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英国医学研究留学記

目玉

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GRD2 ISO ISO200 f2.4 1/50s マクロ
こんな写真ですみません。
今日はハロウィンです。
僕が住んでいるのはフラット(いわゆるマンション)で、棟内に子供が少ない様なのでお菓子をもらいに行ったりは僕の子供たちはしませんが、子供のいる世帯の多い一軒家が密集している地域では、子供たちがお化けの仮装をしてお菓子をもらいに行くことでしょう。

スーパーマーケットでは下の写真の様に、お化けの仮装グッズや関連商品(おもちゃ)を一ヶ月ほど前からずっと売っていました。
上の写真は、その中の目玉のおもちゃです、って目玉商品って云う意味ではないですよ。
でも、いくら何でもこれはないですよねえ(笑)。
これがてんこ盛りで並んでいるんですよ。
目玉のチョコレートも売ってます(←誰が買うんや?)
他にすごいのは、骸骨なんてのはかわいい方で、ちぎれた腕、それも血だらけで切り口には妙にリアルに筋肉や骨や血管なんかがちゃんと表現されていたりします。
妻に云わせると、そういう商品を作って売りに出す、その神経が解らんと(笑)。
写真に撮ろうと思いましたが、さすがにここにアップするのもどうかなと思い直して、撮るのを止めました。

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GRD2 ISO400 f2.4 1/80s
日本だとあちこちに(デパートとか)カボチャお化けのディスプレイがあるのではないかと思います。
こちらでは、デパートには用事がないので(高くて買えない)よくわかりませんが、なかなかかわいい感じのディスプレイを見つけられなくて、結局、こんな大阪弁で云うと「イロもん」の写真をアップするはめになってしまいました。(←言い訳)

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  1. 2008/10/31(金) 08:00:00|
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Flu Jab

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GRD2 ISO400 f2.4 1/13s
新聞に拠れば、昨日の雪は100年に一度あるかないかの出来事であったようです。
僕の通勤にはあまり影響ありませんでしたが、交通システムはかなり混乱した模様です。

先週の木曜日に、家族全員のインフルエンザ・ワクチンをGeneral Practioner(GP; かかりつけ医)に注射してもらいました。
Flu=インフルエンザ、Jab=ワクチン、のことです。

我が家では、毎年、皆で受けています。
日本にいたときは、僕自身は昨今の小児科医不足もあって、市民病院の二次救急外来を応援でしていましたから(止めさしてもらえなかった)、流行時の自己防衛のために。
妻と子供たちは、予防出来れば少しでも流行時のウイルスの媒介源を減らすことが出来るので社会的な意味があるのと、6歳未満の小児の場合はインフルエンザ脳炎・脳症の好発年齢でこれが怖いと思うからです。
ワクチン接種がインフルエンザとそれに因る脳炎・脳症罹患に対する絶対的な防御手段ではないのですが(つまり接種していても発症することがある)、あくまで個人的な印象ですが、ワクチン接種をしておいた方が、脳炎・脳症の頻度や重症度が仮に発症した場合でも低いのではないかなと思っているからです(信じていると云ったほうが近いかも)。
ただし、ワクチンによる脳炎・脳症への予防に対する科学的に明白な証拠はまだないはずなので、これは学術的な意見と捉えられると困りますので、あらかじめ小児科としての公式な見識ではなくて、僕個人の主観・信条であるとお断りしておきます。

昨年は、主治医になってくれているGPの先生に、別件で受診の際に接種を口頭でお願いしたら、その場で直ぐに射ってくれました。
今年は、主治医の先生の外来を予約する用事がさしてないので、ワクチン接種の予約をしにGPの受付で受けたい旨を伝えた所、一般的には持病があるか高齢者でないと....と受付のおねえちゃんに少し難色を示されましたが、結局受け付けてもらいました。
あまりこの国では健康な小児に積極的に接種を医療機関側からは推奨していないのかもしれませんが、受付がどうして受ける必要があるの?必要ないんじゃない?と云っただけでGP本人に確認した訳ではないので、この国では実際に医師はどのように考えているのか解りません。
機会があったら、同じラボの英国人医師(循環器内科)に聞いてみますが、現にGPの玄関に置いてあるNHS(National Health Service)のインフルエンザ・ワクチンのパンフレットには、喘息などの持病を持つ小児と、65歳以上の高齢者への接種を推奨していて、米国小児科学会(AAP)のガイドラインとは少しずれを感じます。
AAPのガイドラインでは、端的に言ってしまうと(情報が正確じゃないとおしかりを受けそうですが)、6ヶ月児~18歳までのすべての小児、5歳未満の小児がいる家族、妊婦、そして医療従事者への予防接種が推奨されています。

それから、日本では何かと騒がれているタミフルですが、GPではよっぽどでない限り発症していても処方箋は切ってもらえないようです。
そもそもこちらの医師は、あまり薬を多く出さず、基本的には自然治癒に任せる方向で考えるのが通常のようです。
ですから、日本の様に気軽に点滴などもしないと聞きました。
日本がタミフル消費量がダントツで多いと言うのは、なるほどなと云う感じです。
もっとも、どんな病気も医師が治すのではなくて、本人の力で治癒して行くのを病気に負けない様に手助けする事しか我々には出来ないので、そう考えると一緒なんですけどね。

それから、後日機会があれば医療システムについても少し紹介しようと思っていますが、GPを介した医療は、基本的には薬局で購入する薬代を除き、すべて無料です。
こう聞くとすごく良さそうに聞こえますが、ところがどっこい、問題山積で、僕は医療サービスに関しては日本に住んでいる人の方がずっと遥かにハッピーだと思います(その理由も、いつか記事にしたいと思います)。

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  1. 2008/10/30(木) 08:00:00|
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初雪

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GRD2 ISO1600 f2.4 1/13s
この写真、いつのだかわかりますでしょうか?
実は昨晩です。
仕事を終えて大学を出たときには小雨だったのですが、地下鉄から降りたら大雪でした。
ロンドンは元々そんなに雪が降らないのですが、未だ10月の終わりだしこれはあり得ません。
おかげで駅から家まで、雪をかぶるは足下は滑るは、寒いは、えらい目に遭いました。

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GRD2 ISO1600 f2.4 1/30s
新聞に拠れば、寒波が北極海から張り出して、昨晩はモスクワよりも英国は冷え込んだそうです。
スコットランドはいざ知らず、ロンドンにはあまり雪は降りませんし(年に数回くらい、関西の方は大阪と同じような頻度と思っていただければ)、真冬もむしろ東京や大阪の方が風が強い分、体感的には寒いのですが。

R0011875.jpg
GRD2 ISO800 f2.4 1/5s
10月の降雪はやはりいつもとは違うようで、これも世界的な異常気象や温暖化による影響なのでしょうか。
それにしても、あり得ないですよね、これは。

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GRD2 ISO800 f2.4 1/4s
夜なので、カラーで撮ってもぱっとしないのでモノクロで。
この方が雰囲気があると思います。
それにしても昨夜は寒かった。

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GRD2 ISO800 f9.0 1/1250s
で、これが朝の景色。
家を出て仕事場に着く頃にはもうほとんど溶けてしまいました。
子供たちは雪だるまを作ると意気込んでいましたが、残念でした。
昨夜にモノクロで写真を撮っていたときの設定のままだったのを忘れていてシャッターを押したので、ISO800などという訳の解らん設定。
お恥ずかしい。
GRD2、ISO400までが常用と良く聞きますが、ブログやL版プリント程度ならISO800でも十分で優秀だと感心しました。

R0011881.jpg
GRD2 ISO800 f4.5 1/320s マクロ
ところで、高橋尚子さん、引退ですか。
ご苦労様でした。
でも、個人的には残念ですね。
こちらではラドクリフなんか、もう国際大会での優勝は難しいのかもしれませんがまだまだ現役ですし、リスペクトされています。
納得のいく走りができなくなったから引退、つまりイメージ通りの走りが出来なくて勝てなくなった、と言う事だと思うのですが、常にイメージ通りに事が動かないのが人生ですし、まだまだやれそうな気がするのは本人じゃないからそう思うだけでしょうか、もったいない気がします。
実情を知らない門外漢としては無責任は批判は出来ませんが、ここ何年かは高橋選手にとってはマラソンを続ける上では逆風だらけだった様に見えてしまうのは僕だけでしょうか。
一番になれなくなったら引退と云う周囲からのプレッシャーとかは無かったのかなとか勘ぐってしまいます。
こういう選手が第一線で優勝出来なくても上位入賞などのレベルでの戦いが出来るし、本人がやる気があるのであれば、きちんとリスペクトされた上で現役を続けられる環境が日本には欠けている様な気がします。
実際はそうじゃないのかもしれませんが。
カズとか伊達公子さんなんかも、頑張ってますしね(密かに応援していたりする)。
住む世界が違うので、実情は解らないです。

研究環境もそうなのですが、どうも日本は視野が狭いと云うか、間口が狭い気がします。
もっとも、今は世界中が不景気ですから、金銭的なサポートを見つけるのは、誰が見ても投資すべき一級の成果を挙げている状況でないと、どこへ行っても容易ではないとは思います。

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  1. 2008/10/29(水) 10:06:18|
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ハーフ・ターム

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GRD2 ISO80 f4.5 1/250s
今週は、ハーフ・タームと云って、各学期(今は英国は、日本で云うと学年始めの一学期)の中休みです。
各学期のど真ん中に1週間半ほどのお休みが入ります。
子供たちは学校がお休みで、お友達に会えなくなるのは少し寂しいようですが、学校がないので基本的には「ラッキー」のようです。
子供にとってお休みが嬉しいのは、これは万国共通なんでしょうね。
一方、母親は子供が一日中家にいるので、「アンラッキー」のようです。
自分が子供のときには、長期休暇に入ると子供が家にいるのをおかん(大阪で云うおかあさんのこと)が昼飯の支度をしないといけないし、相手もしないといけないし、云う事聞かないし、実は早く休みなんて終わってほしいと思っていたりする事なんて、知りませんでしたねえ(笑)。
特に英国では12歳より小さい子供が一人で外歩き出来ないので(法で禁じられている)、日本の様に友達と約束して親を同伴せずに一人で遊びに行ったりとか出来ないのです。
もし、子供が一人で行動していて交通事故などに遭遇した場合、その親が親としての義務を果たしていないと言う事で罪に問われます。
だいたいハーフ・タームや長期休暇中では、どこのPrimary Schoolでもキャンプと称してサッカー・スクールやお絵描きなどのコースを有料で設定しているので、お金を払うゆとりがあって、子供を外に出して少しでも自身のストレスを軽減したい「おかん」たちは、こういったキャンプを利用して子供が外にいる時間を作り出す努力?をするようです(笑)。

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  1. 2008/10/28(火) 08:00:00|
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冬時間

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GRD2 ISO400 f2.4 1/2.5s
週末はずっと雨で寒くてどこにも出かけられず。
妻と子供たちはアンラッキーでしたが、僕は研究室で少し仕事をさせてもらいました。
今日は久々のよい天気です。

辰吉がタイで復帰戦との報道に、ちょっと驚きました。
9年前に、大阪ドームでウィラポン・ナコンルアンプロモーションとの再戦を見に行ったのを思い出しました。
この時の結果はTKO負けで残念だったのですが、人気はダントツでした。

日曜日の夜中から、夏時間から冬時間に切り替わりました。
冬時間が正真正銘の世界標準時で、日本はここから9時間進んでいます。
10月の最終日曜日の午前(夜中の)1時までが夏時間。
時計の針を一時間巻き戻して、変更終了です。
夏時間から冬時間は、いつもの時間に起きたつもりでもまだ一時間早いので体が楽ですが、逆の冬から夏のときはちと辛いです(笑)。
慣れていないと、なんだか気持ち悪いですよ。
最近のコンピューターは、ネットにつながっていれば自動的に時刻修正もしてくれて、夏時間/冬時間の切り替えも勝手にしてくれているので、昨年はコンピューターを立ち上げて初めて時間が切り替わったことに気付きました(笑)。

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  1. 2008/10/27(月) 08:00:00|
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仲間

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GRD2 ISO80 f2.8 1/125s
みんな友達。
広げよう、友達の環(古いか、でもまだやっているよね)。

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GRD2 ISO80 f3.2 1/125s

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  1. 2008/10/25(土) 00:00:30|
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月暈(2)


GRD2 IS0400 f2.4 1/2s
昨日の夜から大雨。
天気予報では、午後から回復するらしいです。
昨日は仕事を少し早めに切り上げて、GP (General Practitioner;かかりつけ医)にインフルエンザ・ワクチンを家族全員に射ってもらいに行って、そのあとは、ハーフ・ターム(各学期の中間休み)前の現地校の小学校の先生との面談でした。
これらの話題は、来週にでもあらためてレポートしようと思います。

またまた月に暈がかかっていました。
夜なのに飛行機雲がいくつもあって、なんだか幻想的な景色に見えたので、モノクロで撮ってみました。
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  1. 2008/10/24(金) 08:00:00|
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ハイ・ストリート

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GRD2 ISO100 f5.0 1/400s
ロンドンでは、電車の駅の近くには、必ずと言っていいほどハイ・ストリートと呼ばれる商店街の並んだ目抜き通りがあります。
日本では地元の商店街は、大型の郊外型スーパーマーケットの進出で全国的に厳しい状況が多いのだと思うのですが、ここではなぜかこういう商店街がちゃんと生き残っています。
こういったハイ・ストリートを歩くと、チェーン店ではない地元のお肉屋さんや八百屋さんのような小さなスーパーもあって、なかなか楽しいです。

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  1. 2008/10/23(木) 08:00:00|
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世界規模の景気後退

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GRD2 ISO400 f2.4 1/40s
昨日のチャンピオンズ・リーグの予選、アーセナルはフェネルバフチェに快勝。
ロンドン子達には気持ちのよい試合だった事でしょう。
セルティックはマンUにめためたにやられてしまい、残念でした。

先週号のNatureの記事から。
Icelandic biotech feels the pinch
Nature Volume 455 Number 7215 p842
deCode Genetics runs risk of losing stock-market listing.
Meredith Wadman
世界規模の景気後退が、科学研究やバイテク企業にも少し先行き暗い影を落とし始めています。
その一例。
アイスランドは小さな国土の国ですが、現代的な金融システムを基盤に大変にリッチな国として成功を収めていたかの様に見えました。
ところが米国のサブプライムローンの破綻に端を発する世界規模の金融信用の崩壊から、金融資産の暴落に歯止めがかからなくなり脆弱性を露呈。
国家規模の破産の瀬戸際に追詰められ、つい先日は大手銀行の国有化まで発表されました。

これは、英国にも多大な影響を及ぼしています。
アイスランドの銀行は高金利をうたっていたため、多くの市民がアイスランド系のネットバンクなどの銀行に預金をしていましたが、アイスランド政府がアイスランド国民以外の預金は保証出来ないと発表したため、英国政府が強行に反発、英国内のアイスランド系銀行の資産の英国外持ち出しを凍結し、国家間の緊張が高まっています。
また、英国の警察や多くのカウンシル(市役所)などが税金や運用資金をアイスランド系銀行に沢山預けていたため、そのお金を動かせなくなり、市民税などの増税が必至だとの報道も。

アイスランドには、デコード・ジェネティクス社と云う特殊な会社があります。
これはアイスランド出身の科学者が1996年に設立した会社で、言ってみればアイスランド国民の病歴と遺伝子のデータベースを研究と商売に結びつけた会社です。
アイスランドには、900年以上のヴァイキングの伝統によって、きちんとした家系図が残っているそうです。
地理的に相対的に孤立していたアイスランド人は比較的均質な集団を構成しているため、アイスランドは病気の遺伝的要因の調査を行なうには理想的な場所と考えたのです。
デコード社は、アイスランド政府と取引して、国民の病歴と遺伝子情報を優先的に閲覧出来る事、そのみかえりとしてハイテク産業と投資マネーをアイスランドに呼び込むことを約束しました。
国民投票でこの計画は多数の賛成を得て、世界中の遺伝学者やバイオ産業・製薬会社が注目した国家的とも云えるプロジェクトがスタートしたのです。
数年前にNHKなんかも大きく取り上げてNHK特集かなにかで紹介していた様に記憶しています。
この計画では、高血圧や糖尿病といった生活習慣病から悪性腫瘍に至るまで多くの疾患の遺伝学的解析が外資系製薬会社や欧米の大学との提携によって行われており、NatureやNature geneticsといった一流誌に掲載される様な数々の目覚ましい成果を上げてきました。
ところが、この未曾有の金融危機に際し、資金繰りが苦しくなり、NASDAQ上場基準を満たせなくなったため、このままではNASDAQ経由での資金調達が出来なくなり先行きが危ぶまれているということなのです。
資金調達が行き詰まって経営破綻となった場合、この会社の保有する知的財産(遺伝情報や病歴情報を含む研究データ)は、製薬会社などにとっては垂涎の価値を持つものでしょう。
いったいどうなってしまうのか、要注目です。

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  1. 2008/10/22(水) 08:00:00|
  2. 研究
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中国GP

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GRD2 ISO80 f7.1 1/640s
ルイス・ハミルトンがF1中国GPを制し、総合優勝に一歩前進しました。
黒人初のF1ドライバーと言うだけでなく、英国からはナイジェル・マンセル以来の優勝を狙えるヒーローの出現で、報道は盛り上がっています。
しっかり2位にフェラーリのフェリペ・マッサが付けていますので、まだ7ポイント差。
最終戦のブラジルGPまでどうなるのか解りません。
総合3位に付けているクビサはもう点数的に届きませんから、マッサかハミルトンか、目が離せません。

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  1. 2008/10/21(火) 08:00:00|
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月暈


GRD2 ISO400 f2.4 1/6s
秋冬の季節になって曇りがちな日が多く、月が出ていても薄く雲がかかった状態で、「かさ」がかかった月をよく見ます。
でも、目で見てかさがかかっていても、いざ写真にしようとするとなかなか思った様な写真にならなくて、難しいモノですね。
この日は雲の量がちょうど良いのか、目で見てはっきりと解る様な写真になってくれました。
腕と云うよりたまたまなんですが。
今月のトラックバック企画、全くアイデアも被写体も浮かばないままでしたが、なんとかスルーせずに駆け込めました。
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  1. 2008/10/20(月) 08:00:00|
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予選

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GRD2 ISO400 f2.4 1/125s マクロ
サッカーW杯予選、Englandは大変に好調にこなしています。
ルーニーやジェラードなど、働くべき人がきちんと仕事をしていて、見ていて安心感があります。
EURO2008の予選落ちした時と比べると安定感があって、監督が変わった事がやはり大きいのかもしれませんね。

日本はホームの試合で、ウズベキスタンに対して痛いドローでした。
全くこちらでは報道していないので、映像でどんな試合だったのかは知るべくも無いのですが、中村俊輔など世界に通用する選手がいるのに、残念ですね。
エジンバラに仕事で行った際、セルティックのサポーターの方がいて、中村の事をべた褒めでしたから、やはりあのチームの中ではすでに地位を確立したスター選手なんだなと云う事を実感した覚えがあります。
どうも、プレミアリーグの試合を見慣れてくると、やっぱりゴール前での迫力やスピード感が日本とは違う様な気もするのです。
一方、アンリの抜けたあとのアーセナルなんかは、ワンタッチのパスをテンポよく小刻みにまわす事で絶対的な個人技のフォワードの抜けた穴をうまく埋めている様な気もするのです。
アデバイヨール、確かにすごいですけど、見ていると結構泥臭いですしね。
アーセナルの様な試合運び、日本にも出来るのではないかと思うのですが、買いかぶり過ぎでしょうか?

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  1. 2008/10/18(土) 08:00:00|
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ゴシップねた

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GRD2 ISO80 f2.8 1/125s
緯度が高いためか、日の差し込む角度が日本よりも浅いです。
そのせいか、長い影が出来ると、光の加減がとても美しく感じられます。

マドンナ、離婚ですか。
やっぱりなと思いました。
だって、旦那の方、あまり名前聞かないですから。
マドンナの方が相当資産を持っているはずですが、こういう場合は旦那の方がお金をもらうのでしょうか?
BBCのニュースでこの話題を取り上げたのには驚きました。
NHKの7時のニュースで芸能人のゴシップねたを取り上げるようなモノだからです。
タブロイド紙に依るとストーンズのロン・ウッドも離婚したがっているようですが、こちらは奥さんが承諾しないらしいです。

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  1. 2008/10/17(金) 08:00:00|
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ラベンダー


GRD2 ISO80 f2.4 1/60s マクロ
北海道ほど冬は寒くないですが、緯度が樺太と同じくらいなので、夏場はラベンダーはあちこちで目にします。
もうとっくにシーズンを過ぎてしまいましたが、8月に入ったころ、シーズンが終わりかけて華やかさを失いつつある頃に撮ったものです。
少しみすぼらしいですが、何となく秋のすこしセンチメンタルな気分にぴったりな気がします。
来年の夏には、花盛りの頃に撮りたいと思います。

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  1. 2008/10/16(木) 08:29:00|
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珈琲


GRD2 ISO400 f4.0 1/250s
今日は朝から肌寒く、小雨がさめざめと断続的に降っています。
天気予報に依れば、週末に向けて高気圧が張り出して改善するらしいのですが、どうなる事やら。

英国と言うと紅茶の国と言う印象があります。
それは全くその通りだと思います。
実際に、スーパーで紅茶を皆さん沢山買って行きますし(意外に思われるかもしれませんが、ティーバックを買って行く人が多いんですよね)、僕の住んでいるフラットの一階に住んでいるおばあちゃんも、毎日紅茶は欠かせないと言います。
でも、研究室で周りを見渡すと、結構みなさんコーヒーもよく飲んでいます。
それもインスタントではなしに、わざわざ挽いた豆からコーヒーを入れて飲んでいる人も結構いるのです。

英国に来てすぐに思ったのは、日本で飲むよりも自宅で入れたコーヒーと紅茶がとてもおいしい事です。
一方、緑茶は日本から良いやつを持って来ていてもなぜか全然駄目です。
ほうじ茶は大丈夫です。
本当か嘘かは裏を取っていないので解りませんが、コーヒーと紅茶には硬水が、一方緑茶は軟水でないとうまくないと聞きました。
もし詳しい方がいらっしゃれば、教えてくださると嬉しいです。

日本では一時期シアトル系と言われるコーヒーショップが次々と入って来て、ちょっとしたブームでした。
最初は東京でしか見ることが出来なかったスターバックス(大阪流に言うと、スタバ)も、いまや日本では至る所で見つけることが出来ます。
大阪にはスタバがまだ入っていなかった頃、銀座のスタバに弟と二人で入って初めて飲んだときには、「へぇ、うまいもんやな」と驚いた事を覚えています。
話が脱線しますが、シアトルにいる有名な先生(研究者、米国人)に会いにシアトルを訪問した際に、スタバの一号店に連れて行ってもらいましたが、すごく小さい店舗なんですね。
小さなお店からいわば世界を制覇したサクセス・ストーリーなのでしょうが、彼に云わせると、スタバよりも味の良いお店はシアトルにはいっぱいあるよと言っていました。

さてさて、ロンドンではシアトル系はスタバしか見かけません。
ここではチェーン店ではCOSTAやCoffee Republicといったお店をよく見かけます。
始めはスタバに妻と入っていたのですが、おそるおそる他のお店で飲んでみると、なかなかどうして、香りも味も僕のストライクゾーンのど真ん中だったりして、最近はすっかりスタバからは足が遠のいてしまいました。
チェーン店でこの味なので、地元の拘った親父のお店とかもしあるとしたらどんなにおいしいのかと思ったりしますが、なかなか外出したときに子供連れでちょっとコーヒーでもと思える店構えが少ないので、未だにそのようなお店に出会えていません。
写真は、妻と二人で今はまっているCoffee Republicのお店で出してくれるラテ用のマグカップです。
実は英国はコーヒーもおいしい国だったのでした。

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  1. 2008/10/15(水) 08:57:00|
  2. 英国
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ウエストミンスター寺院

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GRD2 ISO400 f9.0 1/1600s
写真はウエストミンスター寺院。
ゴシック建築のロンドンでは代表的な観光名所。
ビッグ・ベン(国会議事堂)のすぐ隣です。
ここに埋葬されている著名人は、
ニュートン、ラザフォード、マックスウェル;物理学
ダーウィン;自然科学
スティーブンソン;蒸気機関の発明
ディケンズ;作家
などなど、そうそうたる顔ぶれ。


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  1. 2008/10/14(火) 07:41:25|
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ハロウィン商戦

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GRD2 ISO100 f5.6 1/500s
10月に入ってから、街やスーパーはハロウィンに向けた商品が並び始めました。
日本でもここ数年は盛り上げようと言う意図の陳列がデパートなどで目につくようになりましたが、日本では宗教的意味合いが薄いので、根付いている様には見えません。
しばらくはこういった商店街のディスプレイや、ハロウィン用の仮装グッズなどがスーパーマーケットに並んでいたりします。

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  1. 2008/10/13(月) 08:14:34|
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冒険

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GRD2 ISO80 f4.0 1/250s
ロンドンでも、探せば日本の紅葉に近いイメージの木を見つけることが出来ます。
ただし数は少ないです。

僕が中学生のときに、冒険家の故植村直己さんが中学校に講演に来てくださったことがあります。
その際に、植村さんのされている「冒険」は、すべて良く計画を練り綿密に計算されたもので、勝算の見込める事だけに取り組んでいるのであって、勝算も何も無いものに何も考えずにチャレンジするのは只無謀なだけであって冒険でもなんでもないとおっしゃっていました。
驚くにあたらない事かもしれませんが、こういったアプローチは僕たち研究者も全く同じです。
何も考えずに、ただその時にしたいことを無計画にしていては全くはなしにならない。
研究提案に関しては、研究の目的・意義・作業仮説を明確にし、検証方法などは実現可能なビジョンを提示した上で、ある程度中長期的な計画なり展望を持って取り組んでいます。
研究者と聞くと、自分の好きな事だけしている道楽者に聞こえるかもしれませんが、研究費が継続的に獲得出来ないと立ち行かなくなる上、ポジションも失いかねないため、常に他者に理解してもらえてファンドしてもらえる研究意義と実績をアピール出来るよう仕事をして行かないと成り立ち得ない職業です。
ノーベル賞の影に下記のサイトにあるようなちょっと物悲しいこのようなエピソードが隠されていたことを知り、少し感傷的になりました。
http://mitsuhiro.exblog.jp/9897015/
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=95545761

純粋科学に於ける研究は、一見すると何の役に立つのかと思われてしまう内容も多いのかもしれませんが、基礎生物学に関して云えば、一つのたとえを云うと、直接病気と関わりあっていることがはっきりしていなくても、生命活動に於いて重要な不偏的現象の根本的メカニズムには、必ずその裏には病気があります。
なぜなら、生命活動に重要な不偏的な機能に障害を来せば、それは病気だからです。
もちろん、医学的意義はひとつのたとえ(側面)であって、他にも産業的な意義など、いろいろありますよね。
ですから研究対象がヒトやマウスでは無くて、それが魚だろうがショウジョウバエ、果ては酵母菌や線虫だろうが、生物学的に意義のある研究は、どれも重要なのです。
最近は、日本では応用医学的な所ばかり研究予算が重要視されている様な印象を強く持っていましたので、ノーベル賞をきっかけに、生物学だけではなくて、あらゆる基礎科学にもきちんと継続的にファンドされる様な研究環境になると良いなと思います。
柳田先生のご意見、個人的に胸のすく思いです。
http://mitsuhiro.exblog.jp/9892675/

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  1. 2008/10/11(土) 00:00:00|
  2. 研究
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左右


GRD2 ISO100 f2.4 1/50s
え~っと、タイトルを見て、僕の元ラボの人たちは研究の話と思うかもしれませんが、違います(判る人にだけ判る様な意味不明なことを書いて済みません)。

エスカレーターで右に立つか、左に立つか。
東京は左。右を歩く人が通る。
大阪は右に立って乗る。歩く人は左側。

で、ロンドンですが...........、右に立ちます!
左が歩く人です。
左にぼさーっとつっ立っていたら怒られます。
と言う訳で、ロンドンは世界の首都みたいなものですから(と、先日、ロバート・デ・ニーロがテレビのインタビューでそう言うとりました)、大阪の方が世界標準なのでした。

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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/10/10(金) 09:24:14|
  2. 英国
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騎馬警官

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GRD2 ISO400 f2.4 1/90s
今日もいい天気です。
通勤途中で騎馬警官を発見。
間近で写したら怒られそうなので(笑)、遠目からぱちり。
突然、普通の道路に現れたら、僕たち日本人はやはり馴染みが無いので、ちょっとぎょっとしますよね。
ときどき、騎馬警察用の馬を運搬する警察の車も見かけます。

ノーベル化学賞も日本人!
これはGFP蛋白は僕たちも日常的に利用しているので、馴染みのある話題です。
医学生理学賞じゃなくて、化学賞なんですね。
日本人がもらうのはすばらしい事で同じ日本人としてとても誇らしく思いますが、今回の物理学賞と化学賞をあわせて純粋に日本国内からの業績は50%(益川博士と小林博士のみ)なので、手放しで日本の研究環境がすばらしいとは云えないと思うのです。
これをきっかけに世界中の俊英が是非に日本で研究したいと思ってもらえる様な研究環境が整う事を願います。

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  1. 2008/10/09(木) 08:25:15|
  2. 英国
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ボウリング

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GRD2 ISO100 f6.3 1/500s
今日のロンドンは、一週間ぶりくらいのよい天気ですが、その分少し肌寒い。
明日も晴れるようですが、週末に向けては天気が崩れそうです。

昨日の日本からの報道は、王監督の最後の試合、緒形拳さんの急逝と寂しいニュースと、ノーベル物理学賞の受賞と云う明るい話題とで盛りだくさんでした。
UKでは金融危機の報道一色で、あまり先行きが明るい話題が見当たりません。

さて、今日の話題。
近所の良く行く公園に、「ボウリング場」と書いてある区画があります。
見ると、芝生の広場で、側にはクラブハウスの様な建物があり、普段は立ち入りが制限されています。
たまたまある日、試合?なのか使われていたのでのぞいてみますと......
これって、ゲートボール?
お年寄り達が何やら目標物に向かってボールを転がしたりしています。
調べてみますと、Lawn Bawlingという、いわゆるボウリングとは全く違うスポーツなのだそうです。
そういえば、オーストラリアを訪れた際に、そういったスポーツがあってオーストラリアで結構盛んだと言うはなしを聞いたことがあったのを思い出しました。
Wikipediaによると、13世紀まで起源をさかのぼれる、古くからあるスポーツのようです。
それにしても、実にきれいに芝の手入れがしてあって、やはり税金の使い方が日本とはずいぶん違うなあと思います。
こちらは結構道路や歩道がでこぼこしている所も多いので、もっと道路工事したら?なんて思ってしまいますけど。

今月のGR BLOGのトラックバック企画は、さらに僕にとっては難しいです........

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  1. 2008/10/08(水) 08:32:07|
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ウイルス学

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GRD2 ISO100 f3.5 1/200s
今日はやっぱりこの話題です。
本年度のノーベル医学生理学賞が発表されました。
昨年は、僕の研究領域に近い話題でのノーベル賞だったのですが、今年はウイルス学からでした。
HIVの発見者のLuc Montagnier博士とFrançoise Barré-Sinoussi博士(仏)、ヒトパピローマウイルス(HPV)の発見者であるHarald zur Hausen博士(独)の三者です。
パピローマウイルスとはあまり聞き覚えが無いかもしれませんが、要するにイボの原因ウイルスです。
パピローマ(イボ)ウイルスは何種類もありますが、子宮頸癌を引き起こすウイルスはこの中の特定のウイルスです。
HIVはウイルスの発見によって、現在はAIDSへの進展を食い止めることが出来るようになりました。
HPVは、これへの感染を予防する事で、子宮頸癌への進展の予防につながります。
これらの社会的インパクトが評価されたのでしょう。
HIVはもっと早く貰っていても良かった様にも思いますが。

医師は目の前にした個人が対応できる数の患者様しか手助けできませんが、良いワクチン一本の開発で数百万人とか言う単位の人救われる可能性があるのは、基礎研究の醍醐味でしょう。
もっとも、そのような体験を生存中に味わえる研究者は数が限られると思いますが。
学生時代、産婦人科の実習のときに(もう15年以上昔ですか)、子宮頸癌とHPVの高い相関関係から、子宮頸癌は感染症として捉えられて予防できるようになるのではないかと指導教官が言っていた言葉に、当時はへえ~っと思った覚えがありますが、英国では今年から若い女性(思春期)に子宮頸癌予防のためのHPVワクチン接種が開始され、当時の予言はほぼ現実のものとなりつつあります。
世の中の進歩は目覚ましいものだと思います。
そう言えば、HIVを誰が最初に発見したのかについては、米国のRobert Gallo博士との間でちょうど1980年代の後半に論争になっていて、研究素材の盗用疑惑と云った随分スキャンダラスな噂もあったのですが、結局仏チームに軍配が上がっていたんですね。
今回の受賞で決着がついていたことを初めて知りました。
不明を恥じるばかりです。
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テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/10/07(火) 08:43:02|
  2. 研究
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未知への挑戦

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GRD2 ISO80 f5.0 1/400s
週末はずっと雨が降って天気が悪いは冷え込むはで、この秋冬シーズンに入ってはじめて暖房を入れました。
英国では電気ガス料金がこの夏にどこの会社も20~30%の値上げをしたので、冬場の光熱費、意識的に節約しないといくら請求が来るのかとても怖いです。
この週末は近所の商店街では年2回ある恒例のマーケット(屋台が並ぶ)だったのですが、風邪を引いてしまい散々で、行けずじまいでした。

GR BLOGのトラックバック企画で選出された写真が発表されています。
なるほど、どれも力作で、いつもながら、みんなうまいなあと感心します。
コンパクトデジタルカメラの表現力の可能性は、じつは最近まで馬鹿にしていたのですが、なかなかのもんだと改めて思いました。
遊びのネタとしてとても面白いので、まだまだ懲りずに参加します。

今回のテーマは「旅」だったのですが、思うに「旅」とは広義に捉えると、未知なるものを追い求める行為、挑戦する行為なのではないかと思います。
研究生活そのものも、見方によっては旅みたいなものかもしれません。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/10/06(月) 08:19:41|
  2. GRD2
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頭上

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GRD2 ISO100 f3.5 1/160s
先週の金曜日に、研究用の材料を譲っていただくため、Imperial CollegeのHammersmith Campusに行ってきました。
Campus自体はHammersmith Hospitalの敷地内にあります。
最寄り駅は地下鉄Central LineのWhite Cityで、途中にBBCがあります。
「ホ~、ここがBBCかあ」などと思いながら研究所に向かう途中でふと見上げると......なんじゃあ、こりゃ?
全部ぼろぼろの自転車で、誰かが乗っているようには見えず、廃品に見ます。
誰が何のためにこんなことをしているのでしょうね?
でも、しっかりとチェーンで手すりには固定してあります。
意味が分かりません(笑)。
恐るべし、英国。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/10/04(土) 08:00:00|
  2. 英国
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接種率

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GRD2 ISO400 f6.3 1/640s
昨日、ワクチンのことを書いたので、もう少しワクチンのことについて思っていた事を。
小児科時代からの友人(まさに戦友です)に、感染症の医療に情熱を傾けている小児科医がいて、彼によると先進諸国の中で日本での麻疹(はしか)ワクチン接種率は最低で先進国としては恥ずかしいレベルだとよく言っていました。
小児科サイドからは接種率を上げるべく随分前からキャンペーンを行っているにもかかわらずです。

日本人は麻疹を軽く考えがちです。
もちろん、「麻疹発症=即入院」と言う訳ではありませんが(入院が必要かどうかはケース・バイ・ケース)、麻疹はどんな感染症と比べても(熱帯のエボラ出血熱等の特殊なものは例外として、少なくとも日常的に良く見かける感染症の中で)、症状が激しく感染力が強くて、麻疹肺炎等の合併症を生じたときには死亡転帰を含めてかなり重症化する事が予想されます。
麻疹に罹患した場合の危険性をもっと深刻に受け止めるべきで、これも防げるなら防いだ方が無難と言うのが、病気の実体を知ってしまった者の正直な感想です。
日本に於いては、学校の家庭科や産後の母親向けの子育て学級等で子供への感染症に対する啓蒙に力を入れた方が良いかもしれません。

日本に住んでいたときに、子供の通う幼稚園で水痘が流行した際、我が子に感染してもらいに何人かで罹患した子の家へ行って、罹患児の使ったスプーンを我が子になめさせた母親達がいると言う話を聞いたときには(人づてに聞いた話で、真偽の裏までとっていませんが)、気絶しそうになりました。
水疱瘡なんてと軽く考えているのだと思いますが、麻疹も含め水痘・風疹(三日はしか)・流行性耳下腺炎(おたふく風邪)のなかで、もちろんこれらも発症したら直ぐに入院とはなりませんが、まったく合併症の可能性の無い安全な感染症なんてないはずです。
インターネットが普及しこれだけ情報が容易に手に入る(ある意味氾濫している)時代に、なんと言う事だと思います。
これがもし本当の話ならば、そんなことをしている人たちの責任ももちろんですが、医学専門教育を受けていない市民をこのような誤った認識のまま放置している医療行政側の責任なのかもしれません。

この写真も、King's College Medical School内の光景です。

テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/10/03(金) 10:18:08|
  2. 医学
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HIBワクチン

R0010778.jpg
GRD2 ISO400 f7.1 1/640s
昨日の朝日新聞のweb siteの記事から。
日本でもHibワクチンが認可されたとのこと。
個人的には良いことだと思います。
Hibとはインフルエンザ桿菌b型菌(Hemophilus influenzae type b)のことです。
インフルエンザの原因であるインフルエンザ・ウイルスとは根本的に違います。
その昔、インフルエンザの原因と間違われたため、この名前が付き、ややこしいのですがそういった歴史的背景からそのままこの名前が使われています。
この菌は小児に関しては上気道炎や肺炎等も起こしますが、一番重要なのは生後半年頃から6歳くらいまでの細菌性髄膜炎の主要起因菌であることです。
時にラッシュな経過を辿り、初期治療への反応が悪かったり病院に連れて来るのが遅かった等で対処が遅れたりすると、後遺症も残す恐れが出ます。

小児科の臨床をしていますと、髄膜炎と言う病気は年に何例か遭遇します。
髄膜炎はウイルス起因の無菌性と細菌性に大別され、夏場には夏風邪のウイルスに因る無菌性を比較的良く見かけます。
細菌性の場合は、年齢に依って起因菌に特徴があるため、抗生剤の選択等、小児科特有のノウハウがあります。
英国では、Hibワクチンは生後2ヶ月から一ヶ月ごとに3回に分けて日本で云う三種混合(破傷風・ジフテリア・百日咳)と一緒に接種が義務づけられています。
髄膜炎から敗血症へ至ってしまった症例の経験をしてしまうと、防げるなら防げた方が良いなあと言うのが率直な感想です。

英国では義務づけられているが日本に無いものに、MenC(髄膜炎菌C、Meningococcal C conjugate)ワクチンがあります。
これも日本でなんでやらないのでしょうね。
まあ、行政はコストとベネフィットを天秤にかけますから、ベネフィットが勝らないと言う事なのでしょうか。
これは6歳以上の髄膜炎の主要起因菌です。

この写真も昨日につづき、King's College Medical Schoolです。

テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/10/02(木) 09:59:18|
  2. 日英の相違
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Credit crunch

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GRD2 ISO400 f8.0 1/1000s
月曜の夜から火曜日にかけて、米国の下院での金融安定化法案が否決された事がずっとトップニュースでした。
連日トップニュースは世界規模の景気縮小・経済危機の話題です。
日本の新聞のweb siteでは、それなりに大きく取り上げてはいるものの、そこまでクローズアップされている様に見えないので、なんだか随分温度差があるなあと思います。
昨日今日の朝日新聞のweb siteは、メインは内政と三面記事的事件の報道がメインで、世界経済ではありません(と言う様に僕には見えます)。
BBCの記事に依ると、ひとえに、バブルで荒稼ぎしたウォール街の金持ちをなんで75兆円!も税金を投入して助けないとあかんのやと云う一般市民の反発に、次期選挙を睨んだ議員達が敏感に反応した形のようです。

僕の専門領域の研究者と会って話をすると、ブッシュ嫌いは相当根強くて、米国のどこへ行っても良く云う人がいませんでしたが、一般市民にも支持されなくなって来ているのでしょうか。
驚いたのは、ブッシュの支持基盤である共和党議員の大半が反対票を投じている事です。
日本の自民党では考えられない事ですね。
何れにしても、日本はイザ知らず英国の経済は世界規模の経済との連動が強いので、米国が速く安定してくれないと我々庶民の生活を直撃しているので、早くなんとかしてもらいたいです。
経済システムが大きく変化しているので、1929年の株価暴落から始まった世界恐慌の様にはならないだろうとの大学の経済学の教授のインタビューを月曜日の夜のBBCニュースで流していましたが、最悪なことにならない事を祈るばかりです。
月曜の(英国時間の)晩に、直ぐにゴードン・ブラウン首相は米国に向けてメッセージを発信したようですが、世界規模の金融危機に我々が直面しているにもかかわらず、日本の政治は全く存在感が感じられず(と言うより関係無いかの様な第三者的立場に立っている様な気もします)、「何してるねん」という率直な感想です。
日本もそんなに景気がいい様には思わないのですし、勝手に独り相撲で米国が転けて相対的に円が強くなっているだけの様な気もするのですが、日本経済がそれほど強いのでしょうか?
学生時代は理系にありがちで経済等みじんも興味が無かったのですが、ちゃんと勉強しておけば良かったと少し後悔(今からでも遅くないかもしれませんが)。

写真はKing's CollegeのMedical School内の建物です。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/10/01(水) 09:51:47|
  2. 未分類
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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