◆銀河鉄道999(ソノラマ文庫/原作:松本零士、文:藤川桂介、1981年) 銀河鉄道物語のノベライズを読んで、アニメ脚本を手がけた本人の書くノベライズに味をしめ、今更ながら、ヤマトの脚本も多数手がけた藤川桂介さんの
999(劇場版第一作)のノベライズに手を出しました。
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感想>
す、素晴らしい!!!
★★★★★超劇場版アニメを観ただけでは判らなかった、メーテル、鉄郎、クレア、リューズ、ハーロック、エメ、トチローなどの登場人物の心情・設定が力強く、明確に語られます。
999の真髄がストレートに読者に伝わってくるとでも申しましょうか・・・。丁寧な筆致とか気の利いた小細工なんて、不要なのですよ。完璧だ!
図書館で借りてきて読んだのですが、これまで借りたヤマトのノベライズに比べかなり沢山の方が手に取ったのか、かなりボロボロ。前半はボチボチ毎日少しずつ読んで、「へ~メーテル人間っぽいじゃん」「鉄郎結構賢いな」とか思っていたのですが、時間城のエピソードあたりから読むほうも力が入り、母親の剥製を前に別れを告げる鉄郎に涙し、惑星メーテルの下りでは興奮のあまり壊れかけの本にトドメをさしそうになり、終章メーテルとの別れでは最高に爽やかな気分に・・・。
◆ところで、藤川桂介さんの公式サイトを初めて見たのですが、2199について「2199スタッフは旧作の原点に帰ると言っておきながら、相談も取材も事前になかった」って先生、怒っておいででした。
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hujikawakeisuke/miru/miru057.html
2199がうわべだけの原点回帰なのかどうかは現時点で何とも言えませんが、先人の話を聞く機会を逃しちゃったとしたら、もったいなかったのではないでしょうか・・・
↓続きに
999ハーロック様がいます。
★機械伯爵の手下にボコボコにされた鉄郎だが、再び酒場に戻りピンチに。
そこへ颯爽とハーロック様登場!
手下を締め上げ無理やりミルクを口に注ぐ、サディスティックなハーロック様。
下書きはかなりイカガワシかったんだけど、ペン入れで良識補正がかかりました(笑)
ハーロックの仮装した学ちゃんが「タビト茶飲む?美味しいよ♪」って言ってるみたい・・・。
某様のハーロックに触発されて描いてみたものの、撃沈!
やっぱ自分の絵じゃ萌(燃)えないわ!
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テーマ:自作イラスト(二次創作) - ジャンル:アニメ・コミック
こんばんは、ゆきんこです。藤川桂介さんのページを早速見ました!怒ってますね!
なるほど、の一言です。
でも、分かります、そのお気持ち。
ようこん様、凄い!どうやって見つけるのですか?ネットでなかなかうまく検索活用できていない私です~。
【2012/12/27 22:33】
URL | ゆきんこ #- [
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Re: タイトルなし
ゆきんこ様、コメントありがとうございます(*^-^)b
2199に否定的な意見はあまり載せないようにしようと思っていたのですが、「2199ってオタクがお金かけて作った二次創作みたい」という意見が良く聞かれるのは、このあたりに問題があるのかなと思ったりして。プロが正統を語るなら、正統を知る努力をして欲しいと思う私です。
> ようこん様、凄い!どうやって見つけるのですか?ネットでなかなかうまく検索活用できていない私です~。
えええっ?藤川さんて露出少ないし良く知らなかったのでWikiって見たら、下の方に公式ページのリンクがあって辿っただけですよ~。あとは戦闘班的な野生の勘?でしょうか。
ではでは。おやすみなさいませ~。
【2012/12/27 23:11】
URL | ようこん #- [
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