自転車に乗るようになって思ったこと
(1)自転車の敵は自動車
同じ車道を走っているとつくづく思うのだが、やはり自転車は弱者である。事故を起こせば、まず間違いなく自転車の方が被害が大きいだろう。隣にバスだとかトラックのような大型車両が来るとどうしても緊張する。
とはいえ、走っている車に酷い目にあわされることは滅多にない。こちらを無視して強引に走る自動車もないではないが、大抵のドライバーは合図をすれば譲ってくれたりする。どっちかというと走っている自動車よりも停まっている自動車の方が敵である。路駐は本当に邪魔。特に車線を全部塞ぐような大型車両が交差点付近で駐停車してるのは勘弁して欲しい。そのたびに後ろを気にしながら車線を変えないとならないのである。比較的交通量が多い幹線道路でも、路駐がなければかなり走りやすいんだけどね。
(2)自転車の敵は自転車
自動車と逆に、自転車は走っている方が脅威である。いや、ちゃんと交通法規を守っていてくれればなんにも問題はないんだが。自転車で走っていると、なんでこんなに逆方向に走ってくる自転車が多いんだろう、と思わずにいられない。あれは本当に危ないので、たのむからみんな右側を走るのだけはやめてほしい。
そして、逆走してくる自転車に限って無灯火だったりするんだよな。無灯火で逆走は最悪です。さらに携帯でメール打ってる奴までいたりする。
いや、確かに左側走っていると通りにくい交差点とかあるから、右側通行したくなる場所ってあるんだけどね。片側3車線くらいある幹線道路でナチュラルにずっと逆走してる自転車とか見かけると、頭抱えたくなる。
(3)坂道より向かい風の方がきつい
もともと通勤に使っているルートがほとんど平坦で、橋を渡る時くらいにしか坂らしい坂がない、というのもあるんだけど。それでも、きつい距離の終わりが見えている坂道を走るのに比べると、風向きが変わるか、目的地を変えるかしない限り終わりが無い分、向かい風の方がずっときつい。 ずっと一直線に進んでいるとそれこそ最初から終わりまでエンドレスなんだよね(^^; あまりに向かい風が強い時には自転車は向かないかも。
(4)みんな自転車の能力を低く見すぎだ
自転車通勤で毎日往復20km走っている、という話をするとたいていの人はびっくりする。でも、同じように自転車で通勤してる人ならわかるだろうが、慣れてしまえば片道10kmというのは全然たいした距離じゃない。信号待ちなんかがあるから、所要時間は35分から40分といったところだけど、実際に走っている時間は30分もないだろう。同じ時間を満員電車にゆられている方がはるかに消耗する(^^;
だいたいみんな自転車というのは2~3kmくらいを10分とか15分で移動するための乗り物だと思ってるんだろうね。まあ、それでも歩くことに比べればかなり便利ではあるけれど。でも、乗る自転車を選んで、ちゃんと乗ればもっとずっと遠くまで行ける。おそろしく便利で安上がりな交通手段なんだけど。
(5)やっぱりとても安い買い物だった
今年の買い物というか、ここ10年ばかりの買い物の中で、一番コストパフォーマンスがいいんじゃないか、とすら思う。ちょっと計算してみると、車体とか装備品とかメンテナンス用の道具とかもろもろひっくるめて大体10万程度、ランニングコストが駐輪代金を含めて年間5万くらいとすると。この自転車に5年乗ったとしてトータルコストは35万、一日平均にすると200円にも満たない。
それに対して、自転車を使った場合の行動半径は今現在で最大30kmくらいになっている。このくらいになると都市部の移動に関しては自動車とほとんど変わらない。もちろん、雨の日には乗れないとか、自動車に比べると乗せられる荷物は全然少ないとか、他の人を乗せられないとか、色々制約はあるものの、それでもコストの安さは圧倒的である。自転車ならではの制約の少なさ、というのもあるわけだしね。(まだやったことないけど、ばらして電車で移動できる、というのもその一つである)
問題はそのうちもうちょっと上のランクが欲しくなってしまうことかもしれないが(笑)
>自転車の能力
中学校時代は、片道9kmほどを変速機つき(確か3段階くらいだったかな)のママチャリで通学しておりました。
体育会系とはいえ文化部女子が往復できる距離ではありました。
…いや、あたしの場合小学校の頃から片道約2kmを6年生になって自転車通学が許されるまで徒歩で通ってたので、基礎体力は稼いでたのかもしれませんが(笑)
………ちなみに、そういう生活をしていても当時はちっとも痩せられませんでした(ほろり)
2009.10.29 (Thu) | 七重 #mQop/nM. | URL | Edit