はん‐にん【犯人】
ぼん‐にん【▽犯人】
犯人
犯人
作者太宰治
収載図書太宰治全集 9
出版社筑摩書房
刊行年月1989.5
シリーズ名ちくま文庫
収載図書文豪ミステリ傑作選 太宰治集
出版社河出書房新社
刊行年月1998.10
シリーズ名河出文庫
収載図書太宰治全集 10 小説
出版社筑摩書房
刊行年月1999.1
収載図書津軽通信 21刷改版
出版社新潮社
刊行年月2004.10
シリーズ名新潮文庫
収載図書現代詩殺人事件―ポエジーの誘惑
出版社光文社
刊行年月2005.9
シリーズ名光文社文庫
犯人
犯人
犯人
犯人(被疑者・被告人・服役囚等)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:09 UTC 版)
「相棒の登場人物」の記事における「犯人(被疑者・被告人・服役囚等)」の解説
阿部貴三郎(あべ きさぶろう) 演 - 武野功雄(PS1 / S3-13) 前科3犯の凶悪犯。指名手配中に薫に発見されて逮捕されそうになるが、逆に銃を突きつけて薫を人質にし、小料理屋に立てこもった(PS1)。その後、所轄署地域課の警察官の変死現場を目撃してしまい、殺人事件の被疑者として疑われる(S3-13)。 浅倉禄郎(あさくら ろくろう) 演 - 生瀬勝久(PS2 / S1-5 / S2-1、2、10、最終話 / S3-18)(幼少期:下城正義 〈PS2〉 / 少年期:関口龍之輔 〈PS2〉) 経歴:城東大学 → 東京地方検察庁刑事部(PS2) → 東京拘置所 刑事被告人(S1-5) → 死刑囚 → 死亡(S2-最終話) 東京地方検察庁刑事部の検事。薫や美和子の大学の同級生で、無二の親友だった男。 次長検事に目をかけられる程の優秀な検事だが、その裏の顔は売春を行っていた女性を次々と殺害し「平成の切り裂きジャック」と恐れられる連続殺人鬼だった。自分が「不義の子」であることがトラウマとなっており、売春に手を染めていた母親と婚約者を殺害して以後、娼婦に対する殺意が目覚め犯行を重ねていったが、特命係にその正体が露見して逮捕された(PS2)。 逮捕後も特命係との交流は続き、薫の依頼で少年(手塚守)の更生に一役買ったり、以前担当した事件の再捜査を右京に依頼していた。S2で死刑判決を受け東京拘置所に収監されるが、二度に渡る脱走の末断崖から投身自殺を図り一時期行方不明となってしまう(S2-1、2)。奇跡的に助かったものの記憶喪失となり、ホームレスとして生活し始め、約半年後に発見されて再収監されたが記憶が完全に戻ることは無く、最期は拘置所内で次長検事の教唆を受けた刑務官の中津一義によって殺害されてしまった(S2-最終話)。死後、記憶喪失時に娼婦の遺体の入ったトランクを運んでいた事実が判明し殺害犯として疑われるが、薫の尽力により無実が証明された(S3-18)。 田端甲子男(たばた きねお) 演 - 泉谷しげる(S1-1 / S2-最終話) 東京大学卒業の自称「模範的一般市民」。日頃の警察の不祥事を憂いて警視総監に向けて何度も手紙で訴えたが、返答が全くないことに業を煮やし、ダイナマイトを携えて薫を人質に警視総監室に立てこもった末に右京と薫の機転によって逮捕された(S1-1)。その後は「日本の裁判制度をとことん体験したい」という理由で有罪判決を受けても控訴を続けており、浅倉が死亡した事件の捜査のために東京拘置所へ面会に訪れた右京と薫に浅倉の死亡時の状況に関する証言をする(S2-最終話)。 三好倫太郎(みよし りんたろう) 演 - 蟹江敬三(S1-7 / S6-14) カクテルバー「リメンバランス」の店長を務めていたバーテンダー。「全てのカクテルには客の思い出がある」という信念を持っている。缶入りカクテルの商品化により経営危機を乗り切ろうとした経営者と対立し殺害してしまうが、後に右京の追及によって逮捕された(S1-7)。仮釈放後は服役中に懇意にしていた以前の顧客からの打診を受けて顧客がオーナーを務めるシガーバー「Cask」の3号店「CaskIII」の店長を任されていたが、自身の過去を雑誌で公表しようとした評論家を殺害した疑惑を向けられる(S6-14)。 北条晴臣(ほうじょう はるおみ) 演 - 長門裕之(S1-最終話 / S4-1) 元外交官で、外務省事務次官や特命全権大使を歴任した生粋のエリート。非常に傲慢な性格で、「閣下」と呼ばなければ返事をしない。S1-最終話時には東京都大田区田園調布の広大な屋敷に住み込みの女子大生・川端蘭子 と二人で暮らしていた。人質事件の際は渋谷区松濤に居住していた。 右京が特命係へ押し込められる原因となった外務省公邸人質籠城事件において、人質の一人となっていた人物(当時、条約局長)。強行突入の際、自身の横領の罪を告発しようとした外務省職員をどさくさに紛れて射殺し、その現場を目撃した緊急対策特命係隊員も射殺していた。15年後、当時の人質の変死事件の捜査を始めた特命係によりその犯行が暴かれ逮捕された(S1-最終話)。 その後起訴されるも、かつて外務省幹部が犯した公金横領を告発することを条件に司法取引並みの取引を受けて保釈を認めさせている。保釈中は奥多摩にある別荘のアイアンハート城 で暮らしており秘書の女性と婚約を発表するが、特命係への意趣返しを目的に執事を殺害し、紆余曲折を経て逮捕された(S4-1)。 朱雀武比古(すざく たけひこ) 演 - 本田博太郎(S3-1、2、3 / S20-1) 経歴:内閣官房長官(S3-1、2、3) → 受刑者(2006年〜2018年) → 乗馬クラブの職員(S20-1) 内閣官房長官。自身と同じく内閣官房長官である鶴田翁助は彼の弟子に当たる。官房長官室に盗聴器を仕掛けた首相補佐官の沢村久重を首相秘書官の加賀谷秀之が絞殺している場面を見かけ、自身も口をハンカチで押さえつけて殺し、それがきっかけとなり、瀬戸内米蔵が出頭した事を受けて小野田公顕を教養課課長へ降格させるなど裏で手を回して自身の罪を隠蔽しようとするも、右京に罪を暴かれて逮捕された(S3-1、2、3)。 その後、懲役18年の判決を下され、2006年に服役。ところが異例中の異例で、6年もの刑期を残し、2018年に仮出所していた。 仮出所後、乗馬クラブの職員になっており、朱雀自身も馬の世話をしており、弟子の鶴田が裏で手を回していたのではないかとの疑いを持った右京と亘が朱雀の所属する乗馬クラブを訪れ、約17年振りに右京と邂逅を果たした。話を聞く最中で自身が服役している間に薫が警視庁を退職していた事や、小野田の死を初めて知ることとなり、驚いた様子を見せている。また片山雛子を愛人にしていた事については、冠城亘に「趣味悪っ」と評されている(S20-1)。 向島茂(むこうじま しげる) 演 - 正城慎太郎(S4-19 / S6-11、12) 城代金融の幹部。死に追いやった男の妻だった月本幸子を愛人として囲っていたが、真相を知った幸子に撃たれてしまう。一命は取り留めたものの、特命係らによって犯罪が暴かれたことで城代金融は崩壊した(S4-19)。その後はある女性受刑者の口封じを企む人物の計画に加担し、幸子に復讐する目的で護送車襲撃事件を起こす(S6-11、12)。 田村秀明 演 - 児玉貴志(S4-19 / S6-11、12 / S10-12 / S16-16) 城代金融構成員で、向島の部下(S4-19)。向島が計画した幸子への復讐に関わり共に護送車襲撃事件を起こすが、幸子の説得を受け改心。事件の黒幕を撮影し恐喝に及ぶが、返り討ちにされてしまった(S6-11、12)。その後怪我も回復し服役していたが、先に出所した幸子の身を案じてボディーガードを雇い、幸子へのトラブルを引き起こす遠因となってしまう。事件解決後は面会に来た幸子に告白するが、一蹴された(S10-12)。その後は出所し、幸子の依頼で「レア物」を調達して花の里を訪れる。今でも幸子を慕っており、更なる協力を買って出るが、「自分の人生を生きて」とまたしても固辞されてしまった(S16-16)。 本多篤人(ほんだ あつんど) 演 - 古谷一行(S8-1 / S9-最終話 / S14-10) かつて左翼過激派のテロ組織「赤いカナリア」の大幹部として1970年代に大々的なテロ活動を行っていた元テロリスト。爆弾についてはプロ級の知識と技術を持ち、また国外逃亡中に紛争地帯に潜伏していた経緯から戦闘術にも長けており、公安の捜査官を度々返り討ちにしている。 かつては「伝説の革命戦士」として名を馳せていたが、紛争地域での体験から人を傷付けるテロリズムによる革命を無意味なものと悟るようになり、かつて自身が行っていたテロ活動に後悔の念を抱くようになっていた。しかし、左翼運動の復活を企む人物から娘の茉莉を人質に日本でのテロ活動を強要されると帰国、後にその首謀者が茉莉であると知ると、小野田に自身と引き換えに茉莉の釈放を認めさせて逮捕された(S8-1)。 逮捕後死刑が確定し東京拘置所に収監されていたが、政府に対して「赤いカナリア」による脅迫が行われると、取引のために死刑執行が行われたことにして秘密裏に釈放される。その後茉莉もろとも「赤いカナリア」の残党絡みの事件に巻き込まれるが、その事件解決後に全てを公表するために特命係の協力を得てマスコミを呼び、自らの生存を公にすると共に警察に出頭した(S9-最終話)。 事件後超法規的措置により「木本遼一」と名前を変えて生活していたが、復讐を企む青年たちに触発され再びテロを計画する。東京都民を人質に、内閣官房長官を標的とした爆弾テロを宣言するがSPの銃撃を受け息を引き取った(S14-10)。 早瀬茉莉(はやせ まり) 演 - 内山理名(S8-1 / S9-最終話 / S14-10)(幼少期:池田心雪〈S8-1〉) 区役所に勤務している本多の娘。父がテロリストであることが原因で幼少の頃からいじめに遭い、加えて公安からも「本多と接触しうる人物」として母共々マークされており、それでも父を英雄として語る母の言葉もあって本多のことをヒーローとして敬慕していた。その本多が今までのテロ活動を後悔していることを知ると、本多を信奉する者達と共謀し「本多が後悔しているテロ活動を再び起こさせる事」で彼への復讐を果たそうと計画する。真相を暴いた特命係により共謀者共々身柄を拘束されるが、小野田と本多の取引により釈放された(S8-1)。その後、本多が絡むテロ事件に巻き込まれて警視庁内に拘束(実態は小野田の計画に基づいた「保護」)され、最終的には小野田の死によって事実上先の取引が消滅した結果として一度は見逃された先の事件について取調べを受けた(S9-最終話)。この事件を通じて本多と数十年ぶりの親子の再会を果たし、「直に接した事でかつての憎しみは消え、親として慕う気持ちが芽生えた」と告白している。 事件後は本多と同様に「木本百合」と名前を変えて生活していたが、不治の病に冒されてしまう。復讐を企む青年たちと出会ったことで本多に再びテロを起こす事を願い、息を引き取った(S14-10)。 奥村光良 演 - 金井勇太(S8-17 / S10-14) 池谷隆平 演 - 三宅弘城(S8-17 / S10-14) 山崎正一 演 - 松本実(S8-17 / S10-14) 鈴川管工社の元社員の三人組。一番後輩で鈍臭くて優柔不断な上に気が弱い奥村、三人組の先輩かつリーダー格で、先のことに対して楽観的な大雑把な性格の池谷、女性に弱く、競艇や麻雀といったギャンブル好きの山崎と、性格はバラバラだが仲が良い。 勤務先の鈴川管工社が倒産してしまい、それぞれ金銭難で悩んでいた時に、奥村がある民家の地下に大金があることを聞きつけたことを発端に民家の隣の空き家に侵入し、隣家の住人に遭遇し拘束してしまうという不測の事態を起こしながらも空き家で掘った穴を通じて大金を奪おうとしていたが、同じく大金を狙っていた隣家の住人に逆に拘束され生き埋めにされかけてしまう。最後は事件を見破った右京と尊の活躍により救出され、三人共々逮捕された(S8-17)。出所後は奥村は友人のIT企業「レブリー」の社長とのコネでその会社の役員へ、池谷は喫茶店「くすの木」の雇われマスターに、山崎は同じ刑務所仲間と共に借金の取り立て屋とそれぞれの生活を送っていたが、右京と尊が内村の私用で探していたとある人物を介して犯罪に利用されることとなり、事件解決後は再び逮捕された(S10-14)。 天野是清 演 - 羽場裕一(S13-1 / S15-最終話) 経歴:警視庁公安部長 → 警察大学校長(PS2) → 内閣情報調査室長(S13-1) → 東京拘置所 刑事被告人(S15-最終話) 警察庁から出向していた内閣情報調査室長で、美彌子の元上司。 アメリカに亡命したロシア人スパイ・ヤロポロクに情報を売り渡していた協力者の存在を知り全員の殺害を企むが、連続殺人の端緒をつかんだ特命係に真相を暴かれ、逮捕された(S13-1)。 かつて情報を売り渡していた内調プロパーを罪に問えなかった苦い過去から、スパイへの協力者を「国賊」と断じて激しい怒りを見せ、その考えが上記の熾烈な「粛清」につながった。逮捕後も自身の思想を世に伝えるために控訴を続けており、右京に「真の意味での確信犯」と評されている(S15-最終話)。一方で、美彌子とヤロポロクの関係を薄々察していながらも黙認しており、更に殺害対象の一人・下山秀和が関係をネタに美彌子を強請った際には口封じに殺害した為、右京にある疑念を抱かせることになる。 北一幸 演 - 野間口徹(S14-12 / S15-16) 表向きは北司法書士事務所の司法書士だが、その裏には好みの女性の顔を切り刻むシリアルキラーの顔を持ち、初登場時には既に6人を殺害している。 7人目の標的として矢島さゆみの殺害を企図するも、さゆみの殺害現場にたち合った事で「人助け」の為に真犯人を逃し自ら出頭したが、陣川や特命係の活躍によって真相を暴かれ犯人隠匿の罪で再逮捕された(S14-12)。 その後は末期ガンの治療のため入院していたが、監視役の刑事・潮崎と共謀して病院を脱走する。潮崎の個人的な復讐を遂行するために再び連続殺人を起こすが、潮崎の共謀を暴き潜伏先に辿り着いた特命係によって再び逮捕された(S15-16)。 平井貞夫 演 - 風間杜夫(S15-4 / S20-15)(少年期:山下心煌〈S15-4〉) 詐欺師。山形県出身。表向きは「NPO法人青空らくだの会」の代表として地域住民の悩みに乗り、裏では女房役の尾形留美子と組んだ美人局をはたらいていたが、「俺達の商売は人間同士の駆け引きで稼ぐ事に意義がある。電話1本で年寄りの蓄えを毟り取る振り込み詐欺など下の下」という、詐欺師なりの妙な矜持を持ち合わせている。 ひったくりの現場に出くわし、被害者の山形訛りを聞いて思わず助けた事で、同じく居合わせた右京に目をつけられ、やがて詐欺も発覚して逮捕される。「出来心で人助けなんかするんじゃなかった」とぼやくも、しかしその人助けは、間接的に連続殺人犯の魔手から平井の命を救う形になり、「そのおかげであなたは命拾いした。神様も出来心を起こす事がある」と、右京に慰められた(S15-4)。 その後は刑期を終え、板橋区のマンション「第一城谷レジデンス」の管理人に就職するも、マンションで起きた男性転落死事件の映像に平井が映っているのを青木が動画投稿サイトから発見したことで、特命係と再会。時を同じくして、かつての詐欺師仲間・工藤丈治に脅され、消えた覚醒剤探しを手伝うよう強要される。密かに思いを寄せていたマンション住民女性・桜田美月が巻き込まれそうになったため、特命係と協力し事件解決に貢献するが、最後は美月の意外な素顔を知らされる苦い結末となった(S20-15)。なお、平井は起訴猶予処分となり、今後もマンションの管理人を続けることが右京たちの口から語られている(S20-15)。 南井十 / 鏡見悟(みない つなし / かがみ さとる) 演 - 伊武雅刀(S16-7 / S17-17 / S18-14、15)(少年期:江原唯斗〈S18-14〉) スコットランドヤードに所属していた警部で、右京のロンドン研修時代の相棒。イギリス在住。なお、彼は国籍こそイギリスであるが、日本人の両親が戦後間もない頃にイギリスに渡って帰化した経緯を持つため、人種や民族としては日本人と変わらない日系イギリス人である。 右京に並ぶ鋭敏な頭脳に加え人の心を開かせる才能、謂わば人心掌握術を持ち、右京ですら曰く「犯罪者さえも(南井の前では)自供を始める」と評するほどの優秀な刑事だった。一方で、「贖罪の心を持つことができない犯罪者は、自らの死でその罪を贖わせることが相応しい」といった歪んだ正義感を持っている。 日本で発生した連続殺人事件の最中に来日し、右京と再会。一連の事件は犯人の自殺という形で解決したかに思われたが、右京に事件への関与の疑いを突き付けられたまま、イギリスへ帰国する(S16-7)。その1年半後に同じく日本で発生した連続殺人事件では再び右京に関与を疑われるものの、犯人が自殺したためにまたも追及を逃れることとなる(S17-17)。 実は先述の出自は表向きのものであり、その正体は1952年に発覚した「貰い子殺人事件」の舞台となった孤児院で劣悪な環境下で育てられていた子供達の生き残りであったことがS17-17の終盤で明らかになる。出生名は「鏡見悟(かがみ さとる)」。「過去に殺人を犯した者が殺される」という連続殺人事件の第3の被害者も一見するとその条件を満たしているが、実は同時にその孤児院の子供達の生き残りにして少年時代の南井とも面識があったことが示唆されている。 以上のように、右京や亘からは「贖罪の気持ちを持たない犯罪者や裁きを逃れた犯罪者を、自らの手を下すことなく死に追いやっている」との疑いを持たれているが、劇中でも直接的な描写がなく推測や示唆に留まっていた。 S18-14、15において再び来日。右京を挑発しながらも時折感情を爆発させるなど、右京に違和感を抱かせる。その直後にロンドン時代に捜査に携わった「逆五芒星事件」 を模倣した連続殺人事件が発生。この時、「逆五芒星事件」の犯人、セバスチャン・ロイロットの姿を犯行現場で目撃し、その姿を追って独自の捜査をするが、実は南井は老化に伴う脳血管萎縮などによる認知障害を患っており、先述のように感情の抑制が出来なくなったり、記憶や見当識にも障害を抱えていた。 東京での連続殺人事件現場で見たロイロットも南井の幻覚に過ぎず、次々と記憶を失う中で最後まで残り続けた、「右京と共に事件の捜査に当たる」記憶に縋るように、自ら事件を起こしてはその事実を忘れて自ら捜査をするといった行為を繰り返していた。 そしてついには亘を襲撃したが、この時亘に自ら手渡した手帳が決定打となり、右京は全ての真相を知った。右京に真実を告げられるも、数秒前まで自分が話していた内容を思い出せず、ロイロットの幻覚に怯えたり、右京に「もう一度捜査をしよう」と支離滅裂なことを言い出し笑いかけるなど、症状はもう手の施しようのない状態になっており、右京に憐れまれながら逮捕される。そして逮捕後に収容された病院から抜け出し、崖から身を投げた(S18-15)。 遠峰小夜子(とおみね さよこ) 演 - 西田尚美(S17-6 / S18-17 / S19-7)(少女期:佐々木告〈S19-7〉) 「平成の毒婦」として世間を騒がせた女詐欺師。黒真珠養殖の投資詐欺をはたらき、返金を迫った出資者3名を次々に殺害した連続殺人容疑で東京拘置所に拘留中(S17-6)。 人の顔を一度見たら忘れない「相貌認識能力」と巧みな話術に優れている。相貌認識能力を用いて様々な中年独身男性に接触し、話を合わせていた。彼女の話術は右京でさえも彼女の術中にはまる程である。拘置所の中にいながらも特命係を自由自在に動かしている。また、外部にも支援者が多く雑誌に寄稿した際には祝賀広告がつく程である(S18-17)。少女時代、母親に嘘を吹き込んで意図的に両親を不和に導いた末に、母親を死に追いやったらしきことが、回想で示唆されている(S19-7)。 加西周明(かさい しゅうめい) 演 - 石丸幹二(S19-1、2、19、最終話 / S20-1、2、3) IT長者。事業で築いた巨万の富をバックに自由奔放に暮らしており、「人間は金次第で何でもする」と考える傲慢な男。仮想国家「ネオ・ジパング」を設立し、その国王として国民(ユーザー)に多額の金品を振る舞う気前の良さで知られていたが、裏では、金で釣った相手に危険行為に挑戦させたり、犯罪を犯させたりして楽しんでいた。その一環として出雲麗音の銃撃を朱音静に命じ、特命係の捜査の手が伸びるが、鶴田内閣官房長官の命を受けた衣笠の鶴の一声により逮捕は免れる(S19-1、2)。 逮捕を免れたあとも自由を謳歌していたが、朱音の雇った殺し屋に命を狙われることになる(S19-19)。だが実は、癒着していた鶴田から「このまま放置して万が一逮捕されたら何を言い出すかわからず、自分にも累が及ぶ」と危惧されており、朱音の計画に乗じる形で本物の殺し屋を差し向けられ、食事中の一酸化炭素中毒事故を装い殺害された(S19-最終話)。 朱音静(あかね しずか) 演 - 日南響子(S19-1、2、19、最終話) 繊維会社勤務。仮想国家「ネオ・ジパング」で出会ったIT長者の加西周明から、6億円で白バイ警官を射殺するよう依頼され、出雲麗音を銃撃するが殺人未遂で終わったため、報酬を貰い損ねる。その話を聞いた恋人の万津幸矢が加西に、せめて半分の3億を寄越せと直談判したところ、「ネオ・ジパングの大道芸人と同じように高層ビルを登り切ったら3億円やる」と言われ、挑戦するも失敗して転落死してしまう。捜査の手が伸びる中、幸矢の母・蒔子を巻き込んで、幸矢が出雲を銃撃したかのように偽装を目論むが、右京に看破され逮捕される(S19-1、2)。 当初は加西に教唆された旨を自白したが、弁護士事務所を通じて加西に再び6億円で買収され、「加西は関係なく自分の単独犯行」と証言を翻した。その報酬で、蒔子に密かに依頼して加西を暗殺する殺し屋を雇わせる(S19-最終話)。 藤原久美子 演 - 松本海希(整形前:S19-最終話) → 松本享子(整形後:S20-1、2、3) 内閣情報調査室から仕事を請け負っている殺し屋。「藤原久美子」は加西殺害の際に名乗った名前であり、本名や詳しい素性は栗橋や柾も知らない。 加西宅に出張料理人として潜入。柾の命により一酸化炭素中毒を装い加西を殺害した(S19-最終話)。事件後は姿を眩まし整形手術や肉体改造を経て外見が別人の様に生まれ変わるが、時折見せる無気味な笑顔に面影が残っている。栗橋に依頼されて右京らを尾行し、鶴田の秘密を探ろうとした都々子を始末するも(S20-1、2)、自身も他殺体となって発見された(S20-2)。その後、実の妹の様に可愛がっていた都々子の復讐に燃える柾によって殺害された事が明らかになる(S20-3)。
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犯人
出典:『Wiktionary』 (2021/12/18 12:37 UTC 版)
この単語の漢字 | |
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犯 | 人 |
はん 第五学年 | にん 第一学年 |
音読み |
名詞
- 罪を犯した人。
発音
派生語
翻訳
- アイルランド語: coirpeach (ga) 男性
- アラビア語: مجرم (mújrim)
- イタリア語: criminale (it)
- インターリングア: criminal
- インドネシア語: kriminal (id), penjahat (id)
- ウェールズ語: troseddwr (cy) 男性
- ヴォラピュク: (男女) kriman (vo), (男) hikriman (vo), (女) jikriman (vo), (男女) midunan (vo), (男) himidunan (vo), (女) jimidunan (vo)
- 英語: criminal (en)
- エスペラント: krimulo (eo)
- オランダ語: misdadiger (nl) 男性, crimineel (nl) 男性
- ギリシア語: εγκληματίας (el) (egklimatías) 男性
- クメール語: ឧក្រិដ្ឋជន (km) (okkrǝt chɔɔn)
- グルジア語: დამნაშავე (ka) (damnašave)
- スコットランド・ゲール語: eucoireach (gd) 男性
- スペイン語: criminal (es)
- スロヴェニア語: kriminálec (sl) 男性
- スワヒリ語: mhalifu (sw)
- チェコ語: zločinec (cs) 男性
- ドイツ語: Kriminelle (de) 女性, Krimineller (de) 男性, Verbrecher (de) 男性
- ハンガリー語: bűnöző (hu)
- フィンランド語: rikollinen (fi), lainsuojaton (fi), kriminaali (fi)
- フランス語: criminel (fr) 男性
- ブルガリア語: престъпник (bg) 男性
- ヘブライ語: פושע (poshe'a) 男性, פושעת (posha'at) 女性
- ポーランド語: kryminalista (pl) 男性, przestępca (pl) 男性
- ポルトガル語: criminoso (pt) 男性, criminosa (pt) 女性
- ルーマニア語: infractor (ro) 男性, infractoare 女性
- ロシア語: преступник (ru) 男性 (prestúpnik)
参照
「犯人」の例文・使い方・用例・文例
- 彼が無罪だと思うなら,犯人はだれだと思いますか
- 警察が犯人を捕まえた
- 犯人はまんまと逃げ失せた
- 犯人は刑務所に入れられた
- その警官は犯人にじりじりと近づいていった
- 警官は犯人の手からナイフをもぎ取った
- 犯人をかくまう
- 警察は犯人を動物のように追い詰めて捕えた
- その2つの事件の犯人が同一人物であることは疑いなかった
- その犯人は逃げてまだつかまっていない
- その殺人事件後,犯人はいったいだれだろうかと町中が考え始めた
- 犯人を逮捕するために捜査網をしく
- 犯人
- 裁判官は犯人に厳しい刑罰を科した
- その残忍な殺人犯人は町の人々の恐怖の種だった
- 警官は犯人の手からピストルをもぎ取った
- 彼は犯人とされ処刑された。
- その脱走犯人は再び強盗をして刑務所に戻ってきた。
- 指名手配中の犯人は同居人の親戚に通報された。
- 彼が議論の余地なく犯人だ。
犯人と同じ種類の言葉
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