増刊セカニチ! え?来季モード!?来季のチームに足りないモノって?
阪神の下柳投手が戦力外となりまして、現役続行を目指して退団する方向だそうで。また、故障で今季絶望となった横浜のスレッジ選手は既に帰国していまして、本人は日本でのプレー続行を希望するも今季で2年契約終了となる横浜は、来季以降の契約を結ばない事が確実視されています。
2人とも日本ハムと縁のある選手ですから、ファンの中からは「日本ハムに戻ってきて~」という声もあるようですが、正直厳しいんじゃないでしょうかね?
下柳投手は来年5月には44歳となります。少し高齢に過ぎるという事と、成績はともかくマウンド上での所作などが阪神でも問題視する声があり、日本ハムでトレード要員とされた理由も性格的な問題があったからとも聞きます。まぁ、それから時間を重ねて丸くはなったでしょうけど、そういう感じで出ていった選手を呼び戻すというのはちょっと障壁が厚いのではないでしょうか?
また、愛犬家で知られる下柳投手にとって、長期間家を空けることになる北海道の球団に入るという事は、選択肢として考えにくいのではないでしょうか?北海道に本拠を移さない場合は当然、移す場合でも他球団と比べて移動が多く長い球団です。この歳になって、自分の生活スタイルを崩してまで古巣に戻るでしょうか?あるとしたら移動が比較的少なく短いセリーグ球団を目指すのではないでしょうか。
スレッジ選手は尚更。元々費用対効果がよくなくて、そして代理人が更なる高額契約を要求してきた為、再契約を見送った経緯があります。打つ方は試合に出てれば文句なし、守る方も名手じゃないが守らせられない程に下手でもない。しかし故障が多く、毎年1ヶ月前後は合計で欠場するというのが問題でもあります。
そういった選手と知らないなら兎も角、知ってて1億数千万は出し辛いでしょう。1億がとれて数千万に値下がりするならいざ知らず、スレッジ選手の代理人は手強いですから、まずそうした安売りはしないでしょう。
スレッジ選手(の代理人)が要求する高額契約を容認できて、なおかつ1ヶ月程度休まれても痛くない球団といえば、もう彼処しかないでしょう。ソフトバンクなら高額契約も問題ないですし、休んでも他に使える選手もいます。なにより中軸に松中選手しか左打ちがいませんし、左の中長距離砲の加入は大歓迎でしょう。
守備位置が左翼と一塁、そして指名打者となると、オーティズ選手にカブレラ選手、小久保選手、松中選手といった既存の中軸選手と干渉しますが、此も今さら問題ではないでしょう。結果を残せる選手であれば何人被っても問題ないという姿勢のようですし、そこに1人新加入するだけです。
まぁ、スレッジ選手からしたら、いい給料を頂いて楽ができる訳です。いいんじゃないですか?3番松田、4番内川、5番スレッジなんて打線、恐ろしい事この上ないですよ。
さて、そんな感じで此から選手の契約云々やFAの話が出てきまして、来季のチーム構成に思いを馳せる事も多くなると思います。そこで「誰某選手を是非とも欲しい!」というのは流石に憚られますが、今現在のチームに何が足りないか、それをどう埋めるか、そういうことをやんわりダラダラとアレしていこうというアレでして。
2人とも日本ハムと縁のある選手ですから、ファンの中からは「日本ハムに戻ってきて~」という声もあるようですが、正直厳しいんじゃないでしょうかね?
下柳投手は来年5月には44歳となります。少し高齢に過ぎるという事と、成績はともかくマウンド上での所作などが阪神でも問題視する声があり、日本ハムでトレード要員とされた理由も性格的な問題があったからとも聞きます。まぁ、それから時間を重ねて丸くはなったでしょうけど、そういう感じで出ていった選手を呼び戻すというのはちょっと障壁が厚いのではないでしょうか?
また、愛犬家で知られる下柳投手にとって、長期間家を空けることになる北海道の球団に入るという事は、選択肢として考えにくいのではないでしょうか?北海道に本拠を移さない場合は当然、移す場合でも他球団と比べて移動が多く長い球団です。この歳になって、自分の生活スタイルを崩してまで古巣に戻るでしょうか?あるとしたら移動が比較的少なく短いセリーグ球団を目指すのではないでしょうか。
スレッジ選手は尚更。元々費用対効果がよくなくて、そして代理人が更なる高額契約を要求してきた為、再契約を見送った経緯があります。打つ方は試合に出てれば文句なし、守る方も名手じゃないが守らせられない程に下手でもない。しかし故障が多く、毎年1ヶ月前後は合計で欠場するというのが問題でもあります。
そういった選手と知らないなら兎も角、知ってて1億数千万は出し辛いでしょう。1億がとれて数千万に値下がりするならいざ知らず、スレッジ選手の代理人は手強いですから、まずそうした安売りはしないでしょう。
スレッジ選手(の代理人)が要求する高額契約を容認できて、なおかつ1ヶ月程度休まれても痛くない球団といえば、もう彼処しかないでしょう。ソフトバンクなら高額契約も問題ないですし、休んでも他に使える選手もいます。なにより中軸に松中選手しか左打ちがいませんし、左の中長距離砲の加入は大歓迎でしょう。
守備位置が左翼と一塁、そして指名打者となると、オーティズ選手にカブレラ選手、小久保選手、松中選手といった既存の中軸選手と干渉しますが、此も今さら問題ではないでしょう。結果を残せる選手であれば何人被っても問題ないという姿勢のようですし、そこに1人新加入するだけです。
まぁ、スレッジ選手からしたら、いい給料を頂いて楽ができる訳です。いいんじゃないですか?3番松田、4番内川、5番スレッジなんて打線、恐ろしい事この上ないですよ。
さて、そんな感じで此から選手の契約云々やFAの話が出てきまして、来季のチーム構成に思いを馳せる事も多くなると思います。そこで「誰某選手を是非とも欲しい!」というのは流石に憚られますが、今現在のチームに何が足りないか、それをどう埋めるか、そういうことをやんわりダラダラとアレしていこうというアレでして。
「おいおい、『可能性があるかぎり最後まであきらめない』とか言ってるご本人様が真っ先に来季モードかよ!?w」と言われるかもしれません。確かにそうです、チームが必死に藻掻いているときに、今のチームではなく来季の心配をするというのは、今を戦う選手達に些か申し訳無くも思います。
ただ、私の中で今季と来季は別の楽しみであり、それと同時に同じ楽しみでもある訳です。なんのこっちゃかわからなくなってきますが、同時に並列に、照らし合わせながら常に考えられる、そんな感じです。
そんな訳で来季の日本ハムはどうなるのか?野手ですと陽選手と中田選手が今季フルに一軍レギュラーとして活躍し、来季以降も中心選手としての起用が確実視されています。
中田選手は今は外されてしまいましたが、来季は4番打者に定着することが望まれますね。勿論、小谷野選手に対して「明け渡せ!」ってんじゃなくて、小谷野選手を上回る信頼感と、相手チームへの圧迫感を中田選手自身が身に付けて、今季は小谷野選手の負傷と不調で"代理"の意味合いが強かった"4番中田"を、小谷野選手が好調でも4番を任せられるようになってほしいのです。
一方陽選手は、主に2番、時々1番での起用でしたが、個人的には2番の方が色々出来て良さげな感じがします。特に回の先頭打者としての所作は賢介選手は勿論、スケールズ選手やホフパワー選手にも劣る部分があるように思います。まだ杉谷選手の方が筋があるようにも。
陽選手は寧ろ、走者を塁に置いた状況の方が活き活きとしてるというか、何でもできそうな気配があると思うのです。ですので、1番打者が塁に出た後の送る場面ですとか、下位打線が出塁して回ってきた得点機ですとか、そういう場面で頼もしさを感じるのです。
そう考えると、1番よりは2番の方が活きるように思いますし、将来的には3番や5番を任せられて欲しいなぁ、と。でもそれですと、中田選手と右打者が続いちゃいますし、そうすると2番か6番の偶数打順なのかな?とかね。小技が出来て大きいのも打てる、塁に出たら走れるマルチロールな打者になれると思います。
さて、此処まで中田選手と陽選手についてアレしましたが、それ以外の野手はどうなのか?問題として考えなければいけないのは、稲葉選手、金子誠選手、二岡選手でしょう。何れも故障持ちで今季も起用法に最新の注意をはらってますが、来季は更に厳しくなるでしょう。
稲葉選手は一塁転向が下半身の負担を増大させてますし、来季は指名打者としての起用がより増えるでしょう。2000本安打達成後は代打中心で先発を外れる事も増えるかもしれませんが、その前に稲葉選手を先発から外せる選手が出てこない事には。
金子誠選手はかなり守備範囲が狭くなり、守備のスピード感も失われています。やはり昨年二度故障した下半身、腰も元々良くないんですよね。年齢的には未々ですが、それだけ今まで頑張ったって事なんですよ、ガタが来るという事は。今年もやたらと「まこちゃんをつかえ~!」って声を聞きますが、好きなのはわかるが殺す気か!とね。
二岡選手は体調がよければ4番も任せられる打撃が魅力ですが、いかんせんその体調が続きません。やはり脚の故障は怖いですね。本来は代打に専念して欲しいのですが先発で使わざるを得ず、結果として走塁の場面も出てしまうのが。鵜久森選手あたりがもう一つ成長して、先発に定着できれば良いのですが。
最悪、来年はこの3人が同時に引退表明という事も考えられます。そうなると再来年は更に厳しくなりますし、それを見越して来季は彼らへの依存度を下げていく、そういう戦略が進められていくかもしれません。
金子誠選手の後継者としては、今浪選手が存在感を増してきています。守備はなかなか面白い動きを見せますので、後は打撃をもう少し・・・粘り強さは良いんですが、もう少し良い結果を見せてくれるようになれば。それでもヒルマン監督時代の金子誠選手程度には打ててますが、もう少し打って7番辺りを任せられれば。
他にも西川選手や中島選手といった若い候補もいますが、彼らは未々時間がかかりますし、彼らが出てきても今浪選手は二塁や三塁もできますから潰しがききます。取り敢えず当面は今浪選手で不足はないんじゃないかな?とは。バックアップには飯山選手も居ますしね。
二岡選手の負担を軽くするには、やはり鵜久森選手がもっと打ってくれないと。二岡選手は代打に専念できれば未々続けられますし、その為にも是非鵜久森選手には期待したいですね。ただ、鵜久森選手が期待に応えられないと、次の候補が正直居ないんですよね。関口選手や松坂選手も期待したいですが、正直鵜久森選手との差が大きいかな?とは。彼らも二岡選手の出番を減らせるように奮起して欲しいものです。
稲葉選手の後釜も居ないんですよね。浅沼選手は今年が外野手一年目ですし、もう少しかかりそうですし、佐藤選手もちょっと見せきれてません。谷口選手は更に時間が必要ですし、稲葉選手には今暫く頑張ってもらわないといけないかもしれません。
ただ、負担を軽減して延命させるならやはり指名打者起用となりますし、そうなるともしもスケールズ選手が残留した場合の起用法とバッティングします。スケールズ選手が左翼を守れれば、中田選手を一塁に固定して稲葉選手は指名打者に固定できるんですがね。稲葉選手が休みの時にはスケールズ選手を指名打者で、左翼に杉谷選手を入れれば良いですし。
こうした処、既存の選手に期待したいですが、もしどうにもならないなら、トレード等で獲得という事もあるんじゃないか?とは思います。その事はまた後程。
次に投手。一にも二にもダルビッシュ投手、そしてケッペル投手とウルフ投手の去就ですね。彼ら3人が同時にいなくなるとなれば、此はドラフトで即戦力の誰を獲ろうが、トレードだろうが新外国人だろうが予測はたてられません。せめてこの中一人くらいは、できれば二人を残留させたいですね。一人しか残せないなら、そりゃダルビッシュ投手の残留に注力すべきです。
今季のソフトバンクとの大きな差は、やはり先発ローテの5番目以降、特に6番目の差ですね。来年はそこで糸数投手や吉川投手、大塚投手が良い仕事を見せて、再来年以降のローテの柱になってくれれば良いのですが。特に糸数投手はもう少しってとこまで来てますし、来季は開幕からローテーションに入ってもらいたいものです。あとは中村投手ですかね?糸数投手と中村投手で2枠は固めて欲しいところです。
救援投手は今季のままでも構わないと思いますが、そこに菊地投手や林投手が食い込んでくれれば。打たれればそれだけで悪目立ちしてしまうタフな職場ですし、少しでも負担を軽くできれば。増井投手や榊原投手の先発再転向は、ちょっと考えられないかな?仮に考えるにしても、糸数投手、中村投手、吉川投手、大塚投手といった辺りが全て外れた場合、そして増井投手と榊原投手が抜けても救援陣が大丈夫な場合に限られるでしょうね。
現在の救援スタッフは抑えに武田久投手、久投手の前に増井投手、その前に右の榊原投手と谷元投手、左の石井投手と宮西投手、そして敗戦処理兼ロングで多田野投手と、合計7人で回ってますね。「七人の侍」ですね。
この中で増井投手と榊原投手だけじゃなく多田野投手も先発再転向要望が高いですが、先発は厳しいと思うんですよね。完投能力が然程高くないというのもありますが、打順が3周目辺りに差し掛かると打たれるような。なので、どっちかというと短いイニングスの方が適しているように思えますし、長くてもロングリリーフ程度かな?とは。ただ、こちらはこちらで連投能力というか、腰に不安があるんですよね。
腰の不安さえなければもう一つ後ろの大事なところや、或いは抑えも出来なくないと思うんですがねぇ。ちょっと今の使い方以上の使い方が難しいなぁ、と。
この「七人の侍」に来年は菊地投手や林投手は勿論、2年目を迎える乾投手や榎下投手も刺さって来てほしいですね。監督とコーチが誰を一軍ブルペンに入れるか、悩みまくるようになればなぁ。
そして捕手。私は来季こそ今成捕手を一軍で使うと見ているのですが、3人となると流石に使い分けが細かくなりすぎるような。となると大野捕手と鶴岡捕手、どちらかの出番を今成捕手に与える事になるかなぁ、と。鶴岡捕手は再来年(平成25年)、大野捕手はその2年後(平成27年)に国内FA権を取得する見込みですので、それを睨んだ判断もあるかな?と。
大野捕手と鶴岡捕手のどちらかが正捕手として、今成捕手が誰かの専属捕手として、そして第3の捕手として荒張捕手が偶に一軍に上がってくるかな?そんな感じになるんじゃないでしょうか。ただ、そうすると二軍の捕手が少ないんですよね。尾崎捕手と渡部捕手だけになってしまいますし、内野手が足りないときにヘルプに回ると、全く余裕がなくなってしまいます。
そうなると今秋のドラフトの下位で捕手の複数指名があるか、或いは既に若手にポジションを奪われた、他球団のベテラン捕手の獲得もあるかもしれません。今年と同じ顔触れで同じ起用方針もあるかもしれませんが、最悪の場合・・・鶴岡捕手の国内FA移籍となった時に今成捕手が一軍に定着できていないというのは厳しいですから、来年にも今成捕手の本格的一軍起用を始めていかないと時間がないかなぁ、と。
捕手のところでドラフトとトレードに触れました。他のところはどうかと言えば、投手は現在の人材の底上げでなんとかなるかな?と。ダルビッシュ投手以外にも主力投手が複数抜けるとなれば一大事ですが、取り敢えず先発ローテは武田勝投手、糸数投手、斎藤佑投手、中村投手の4枚に、吉川投手と大塚投手が絡んでくればそこそこ見られると思います。更にダルビッシュ投手が残留となれば、鬼に金棒と原潜と空母打撃軍、更に海兵隊もついてくるようなモノです。
どちらかと言えば野手の方が問題かな?と。現在の一軍の貧打模様は複数の選手の同時多発打撃不振と故障者の続発が原因ですが、その補填に一軍控え野手を厚くしてる関係か、二軍の内野手が足らんのです。来年は一軍も多少落ち着いて、更に西川選手も守備に就くでしょうから余裕も出てくるとは思いますが、もう少し厚くするかな?とは。
また、1番2番か下位打線タイプの野手を多くとってきましたので、そろそろ中田選手に続く、できれば中田選手と対になる左の中長距離砲を獲得したい頃じゃないかな?と。そうしたところを踏まえて、今秋のドラフトでは上位中位で野手を多目に指名するのではないでしょうか?
また、代打要員の薄さ、経験の少ない選手を代打で使わなければいけない状況も解消しなければ、ちょっと戦い辛いかな?とは。まぁ、手をつけずに現状でやってもらう可能性もありますが、嘗ての二岡選手のように現在所属のチームで居場所を失っている、尚且つ環境を変えればまだ活躍できる選手がいれば、トレードなどで獲得する可能性も無きにしもあらずだと思います。「高橋信二選手を放出したのに!」とお思いの方もいるでしょうが、環境を変えるという要素もありますからね。
トレードはちょっと大きいのがあると思いますよ。ヒルマン政権開始時には下柳投手らを出して坪井選手らを獲得しましたし、2年目の移転初年度の前には井出選手を出して入来投手を獲得したし、野中選手を出して横山投手を獲得したり、中嶋捕手(現:兼任コーチ)を獲得。梨田政権でも開始前に押本投手らを出して坂元投手・三木選手(現:二軍コーチ)らを獲得、2年目(厳密には1年目終了直後)には工藤選手・マイケル投手を出して二岡選手・林投手を獲得しました。
ここ2回の"政権交代"では、指導前と2年目の前に大きな、或いは多数のトレードを行い、その後は微調整のようなトレードを行うといった感じですから、次期監督が誰であれ、まずは大きなトレードを覚悟しておいた方がいいかな?とは。
最後に1番重要なのは新監督でしょう。いろんな名前も出てますが、個人的にはNHK解説者で某球団黄金期の要の選手だった人なんか良いんじゃないかなぁ、と思うんですがね。あと、梨田監督就任時にも名前が出てた(本人が出した)OBのRKB解説者の方も可能性としては。ただ、ああいう話をホイホイされるのはどうかと思いますが、投手の癖を見つけるのは凄く上手いらしいんですよね。だとするとコーチの方があってますかね?島田さんは。あ、名前だしちゃったw
【世界日本ハムなう】
纏めというか追記というか補足というか。投手は数を少し補充する、或いは入れ換える事でなんとかなると思いますね。仮にダルビッシュ投手が移籍となっても、それ程・・・今と比べて苦しくはならないかと。
野手はなんといっても左の代打ですね。代打は若手のアピールの機会ってのもありますが、ここぞという場面の勝負代打、坪井選手のような左打者がね。
かといって去年の坪井選手が今年いたとしても駄目ですんで、それ以前・・・頼りになってた時の坪井選手"みたいな"左打者がね。流石に若手にそれを求めるのは酷でしょう。そこを埋めないという選択肢も大きく存在しますが、埋めるならば若手の抜擢やドラフトではなく、他球団で活躍の機会を失ってる、環境を変えればもう一輝きできる選手の獲得は、全くない事もないと思うのです。
或いはCランクFA選手ですとかね。去年辺りに条件面で揉めて、今季うまい事活躍の場がもらえてない某球団の某選手ですとかね。ひょっとしたら戦力外もあるかも?って雰囲気ですが、出身大と球団の関係を考えればクビにもしづらいでしょうし、出るならばFA、球団としてはコーチ要請でしょうね。
もしもFA権行使となれば、狙っても良いんじゃないでしょうか?彼処なら余裕でCランクでしょうし、言い方悪いですが"お買得"ですよ。序でに出身大に突っ込むきっかけにできれば、再来年の大瀬良投手に特攻もできるでしょうし。
つーか、個人的に好きな選手なんだよな、その某外野手。このままフェードアウトも悲しいですし、背番号「1」の空いてる日本ハムでもう一花咲かせてはどうかなぁ、なんてね。あちらで活躍できるならいいですけど、難しいんじゃないかなぁ?
↓以下TB用リンク
ただ、私の中で今季と来季は別の楽しみであり、それと同時に同じ楽しみでもある訳です。なんのこっちゃかわからなくなってきますが、同時に並列に、照らし合わせながら常に考えられる、そんな感じです。
そんな訳で来季の日本ハムはどうなるのか?野手ですと陽選手と中田選手が今季フルに一軍レギュラーとして活躍し、来季以降も中心選手としての起用が確実視されています。
中田選手は今は外されてしまいましたが、来季は4番打者に定着することが望まれますね。勿論、小谷野選手に対して「明け渡せ!」ってんじゃなくて、小谷野選手を上回る信頼感と、相手チームへの圧迫感を中田選手自身が身に付けて、今季は小谷野選手の負傷と不調で"代理"の意味合いが強かった"4番中田"を、小谷野選手が好調でも4番を任せられるようになってほしいのです。
一方陽選手は、主に2番、時々1番での起用でしたが、個人的には2番の方が色々出来て良さげな感じがします。特に回の先頭打者としての所作は賢介選手は勿論、スケールズ選手やホフパワー選手にも劣る部分があるように思います。まだ杉谷選手の方が筋があるようにも。
陽選手は寧ろ、走者を塁に置いた状況の方が活き活きとしてるというか、何でもできそうな気配があると思うのです。ですので、1番打者が塁に出た後の送る場面ですとか、下位打線が出塁して回ってきた得点機ですとか、そういう場面で頼もしさを感じるのです。
そう考えると、1番よりは2番の方が活きるように思いますし、将来的には3番や5番を任せられて欲しいなぁ、と。でもそれですと、中田選手と右打者が続いちゃいますし、そうすると2番か6番の偶数打順なのかな?とかね。小技が出来て大きいのも打てる、塁に出たら走れるマルチロールな打者になれると思います。
さて、此処まで中田選手と陽選手についてアレしましたが、それ以外の野手はどうなのか?問題として考えなければいけないのは、稲葉選手、金子誠選手、二岡選手でしょう。何れも故障持ちで今季も起用法に最新の注意をはらってますが、来季は更に厳しくなるでしょう。
稲葉選手は一塁転向が下半身の負担を増大させてますし、来季は指名打者としての起用がより増えるでしょう。2000本安打達成後は代打中心で先発を外れる事も増えるかもしれませんが、その前に稲葉選手を先発から外せる選手が出てこない事には。
金子誠選手はかなり守備範囲が狭くなり、守備のスピード感も失われています。やはり昨年二度故障した下半身、腰も元々良くないんですよね。年齢的には未々ですが、それだけ今まで頑張ったって事なんですよ、ガタが来るという事は。今年もやたらと「まこちゃんをつかえ~!」って声を聞きますが、好きなのはわかるが殺す気か!とね。
二岡選手は体調がよければ4番も任せられる打撃が魅力ですが、いかんせんその体調が続きません。やはり脚の故障は怖いですね。本来は代打に専念して欲しいのですが先発で使わざるを得ず、結果として走塁の場面も出てしまうのが。鵜久森選手あたりがもう一つ成長して、先発に定着できれば良いのですが。
最悪、来年はこの3人が同時に引退表明という事も考えられます。そうなると再来年は更に厳しくなりますし、それを見越して来季は彼らへの依存度を下げていく、そういう戦略が進められていくかもしれません。
金子誠選手の後継者としては、今浪選手が存在感を増してきています。守備はなかなか面白い動きを見せますので、後は打撃をもう少し・・・粘り強さは良いんですが、もう少し良い結果を見せてくれるようになれば。それでもヒルマン監督時代の金子誠選手程度には打ててますが、もう少し打って7番辺りを任せられれば。
他にも西川選手や中島選手といった若い候補もいますが、彼らは未々時間がかかりますし、彼らが出てきても今浪選手は二塁や三塁もできますから潰しがききます。取り敢えず当面は今浪選手で不足はないんじゃないかな?とは。バックアップには飯山選手も居ますしね。
二岡選手の負担を軽くするには、やはり鵜久森選手がもっと打ってくれないと。二岡選手は代打に専念できれば未々続けられますし、その為にも是非鵜久森選手には期待したいですね。ただ、鵜久森選手が期待に応えられないと、次の候補が正直居ないんですよね。関口選手や松坂選手も期待したいですが、正直鵜久森選手との差が大きいかな?とは。彼らも二岡選手の出番を減らせるように奮起して欲しいものです。
稲葉選手の後釜も居ないんですよね。浅沼選手は今年が外野手一年目ですし、もう少しかかりそうですし、佐藤選手もちょっと見せきれてません。谷口選手は更に時間が必要ですし、稲葉選手には今暫く頑張ってもらわないといけないかもしれません。
ただ、負担を軽減して延命させるならやはり指名打者起用となりますし、そうなるともしもスケールズ選手が残留した場合の起用法とバッティングします。スケールズ選手が左翼を守れれば、中田選手を一塁に固定して稲葉選手は指名打者に固定できるんですがね。稲葉選手が休みの時にはスケールズ選手を指名打者で、左翼に杉谷選手を入れれば良いですし。
こうした処、既存の選手に期待したいですが、もしどうにもならないなら、トレード等で獲得という事もあるんじゃないか?とは思います。その事はまた後程。
次に投手。一にも二にもダルビッシュ投手、そしてケッペル投手とウルフ投手の去就ですね。彼ら3人が同時にいなくなるとなれば、此はドラフトで即戦力の誰を獲ろうが、トレードだろうが新外国人だろうが予測はたてられません。せめてこの中一人くらいは、できれば二人を残留させたいですね。一人しか残せないなら、そりゃダルビッシュ投手の残留に注力すべきです。
今季のソフトバンクとの大きな差は、やはり先発ローテの5番目以降、特に6番目の差ですね。来年はそこで糸数投手や吉川投手、大塚投手が良い仕事を見せて、再来年以降のローテの柱になってくれれば良いのですが。特に糸数投手はもう少しってとこまで来てますし、来季は開幕からローテーションに入ってもらいたいものです。あとは中村投手ですかね?糸数投手と中村投手で2枠は固めて欲しいところです。
救援投手は今季のままでも構わないと思いますが、そこに菊地投手や林投手が食い込んでくれれば。打たれればそれだけで悪目立ちしてしまうタフな職場ですし、少しでも負担を軽くできれば。増井投手や榊原投手の先発再転向は、ちょっと考えられないかな?仮に考えるにしても、糸数投手、中村投手、吉川投手、大塚投手といった辺りが全て外れた場合、そして増井投手と榊原投手が抜けても救援陣が大丈夫な場合に限られるでしょうね。
現在の救援スタッフは抑えに武田久投手、久投手の前に増井投手、その前に右の榊原投手と谷元投手、左の石井投手と宮西投手、そして敗戦処理兼ロングで多田野投手と、合計7人で回ってますね。「七人の侍」ですね。
この中で増井投手と榊原投手だけじゃなく多田野投手も先発再転向要望が高いですが、先発は厳しいと思うんですよね。完投能力が然程高くないというのもありますが、打順が3周目辺りに差し掛かると打たれるような。なので、どっちかというと短いイニングスの方が適しているように思えますし、長くてもロングリリーフ程度かな?とは。ただ、こちらはこちらで連投能力というか、腰に不安があるんですよね。
腰の不安さえなければもう一つ後ろの大事なところや、或いは抑えも出来なくないと思うんですがねぇ。ちょっと今の使い方以上の使い方が難しいなぁ、と。
この「七人の侍」に来年は菊地投手や林投手は勿論、2年目を迎える乾投手や榎下投手も刺さって来てほしいですね。監督とコーチが誰を一軍ブルペンに入れるか、悩みまくるようになればなぁ。
そして捕手。私は来季こそ今成捕手を一軍で使うと見ているのですが、3人となると流石に使い分けが細かくなりすぎるような。となると大野捕手と鶴岡捕手、どちらかの出番を今成捕手に与える事になるかなぁ、と。鶴岡捕手は再来年(平成25年)、大野捕手はその2年後(平成27年)に国内FA権を取得する見込みですので、それを睨んだ判断もあるかな?と。
大野捕手と鶴岡捕手のどちらかが正捕手として、今成捕手が誰かの専属捕手として、そして第3の捕手として荒張捕手が偶に一軍に上がってくるかな?そんな感じになるんじゃないでしょうか。ただ、そうすると二軍の捕手が少ないんですよね。尾崎捕手と渡部捕手だけになってしまいますし、内野手が足りないときにヘルプに回ると、全く余裕がなくなってしまいます。
そうなると今秋のドラフトの下位で捕手の複数指名があるか、或いは既に若手にポジションを奪われた、他球団のベテラン捕手の獲得もあるかもしれません。今年と同じ顔触れで同じ起用方針もあるかもしれませんが、最悪の場合・・・鶴岡捕手の国内FA移籍となった時に今成捕手が一軍に定着できていないというのは厳しいですから、来年にも今成捕手の本格的一軍起用を始めていかないと時間がないかなぁ、と。
捕手のところでドラフトとトレードに触れました。他のところはどうかと言えば、投手は現在の人材の底上げでなんとかなるかな?と。ダルビッシュ投手以外にも主力投手が複数抜けるとなれば一大事ですが、取り敢えず先発ローテは武田勝投手、糸数投手、斎藤佑投手、中村投手の4枚に、吉川投手と大塚投手が絡んでくればそこそこ見られると思います。更にダルビッシュ投手が残留となれば、鬼に金棒と原潜と空母打撃軍、更に海兵隊もついてくるようなモノです。
どちらかと言えば野手の方が問題かな?と。現在の一軍の貧打模様は複数の選手の同時多発打撃不振と故障者の続発が原因ですが、その補填に一軍控え野手を厚くしてる関係か、二軍の内野手が足らんのです。来年は一軍も多少落ち着いて、更に西川選手も守備に就くでしょうから余裕も出てくるとは思いますが、もう少し厚くするかな?とは。
また、1番2番か下位打線タイプの野手を多くとってきましたので、そろそろ中田選手に続く、できれば中田選手と対になる左の中長距離砲を獲得したい頃じゃないかな?と。そうしたところを踏まえて、今秋のドラフトでは上位中位で野手を多目に指名するのではないでしょうか?
また、代打要員の薄さ、経験の少ない選手を代打で使わなければいけない状況も解消しなければ、ちょっと戦い辛いかな?とは。まぁ、手をつけずに現状でやってもらう可能性もありますが、嘗ての二岡選手のように現在所属のチームで居場所を失っている、尚且つ環境を変えればまだ活躍できる選手がいれば、トレードなどで獲得する可能性も無きにしもあらずだと思います。「高橋信二選手を放出したのに!」とお思いの方もいるでしょうが、環境を変えるという要素もありますからね。
トレードはちょっと大きいのがあると思いますよ。ヒルマン政権開始時には下柳投手らを出して坪井選手らを獲得しましたし、2年目の移転初年度の前には井出選手を出して入来投手を獲得したし、野中選手を出して横山投手を獲得したり、中嶋捕手(現:兼任コーチ)を獲得。梨田政権でも開始前に押本投手らを出して坂元投手・三木選手(現:二軍コーチ)らを獲得、2年目(厳密には1年目終了直後)には工藤選手・マイケル投手を出して二岡選手・林投手を獲得しました。
ここ2回の"政権交代"では、指導前と2年目の前に大きな、或いは多数のトレードを行い、その後は微調整のようなトレードを行うといった感じですから、次期監督が誰であれ、まずは大きなトレードを覚悟しておいた方がいいかな?とは。
最後に1番重要なのは新監督でしょう。いろんな名前も出てますが、個人的にはNHK解説者で某球団黄金期の要の選手だった人なんか良いんじゃないかなぁ、と思うんですがね。あと、梨田監督就任時にも名前が出てた(本人が出した)OBのRKB解説者の方も可能性としては。ただ、ああいう話をホイホイされるのはどうかと思いますが、投手の癖を見つけるのは凄く上手いらしいんですよね。だとするとコーチの方があってますかね?島田さんは。あ、名前だしちゃったw
【世界日本ハムなう】
纏めというか追記というか補足というか。投手は数を少し補充する、或いは入れ換える事でなんとかなると思いますね。仮にダルビッシュ投手が移籍となっても、それ程・・・今と比べて苦しくはならないかと。
野手はなんといっても左の代打ですね。代打は若手のアピールの機会ってのもありますが、ここぞという場面の勝負代打、坪井選手のような左打者がね。
かといって去年の坪井選手が今年いたとしても駄目ですんで、それ以前・・・頼りになってた時の坪井選手"みたいな"左打者がね。流石に若手にそれを求めるのは酷でしょう。そこを埋めないという選択肢も大きく存在しますが、埋めるならば若手の抜擢やドラフトではなく、他球団で活躍の機会を失ってる、環境を変えればもう一輝きできる選手の獲得は、全くない事もないと思うのです。
或いはCランクFA選手ですとかね。去年辺りに条件面で揉めて、今季うまい事活躍の場がもらえてない某球団の某選手ですとかね。ひょっとしたら戦力外もあるかも?って雰囲気ですが、出身大と球団の関係を考えればクビにもしづらいでしょうし、出るならばFA、球団としてはコーチ要請でしょうね。
もしもFA権行使となれば、狙っても良いんじゃないでしょうか?彼処なら余裕でCランクでしょうし、言い方悪いですが"お買得"ですよ。序でに出身大に突っ込むきっかけにできれば、再来年の大瀬良投手に特攻もできるでしょうし。
つーか、個人的に好きな選手なんだよな、その某外野手。このままフェードアウトも悲しいですし、背番号「1」の空いてる日本ハムでもう一花咲かせてはどうかなぁ、なんてね。あちらで活躍できるならいいですけど、難しいんじゃないかなぁ?
↓以下TB用リンク
- 関連記事
-
- 増刊セカニチ! 必殺必中?野球屋稼業 (2011/10/24)
- 増刊セカニチ! 愛があれば大丈夫!?じゃない!! (2011/10/04)
- 増刊セカニチ! え?来季モード!?来季のチームに足りないモノって? (2011/09/27)
- 増刊セカニチ! 親梨派の弁明 ~ 梨田信者が纏める梨田政権4年間 (2011/09/21)
- 増刊セカニチ! #lovefighters 幻想 (2011/09/13)
テーマ : 北海道日本ハムファイターズ
ジャンル : スポーツ