つい‐きゅう〔‐キフ〕【追及】
追及
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 06:55 UTC 版)
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追及
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 11:01 UTC 版)
「ジョルジュ・サルマナザール」の記事における「追及」の解説
1704年、イエズス会のジャン・ド・フォンタネー(英語版)司祭がサルマナザールの『台湾誌』を虚偽だと訴えでる。15年間の布教活動を終えて中国から帰国した司祭には、その内容が誤りであることは明白だった。しかし、プロテスタントの国イギリスでのフォンタネー司祭の告発は重要視されず、サルマナザールの豊かで精密な「台湾知識」による反論を受けて、却ってフォンタネー司祭の方が不確かであると一蹴されてしまう。だがこの一件はイギリスの知識人たちに改めて『台湾誌』を検証させる余地を残し、次に疑問を持ちだしたのはイギリス人からで、しかも高名なアイザック・ニュートンによるものだった。ただしニュートンは『台湾誌』の記述そのものは真実としている。ニュートンが行ったのは、サルマナザールが40年以上前の中国を紹介する文献から『台湾誌』に盗用したという非難であった。これは告発側のニュートンがその文献を所有していなかったことと、実際は全ての記述がサルマナザールの空想に依っていたために、ニュートンの主張は結果として無視された。しかしニュートンの登場に、共犯者のイネスは過剰に反応する。イネスはポルトガル領に駐屯するイギリス軍の従軍牧師に加わってロンドンから逃走した。 「僧服をもってつつむには最もふさわしからざる人物」とまで評された擁護者イネスが去り、単身となったサルマナザールは猜疑の視線が耐えられなくなった。1711年には、たまりかねてオックスフォード大学を辞して隠棲する。それでもサルマナザールが台湾情報の第一の権威であることに変わりはなかった。この時代、サルマナザールは多くの知己を獲得し、後に18世紀の「文壇の大御所」と呼ばれる若きサミュエル・ジョンソンともこの頃に知り合っている。しかし1704年から続く台湾の専門家としての地位は、エドモンド・ハレーの追及によって終わりを迎えた。この当時、ハレーはすでにグリニッジ天文台長であり、ハレー彗星の予言を始めとする天文学、数学、地球物理学等に多大な業績を上げていた。ハレーは、サルマナザールの『台湾誌』に描かれた日照時間や星図から決定的な矛盾を見つけ出し、天文学見地からサルマナザールに質問を重ねた。このハレーの追及にサルマナザールは答えに窮し、しばらく沈黙の期間を過ごした後、自らの行ってきた全てのペテンを自白する。
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追及
「追及」の例文・使い方・用例・文例
- 因果関係を追及する。
- 私は原因の追及を行いたい。
- 私たちはあらゆる楽しいことを追及する。
- 私はこれからもこの会社にはより良いものを追及し続けて欲しいです。
- 私はその本質を追及する。
- 私はその問題について厳しく追及された。
- 多少時間がかかっても納得できる成果を追及するべきです。
- 追及されて、つい、見え透いた嘘をついてしまった。
- 会議で川添さんの追及を受けて冷や汗ものだったよ。
- 〈猟犬などが〉遺臭をかぎながら追跡する; 〈人が〉手がかりをたどって追及する.
- 更に追及されて, 彼は自分がやったことを認めた.
- 自分の目的への決心と熱意のある追及を示す、または持つ
- 彼らは全体の資産に対して修繕をする一般的プログラムを追及している
- 追及するまたは行動することをやめる
- 哲学は必ずしも職業とされてきたわけではなく、かつては素人によってのみ追及されたテーマであった
- 彼は彼の研究を邪魔されないで追及した
- そのスキャンダルについて議会の追及があった
- 相手の言葉じりをとらえて追及すること
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