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今日は、朝方少し日が射しましたが、結局一日雨模様。
朝から日系クリニックの健診をお手伝いした後、午後は夕方まで乳児健診でした。
日曜日の晩から月曜日まで、24時間のロンドン地下鉄のストライキが再び予定されています。
週の頭から交通が麻痺して通勤の足に大きな影響が出てしまうのは、いささか憂鬱に感じます。
英国では、保守党を中心とした連立政権が、大掛かりな財政支出削減政策を実施しており、大学への補助や科学技術研究への国家の投資も大幅に削減される事が予測されています。前労働党政権は、科学技術研究費予算の削減には消極的で、むしろ不景気だからこそ維持しなければならないとの立場でしたが、現政権は小学校までも含む教育への予算までも削ろうと言う動きがあり、教育界からも懸念が広がっています。
そんな中、10月20日には新政府に拠る予算案が発表される予定になっていて、研究者達の間で大きな危機感が生まれており、国会議員へのロビー活動、嘆願書の署名、政治家への嘆願書の送付、研究者の決起集会などを呼びかける動きが加速しています。
Science is Vital日本も研究資金の削減が行われていますが、一人一人の研究者に政府や政治家に教育と科学技術の重要性を説明し訴えることへの参画を呼びかけるような動きがあったでしょうか?学会声明など政府へ働きかけるのは、どこか「えらい人達」がすることで末端の研究者には関係ないと言う気持ちが無かったでしょうか?
女王陛下から称号を頂いている著名研究者から、学術雑誌Natureの協賛まで取り付けてのこのような動きに、一人の末端の科学者として、感動を覚えました。
微力ながら、参画したいと思いました。
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- 2010/10/02(土) 22:32:24|
- 科学技術政策
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提言 「科学・技術による力強い日本を実現するための大学・研究機関の強化と予算措置 を求める」
1.研究教育予算・投資の維持・改善
2.多様な評価・価値観の導入
3.女性・若手研究者支援と奨学金の充実
4.政策決定への学会からの意見表出http://www.jsap.or.jp/headline/20100730_29gakkai_seimei.pdf柳田先生のブログで知り、気になりましたのでご急遽紹介しておきます。
科学者が自己保身のために勝手なことを言うなという批判ももしかしたらあるのかもしれませんが、「日本が崩壊の危機にある」との強い危機感を日本人科学者全体が強く感じているのは事実です。
戦後の復興を支えてきたのも、科学と技術に裏付けされた強いもの作りであったことを想起したいと思います。
Cornwallの紹介の続きは、仕事が終わって帰宅後にアップしようと思います。
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- 2010/08/13(金) 11:29:28|
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