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New Year Eveの今日は、朝から曇りの天気。
雨が降る程では有りません。
風が凪いでいて、気温はあまり高くはなかったのですが、思った程寒くは有りませんでした。
まずは午前中に研究室で研究用の培養細胞のメンテナンスを行いました。
Piccadilly Circusにある三越に予約してあったおせち料理を取りに行かないと行けないので、家を出るときに家族全員で家を出て、僕はまっすぐ研究室へ、妻と子供たちはPiccadilly Circusへ直行し、昼過ぎに僕がPiccadilly Circusへ向かって合流する作戦にしました。
↑写真は4時ごろのRegent Street。Piccadilly Circusから伸びる主要道路の一つで、両脇には様々なブランドの路面店が並んでいます。
クリスマスのイルミネーションと行っても、日本のものと比べると地味なものです。
この通りを道なりに北上してOxford Streetまで行くと、もうちょっと華やかですが、それでも日本のイルミネーションの華やかさには全くかないません。
今日はOxford Streetまでは足を運びませんでしたので写真は有りません。
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ぶらぶらとせっかくなのでお店を冷やかして回りました。
年末のバーゲン中と言うこともありますが、今日が大晦日である上にVAT(消費税)が15%据え置きの最後の日で来年から17.5%に戻ってしまう事もあって、人出は想像していたよりもずっと多いものでした。
ブランドのお店で買い物をしている人の多くはおそらく旅行者で、中国人を筆頭に仏語、イタリア語、スペイン語などが入り乱れている感じがしました。今は対GBPに対してユーロがかつて無い程強いので、大陸からの買い物客は多いそうです。
Regent Streetには世界で最も古い玩具屋さん、Hamleys(ハムレーズ)が有ります。子供たちが寄りたがったので、久々に行ってみました。Hamleysは1760年創業で、2010年度は創業250周年!に当たります。それに向けたキャンペーンが有る様です。店内では各フロアで店員さんがいろいろなデモンストレーションを行っていて、見ているだけで楽しいです。
GRD2 ISO400 f2.4 1/20s
帰りは、地下鉄Piccadilly lineの電車もPiccadilly Circusの駅も混雑してうんざりなので、少し歩いてLeicester Squareの駅まで行きました。Piccadilly Circus駅からLeicester Square駅への途中には、ミュージカルの劇場が並ぶWest Endがありますが、写真はちょうどその界隈です。
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Leicester Squareにはクリスマス~年末年始のイベントとして移動遊園地が来ていました。
駅に電車へ乗るために地下へ降りる人よりも、地下から地上へ出てくる人の波の方が遥かに大きかったです。
今日は大晦日なので、年始へのカウントダウンのイベントなども含めて、多くの観光客や若者が夜通し街中で騒ぎ楽しむのでしょう。
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家へ帰って来て、今日は一年最後の日と言う事で、妻が作ってくれた夕ご飯はごちそうでした。
ちらし寿司に天ぷら、そして年越しソバ。
今年も家族皆が健康で過ごすことが出来、仕事の上でもまとまった研究グラントを得ることが出来て良い一年だったと思います。
来年も良い一年にしたいものです。
これを書いているのは、未だロンドンでは夜の8時過ぎで、年越しまでまだまだ時間がありますが、日本はとっくに2010年を迎えていますね。
今年も多くの方々にブログに来ていただき、暖かいコメントをいただきました。
一年間ありがとうございました。
来年もよろしくおねがい申し上げます。
皆様よいお年を御迎えください。
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- 2009/12/31(木) 20:26:04|
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GRD2 ISO400 f4.0 1/200s
今日も朝から冷たい雨が降っています。
ただ、ばしゃばしゃとまとまって降る事無く、ずっと霧吹きのような細かい雨が降っています。
今日も朝から普通に仕事をしに行って、家族みんなで夕食を食べれる様に、夜は早めに切り上げて帰りました。
とうとう、今年も残す所、明日の大晦日だけになってしまいました。
でも、あまり年の瀬と云う実感が何故か湧いて来ません。
日本のニュース・サイトを眺めていたら、レコード大賞って、大晦日にやるんじゃなかったでしょうか?
いつから30日に???どうでも良い事ですが。
もっとも、日本にいた時も興味が無かったので、社会人になってから見た事が無かったのですが(病院で大晦日に当直していた事も多かったですし)。
日本航空の株価が60円まで下がったことと、再建に向け危機感が高まっている事がBBCの経済ニュースのコーナーでも取り上げられていました。
僕が子供の頃には日航が傾くなんて想像する事も出来ませんでした。
JRもそうですが、経営の効率のもとに「大量の人員の輸送」の安全が脅かされる事の無い様に御願いしたいと思います。
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- 2009/12/30(水) 22:29:32|
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GRD2 ISO400 f2.4 1/2.5s
今日は一日冷たい雨が降っていました。雪にはなりませんでした。明日はみぞれとか。
今日も仕事に行きました。昨日と同じく、ほとんど人がいない状態でした(あたりまえか....)。
明日も仕事をして、年内の仕事はほぼ仕上げてしまいたいと思っています。
今日のBBCのトップニュースは、中国が執行した英国国籍を持つパキスタン出身のAkmal Shaikh氏の死刑のニュースでした。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/8433704.stm中国ではヘロインの所持や密輸は死刑になる可能性があり、Akmal Shaikh氏はヘロインを密輸した罪で、今年死刑が確定している状態でした。ところが、被疑者は躁鬱病を患っていたとの事で、家族はだまされて運搬させられていたに違いない(確かに躁鬱の「躁」の状態にあれば、常軌を逸した行動はあり得ます)と訴えており、英国政府は人道的立場や人権に鑑みて、精神疾患罹患者を処刑すべきではないと外交交渉をしていたのですが、全く聞き入れられなかった様です。処刑の報道に、Gordon Brown首相は強く遺憾の意を表する声明をだし、中国政府を批判し、EUと国連も連動した様ですが、中国は全くの強気です。中国外務省のJiang Yu氏は北京での定例会見で、何人も中国の法治権に口を挟む権利も無いし、英国政府は英中関係を損なわない様に自らの誤りをすぐさま正すべきだとの声明を出しています。
独立国家の主権は侵せないとはいえ、個人的な感想では中国の対応も先進国とは思えない偏狭さに見えます。この対応だけ見ても、やはり共産党一党に拠って思想が統制されている社会であって、自由や人権が当たり前の様に謳歌できる我々の住む世界とは異質だなと感じます。
この年の瀬に、米国での航空機爆破テロ未遂といい、暗い気持ちにさせられるニュースが続いています。
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- 2009/12/29(火) 23:03:13|
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GRD2 ISO100 f4.0 1/200s
今日もも一つ天気はさえませんでしたが、雨が降る程でもなかったです。
昨夜はかなり冷え込みましたが、ここ2~3日は再び寒波が来る予報の様です。
ウェールズやスコットランドはかなり積雪するとの警報が出ています。
ロンドンは、最初のうちは雪らしいのですが、次第に雨に変わるとの予報になっていますが、どうなりますか。
このブログをかいている夜の11時前では、雨も雪も未だ降っていません。
年の瀬で、家族サービスすべきなんでしょうけれども(家族のみんな、ごめんね)、貧乏性の僕は仕事の予定を入れてしまっていたので、研究室へ。
今日はBoxing dayが土曜日と重なった代休としてのBank Holidayでもありました。
大学は観光地やショッピング街からはやや外れた場所にあるので、街中も人通りが少なくて閑散としていました。
ラボの有るフロアでも、今日はうちのラボの日本人ポスドクのY君と、隣のラボのスウェーデン人ポスドクのJ君と僕を入れて、たった3人だけでした。
まあ、国民の休日ですから当然でしょうが、Bank Holidayでなくても、大学の英国人はもう年内は仕事をしないでしょう。
年末の2~3日くらい休んでも、研究に関しては大差ないやろと思われるかもしれませんが、仕事は何でもそうですが「段取り」がしてあるだけで効率は何倍もの差が出ます。
ですから、「ちょっと」の差が、結果的に半年から1年のアドバンテージや遅れに繋がったりするものなのです。
阪神の掛布の背番号31の意味は、人の3倍は努力して1番になれ、と言う事だと子供の頃に聞きました。
我々日本人は英語を母国語としていない分、言語の上で大きなハンデを背負っていますから、彼らの何倍もの努力をして、やっと同じ土俵に立てるくらいに思っていた方が良いでしょう。
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- 2009/12/28(月) 22:56:00|
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今日は朝から雨まじりの天気でしたが、気温はあまり下がらずに過ごしやすいと言えば過ごしやすかったです。
今日はBoxing Dayと言い、一年で最後のBank Holidayです。
ただし今年は土曜日に重なりましたので、イングランドではBank Holidayが月曜日の28日に代休として割り当てられています。
Boxing Dayの名の由来は、クリスマスの翌日の26日に、もともとは教会が貧しい人たちに向けたクリスマスプレゼントの寄付を募って、その箱をこの日に開ける習わしが元だそうです。スポーツのボクシングとは関係がありません。
今日は、さすがに公共の交通機関は通常の休日の運行をしていますが、スーパーなどはお休みです。
一方で、ブランドのお店などのファッション関係のお店は、今日から年末のバーゲンに入る所がほとんどだと思います。
きっとシティの中心街やハロッズなどのデパートはさぞかし人出でにぎわっていたろうと思います。
ただでさえ土曜日なのに、こんな日に仕事に行くのは英国人からするとクレイジーな事でしょうが、実験に使う培養細胞を維持するために、半日だけ仕事をしに行きました。
明日の日曜日はお休みにしようと思っています。
クリスマス用の番組編成で、なかなか面白い映画をTVで流してくれています。
昨夜は「Speed」を見て、今は「The Sting」を見ながらこのブログを書いています。
何度見てもポール・ニューマンとロバート・レッドフォードのコンビのこの映画は面白い!
見ながら妻がふと言った「オーシャンズ...」のジョージ・クルーニーとブラッド・ピットは、このコンビをかなり意識している様に見えるとの一言に、それは有るかもと思いました。
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- 2009/12/26(土) 22:05:25|
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今日はなかなか良いお天気でした。
明日はやや崩れる予報ですが、気温は若干高め(最高が9℃くらい)のようです。
今日はクリスマスです。
子供たちにはサンタさんがやって来て、大喜びでした。
娘はシルバニアン・ファミリーの人形を、息子はジェダイの騎士のライト・セーバーでした。
今日はロンドンのバスや地下鉄と言った公共の交通機関は
「すべて運休」です。
もちろん、TescoやWaitroseといったスーパーもすべて定休日。
街に出てもお店もレストランもほとんどが休みですし、かといってここのところの雪のおかげで公園はべちゃべちゃですから、今日はせっかく晴れていたにも関わらずどこにも出かけずに、家でまったりと過ごしました。
子供たちが今はまっているUNOを一緒にしたり、TVのクリスマス・プログラムで映画を見たり。
英国にいると、日本にいた時とはクリスマスでの時間の使い方が全く変わってしまいますね。
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- 2009/12/25(金) 22:38:14|
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今日は比較的気温が高め。
雨も降ったりして、シティの中心ではもう雪は残っていません。
自宅周辺は未だ若干雪が残っていますが、時間の問題でしょう。
雪でいろいろな事故がニュースになっていました。
22日の夜にはコーンウォール半島でバスが凍結した路面にスリップをし横転。昨日ではスコットランドのプレストウィック空港で着陸したB737がスリップをしてオーバーランをしたようです。
ロンドンに住み始めて、3度目のクリスマス・イブを迎えました。
今日は朝通勤時の地下鉄もガラガラで、研究所でも、結局僕と日本人ポスドクのY君しか見かけませんでした。
大学の周辺も人がまばらで、道路はがらがら。
クリスマス・イブに仕事をするのは、日本だと大晦日に仕事をするのに近いのかもしれません。
もっとも、大学院に入ってからも、大晦日は市民病院の救急外来に応援に行って働いている事が多かったので、英国に来てもあまり芸風は変わっていないとも言えそうです。
日本にいた時はイブにはケンタッキー・フライドチキンを予約しておいて買っていたものですが、こちらではチキンではなくてターキーでしょうか。妻に聞いたところによると、今日、スーパーマーケットに買い物に行ったら、整理券を持っている人がターキーを受け取りにきていたとか。英国人が、日本でイブにKFCを並んで買っているのを見ると、不思議に思うのじゃないかと思います。ちなみにクリスマス・イブやクリスマスの日にケーキを食べる習慣も英国には特にないので、食べたいものは自分で作るしか無いと言う訳で、今日は妻が作ってくれたローストチキンとクリスマスケーキ(子供たちのリクエストでチョコレートのロールケーキ)で、「日本人らしい」クリスマス・イブを楽しみました。
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- 2009/12/24(木) 22:11:11|
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今日はやや気温が高めで、夕方から雨になりました。
帰宅時には自宅周辺には未だ雪が残っていましたが、この雨でほとんど溶けるのではないかと思います。
空も陸もクリスマスシーズンなのに交通が混乱していましたが、雪が溶けて回復すると良いのですが。
今日になって、研究所に仕事をしにきている人が極端に少なく感じます。
予想通り、有色人種ばかりと言った印象。
BBCの夜の10時のニュースを見ていたら、マイケル・シューマッハ、復帰決定とか。
復帰と言えば、10時前にはITV1でThe Nolans (懐かしい!っと思われたあなた、同世代ですな)が結成30周年の再結成ライブを今年の6月に行った様子を編集したドキュメンタリー番組が放送されていました。
おばさん(失礼!)になりましたねえ、彼女達も(当たり前ですが)。
『I'm in the Mood for Dancing』を唄っている様子は、見ようによっては少々「痛かったり」するのですが、TVに映っている観客はノリノリでした。
明日のクリスマス・イブから大学は休日態勢に入りますが、僕は普通に仕事をしいく予定にしています。
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- 2009/12/23(水) 22:35:53|
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一夜明けて、当然のごとく雪は残ったままで、路面は凍結。
幸いなことに地下鉄は通常通り運行していましたので、通勤には困りませんでした。
娘は英国人の同級生のお宅に遊びに行く約束になっていたのですが、歩いては行けない距離に住んでいる子なので移動が雪で難しいことから、取りやめた様です。
そのかわり、今度降った雪はぼた雪で引っ付いてくれるので、雪だるまを作ったりして、それなりに楽しかった様です。
家に帰る時も、雪はほとんど溶け残ったままでした。
明日は晴れの予報で、最高が4℃、最低が2℃のようなので、明日には溶けてしまうかもしれません。
雪のおかげでクリスマス休暇を英国外で過ごそうとする人にとっては、まだ混乱が続いている様子です。
Met Officeは、ロンドンのあるイングランド南東部は、White Christmasは難しいでしょうとの予報の様です。
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今日は、僕の誕生日でした。
実はすっかり忘れていて、朝仕事に出るときに妻に指摘され、ああそうだったと気づいた次第です。
子供の頃、父親が誕生日を忘れたりしているのを「なんでやねん」と思っていましたが、オヤジになるとそういうものなのですね。
ろうそくの光とかはなくても、子供達から手作りのバースデー・カードをもらったり、食卓の僕の席に写真のようなカードを置いてもらうと、嬉しいものです。
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どこが「光」じゃと言う突っ込みは無しと言う事で。
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- 2009/12/22(火) 22:09:33|
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結局、先週降った雪は溶けきる事無く、今朝出勤する時も歩道や人があまり通らない場所には積もったまま残っていました。
もう有休を取ってクリスマス休暇にしてしまっている人が多いのか、心なしかラッシュ時の地下鉄も、いつもよりも人が少なく感じました。
そんな状況の所、今日の午後3時ごろより、ロンドンには再び雪が降り始め、今度は湿り気を帯びたぼた雪が積もり始めました。
しばらくして、妻から連絡があり、どうも地下鉄が止まっているようで電車の音が聞こえないから、早く仕事を切り上げた方が良いよとの事。
あわててロンドン交通局(Transport for London)のweb siteをみると、次々と地下鉄の遅れや一部運休のアナウンスが出ています。
とはいえ、もう仕事の予定を入れてしまっていたのでどうにもならず、出来るだけてきぱきとこなして、8時には研究室をあとにしました。
ところがっ!
やっぱりと言いますか、もう交通はぐちゃぐちゃで、地下鉄は徐行(それも信じられないくらい遅い)していた上に、地下鉄が運休してしまった区間をバスで乗り継ごうとすると、そのバスが突然に運休になってこなくなったり......
散々な目に遭いました。
結局、1時間かからずに通勤できる所を、2時間半かかってやっとの事で帰宅できました。
BAはアナウンス通り、本日の7時からストに入りました。12月22日訂正。裁判所の決定によりストは違法との事で、回避されています。純粋に悪天候の拠るヒースロー空港の閉鎖の拠るものです。
Channel Tunnelもまだ閉鎖中で、Luton空港は夜の0時半まで雪のため閉鎖、Stansted空港は開いていますが、キャンセル便や遅延便が相次いでいるとの事。
National Railも遅れや運休が相次いでいる様ですから、今日の寒波到来のおかげで、先週末からの交通の麻痺はさらに混乱を増して来た感じです。
明日の天気予報は晴れですが、気温は2~3℃までしか上がらない様ですし、今度は路面の凍結が気がかりです。
写真は今日の帰宅時の写真。雪の上に霧がかかっていて、良く云えば幻想的ですが、むしろ妖しげな光を放つ写真になってしまいました。
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- 2009/12/21(月) 23:28:24|
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今日は比較的天気がよかったですが、気温は上がらずに雪は溶けないまま。
交通量の多い幹線道路は、車のためと凍結防止のにがりなどで道路は凍結していませんが、交通量の少ない住宅街などは雪がそのまま道路上に残っていました。
明日も晴れの天気予報ですが、最高気温は2℃で、雪は多分溶けきらないと思われます。
昨日の金曜日の晩に、大陸と英国を結ぶユーロスターが電気のトラブルで停止。
2000人以上の乗客がChnannel Tunnel(英仏海峡トンネル)の中で列車に閉じ込められたまま、16時間もの間過ごしたそうです。
なんでも、電気が来なくなって、ヒーターは止まり、食事も無く、トイレも使えずと言った状態で、一夜を「トンネルの中」で過ごさねばならなかったそうで、乗客たちは口々に「最悪だ」「悪夢だ」と証言していました。
ちなみに通常は、ロンドンーパリ間は2時間15分、ロンドンーブリュッセルは1時間51分しかかかりません。
BAがストをうつのに加えて、ユーロスターは現在運休状態だそうで、今日のキングス・クロス駅は、怒号が飛び交い殺気立っていた様です。
こういった場合のサービス業の対応は大体想像できますが、日本人からすると、「ふざけてるんか!」と怒鳴りたくなるような対応だったのではないかなと想像します。日本は消費者が本当に大事にされていますね。それが当たり前と思って海外に行くと全く違うので、日本の常識は世界のどこに行ってもまずは通用しないと思った方が良いのではないかと思います。
これに追い打ちをかける様に、今日は悪天候を理由に、Channel Tunnelそのものが閉鎖され、車と一緒にル・シャトル (Le Shuttle;車とその乗客を列車で運搬するサービス)で海峡をトンネル経由で渡るつもりだった車を含めて、ロンドンの高速道路M20も大渋滞となった模様です。
クリスマス休暇の気分に水をかけるような出来事ばかりが続いています。
写真は家の近所の公園です。
子供たちが雪で遊びたいと言うので、散歩がてらに出かけて行って、雪合戦などをしました。
雪だるまを作ろうとしましたが、気温が上がらないために雪がぱさぱさのパウダー・スノーのままで全くくっついてくれないために、断念しました。
この写真の時間で、だいたい3時半頃です。
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雪景色の夕暮れは、雪が大きなレフ板みたいで、夕暮れ時の風景も独特な印象をかもしますね。
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- 2009/12/19(土) 22:34:00|
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昨夜は研究室から歩いて15分程の所にあるパブで、皆でクリスマス・ディナーを食べながら忘年会でした(英国人にはクリスマス・パーティーでしょうか)。
皆で楽しく歓談しながら食事をしている最中に、雪が降り始めました。
シティーの中心は、別にそんなに積もったりとかしていませんでしたが、帰途についてロンドンの郊外にでて地下鉄が地上に出たとたんに、風景は一変していました。
一面が雪景色。
ちょっとびっくりでした。
GRD2 ISO400 f2.4 1/2s
昨日の朝の天気予報はHeavy Snowの警報だったのですが、「何だ、降らないやん」と油断していました。
駅から家まで歩くときには、周りにいる人たちも僕も、滑って転ばない様におそるおそると言った感じでした。
GRD2 ISO400 f6.3 1/500s
そしてこの写真が今朝のもの。
帰宅時には、車や通行人の多い部分は雪が溶けてなくなっていましたが、あまり車や人の通らない所はしっかりと雪が残ったままでした。
天気予報では、今夜はHeavy Snow Showerで最低気温は-3℃。明日は晴れの天気予報ですが最高気温は2℃だそうで、明日の朝の路面の凍結が気になります。
ちなみにロンドンからは北にあたる街に住んでいるポスドクのS君とラボマネージャーのSさんは、交通が麻痺してロンドンまでたどり着けないとの事で、お休みでした。
大学は12月24日から正式に冬休みですが、彼らは来週の月曜から有休を取ってお休みですので、次回会うのは新年になります。
多分、英国人のほとんどは来週の月曜からお休みすると思うので、次の月曜日に仕事をしにくるのは、日本人やインド人、中国人と言った有色人種の連中だけだと思います。
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- 2009/12/18(金) 22:30:20|
- 英国
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GRD2 ISO100 f4.5 1/250s
昨晩の天気予報では、今日は英国全土ではHeavy Snowの警報で、ロンドンのローカルの予報でも雪がぱらつくとの予報だったのですが、結構晴れ間がのぞいていて、雪なんてどこへやら。
研究室から見上げる限りは、さわやかな青空が広がっています(寒そうですが)。
今日は忘年会とあって、PCを研究室に置いて帰ろうと思っています。
いつもは帰宅してからアップする事がほとんどなのですが、それだと今日の更新が出来ないので、イレギュラーですがお昼ごはんのお休み中に更新します。
COP15では、米国等からの途上国の温室効果ガス排出削減の支援の申し出などがある一方で、議長国のデンマークからは合意を取りまとめるのには慎重になった方が良く、次回の2010年のメキシコの会議まで待つべきとの慎重意見が出るなど、なかなか取りまとめは難しそうですね。
写真は、朝の8時ごろでしょうか。朝方の光も印象的です。
ちなみに、今日のロンドンの日の出の時間は8時3分、日の入りは15時53分となっています。
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追記
家に23時頃に帰ってきましたが、結局夕方から雪がまとまって降って、積もってしまいました。
今年初めての積雪ですが、金曜日の朝は交通が麻痺するかもと天気予報は
脅し警報を出しています。
雪の写真は、明日にでも。
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- 2009/12/17(木) 23:59:59|
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GRD2 ISO400 f2.4 1/125s マクロ
今朝は結構冷え込んで、今年2度目の霜がおりました。
昼間はずっと雪がちらついていましたが、結局夕方から雨に変わり、積もりかけた雪もすべて溶けてしまいました。
今日から週末に向けて、連日雪の予報になっています。
もう研究所自体がクリスマス・モードで、今日は3時ごろからセミナー室で、同じフロアの研究室のポスドク達が中心になってワイン・パーティーをやっていました。
僕はと言うと、お酒がてんでダメなこともありますが、昨日の午前中が病院受診とクリスマス・プレゼントの買い出しでつぶれてしまい、明日は夕方から研究室の忘年会(クリスマス・パーティー)のために仕事を早めに切り上げないと行けない事から、その分の遅れを取り戻すために今日はみっちりと予定を組んでしまっていたため、参加できませんでした。
本当は、ちょっとでも顔を出した方が、横のつながりも出来るし、自分の英語の訓練にもなるのですが、致し方有りません。
研究は、病院での仕事と違って、僕がしないと行けない事を誰かが代わりにしてくれるなんて云う事は有りませんから、自分が行動しないと「全く何も進まない」のです。
British Airwaysのストは、ほぼ回避不可能に見えて来ました。12月22日から1月2日までになりますが、BAで子のクリスマス休暇に旅行の予定を立てていた人は、大打撃ですね。
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- 2009/12/16(水) 23:59:59|
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今日もさえない天気でしたが、時々日も射し、雨が降る程でもありませんでした。
でもめっきり冷え込んで、最高気温は3~4℃程だった様です。
帰宅するときも底冷えがする感じでした。
今週はこれから更に冷え込むようで、明日あさっては最低は氷点下まで冷え込む様です。
天気予報によると雪もちらほら降るらしい。
今日は午前中にかかりつけのGPの先生から採血しておく様に言われていたので、車で10分程の所にある総合病院の採血の予約を取っていましたので、行って来ました。
そのあと、仕事に出る前に、子供たちのクリスマスプレゼントを妻と一緒に買ってきました。
Toysarusとデパート(FenwickとJohn Lewis)をはしごしましたが、子供が学校にいっているこの時間に買っておこうとの大人の考えは、人種を問わず皆同じの様です。今日は休日かと思うくらい、多くの人(それも大人だけ)が玩具を買いにきていました。
我が家の子供たちは未だサンタを信じているので、かわいいものです。
いつまで信じていてくれることでしょうか。
900ポンドを越える間違った水道代の請求が訂正されたので、気が大きくなってWiiを買ってやろうかと言う気になっていたのですが、時間が経ってくるとこちらも冷静になって来て、勉強もせずにあまりにゲームばっかりになりそうなので辞めました(笑)。
日本だと皆が持っているものを持っていないといじめの対象になりそうですが、英国では人と違うのは当たり前だと教育されるので、そういったいじめの心配が全くないのは安心です。
この年の瀬にBritish Airwaysの労働組合はストの計画が有るとのことで、少々驚きました。
経営陣側は、クリスマスシーズンの慌ただしい中でのストライキには法的措置も辞さない構えの様ですが、どうなることでしょう。
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- 2009/12/15(火) 23:03:21|
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今日は一日曇り。今週は冷え込むようで、最低は0~2℃、最高は4~5℃という日が続く様です。
先週まで最高気温が10℃程も有って暖かかったので、急に冬らしくなってしまうと体調管理に気を使います。
昨日は、教会のクリスマス・パーティーがから帰って、夕食を食べたあとにTVをつけると、X Factor(ITVというTV局の人気番組。一時期、You Tubeで話題が沸騰したSusan Boyleが出た"British God Talent"という番組の姉妹番みたいなもの。素人で歌に自信がある人たちを募ってオーディションをして、勝ち抜いたものは歌手デビューさせると言うオーディション番組。Leona Lewisなんかはこれで歌手になった)の決勝をやっていました。
音楽プロデューサーのSimon Cowellが金儲けするための企画番組ですから、なんかそういう企画に乗せられるのもしゃくだななんて思っていましたが、ついつい興味本位で見てしまいました。
昨日はすでに最後の2人にまで絞られていた訳ですが、最後は視聴者の投票に拠って優勝者が決められます。
なんでも、投票した人の数は、選挙の投票数を上回っていたとかで、それもなんだかなあ....という感じです。
完全にSimon Cowellの思うつぼですな。
ちなみに視聴者投票の集計中に、ゲストとしてGeorge Michaelが出て来て一曲唄い終わったあとに、なんとPaul McCartneyが出て来て、"Drive My Car"と"Live and Let Die"を唄いました。
う~ん、ジサマになったとはいえ、"Live and Let Die"(←「007 死ぬのは奴らだ」のオープニング・ソングね)のかっこいい事!
個人的には誰が優勝とかどーでも良くて、これに大興奮でした。
おっと、書くのを忘れかけました。
今日は12月14日で、赤穂浪士が吉良邸へ討ち入りした日ですね。
これにちなんで日本では映画とかドラマが放送されていたのかなあなどと想像していました。
歴史と言えば、12月8日が真珠湾攻撃の日であった事を、今年もブログで触れ損ないました。
今の時期のロンドンでの、低い角度から差し込む日の光は、これはこれでもの寂しげな雰囲気で、まんざらでもないなと思います。
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- 2009/12/14(月) 23:39:05|
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昨日と今日はまずまず晴れ間が覗いて良い天気でした。
昨日は、教授(日本人です)のお宅に研究室内の日本人スタッフが招かれて、泊まりがけで忘年会が行われました。
奥様の手料理などでもてなしていただき、恐縮だったのですが、楽しく過ごさせていただきました。
そういう訳で、土曜日はブログの更新が出来ませんでしたので、今日の日曜日に更新することにしました。
早朝の4時ごろまでいろいろな話を語り明かしていましたので、今日はまるで「当直明け」の時のような状態で、これを書いている夕方の6時ごろには少々テンションが下がり気味。
一日中、倦怠感に襲われていましたが、まあ、たまには良いでしょう。年末ですし。
今日は3時ごろより、妻が参加している英会話教室(なんと無料!)を主催してくれているご近所の教会で、クリスマス・パーティーが有ると言うので参加して来ました。
英会話教室のスタッフの方々が、是非に家族で参加する様にと強く勧めてくれていたためですが、特に(日本ではありがちな)入信の勧誘などは無く、すごくオープンな印象を受けました。
さすがに日本人が多く住んでいる地域とあって、多分英会話教室の参加者も日本人が多いのでしょう。
ここに来ている多くの方が日本人家族でありました。
それにしても、下世話な話ですが財源はどうしているのかと考えたりしましたが、これがすべてボランティアや寄付でまかなわれているとしたら、教会、恐るべしと感じました。
まさに、見返りを求めない奉仕の精神に見えます。
いや、日本でも教会はこういった感じで、僕が全く知らないだけかもしれないのですが。
このパーティーで、最近ご近所に越されて来たと妻から聞いていた日本人の小児科の先生ともお会いできました。こういうのは何かの縁ですので、異国の地で頑張る日本人の医師や研究者同士のネットワークは大切にしたいと思っています。お会いしたときにはだいぶ眠くて「ラリって」いたので、これを書いている今、失礼がなかったかとちょっと心配しています。
写真は、合唱団がクリスマス・ソングを歌ってくれている所をスナップしたものです。
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- 2009/12/13(日) 18:45:05|
- 英国
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GRD2 ISO80 f2.8 1/125s
今日は朝は久しぶりに深い霧。
一日曇って気温も低めでした。
明日は日が射す予報です。
今日はちょっとばたばたしてあまりゆっくり書く時間がありませんでした。
写真は通勤時の今日の霧のかかった地下鉄の駅です。
日の出が遅い上に霧がかかると、さらに光が少なく感じます。
えらくあっさりですが、今日はこの辺で。
いただいたコメントへの返事が少し遅くなりますが、ご容赦ください。
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- 2009/12/11(金) 22:38:36|
- 未分類
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GRD2 ISO400 f3.5 1/160s
今日は朝から好い天気でした。家に帰る時も星が見えていて、一日中雲が空を覆い尽くさず俄雨も降らずというのは、ものすごく久しぶりな気がします。
週末に向けても、比較的よい天気が見込めそうです。
アフガニスタンへの3万人もの軍の追加派遣をして間もないのにも関わらず、オバマ大統領のノーベル平和賞の授与式が有ったとの報道。BBCはこの受賞に対しての是非については言及していませんが、反対派の動きやアフガン増兵の件にも触れながら、やはり授与の判断が早過ぎたのではないかとの疑問を投げかけている様に僕の目には映りました。
最近の英国での報道から、インフルエンザがらみについて気になった事を3点ほど。
一つは昨日の報道で、British Medical Journalにタミフルはインフルエンザに拠る合併症(主に肺炎)を防ぎ得ると言う従来からの見解は疑問だとの論文が掲載されたとの事。Rocheが主体となった報告では統計的有為差をもって合併症に対する予防効果があるとされていたのですが、専門科がそのデータを見直した所、データとしては不適切なものが含まれており、それを除いて解析し直すと有為差が無くなってしまうのだそうです。そうなると、タミフルの効果は通常は発熱期間がただ単に短くなるだけと言うことになってしまう訳ですが、入院が必要な重症例では予後に対して有為に良好な効果をもたらす事は疑いが無いそうです。更なる検討が必要でしょうが、これが本当ならば耐性を生み出す危険を冒してまで安易な投与はしない方が良いと言うことになります。
2点目は、英国で最近、新型インフルエンザのワクチン接種に関して、最優先者(医療従事者・妊婦・基礎疾患保持者)の接種が終了した段階で、次に6ヶ月以上5歳以下の小児に優先接種すると政府(NHS)が決定しました。ところが、GPが接種プログラムへの協力を拒否して、どのように接種を進めるのかが現在のところ暗礁に乗り上げています。NHSがBritish Medical Association(以下BMA; GPを取りまとめている組織。医師会みたいなもの)にGPで射つ様にと交渉していた訳ですが、BMAはGPに拠る接種を先日拒否したのです。理由は、冬のシーズンで風邪を含めてただでさえ患者が増えるシーズンなのに、忙しくてすべての子供たちへの接種を責任もって出来ない、と言う訳です。ニュースを見るに、僕が受けた印象は、「本来のGPの業務以外の雑用は押し付けられたくない」と言うように感じました。日本じゃ考えられませんね。日本じゃ「ボランティアの残業」なんて、当たり前でしたから(当然、残業の手当なんてどこからも出ません。つまりただ働きな訳です)。NHSは一人当たりの接種につきxx£の追加の給料を出すとインセンティブを持たせているのですが、それでも拒否ですから、日本と違って医師の労働環境は強固に護られている様です(個人的には、護られ過ぎと思いますが)。
結局、NHSは看護師(小児のワクチン接種はほとんどが看護師さんがやってくれます)か薬局(季節性インフルエンザのワクチン接種は、薬局で薬剤師さんも射ってくれますが、GPだと無料ですが、この場合は有料)での接種プログラムも視野に入れて模索中との事。
最後は、本日の報道ですが、新型インフルエンザの死亡率は、思っていた程高く無いとの報告が、British Medical Journalに掲載されたとの事。Englandにおける新型インフルエンザ患者における解析結果から、死亡率は0.026%だったとのことです。当初は0.2~0.4%にもなるのではないかとさえ言われていましたから、実際はずいぶんと低いようですね。先日発表になった米国CDCの解析結果でも0.018%と良く似た数字になっています。EnglandのChief Medical OfficerであるSir Liam Donaldsonは、だからといって英国政府の現在行っている新型インフルエンザに対する防疫プログラムは無益だと言う事にはならないと強調しています。日本人でも全く同じ死亡率かどうかは今の時点では何とも言えませんが、日本の「合併症が無いのに死亡した」という所だけを強調して不安を煽るような報道には、個人的にはうんざりしています。
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- 2009/12/10(木) 22:51:37|
- 医学
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GRD2 ISO400 f2.4 1/40s
今日は一日雨は降らないものの、かといってすかっと晴れる訳でもなく、一日曇った天気でした。
そのおかげか放射冷却も無く、気温も高めでやや生暖かいです(10℃くらいでしょうか)。
明日は晴れ間が覗きそうです。
阪神の赤星選手、引退ですか。
ちょっと驚きました。
ホームランを打てる選手ではないですが、足は速いし守備は良いし、こつこつと当てて足で稼ぐので、好きな選手でした。
対戦相手にしたら、塁に出したくない選手の筆頭でしょう。
それほどクビの怪我の状態が悪いとは。
長らく現役を続けられれば、福本選手とまではいかなくても、平成の盗塁王として名を残す選手であったに違いありません。
残念ですね。
一線から退いてからも、後身の育成などでの活躍を期待したいと思います。
話は変わりますが、来季からF1の英国GPはシルバーストーンでの開催が今季限りで、来季からはドニントン・パークだとアナウンスされていたのですが、資金繰りが頓挫して、結局シルバーストーンで落ち着いた様ですね。
英国在住のうちに、一度は生で見に行きたいと思っています。
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- 2009/12/09(水) 19:46:32|
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GRD2 ISO80 f9.0 1/1250s
朝の通勤時は晴れ渡っていましたが、夜間に雨が降っていたようで地面はべちょべちょでした。
今日は早めに仕事が終わりましたが、これを書いている9時前には俄雨が降っています。
今日はT大学のK先生からのクリスマスカードが届きました。
僕が今年の9月にエジンバラであった国際発生生物学会に参加していればお会いできたと思うのですが参加を見送ったので、会えると思っていたのに残念でしたと、カードを送ってくださった様です。
思いがけずカードをいただき、ご無沙汰していたので恐縮したのと同時に、とても嬉しくも思いました。
このまま研究者として消え去って行ってしまう事無く、結果を出して次回お会いしたときには自らのサイエンスについて語れる様にしたいものです。
早いもので12月ももうほぼ4分の1が終わり。
昼休みに、ラボマネージャーのSさんがクリスマスツリーを買って来て、研究室のオフィス・エリアに飾っていました。
殺風景だったオフィスが少しはクリスマスシーズンらしくなりました。
我が家でも先週にクリスマスツリーを出しましたが、あと一週間もすれば、大学は一斉に年末モードに突入でしょう。
そう思うとちょっと気持ちの上で焦りが出てしまいましたが、淡々と粛々とデータを積み重ねる事に専念すべきと、自らに言い聞かせました。
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- 2009/12/08(火) 21:09:40|
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GRD2 ISO80 f6.3 1/500s
昨日は朝方は雨模様でしたが、午後から気持ちよく晴れ渡りました。
今日は朝から雨がぱらつく天気で、明日もあまり良い天気ではないようです。
洪水に見舞われたカンブリア地方は、またまた警戒を強めないといけない模様。
昨日は、近所のprimary schoolで秋祭りがあり、いろいろと商品が出品されるとの事で、家族で顔を出して来ました。
手作りのクラフトや家庭内で不要になったものをフリー・マーケットの様に売りに出していて、売り上げは基本的に学校への寄付になります。
娘はお気に入りのFairy tailのシリーズのペーパーバックを50ペンスでゲットしてご満悦。本は高いので(新品を買うと、娘が買った本も4ポンド強します)、こういうのは助かります。
うちの子供が通っている学校は、summer fateがメインで秋にはそういう催しはしませんが、昨日行った学校はひと学年が3クラスある大きい学校で、多分父兄のマンパワーもひと学年ひとクラスしか無い学校と比べてあるのでしょう。
我が子が通う学校のfateでもそうですが、和食コーナーはこの学校でも人気のようで、にぎわっていました。
いよいよCOP15が始まりました。
ポスト京都議定書に向けたものですが、なんとなく米国を中心として「CO2排出権」なるものを「証券化」して商売にしようとしているようで、ちょっと複雑な気持ちです。
これが商売として成り立ち始めると、おそらくここにもバブルが生じて、取り扱うものの目先がただ単に変わるだけで、また同じ過ちを繰り返すのではという疑念が拭えないのですが、疑い過ぎでしょうか。
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冬場の低い角度からさし込む光は、きれいだなと思います。
夏場と比べて空気が澄んでいるからかもしれませんね。
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- 2009/12/07(月) 21:51:12|
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GRD2 ISO80 f2.4 1/6s
今日は朝から日中は晴れ渡っていて、週末に日の光を見るのは久しぶりな気がします。
夕方から俄雨が降ったり、崩れ気味でした。
デジカメWatchの記事に拠ると、ポラロイドは、紆余曲折の末に経営陣が刷新され、中止/縮小したインスタント写真の事業を再開する様ですね。
往年の名機SX-70も復刻する様ですし、製造が中止されてサードパーティー製の物しか手に入らなくなっていたSX-70用のポラロイド・フィルムも復活する様です。
一度はSX-70を手にしてみたいなと思いつつも、昨年の製造および事業の中止のアナウンスに、「もう手を出せないな」と正直思っていましたが、復活となるととたんに興味が出て来ました。
ポラの独特の褪せた色合いと風合いは、くっきりすっきりのデジタルの対極にあって、あれでしか出ない「アジ」が有ると思うので、まだまだアナログで楽しめそうだと言うのは個人的には歓迎です。
今日のニュースは、2007年にイタリアのペルージャであった英国人大学生Meredith Kercherの殺人の件で起訴されていた米国人シアトル出身の大学生Amanda Knoxとその恋人であるイタリア人Raffaele Sollecitoの公判の判決がトップです。
Sex Murder、被告の乱れた私生活、犠牲者が英国人、被告である米国人学生の家族の素行の悪さなど、いろんな点でいままで英国のマスコミを賑わして来ましたが、結局はペルージャの裁判で陪審員の結論は「有罪」となった様です。
ただ、はっきりしない動機や状況証拠のみしかないことなど、謎も多い様で、しばらくはこの話題はマスコミで話題になる事でしょうね。
今日のプレミアはMan Cityが頑張りました。Chelseaに勝ってます。Man Uが勝ったので、ポイント差は首位Chelseaと2位Man Uの間が2ポイントに近づきました。Arsenalが勝ちLiverpoolが引き分けです。昨年から好調のAston Villaは勝っていて、今年は絶好調のTottenhamは試合明日ですが、ArsenalもLiverpoolも4強の座を護るには気の抜けない状況が続いていて、見ている側は面白いと思います。
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- 2009/12/05(土) 20:45:21|
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GRD2 ISO400 f2.4 1/3s
昨日と同じような芸風の写真になってしまいました(汗)。
2010年のサッカー・ワールド・カップのドローが決まりましたね。
英国はGroup C: England, USA, Algeria, Slovenia で、「ラッキー・ドロー」だとの報道。
まあ、普通にやていれば、今のイングランドのチームなら一次リーグ敗退はこの組み合わせならあり得ないでしょうね。
日本はGroup E: Netherlands, Japan, Cameroon, Denmark。
これ、結構、キツいと思います。
二位の確保には、相当頑張らないと(オランダの上をいくのは全く無理にしても)。
まあ、後一年、ジャパン・チームの躍進を期待しましょう。
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- 2009/12/04(金) 23:14:17|
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曇っていて時々小雨がぱらつくと言う、ロンドンの典型的な天気でした。
気温は低めですが、氷点下までいかないのもロンドンらしいです。
木曜日は毎週忙しいのが恒例なのですが、今日は偶発的な事から仕事が一件飛んでしまい、いつもよりもむしろ早めに仕事が終わってしまいました。
夕食後に(10時のBBCのニュースには少し時間があるので)BBCのホームページでニュースをチェックしていると、StonesのRon Woodが逮捕されたとの報道。
どうも家庭内暴力でそういう事態に至った様です。
不倫に端を発した離婚騒動が新聞の芸能欄を一時期賑わしていましたが、結局昨年離婚が成立していたんですね。
知りませんでした。
ま、どうでも良い事なんですが。
62歳にしては大人げないというか、まだ若いのか、何と言って良いやら。
ただ、こう言うスター達にはあまりどろどろとしたスキャンダルで夢を壊して欲しくないなあと思います。
既に保釈金を積んで、釈放済みだそうです。
2年前のPaul McCartneyの離婚騒動の場合は、元奥さんが強烈なキャラクターの人だったので、世間はPaulにむしろ同情的でしたけど、これはそれとは対照的でしょうね
スキャンダルと言えば、Tiger Woodsも何があったんでしょうね?。
ま、これもどうでも良い事では有りますが。
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- 2009/12/03(木) 21:39:10|
- 英国
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GRD2 ISO400 f2.4 1/125s
今日は、曇り空で俄雨が時々降るというぐずついた一日でした。
冷え込みかたは昨日よりもやや穏やかな気温でした。
本日の夕刊、London Evening Standard誌に、昨日紹介したGreat Ormond Street Hospital for Childrenが大きく取り上げられていました。ガレン大静脈異常と言う先天性の脳の血管の奇形の病気に、Great Ormond Street Hospital for Childrenで2003年度から取り組んでいた新しい治療法により合併症も無く元気になった子供さんのことがまるまる1ページを割いて紹介されていました。この奇形、脳の特定の場所の動脈と静脈の連絡がおかしくなっていることが本態なのですが、いくつかのタイプに分類されていて、病型に拠っては放置されると生後2~3日しか生存できません。従来は手術か、もしくはカテーテルで動脈瘤をつめるのと同じ様にコイルを留置して血管の異常な連結部位を断つのですが、この病院では瞬間接着剤に近い直ぐに固まる合成樹脂を利用する方法を使っているのだそうです。
小児病院に勤めている日本人の医師には「それがそんなに画期的かいな?」と思われるかもしれませんが、僕が云いたかったのは、こちらの新聞には科学欄(それも日本の新聞にありがちな日曜版だけそういうコーナーが有ってと言う事ではなくて、平日の紙面内に毎日とは言いませんがキチンと科学欄が有るのです)に日常的に医学の進歩や科学上の業績が紹介されていると言うことなのです。それも、とても噛み砕いた表現で書かれているので、例えば宇宙物理や量子力学の話なんかでも、専門外の僕にもある程度イメージできるような切り口で書かれています。このあたりも、日本では研究は趣味人的行為と見なされ市民からはあまり重要視されていないかの様に見える国と、科学の進歩を歓迎し皆でそれを支えようとする国の違いと言えるのかもしれません。要するに、科学は市民とは乖離した浮世離れした所に有るのではなくて、距離的に近い物と捉えられる所以なのかもしれません。
日本ではNatureやScience(生命科学だとこれにCellと言う雑誌を加えて「御三家」と呼ばれ、もっとも成功した業績と見られます)クラスに載った業績しか、新聞ではまず紹介されませんが(もちろん、例外もあって、政治力のある研究者や医学部の教授が、自ら新聞社に売り込んだに違いないと思わざるを得ないものもあります)、こちらではそんなことはありません。何が違うのか?僕は、多分新聞記者の勉強の度合いや知識量、更に言えば記者および新聞社の使命感だと思うのです。Nature、Cell、Scienceに掲載された仕事は、誰でもインパクトのある仕事だと判る訳ですから、記事を書く方もネタとして安心です。逆に言うと、これは新聞記者がネタを探す行為を怠り「思考停止」しているに近いのでは?と、こちらの新聞記事を見るに付け思う様になりました。要するに記事そのものが「インスタント」でありファーストフードと同じモノだと言う訳です。もう一点違う点は、すべての記事に記者の署名が入っているところです。誰が書いたのか、責任の所在がはっきりしている訳です。日本の新聞記事の何割が署名記事でしょうか?
新聞業界の事を知っている訳ではないので、このことだけで英国のマスメディアは日本と比べてスバラシイとは言えませんが、少なくとも今の日本の新聞報道のあり方は、新聞までもが「週刊誌化」してしまっている様に僕には映ります。もちろん心ある記者さん・新聞社の職員さんもいらっしゃるでしょうから全部がそうだとも言いませんが、総論としてはそういった風潮は否定できない気がするのです。
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- 2009/12/02(水) 20:45:47|
- 日英の相違
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GRD2 ISO400 f3.2 1/160s
天気予報通り、今朝は初霜が降りていました。
やっと本格的な冬将軍到来と言った雰囲気です。
今日は、午後からInstitute of Child HealthというUniversity College London (UCL; 世界の大学ランキングで常に10位以内の一流大学)に所属する研究所で、London Heart Development Meetingという研究会が有って参加して来ました。
この研究所は、欧州最大の小児病院であるGreat Ormond Street Hospital for Childrenのすぐそばにあります。
この研究会は年に2回行われていて、この会合のオーガナイザーをしているUCLの教授と偶然渡英前から既知を得ていたため、ロンドンに来てから直ぐに参加しないかと声をかけていただき、それ以来毎回参加する様にしています。
この会の趣旨は、個体発生において如何に心臓と血管が正しく形作られるのかに興味を持って、ロンドン・オックスフォード・ケンブリッジ界隈でそのメカニズムを研究している研究者達が集まって、情報交換とネットワークづくりをしてお互いに刺激を受けて頑張っていこう!といったものです。
回を重ねるごとに参加人数が増えていっていて、今日は準備されていたいつもの部屋に入りきらないくらいの人が集まっていました。次回からはもっと大きい部屋を用意しないとダメかもしれません。
学問としては「発生生物学」という分野になるわけですが、研究者では無い方には表面的には「それを知ってどうするの?」と受け取られてしまうかもしれないのですが、正しく臓器が出来上がる機構の詳細な理解は、再生医療を考える上では基盤となる知識となるはずなのです。
日本ではここ何年も発生生物学への研究費の配分が明らかに減っている傾向がある(と僕は認識しています)上に、今回の事業仕分けと言い、こちらでの活気と比較してしまうと何とも寂しい限りです。
ちなみに良い機会なので、研究会のコーヒーブレイクの雑談ついでに、日本では今、科学研究費が削減の対象にあがり、現政府が率先して国費に拠る研究費を削減したがっている話をした所、僕が会話をした英国人研究者達は全員が「あり得ない・信じられない」との答えでした。
テーマ:雑記 - ジャンル:日記
- 2009/12/01(火) 22:30:25|
- 英国
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