですか・・

でも、あなたの因果関係は少し変ですね。
例えば、
『戦争の原因は軍事力』
というのは、逆でしょう。
『国家が軍事力を持つのは、戦争が原因』
が正しい因果では?

あなたの因果が正しいなら、軍事力が無くなれば、戦争が無くなってしまいます。
本当にそうでしょうか?

あなたは
『軍事力とは制度と軍人と武器』
とされていますが、
これらが無くても、戦争は起きるでしょう。
『民間人が鉄パイプを握って攻め込む』
ことも可能ですから。

あと・・『戦争は違法』ですか?
あの・・戦争自体を違法とする法律があるのでしょうか?
あったとしても、世界で何ヵ国が批准しているのですか?
その法律に違反した場合、どんな罰則があるのでしょうか?

>根拠なく懐疑するからダメ・・
う~ん・・これは東西さんの凄いところですね。
普通は、根拠なく信じるからダメ・・だと思うのですが。

[2008/01/22 18:34] URL | 田柄 [ 編集 ] TOP ▲

田柄さんへ

 「あなたの因果が正しいなら、軍事力が無くなれば、戦争が無くなってしまいます。 本当にそうでしょうか? あなたは 『軍事力とは制度と軍人と武器』 とされていますが、これらが無くても、戦争は起きるでしょう。『民間人が鉄パイプを握って攻め込む』 ことも可能ですから。」

 民間人が鉄パイプを握って攻め込むことは戦争ではないです。それは警察制度の問題ですね。ゆえに、軍事制度と軍人、武器が無くなれば戦争はなくなります。しかし、警察制度の対象となる人殺しは残ります。

  「え~・・どちらの遺伝子も無いという選択肢は、何処へいったのでしょうか?」 「普通は、根拠なく信じるからダメ・・だと思うのですが。」

 殺し合い、死なし合いの本能、ヒト遺伝子は存在しません。人は一人では生きることはできません。以上から出る結論は1つです。人類、人間は食欲、性欲、睡眠欲を共に実現しながら、共に生きる人類的な存在である、という事実です。

 「あと・・『戦争は違法』ですか?
あの・・戦争自体を違法とする法律があるのでしょうか? あったとしても、世界で何ヵ国が批准しているのですか? その法律に違反した場合、どんな罰則があるのでしょうか? 」

 戦争は殺し合いですから違法です。しかし、正当防衛として政治的に妥当となり、違法性が阻却される時があります。とはいえ、戦争は軍事力による人類の殺し合いですから違法であり、無法な暴力となります。今現在、戦争について民事、刑事双方で実行力を持っている国際法の詳細についてはお調べください。

[2008/01/23 00:17] URL | 東西南北 [ 編集 ] TOP ▲

東西南北さんへ

お返事ありがとうございます。

あぁ・・なるほど。
民間人が集団で他国に攻め込むことは、戦争ではない・・という認識ですか。

つまり、正規軍による戦闘行為のみを、戦争とするのですね。
それなら、正規軍が全廃されれば、戦争は無くなりますね。
民兵同士の戦闘が続いていても、戦争ではないのですから(笑)

あと、実行力を持っている国際法・・ですか。
つまり、国際法では戦争を違法と規定していて、罰則もあり、きちんと施行されているわけですね?

では、イラクへ戦争を仕掛けたアメリカは、どんな罪で、いつ裁かれるのですか?
そして、どのような罰を受けるのでしょうか?

[2008/01/23 05:09] URL | 田柄 [ 編集 ] TOP ▲

東西南北さんへ
>民間人が鉄パイプを握って攻め込むことは戦争ではないです

失礼ですが貴方の軍人と民間人の境界線がちと理解出来ません
すると自爆テロやゲリラによる殺戮、破壊、井戸への毒物投与は戦争ではない、と?
以前自国民に対する軍事的暴力は内政干渉だから何万人殺されようと
口出しするべきではないとここで言われましたが貴方もそう思われますか?
あと自分で調べてみましたが実行力(この場では違反した場合
 実力で処罰する力、と見るべきでしょうね)
を持つ国際法というのを調べてみましたが一つも見受けられませんでした
また加盟していない国がその国際法を犯した場合
(例えば無防備都市宣言はハーグ条約によって定められた物ですが中国はこれに
 加盟していないため無防備都市宣言を行った都市を攻撃「してはいけない」義務はない)
はどうなるのでしょうか

お答え願えれば幸いです

[2008/01/23 17:09] URL | シンペイ [ 編集 ] TOP ▲

田柄さん、 シンペイさんへ
 
 「すると自爆テロやゲリラによる殺戮、破壊、井戸への毒物投与は戦争ではない、と? 」

 例えば、現在、アメリカ政府がイラク、アフガンで実現している対テロ戦争はアメリカ政府が他国に軍事力を投入しているので相手は武装テロ勢力ですが戦争です。

「以前自国民に対する軍事的暴力は内政干渉だから何万人殺されようと口出しするべきではないとここで言われましたが貴方もそう思われますか?」

 軍事介入は民族自決権の侵害となりますので違法です。しかし、抑圧民族には政治的に暴力革命権がありますが、これは1国における内戦です。こうした内戦を停止する手段として国連平和維持軍を組織し、派兵することは当然ですが、憲法9条を持つ日本政府は自衛隊を派兵してはならず、非軍事、中立の役割を果たす必要があります。

 「民兵同士の戦闘が続いていても、戦争ではないのですから(笑)」

 民兵の武器は政府の軍事力が原因であり、軍事力がなくなっていますから、民兵の武装は解除されています。

 「あと自分で調べてみましたが実行力(この場では違反した場合、実力で処罰する力、と見るべきでしょうね) を持つ国際法というのを調べてみましたが一つも見受けられませんでした」

 これは国連憲章7章及びその運用の実際になります。経済制裁と軍事制裁が存置されています。
 
 「あと、実行力を持っている国際法・・ですか。 つまり、国際法では戦争を違法と規定していて、罰則もあり、きちんと施行されているわけですね?」

 これは国際刑事裁判所のことですね。現在、全加盟国が国際刑事裁判所を認めるようにという運動が進んでいます。アメリカ政府は批准を拒否しており、法の支配に逆らっております。

 「イラクへ戦争を仕掛けたアメリカは、どんな罪で、いつ裁かれるのですか? そして、どのような罰を受けるのでしょうか?」

 現時点では、国際刑事裁判所で刑罰を実現することはできないですので、アメリカ政府に条約を批准させる運動を進めていくことです。なお、草の根レベルで国際民衆法廷運動が進んでいます。

「また加盟していない国がその国際法を犯した場合 (例えば無防備都市宣言はハーグ条約によって定められた物ですが中国はこれに加盟していないため無防備都市宣言を行った都市を攻撃「してはいけない」義務はない) はどうなるのでしょうか 」

 他国の無防備都市を軍事攻撃してはならないというのは戦争を違法とした国際法に反しますので賠償対象、処罰対象になるでしょうね。各国政府が戦争を「合法」としていた時代ですら戦争にルールがあったのですから、戦争を違法として現在においては無防備都市へ軍事攻撃は当然に、人道上の犯罪行為になります。

 とにかく、日本国には憲法9条があるわけですから、国連の平和維持活動には非軍事で参加していく必要があるし、それは国際法違反でもなければ、日本国憲法に違反することでもないです。むしろ、軍事力を保持する世界各国政府の中で軍事力を保持しない独自の役割を果たしていく日本国という位置付けです。そんな日本国に軍事侵略があるということは現在の国際情勢から不可能ではないでしょうか?

[2008/01/23 18:46] URL | 東西南北 [ 編集 ] TOP ▲

東西南北さんへ

お返事ありがとうございます。

>民兵の武装は解除されています。
あの・・鉄パイプも販売禁止になるのですか?
まぁ、それなら金属バットを使うでしょう(笑)

この話は、『軍事力だけが、戦争の原因ではない』というものだったはずです。
軍隊は無くても戦争は起きるし、兵器が無くても戦えますよ。

>刑罰を実現することはできない・・
つまり、現在、実行力を持った国際法は、存在しないということですね。

そもそも、アメリカや中国などの大国に通用しない国際法って、何なんでしょうか(笑)

[2008/01/23 20:35] URL | 田柄 [ 編集 ] TOP ▲

田柄さんへ

 「あの・・鉄パイプも販売禁止になるのですか? まぁ、それなら金属バットを使うでしょう(笑)」

 鉄パイプ、金属バットは人間を殺傷する道具として製造したものではないですから、武器ではありません。

 「この話は、『軍事力だけが、戦争の原因ではない』というものだったはずです。軍隊は無くても戦争は起きるし、兵器が無くても戦えますよ。」

 ですから、戦争とは他国の領域における軍事力行使ですから、各国政府が定めた軍事制度に基づき組織した兵器と軍事がなくなれば、戦争はなくなります。そして、武装民兵の武器は兵器が源泉ですから、軍事力を無くせば兵器で武装する民兵はなくなります。ただし、警察制度の対象となる民兵は存在するでしょう。その場合の民兵の武器は兵器ではなく、警察レベルの武器です。結局、軍事力を無くしても警察制度が対象の人殺し、テロは残るでしょうが、それは戦争とはいいません。せいぜい騒乱罪です。しかし、軍事力が存在しない下での騒乱罪ですからやはり警察制度の範囲内です。武器がなくとも金属バット等で人殺しが起こるというのは確かでしょうが、それは人間が人殺しの原因ではないことは先に述べました。共に生きる存在である人間が何故、人殺しを動機し、実現するのか?人間に人殺しを動機させる社会環境に人殺しの原因があるということになります。

 「そもそも、アメリカや中国などの大国に通用しない国際法って、何なんでしょうか(笑)」

 確かに問題ありですが、それが法運動の歴史です。ですから、国際民衆法廷運動、国際刑事裁判所批准運動などの人民の法運動に連帯して無法な国家の暴力を抑止していく必要があります。そのような人民の法運動が国家の暴力面を公的な権力へ変革していくわけで、これを法といいます。

[2008/01/23 23:31] URL | 東西南北 [ 編集 ] TOP ▲

 ジュネーブ諸条約ご存知?
ジュネーブ諸条約の追加議定書なるものが存在します。詳しくはネットで検索!
いろいろな投稿者の真意があばけます。

[2008/01/24 05:33] URL | まる出し馬鹿 [ 編集 ] TOP ▲

それって違うんじゃ?

まずは謝罪を
後で調べてみた所「非武装都市宣言」を定めたハーグ条約は
中国を含めた先進国はアメリカを除き全て(なら先進国の条件って何か、という問題が出ますが)
が加盟していました。
もっとも戦略的、経済的に価値のある都市の非武装都市宣言はまず無視された上それを犯した国は処罰されていません
(第一次大戦のベオグラード、第二次大戦のイタリア各都市など)

それはともかく「戦争は駄目だけど殺し合いは構わない、法的には問題無いからナンボでもやっちゃって」
という考え(失礼かもしれませんが東西南北さんのご意見はそうとしか思えません)
はちと私は受け入れ難いです

>国連憲章7章及びその運用の実際になります。経済制裁と軍事制裁が存置されています
つまり拒否権を持つ五大国はやり放題だし多大な経済力により他国からの制裁を恐れる必要の無い
アメリカや中国などは野放しにする、と言う事ですか?

[2008/01/24 12:30] URL | シンペイ [ 編集 ] TOP ▲

追加

公的に軍事力が無くなったとしたらルールを破り裏マーケットなどで
違法に軍事力を備えた者が圧倒的な権力と支配を手にするだけでしょう
軍事力が公的に存在しないのなら「それ」を抑え得る存在など居はしないし
正すために臨時に軍事力を持とうとすればそれは「ルール違反」です
悪い言い方をすれば「厳密な法による軍事放棄」など「破ったモン勝ち」という
情け無い状況になるのがオチでしょう
 
>人間に人殺しを動機させる社会環境
ではどういった環境が「人殺しを動機させない社会環境」なのでしょう
神から愛を含む全てを与えられた豊かな生活であっても
カインはアベルを殺し、ノアは息子に侮辱されたから、と孫のカナンを呪っています
人が悪かはともかく、他人を害してでも自分の豊かさや喜びを求める生き物であるのは確かでしょう
人に100万円を恵めば1000万円よこせ、と迫られる。
悲しいけどそれが現実です

[2008/01/24 13:23] URL | シンペイ [ 編集 ] TOP ▲

本能と社会性

>犯罪の原因は人間の遺伝子、素質にない

というのは無理があるでしょうね。
遺伝子に組み込まれた、人という生物の本能(食欲、性欲など)を発揮する方法を間違えれば犯罪になります。

同時に人には、その本能をコントロールし、社会的な動物になれる素養もあるのでしょうね。その素養を伸ばし、自分を尊重するのと同じように、他者を尊重できる人に育てるのが、親だけでなく社会全体の責任なんだろうと思います。

もっとも、今はある程度ワガママで強引でないと生きていけない社会になっちゃってますが・・・

[2008/01/08 10:53] URL | Looper [ 編集 ] TOP ▲

Looperさんへ

 いや、コメントありがとうございます。違う記事では共感もしてくれていました。ありがとうです。Looperさんのことは「反日ブログ監視所」で奮闘しているのをみたり、眠り猫さんのブログで見たりして、「おー、良識ある人だ」とずっーと思っていました。今も思っていますし、結論、行動は同じ立場だと思います。ですから、まったく気楽に話せる感じです。

 さて、一言でいってその観念というか常識で論を推し進めていくと、例の法律と憲法の関係に行き着きます。全体主義と個人の尊重の問題です。やはり、社会合意=法律に対抗する憲法は事実関係しかないと考えます。多数の社会合意に少数の理論を対置しても、多数意見にも少数意見にも理論はありますし、感情もあります。ですから、どちらが人間の事実関係に基づいているかで争うのが憲法だと考えます。そこで、人間の本能について犯罪可能性、すなわち他人の人権を侵害する行為の可能性を容認しているようですが事実無根なことを説明します。

 人間は①社会貢献のために労働する②火など道具を使う③言葉を使う④二本足歩行をする。以上の4要素を総合した社会的存在である。

 人間の本能は①食欲②性欲③睡眠欲。以上の3要素を総合した社会的存在である。

 人間の本能は生きていくための社会的存在です。しかし、人間らしい本能である。例えば、猿らしい本能。豚らしい本能。鳩らしい本能。カンガルーらしい本能。犬らしい本能。レッサーパンダらしい本能があります。人間の本能は人間らしい本能であって、猿や豚などの本能と同列ではなく、還元すれば事実誤認です。人間の本能と猿、豚などの本能は次元が違います。猿の本能=人間の本能ではないです。種族が異なりますから質が異なるのであり比較対象として成立しません。

 人間、つまり生きていくための社会的存在は①社会貢献のための労働を行い②内面言語(意識)、文字言語、音声言語で意思疎通を行い③道具を使い、改良していく社会活動の中で人間らしい在り方に発展していきます。

 人間は食欲、性欲、睡眠欲を「衝動」として「人殺し」などの反社会的行動を実現する存在ではないです。

 ①食料はみんなで協力して労働して生産して分けます。
 ②異性は両性の合意と社会的労働に基づいて子孫を繁栄させていきます。 
 ③睡眠は社会的に安全な環境を創りながら、各個人に実現していきます。

 こうして人間の反社会的行動は人間の本能から出てくるものではないことが分かります。すなわち、反社会的な社会構造が人間の意識に反映し、人間の社会性を破壊し、蝕み、ついには人間を反社会的行動に追い込みます。

 反社会的な社会構造が人間の反社会的意識、行動の真因なのです。

[2008/01/08 17:38] URL | 東西南北 [ 編集 ] TOP ▲

 またの機会に

東西南北さん、

ご意見を頂きながら、お返事できなくてごめんなさい。

>人間の本能は生きていくための社会的存在です。

その通りですが、その本能の発動の方法を誤れば、社会的には「犯罪」となってしまうという事があるという事です。もちろん、その本能自体に罪があるわけではありません。

面白い議題ですので、どこかでまた詳しくやりたいですが、今回はこれだけにしておきます。また、議論しましょう。

[2008/01/23 08:58] URL | Looper [ 編集 ] TOP ▲ 
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2 コメント

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戦争のおこる原因 (鳥居正宏)
2008-02-01 00:19:04
東西南北さま。
鳥居正宏でございます。

トラックバックをありがとうございます。

東西南北さんのおっしゃる通り、戦争のおこる原因を「科学」(化学ではない)をもって解明することは大切だと思います。

それは「遺伝子」云々という「化学」の問題ではなく「科学」すなわち、哲学や、私の専門の社会学(とくに「人」としてのアイデンティティの形成・・・解りやすく言えば、社会風潮に由来する、その社会、その時代特有の、ものの考え方や社会的な価値観が、その時代、その社会特有の人間・人格の輪郭部分の形成に及ぼす影響)などにも一部由来するものではないかと考えています。

社会学(歴史社会学)的にみれば、9.11以降、アメリカが戦争への道を突っ走ったのは、集団的ヒステリーが社会現象化した、ソーシャル・ヒステリー(社会的ヒステリー)だと考えます。そして、その社会的なヒステリーを
起こす引き金を引き、扇動したのは、ブッシュを中心としたネオコンの者たちだと考えます。

ソーシャル・ヒステリーは、成熟した民主主義社会では「思想・信条の自由」が保障されているので、それがブレーキ役となって、おこりにくいのですが、我が国やアメリカのような未成熟な社会、そして歴史的にみれば、原始的な社会であるほど、そのブレーキが甘く(もしくはブレーキが存在していなくて)、ちょっとした拍子にソーシャル・ヒステリーがおこりやすいと考えます。

私は、社会学(歴史社会学)者ですので、この社会学という「科学」の方法論によって、この問題を考えてゆきたいと思います。

まだ、明確な解答を得られていませんが、以下の2つの言葉は、それを解くヒントになるのではないでしょうか(とくに2番目の言葉は、社会学的見地に立っています)?

1.平和より、戦争を選ぶほど愚かな人間がどこにおりましょうか。平和の時には、子が父の葬いをする。しかし戦争となれば、父が子を葬むらなければならないのだ!(出典:トゥキディディス『歴史』)

2.戦争は、人の心の中に生まれるものだから、人の心の中に平和の砦を築かなければいけない。(出典:「国連ユネスコ憲章」前文冒頭)
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鳥居正宏さんへ (東西南北)
2008-02-02 00:09:30
 東西と鳥居さんは方法論が異なりますが、結論は同じであるので気軽に議論して「あーでもない。こーでもない」で笑えますね(笑)民主主義とは行動、実践、事実関係、結論で団結し、連帯しながら、価値観、方法論についてはいろいろ多様なものだと考えております。実践的な態度が異なる人々に対して、鳥居さんは鳥居さんの歴史社会学でアプローチし、東西は東西で弁証法的唯物論と史的唯物論でアプローチします。互いに補い合って実践、行動面で団結、連帯して新しい戦争のない平和な社会を実現していければ、それが民主主義です。結局、大切なのは理論、価値観ではなく、実践、行動、事実、結論での団結なんですね。
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