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英国医学研究留学記

マニアの集まり

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今日は日差しが強くないものの、やや湿度が高く蒸し暑い一日でした。
気温も29℃程。未だ夏らしい日が「時々」訪れてくれるのは嬉しいモノです。

少し忙しくしているので今日は簡単に(コメントへの返事は、遅れると思いますのでご容赦を)。

今日は、ロンドンの一流大学であるUniversity College London (UCL)に所属するInstitute of Child Health(ICH)という研究所で開かれた、London Heart Development Meetingという小さい研究会に参加して来ました。ICHは欧州最大の小児病院Great Ormond Street Hospital for Childrenの側に併設している研究所です。
年2回催されていて、僕が渡英する前から既知を得ていた先天性心疾患の成因の研究では若手のホープPaul Rileyさんと、この分野では世界的に有名な研究者の一人、MRCのTim Mohunさんが世話人で、僕が3年前にロンドンに来て直ぐにPaulが仲間に入れよと誘ってくれました。もともとロンドン界隈で心臓の形が如何に正しく形作られるかに興味を持って研究している人が集まり、情報交換したりして皆でロンドンでの研究を盛り上げようと20~30人くらいの集まりだったのが、この3年で参加者が100人近くに成り、英国全域から人が集まってくれる様になって、年々大きくなっています。

僕は発表しませんでしたが、前からお話してみたかったこの分野では有名な(もはや大御所の風格が漂い始めた)女性研究者のNadia Rosenthalさんと歓談できて、ちょっと収穫でした。
偶然にも、米国のDuke University Medical CenterにいらっしゃるJohn KlingensmithさんがサバティカルでICHに滞在中で、この研究会にも参加されていました。彼とも初対面だったのですが、彼のところには僕の日本でのお師匠H教授のラボから僕の後輩がつい2年程前までポスドクとして留学していたこともあって、話が盛り上がって楽しく過ごせました。世の中、広いようで狭いですね。

テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2010/07/20(火) 19:50:49|
  2. 研究
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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