函館産コンブを活用したタラソテラピー（海洋療法）の事業化を目指す函館市の産官学グループ「海藻活用研究会」が、市内在住の外国人女性2人を対象にエステと入浴のサービスを試験提供した。反応は上々で同研究会は来春にも、訪日客も照準にニッポニアホテル函館港町（豊川町）内で事業を始めたい考えだ。...

もしものときに飲み水や食料が確保できない。こうした事態、能登半島地震の被災地で実際に問題となりました。そんなときに役に立つのが防災食。漁業が盛んな道南でも新たな取り組みが始まっています。これまで漁獲が安定しないなどの理由で捨てられることもあった魚などを防災食に役立てようというのです。 （取材：NHK函館 髙橋遼平） 味は変わらないのに…。海洋変化で増える未利用魚をレトルト食品に！ 淡泊な白身魚を骨までやわらかく仕上げた焼き魚に、函館の真昆布だしがよく効いたイワシやサバの海鮮雑炊。 実は、どちらも味は変わらないのに、サイズにばらつきがあったり水揚げが安定しなかったりするため捨てられることが多い“未利用魚”が使われています。 その仕掛け人が函館市で小売店などを営む川﨑良平さん。以前から未利用魚を使ったレトルト食品を開発してきました。 合同会社EGAO　川﨑良平さん 「海洋変化がどんどんしていく

【森】砂原中1年生が木育授業の一環で、森町砂原支所の待合スペースの「木質化デザイン」に取り組んだ。生徒たちが発案した、道南スギ製のベンチとホタテ貝形の飾り、案内板を製作した。...

函館市などが取り組む国内初のキングサーモン（マスノスケ）の完全養殖技術確立に向けた研究で、協力する北大が19日、人工授精でふ化させた個体約100匹を淡水の中間育成施設から函館漁港内に移し、海面での養殖に着手した。来年6月下旬まで、海での成長や肉質の変化を調べる。...

せたな町大成区の久遠漁港で6月12日の早朝、ひやま漁協大成支所が取り組んでいるトラウトサーモン（ニジマス）海面養殖試験事業の水揚げが行われた。...

江差町で１２月からシマエビ漁が始まり出荷作業が行われています。 桧山沖の日本海ではシマエビと呼ばれるエビの漁が冬から春にかけて行われていて、江差町では、１２月初めから行われています。 江差町で唯一、シマエビ漁を行っている漁業者の若山光男さんは生きたまま水揚げしたシマエビの出荷作業を行いました。８日、早朝から家族と作業を行い専用の水槽から生きたエビを作業台に移しました。 そして、出荷するおよそ７０キロを大きさごとに素早く選別し、鮮度を維持するため氷と一緒に箱に詰めていました。 ことしのシマエビは、これまでのところ平年並みの水揚げ量で味はよく十分な甘みがあるということです。 選別作業を行った若山久美子さんは「鮮度は抜群で、刺身はもちろん、いろいろな料理に使えますのでぜひみなさん食べてみてください」と話していました。 江差町のシマエビ漁は、来年４月いっぱいまで続けられ、東京や道内に出荷されるほか

今年3月に販売を終了した菓子メーカーの明治が製造していたキャンディー「チェルシー」が装いを変えて道南食品（函館市）から限定販売され、北海道土産として人気となっている。想定以上の売れ行きで増産を急いで…

函館商業高流通ビジネス科３年の生徒５人が、必修科目「課題研究」の一環でカドウフーズ（函館市追分町）と共同開発した七飯町産ニンジンのドレッシング「サニーソース」が１４日、函館蔦屋書店（石川町）で試食販売され、好評を集めた。 同科は、おととしからカドウフーズとのコラボレーションとして、道南の規格外野菜を活用した商品開発に取り組んでいる。同社の嘉堂聖也社長、嘉堂美樹店長らが４回にわたり同校に足を運び、商品企画からレシピまで生徒と二人三脚で商品開発に取り組んだ。 子どものいる主婦層をターゲットに、ニンジンが苦手な子にも喜んでもらおうと、タマネギとショウガを組み合わせてじっくりと加熱し、ニンジンのくさみを感じさせないよう工夫した。試食した来店者からは「おいしい」と評判は上々。約２時間で１００セットを売り切った。 小宮炉子さん（１８）は「商品戦略は正解だったと思います」と手ごたえを感じた様子。嘉堂美樹

函館商業高の3年生が規格外のニンジンが原料のドレッシングを函館市内の食品会社と共同開発し、14日に函館蔦屋書店（函館市石川町）で販売する。...

クロマグロ漁獲枠拡大へ　値下がりに期待も、一本釣り漁師は「1人分の枠が少なすぎる」と嘆き　北海道 2024年12月09日(月) 17時45分 更新 ９日午後、水産庁と都道府県の意見交換会が開かれ、2025年、北海道に配分されるクロマグロの漁獲枠も拡大され、大型魚が今年の1.4倍の446.5トン、小型魚は1.1倍の142トンと決まりました。 北海道札幌市のスーパーでは…。 堀内大輝アナウンサー 「手稲区のスーパーです。朝からこちらの鮮魚店も大にぎわいです。新鮮なマグロ並んでいます！」 吉本水産 東城哲也 店長 「さ！マグロあるよ！マグロ～！生本マグロ～！」 「当店は年中通して、生の本マグロを置くようにしている。年中取り扱っている」 この店では年間約２トンのホンマグロを仕入れていて、漁獲枠の拡大は大歓迎です。 吉本水産 東城哲也 店長 「数が増えれば、値段もおのずと下がってくる。そのあたりは期

【木古内】町と、水産加工業の三印三浦水産（函館）、上磯郡漁協の3者によるニジマスの今季の養殖事業が始まった。2回目となる今季は、生存率向上や将来的な大規模養殖を目指し、外海での養殖に挑む。...

トヨタ自動車北海道（苫小牧）が自動車製造で培った生産管理手法などを学ぶ「水産加工現場改善セミナー」が3日、函館市のはこだてみらい館（若松町）で開かれ、市内や青森県の水産加工業者ら14人が参加した。...

函館高専の成田美碧さん（2年）と西野快さん（4年）のチーム「SEANEED(シーニード)」が、函館市内で減少傾向にあるコンブの増産を目指し、海の廃棄物による藻場造成ブロックの作成を目指している。アイデアは石川県で行われたビジネスコンテストで最優秀賞などを受賞するなど関心を呼び、2人は「アイデアを形にして、地元の産業を守りたい」と張り切っている。...