GRD2 ISO80 f6.3 1/640s
今日は朝から青空が広がっていますが、また少しばかり気温が一段下がりました。
週末に向け、さらに冷え込む様子で、とうとう最高気温は10度を下回るようです。まあ、もう12月ですしね。こんなものでしょう。
今日は、英国中でpublic sectorの労働者(要するに公共サービスを担う公務員たちです)が一斉にゼネストを行っています。従って、我々高等教育に携わるものは、粛々と仕事をしていますが、primary schoolは休校で、子供たちは昨夜から「明日は休みだ、ヤッホー!」という感じでした。
交通機関は動いていますが、たとえばUK Border Agencyの入国審査官もこれに加わっていますので、国際空港で本日英国へ入国しようとする人たちは、むちゃくちゃ待たされて不便を強いられるものと事前に予想されていました。ロンドンの町中ではストに伴うデモ行進も予定されているようです。
Public sector strike to be 'largest for a generation'
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- 2011/11/30(水) 13:44:35|
- 英国
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Rolleiflex 3.5F Schneider Kreuznach Xenotar 75mm f3.5 / Kodak BW400 /Prater, Vienna, Austria
忙しいので写真のみで失礼いたします。
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- 2011/11/29(火) 16:30:31|
- Rolleiflex
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GRD2 ISO80 f7.3 1/320s
今週に入り、やや寒さが厳しくなった感があります。例年だと、すでに寒い朝には霜が降りていてもおかしくないのですが、今年はまだそこまでは行きません。今日は朝から曇ったまま、どんよりとした天気です。
またもや今朝のBBC Breakfast(朝のニュース)での報道より。
UKでは、病院に入院した場合、平日よりも週末の方が若干(平日よりも1割)死亡率が高いとの報道。
Hospital patients 'more likely to die at weekends'週末は、最少の人数で、しかも経験の少ない医療従事者が占める割合が多いからではないかとの推測です。
英国に於ける医師や看護士の働き方(勤務形態)をみると、正直、そりゃそうやろな~、と妙に納得です。日本じゃ、なにか院内で起これば、非番の先生はすぐに呼び出されますし、通常は呼び出された先生は旅行になどでかけていなければ快く応じますので、日本の病院では週末だからといって極端に結果がかわるとは思えませんが(必要ならば緊急手術もしますし)、日本は厚生省がこういうデータを出しているんでしょうか?僕は知識がなくて、知りません。
英国で、こういう事態はすべての病院に当てはまる訳ではなさそうで、どちらかというと「そういう傾向のある一部の病院が、統計データ上足を引っ張っている」様にも見えます。NHSとしては、このデータから「週末の病院の人的配置が不適切という結論を導くのは拙速である」との見解ですが、一方では「この事実を真摯に受け止め、改善策を練る」とのことです。
驚いたのは、各病院の死亡率を、病院間の地域差などを計算上補正して、リーグ・テーブルとしてプレミア・リーグの順位表のごとく公表している事です。しかも、ご丁寧に、予測される死亡率よりも「高かった病院(見かけ上問題のあると言えそうな病院)」と「低かった病院(標準よりも見かけ上は優れていると見える病院)」に色分けまでされています。
Hospital death rates: Full tableこれ、日本でやろうとすると様々な思惑が交錯して反対意見(もちろん、医師や病院運営者たちが一方的に反対するならば国民は「我が身かわいさのため」と思い納得できないでしょうけど)が噴出し、絶対にできそうな気がしませんが、医療の質を上げるためには、厚生省が音頭をとってこういう客観的データに基づく病院の評価をすべきな気がします。日本では、「医療に関しては素人と思わざるを得ない週刊誌レベルの取材に基づく病院ミシュラン本」が本屋にたくさん並んでいますが、現状とよく一致していて信用に足ると僕が納得した事は一度もありません。
客観的数字に基づく評価が公表されるとなると、不名誉な数字を恥と思えば各病院が死にものぐるいで質を良くしようと努力するでしょう。もっとも、米国でときに見られるらしいのですが、「見かけの病院の成績を良くするために、重傷患者や治療の難しい病気の患者を他院に押し付けようとする」病院が出てくるやも知れませんので、ルール作りやそのようなずるをしないように「どうやって数字を算出するか(地域格差などを計算上どうやって補正するか)」も大事になってくるでしょう。
ちなみに僕が今現在属する医学部の病院はこのリーグ・テーブルではどうだったかというと、どの項目も最高の水準にあるようです。臨床では歴史もあり定評のある医学部/病院とは聞いていましたので、僕自身は臨床にはノータッチなので貢献もしていなければ威張るいわれもないのですけど、聞いていた通りというのは気持ちが良いものです。
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- 2011/11/28(月) 16:22:37|
- 英国
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GRD2 ISO80 f5.6 1/500s
ちょっと肌寒いですが、気持ちのよい青空が広がっています。
今日もお産にまつわる話。
今朝のBBCの朝のニュース、BBC Breakfastでの報道。
英国において、自宅分娩は、病院での分娩に比べ、特に初産婦でリスクが高いとのこと。経産婦は大丈夫のようです。
Home birth 'carries higher risk' for first-time mothers周産期医療に携わった経験があるものとしては、「あたりまえやん」と感じますが、自宅分娩を勧める人たちや団体は、病院とリスクは変わらないと主張していたので、British Medical Journalにきちんとした統計データで出てきて、このように報道に乗る事自体に意義があると感じます。
自宅だとお産に何らかの問題が生じる確率は、初産婦で1000人に約9人に対し、病院や助産院では1000人あたり4~5人ほど。約半分という事です。
ちなみに、正常分娩が全分娩数の中で占める割合は、自宅は約90%に対し、病院や助産院は60~80%。これは病院が下手という訳ではなくて、妊娠や分娩の経過で異常が生じた症例は病院へ搬送されているためと解釈すべきでしょう。逆に、10%も自宅分娩で問題があるのかと驚きましたが、さらに驚くべき事に初産婦に関していえば、分娩経過で問題が発生して病院へ搬送になる率はなんと50%にも上るとの事です。
確かに経産婦は分娩の経過自体が非常にスムーズですから、リスクが少ないのも周産期医療に携わる人にとっては、データで見せられなくても感覚的には常識でしょう。初産婦さんは、まずは病院か産院でお産をして、第2子以降で希望する人だけが自宅での分娩を選択するというのが、あるべき姿なんでしょうね。
追記;
元近鉄の監督、西本幸雄氏、お亡くなりになったとの報を目にしました。悲運の名将と言われましたが、日本シリーズでの「江夏の21球」を思い起こしました。ちょうど大学1年の年にはブライアントなどが打って打って打ちまくってパリーグ制覇したのも印象深いです。ご冥福をお祈り申し上げます。
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- 2011/11/25(金) 11:34:51|
- 英国
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GRD2 ISO80 f5.0 1/320s
忙しいので、今日は写真のみで失礼いたします。
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- 2011/11/24(木) 17:23:06|
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GRD2 ISO80 f3.5 1/160s
今朝も霧でしたが、昼までに霧ははれました。ロンドンらしい天気が続いています。
日本では勤労感謝の日ですか。祝日が多いのがうらやましいです。英国は本当に祝日が少ない。もっとも、祝日がなくても英国人たちはばーんと休みを取りますから、関係ないかもしれませんが、日本人はそういう休み方が心情的にできませんので、もっと祝日があると精神的に気が楽なんですけどね。
今朝のBBCニュースで、「妊婦が自由に帝王切開か正常分娩か希望して選べるようにする」ということが話題として報道され、個人的にはちょっと驚きました。
Women can choose Caesarean birth帝王切開は、確かに大きな手術ではありませんし、母体や胎児を救うのに緊急で行うくらいですから、あるいみ母子に取って最も安全な「人の手で完全にコントロールされた」お産であるといえるかもしれません(産科の先生は違う意見かもしれませんので、あくまで赤ちゃんの蘇生のために、お産に立ち会っていた小児科/新生児科の医師の私見と考えてくださいね)。でも、もちろん手術ですから麻酔もいりますし、切開しないといけない訳で、そういう侵襲を伴う手技であるからには、きちんとした「適応条件」を満たす場合、つまり、母体、胎児、もしくはその双方の生命の危機を回避するに足る正当な理由がある場合にのみ、日本では行われます。これは至極常識的で全うなやり方だと思います。
英国では、妊婦の不安(陣痛に対する恐れや、お産にまつわる様々な人的サポートなどに対するものも含めて)を軽減するために、いままでも帝王切開を行ってきたようで、これを拡大して、リスクを十分に説明し納得していただいた上で本人が希望するなら、医学的な適応条件は関係なく帝王切開をしましょう、という訳です。たしかに、お産は何があるか読めない部分がありますので、どちらが安全とは言い切れないかもしれませんが、やっぱりなんだか極端やなぁ....、と思うのです。さすが、自宅出産の比率も相当高いと聞きますから、「どこでお産するか」「お産の方法はどうするか」の決定も、「妊婦さんの自己責任において」妊婦に選択権があるということなのでしょうね。
今日は、たまたまラボに見学に来ている医学部の2年生の男の子が、僕と話をしたいというので、いろいろとおしゃべりをしながら実験をこなしています。将来は何になりたいの?と聞くと先天性心疾患を手がける小児心臓外科とか(これも奇特だねぇ、ある意味)。僕の専門は元々小児科というと、以前記事にしましたが、日本と同じく英国でも小児科は人気がないとのこと。一応、彼が小児科医を目指すようになると思いませんけど、小児科のやりがいについては語っておきました(だって、僕なりに小児科医としての意地やプライドのようなものもありますしね。なんでそんなのを選んだの?っていう視線は「矯正」しないと、笑)。
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- 2011/11/23(水) 14:44:06|
- 英国
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GRD2 ISO80 f2.4 1/25s
今日も霧。ここのところ、ずっとです。霧の中で車のライトが光芒を放っています。
忙しくしているので、この辺で失礼いたします。
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- 2011/11/22(火) 14:35:49|
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GRD2 ISO80 f2.4 1/30s
ここのところ、次第に霧の日が増えて来ました。昨日より濃い霧のために、ヒースロー空港での飛行機の離着陸に困難を生じ、一部フライトのキャンセルが出ているようです。
時間がないので簡単に。
3週間前には息子が、先週は娘が熱を出し、1週間学校をお休みするはめになりました。
症状からすると、2人ともマイコプラズマのように思いました。娘は息子から感染したのでしょう。
おかげさまで二人とも完治しており、もう人にうつす心配もないと思います。
古典的にはオリンピック熱などといわれ、オリンピックの年にはやるといわれていましたが、この法則は現在ではそっくりとは当てはまりませんが、イングランドの感染症サーベイランスのここ20年ほどの推移を見ると、2011~2012に感染のピークがきてもおかしくないようなデータに見えます。
僕の子供たちの周辺では風邪がはやっていて、そのすべてがマイコプラズマとは言いませんが、もしかすると流行の可能性もありますので、ロンドン在住のお子さんで発熱とともに咳が次第に強くなってくる場合は、GPを受診して抗生剤(マクロライド系の抗生剤、エリスロマイシンかジスロマックがマスト。これらはよく効くのですが、欠点は子供には「苦くて飲みにくい」ことですね)を処方していただくことをお勧めいたします。
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- 2011/11/21(月) 13:12:42|
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Leica M3 Summarit 5cm f1.5 Fuji PR400/ Ueno, Tokyo, Japan
忙しいので、写真のみで失礼いたします。
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- 2011/11/18(金) 17:53:02|
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GRD2 ISO80 f5.6 1/400s
ここのところ暗くて湿っぽい英国らしい天気が続いていますが、今日は夕方から気持ちの良い青空が広がってきました。天気予報によると、週末はなかなか良い天気が期待できそうです。
今日のネタは、英国と比べると、日本の医療の仕組みは如何に「患者さんに取って便利で恵まれた仕組みになっているか」と言うお話。
ひつつめは、1週間ほど前にBBCで報道されていた、英国で「癌」の診断にどれくらい時間がかかるのかに関わるニュースです。
NHS cancer diagnosis waiting times down, figures showNational Health Service (NHS)では、2000年当時は、大腸癌と診断するのに平均96日(なんと3ヶ月ですぜ)かかっていたのが、ここ最近の平均日数が75日(それでも2ヶ月強ですぜ!)に短縮されたとのこと。2005年度から導入されている癌診断のためのNHSの戦略の成果だと、(僕にはやや誇らしげに聞こえる形で)報道されていました。日本でのデータを知りませんが(そもそも日本でそんな統計取っているのかどうかさえ知りませんが)、常識的に考えて日本でなら1ヶ月から1ヶ月半も有れば癌かどうかどころか病理診断まで白黒付いてしまうんじゃないかなと思うのですが、いかがなものでしょうか。ちなみに、乳癌、肺癌、胃癌などはあまり大きな改善はなかったそうです。結局、ここでの大きな問題の一つには、次に紹介するように、専門の医師と会うのがこの国の仕組みではとても時間がかかって難しいことに有るのだと思います。
次の紹介するニュースは本日の朝のBBC Breakfastで報道されていたネタです。
NHS: Crackdown on 'hidden waiting' ordered by ministersEnglandの病院で(プライベート診療ではない)NHSベースの診療で、緊急性のない患者さんが病院で医師の診察を受けるための待ち時間は18週未満にすべしとのお達しが出ているのですが、実際には18週以上待たないと診てもらえない患者さんは推定で25万人!!は居るのではないかとのことです。NHSは、来年の4月までにこの数を5万人まで下げるように努力するそうです。
英国のNHSベースの診療は、全て無料です。ただしいろいろと制約が有って、まずはGP(診療所の家庭医。プライベート診療ではなくてNHSの診療を受け持つならば、国家公務員みたいなものですね。日本の開業医のような診療所を国が経営しているようなイメージを持ってもらうのが一番近いです)に診察を受け、GPが病院受診(つまり病院に勤務する専門医による診療)が必要と判断された場合に限り、病院(日本で云う所の入院施設のある市民病院などを含む総合病院)を紹介してもらって、初めて病院受診が可能になります。ここでの待ち時間とは、GPから診療の依頼があってから実際に患者さんが病院を受診するまでにかかった時間をさします。ちなみに、GPは投薬はしてくれますが、採血などの検査はGPではしませんし、日本の開業医のように診療所で点滴もしません。検査が必要な場合はGPが出してくれた検査箋を持って自分で最寄りの病院の検査部門に電話をかけて採決の予約をとり(だいたい数日から1週間くらい先でないと予約が入りません)、指定の時間にそこへ行って採血してもらいます(結果はGPへ送られるという訳です)。点滴は、入院施設のある病院ですべき処置との認識なのだそうです。
日本だと、初診の場合は、開業医さんなどが書いてくれた紹介状がある場合はそれを持って、患者さんが自分の都合の良い好きな時に(紹介状なんか無くても)アポなしで病院に行けば良いのですが、こちらではそうは問屋が卸しません。(GPの診療に至るまで)全てが
予約診療なので、病院から「何月何日の何時にXX先生の外来に予約が入りましたので来てください」とのレターがないと、診察してもらえません。いかがでしょう?病院の勤務医の外来に行くために、約3週間(18日)待たないと行けないのです。日本じゃ良く「3時間待ちの3分診療」と揶揄されますが、この英国での実体に実際に直面すると、「良いじゃないですか。3時間でも4時間でも待てば、診療を受けたいと思ったその日にお医者さんの前に出れて、診察などを含む診療を受けられるんでしょ」と思うようになってしまいます。ここでの違いの根本は、仕組みが「患者さん本意が前提か」「医療サイド側の都合が前提か」でしょう。英国では完全に医療サイド側の都合で回っています。
こうして考えると、日本の医療の仕組みは(受けられるサービスのレベルが最高かどうかは問題にしなければ)とても患者さんに取ってありがたい形に出来ていることが分かります。おそらく、この仕組みは日本が世界に誇っても良い仕組みではないかとさえ思います。ただ、問題は、基本的には医師や看護師を含む「奉仕の精神」で成り立っているため、医療従事者達が欧米風に「医師や看護師の労働環境を守る」観点から割り切って行動したら成り立たなくなる事です。外科、特殊救急、産科、小児科などの危機が叫ばれて久しいですが、付け焼き刃で医学部の定員を増やしても医師の数が増えてくるのは10年はかかりますから、いろいろと今手を打たないと、今の「最高な」仕組みが将来は機能できなくなるかもしれません。
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- 2011/11/17(木) 17:15:05|
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GRD2 ISO80 f4.5 1/320s
忙しいので、簡単に。
素朴な疑問。日本ではボージョレーのヌーボー解禁ガ必ずニュースに。これってニュースの価値有るんでしょうか?時候の風物詩としてはちょっと風情に欠けますし、毎年ばかばかしいと思っているのですけど(マスコミの怠慢と云ったら云い過ぎ?)。もちろん、こちらでそんなニュースを見たことはありません。
英国では、非喫煙者への健康被害を防ぐ目的で公共の場での喫煙は法で禁じられているために、パブやレストランなどでも喫煙は出来ません。
今日のニュースでは、さらに「自家用車の中での喫煙も禁止」しようという動きが出ています。
Ban smoking in cars, says British Medical Association僕は煙草は吸いませんが、僕の認識では車の中は「プライベートな空間」なので、そこまでやると行き過ぎちゃうかと言う気もします。皆さんはどう思われるでしょう?
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- 2011/11/16(水) 17:12:03|
- 英国
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GRD2 ISO80 f4.0 1/200s
ぱたぱたしています。写真のみで失礼いたします。
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- 2011/11/15(火) 12:04:30|
- GRD2
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GRD2 ISO80 f5.6 1/500s
昨日はからっと晴れ渡り、穏やかな日曜日でした。英国ではRemembrance Sundayで、戦没者を弔うための儀式が行われる、日本で云うと終戦記念日的な行事が王室出席のもと執り行われていました。下の息子が2週間前には発熱して寝込んでいましたが、今度は上の娘の方が週末から熱を出し、穏やかなお出かけ日和の日曜日にも関わらず、一日家にこもるはめになりました。これ幸いと、医学部の学生達を教えるための準備と書類の作成、読書など「自分のために」時間を使わせて頂きました。
先週の水曜日から、自宅のブロード・バンドが調子が悪くなってしまい、ネットへ自宅からアクセスできずじまいでした。無くても生活は出来るのですけど、使えないとやはり不便ですね。それにしても、相変わらずBTのインフラのだめっぷりにはため息が出ます。これで今年の3月に引っ越してから3回もインターネットに繋がらなくなりました。日本はブロード・バンドの一般家庭への普及率は劣るものの、インフラは素晴らしいですね。普通に光ネットですからね。UKでは光ファイバーに順次変える作業が進んでいますが、ほとんどが未だにADSLです。
今日は打って変わって、この時期のロンドンらしい、霧がかかり、ちょっと小雨がぱらつくどんよりとした天気になっています。14日は世界糖尿病デーと暦には書いてあって、なんでかなと思ったらインスリンを発見したFrederick Bantingの誕生日なんですね。今朝、ちょうど医学部の学生を相手に2時間ほど糖尿病に付いて、病理病態から治療・管理に至るまで、いろいろと話をしてきたところでした。長い人類の歴史の中で、基本的には人(生物)の体は「如何に飢餓に耐えるべきか」を基本に進化をしてきました。ところが、特に先進国に於ける我々は飽食の時代を迎え、普通の食生活のつもりでもかつて人類が直面した事のないくらい「栄養に恵まれた」食生活をしています。このような急激な食生活の変化に、我々の体が追いついていないのでしょう。僕にはそれが(特に2型の)糖尿病を生じてしまう根本的な理由に思えてなりません。
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- 2011/11/14(月) 13:31:38|
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Nikon FM3A Nikkor 50mm f1.4/Kodak E100G
忙しくしているので簡単に。
今日は英国はArmistice Day(Remembrance DayまたはPoppy Dayとも云います)。
1918年11月11日午前11時を持って第1次世界大戦の停戦が行われた事を記念し、かつ戦死者および退役軍人をレスペクトするための記念日です。11時に、小学校などでは一斉に黙祷が捧げられます。日曜日は、Remembrance Sundayとして、やはり退役軍人と戦没者を敬うための式典が有ります。
シンボルは赤いポピーなのですが、写真の取り置きがないので、昔撮っていた白いヒナゲシ(のハズ。違っていたらごめんなさい)をアップしておきます。
詳しくは、過去の記事を参照してください(
Remembrance dayと
Remembrance Sunday)。
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- 2011/11/11(金) 16:52:33|
- 英国
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Leica M3 Summarit 5cm f1.5 Fuji Neopan 400 Prest
忙しいので写真のみで失礼いたします。
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- 2011/11/09(水) 18:07:45|
- Leica
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GRD2 ISO80 f4.5 1/320s
ここのところ天気が悪いです。と云うよりも、いつものロンドンに戻ってしまったと言う方が正しいかもしれません。曇って時々冷たい雨がしとしとと降ってきます。
今朝のBBCニュースのトップは何と言ってもマイケル・ジャクソンの主治医だったコンラッド・マレー氏に陪審員全員一致で有罪との判決が下った事でした。
ブログでは、それとは違って別のニュースを取り上げます。医療関係のネタが続いていますが、今日も我々にはちょっと重たい話ですが英国での医療の話を。
脳死移植と云うのは、未だに移植がされるたびにマスコミがニュースにする状況を鑑みると、日本ではまだまだ定着したとは云いがたいかもしれませんが、海外(特に日本を除く先進国)ではニュースにすらならない、ごく当たり前の治療オプションとして定着しています。移植でしか助からない疾患/患者さんが対象に成る訳ですが、世界的に我々が直面している問題は、圧倒的な「ドナー臓器の不足」です。以前に僕のブログで、先々、日本に在住する(英国在住ではない)日本人が英国へ渡って移植を受ける道は閉ざされるだろうと云う記事を書きました(「
ドナー不足」参照)。WHOが「移植の臓器は、基本は自国で調達すべし」という勧告を既に出していますから、他国で移植を受ける可能性は、年々難しくなって行くであろう事も容易に想像できます。この根底にある問題も、ドナー不足です。自国で生じるドナー臓器を、どうして外国人にまわさないと行けないのかと云う批判が有る訳です(これには、お金持ちが物価の安い国へあたかも臓器売買かのように移植を受けにやってくる事への批判も含まれるでしょう)。
今日のニュースによると、ウェールズでは、脳死に至った患者さんが生じた場合、「本人が生前に臓器を提供したくない」という意思表示をしていなければ、その臓器は残された家族が反対しようが移植に供する、という法案が検討されています。
Welsh government's 'opt out' organ donor consultation従来は、本人が「移植に使ってください」という意思表示をしていた場合を除いては家族の承諾を得ていたのですが、一般市民の移植の必要性への理解と意識は日本と違って非常に高いものの、臓器提供の意思表示が思ったように数がのびないため、「移植します」というポジティブな意思表示の方法を止め、「移植には提供しません」というネガティブな意思表示を基本とする事に変更しようと言う訳です。この法案が通ると、英国内では初の試みとなりますが、試算するとウェールズではいまよりも提供臓器の数が増え、かつ、本人が拒否の意思表示をしていなかった場合には残された家族には法的に反対する権利は全く認められなくなります。
先日、遮断鉗子さんのブログで、渡航に拠る脳死心臓移植に関わる考えさせられる記事が有りましたが(「
心移植 悲喜交交 ~心臓移植で引き継がれる命と失われる心~」参照)、今日のBBCのニュースを見て、改めて、日本の社会が日本はどうあるべきか、逃げずに考えないと行けないと思いました。移植臓器が世界的に不足する中、日本では(特に小さい子供たちには)なかなかチャンスが無い現状から渡航移植を受ける日本人は後を絶ちませんが(それが悪いと云っている訳ではないですので、念のため)、見方を変えると、それを快く思っていない海外の人たちがたくさん居るであろう事も想像に難く有りません。なぜなら、我々日本人が来なければ、その国の国民の他の患者さんが移植を受けることが出来たかもしれないからです。しつこくなりますが、将来的に、日本人が渡航移植を受けるチャンスは無くなって行くと思われます。
移植医療はもちろん決してバラ色とは云えないのですが、日本ではどうして一番の弱者である患者さんの視点で未だに話が進まないのか、不思議に思います。最近になって日本では、法整備上、子供たちに「法的には移植の道が開かれ」ましたが、形の上だけに見えます。実際のところ、じゃあ6歳未満のお子さんが移植を受けれるチャンスがあるかと云うと、現状ではほぼゼロでしょう。現実的にどうやって行うかという策が無いに等しいのですね。じゃあなんとかしようとして、たとえばウェールズのような法案を出そうとしたら、方々から叩かれ、マスコミも大騒ぎして大変なことになりませんか?(この法案が良いとは云いませんけど)。これは僕が「医師だから通常の感覚や常識を失ってしまっているから」、そう思うのでしょうか?政治や経済の問題のように、合議制のもと、先送りを続けているだけだとしたら、そうしている間にも、なす術無く(技術的に助かることの出来た)患者さんがお亡くなりになっている事実を認識しないと行けません。弱者の視点で議論を尽くして、日本の社会が「それもやむなし」と云う結論ならば、致し方のないことですが、個人的にはもしそうならば残念に思います。
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- 2011/11/08(火) 17:31:35|
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GRD2 ISO80 f5.0 1/400s
朝から今日もPBLのセッションを受け持ちました。2時間、英語でしゃべり続けるのは未だにちょっと疲れます。もっと気楽にペラペラとしゃべれるようになりたいモノです。
先日、ブログに書いた、Royal Brompton Hospitalの小児心臓外科のUnitが閉鎖されるかも知れないと云う記事の続報です(
paediatric heart surgery 参照)。
一応、英国の高等法院のjudgeが出ました。NHSの一部がNHSの別部門を訴える形でしたが、高等法院はまずはRoyal Bromptonの小児心臓外科を閉鎖するという意思決定のプロセス、特に施設が医学の進歩や最先端の研究成果に対して十分に精通できるどうかの審査過程(Royal Bromptonはこの点が"poor"と判定されていました)が適切ではなかったと認めました。
Royal Brompton Hospital wins review into heart unit closure一方で、Royal Brompton側の主張の多くが退けられています。
たとえば、Royal Brompton側が主張する以下の事、
1. 審査が始まる2010年度以前から、Evelina HospitalとGreat Ormond Street Hospitalを残すと云う決定が既にされていた。
2. 小児心臓外科を閉鎖すると集中治療上の技術が低下もしくは失われ、呼吸管理部門にも大きな影響が出る。
3. 審査側の委員の多くが、小児心臓外科が残されることになったEvelina HospitalとGreat Ormond Street Hospitalの出身である。
などは根拠が無いと云う事です。
この裁判所の判断で、じゃあ、小児心臓外科のセンターの統廃合/再編成に伴ってRoyal Bromptonのクビがつながるかと云うと、そうは問屋が卸さないらしく、BBCの記事を見ると、ただ単に先延ばしになっただけのように見えます。つまり、結局もっともらしい理由をつけられて閉鎖されてしまう可能性が高いような印象です。
病院名は僕は未だ把握していませんが、小児心臓外科ユニットとしての成績や機能が十分に基準を満たしているにも拘らず閉鎖の危機に瀕している病院がRoyal Brompton以外にももう一つあるそうですから、やはり端から見ると「イングランド/ウェールズ内で最初にいくつ残すか?」がすでに決まっていて、後は帳尻を合わすためにどこを閉鎖するのか、という議論がなされたようにしか見えないです。それならそうと、「患者数と予算から算出した必要なセンターの数」を基に、正面からそういう議論をすれば、未だましだったのかな?と云う気がしないでもありません。僕の目からみると成果の出ている(技術を維持している)部門を閉鎖するのは何とももったいないですけどね(いちど無くすと、元の状態へ戻して再開するのはとても時間とエネルギーが必要です。なぜなら、医師のスキルだけでは動かないから。看護師や医療技師などのスキルは、やらないと失われてしまいますから、失われた組織のスキルを取り戻すのは簡単では有りません)。
この騒動、落ち着くまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
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- 2011/11/07(月) 13:51:55|
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GRD2 ISO800 f2.5 1/13s
今日はGuy Fawkes Dayで、英国中で花火(Bonfire)が上がっています。
Guy Fawkes Dayについては、以前の記事を参照してください(
Bonfire Night).
これを書いているのは夜の10時過ぎですが、まだまだ花火があがります。
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- 2011/11/05(土) 21:57:27|
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GRD2 ISO400 f2.4 1/100s マクロ
今年もPBL(Problem Based Learning)のコースのお鉢が回ってきました。
今日から実質的にクリスマス・シーズンに入るまで、週2回は午前中が医学部の学生のPBLモジュールの面倒を見るのに費やされます。
一人で何から何までやらないと行けないいまの環境では、正直言うと研究活動以外の事で時間がとられるのは苦痛なのですが、自分の英語の訓練と、上のポジションを狙う際の布石と考えて、前に進みたいと思います。
写真は、世界初の動物園であるLondon Zooの昆虫館で撮った葉切りアリです。
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- 2011/11/03(木) 16:31:39|
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Rolleiflex 3.5F Schneider Kreuznach Xenotar 75mm f3.5 / Kodak BW400 /Kärntner Straße, Vienna, Austria
多忙に付き、写真のみで失礼いたします。
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- 2011/11/02(水) 17:35:52|
- Rolleiflex
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Leica M3 Summarit 5cm f1.5 Fuji Neopan 400 Prest/The statue of Eros, Piccadilly Circus, London
忙しいので写真のみで失礼いたします。
テーマ:フィルムカメラ - ジャンル:写真
- 2011/11/01(火) 18:06:29|
- Leica
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