fc2ブログ

空の戦争史/田中利幸

 Apemanさんのところで紹介されていた新書本。実はしばらく前に読み終わっていたのだが、感想をまとめるのに時間がかかってしまった。
 第二次大戦のあたりから猛威を振るい始めた空爆――敵国の民間人を巻き込んだ爆撃――という戦法。だがその思想は、人間が空を飛ぶ手段を手にして間もなく生まれ、実際に試みられてもいた。いや、実際に空を自在に飛び回る機械・飛行機が発明される前から、相手の手の届かない高みから攻撃を行うというこの戦い方は、小説という形で夢想されてすらいたのだ。

 そして、飛行機が兵器として急速に発達していく第一次大戦では実際にこの戦法が使われていく。後に戦争の様相を変えてしまう空爆という手段は、思想としてはこの時期にほぼ出揃っていた。ただハードウェアの能力が低かった為に効果が限定されていたに過ぎなかったのだ。

 空爆というと、一般市民の殺傷を目的とした無差別爆撃と、攻撃対象を軍事目標に絞った精密爆撃に分けられる、と思われている。しかし、実際には精密爆撃が純粋に軍事目標のみに限定されたことは一度もなかったそうだ。これは、空からの攻撃というものが元々持っている不確実性によるところも多いのだが、空爆の特性から、軍事目標といえども基本的に狙われるのは非戦闘施設であるということもあるのだろう。思想的な背景が、前線での敵兵力をたたくのではなく、相手の後方、つまり生産・補給拠点を攻撃するというものだから当然である。そして、この思想に、陸・海軍に対する支援戦力という立場であった航空戦力を、独立した軍隊として認めさせようという思惑が見えるというのがなんとも。軍隊というのが典型的な官僚組織であるということを感じさせてくれる。

 そして、無差別爆撃の方はこの精密爆撃というのが実は大して効果が上がらないことから、その言い訳として生まれたようなところがある。生産力ではなく、相手国民に恐怖を与えて、戦争遂行の意思を削ぐ、というわけだ。これが成功すれば、実際に戦闘を行って兵員達に膨大な被害を出すよりも結果的には少ない犠牲で戦争を終わらせることが出来る、というのが無差別爆撃を主張するものたちの言い訳なのだが……そんなわきゃ無いというのは実際に起きたことを見ればあきらかである。

 意外な事に、第二次大戦で徹底的な無差別爆撃を行ったアメリカは、実際に戦争が始まるまでは無差別爆撃には否定的だった。これはアメリカが地勢的な条件から、本土を空爆される可能性がほとんどなかったことと無縁ではない。自国の非戦闘員に脅威が及ばないのであれば、敵国のそれに対して攻撃を行うというのは、フェアではないと感じられたのであろう。地理的に近く、常に相手からの空爆の脅威を感じているヨーロッパ諸国とは温度差があったのだ。
 実際にヨーロッパ戦線ではイギリス軍が無差別爆撃を行っているのに対して、形の上では精密爆撃を続けていた。だが、損害の割に効果が上がらないことから、徐々に無差別爆撃に移行していったようである。日本に対しては、人種的偏見もあった為に最初から抵抗は少なかった、というよりほとんどなかったようであるが。

 このように、無差別爆撃の引き金になるのは相手に対する恐怖の感情であるようなのだが、一旦始まってしまうと、相手の脅威が減じるにつれて爆撃の規模が拡大していくのである。対独、対日いずれの場合も抵抗が少なくなってからの方が熾烈なものになっていくのだ。もう一押しすれば相手を屈服させられるという感情がおこるというのもわかるのだが、この過剰な攻撃性はそれだけが理由なんだろうか? 
 

東周列国 春秋編 第二十三集

 ちびっこ宰相とは言わせないよ。

東周列国 春秋編 第二十二集

 さわやかだった荘王編から一転ドロドロに。

東周列国 春秋編 第二十一集

 七枚目を終了。時代の中心は中原から周辺諸国へ。


東周列国 春秋編 第二十集

 気がつけばもう二十集。

東周列国 春秋編 第十九集

 少し時代は戻って、楚の国での物語。いきつもどりつしながら、少しずつ時代は変化していく。

東周列国 春秋編 第十八集

 因果は巡る

東周列国 春秋編 第十七集

 アホな国王と腰巾着、そして真面目な宰相。

東周列国 春秋編 第十六集

 一つの時代の決着がついた感じか。

東周列国 春秋編 第十五集

 これで半分。だいたい感想書きながら一日一集ペースなので、夏が終わることには全話コンプリートかな。

東周列国 春秋編 第十四集

 ついに、苦労が報われる時が来た。

東周列国 春秋編 第十三集

 中盤のクライマックス間近、という感じか。


東周列国 春秋編 第十二集

 いよいよ晋の政情が動き出す。そして前回一話使って秦の状況を描いていたことが利いてくるのだった。シリーズ構成がにくいね。 

東周列国 春秋編 第十一集

 やはり爺は良い。

東周列国 春秋編 第十集

 おかしいな、一話完結のはずなのに続きが気になるぞ(^^;

東周列国 春秋編 第九集

 これで三枚目のディスクが終り。そろそろ三分の一か。振り返ってみると結構な長さの時の流れを見てきたことになる。
 

東周列国 春秋編 第八集

 盛者必衰とは言うものの……

発見したこと

 リストバンドをつけたまま団扇であおぐと、手首が疲れる。
 汗かいちゃったよ(なんか間違ってる)

東周列国 春秋編 第七集

 軍師という生き方。


東周列国 春秋編 第六集

 天才は天才を知る、ということか。

デベロッパーの証

 iPhone SDKもついにベータの取れた正式版がリリースされ、Developer Programへの参加受付も次々と許可が下りているようである。もちろん私のところもやってきた(が、なぜかアクティベーションを受け付けてくれない、なぜ??)

 もちろん、これはスタートラインについた、ということに過ぎない。何もリリースしてない状態ではまだ”なんちゃって”デベロッパーでしかなく、一つのアプリケーションを製品として作り上げて、初めて一人前のデベロッパーとして呼んでもらえるわけだ。

 まずは簡単なものから、一応アイデアはいくつかあるんだよね。そのうち一番早く形になりそうなものを一つ、出来れば今月中には作り上げたいところ。そのためにも早くアクティベーションが通ってくれないと……

東周列国 春秋編 第五集

 色ボケ国王の次は妹萌え……なんだこの人たちorz


無事購入完了

下のコメント欄でも書いているが、iPhone無事ゲット。
DSCN0179.jpg


そして、その足でCocoa勉強会へ。今だiPhoneSDKのNDAが取れない為、iPhone関係の発表は出来ないのであるが、やっぱり私以外にもちゃんと持っている人はいるし、アプリ開発中、あるいは開発予定の人も。詳しいことはここでは書けないのだが、うーん、色々考えるもんだね、みんな。特に二次会の飲み会では色々なアイデアが。いや、面白いっす。
なによりもアイデアを形にして世界に発信できる仕組みが作られていることが面白いのである。

並んじゃった

 今日は発売日ということで、あちこちで行列が出来ていたようだが、私も仕事を休んでちょっくら並んでしまいました。(休みを取る、と言ったらみんなにニヤニヤされたよ(笑))
 場所は8時半に整理券を配ると聞いていたアキバのヨドバシ。起きてすぐ家を出れば良かったのだけど、ちょっともたもたしているうちに結構時間が経ってしまい、それでも現地に着いたのは7時ちょっと過ぎ。おお、既に列が出来て16G Blackは終了の文字がっ。
 まあ、とりあえず目当てだった8G Blackはまだ大丈夫だったので、そちらに並ぶことに。その時に割り込み防止券というのものをもらった、どうやらこれが整理券と交換になるらしい。これでとりあえず手に入ることは確実になったので、あとはひたすら待つこと1時間半。無事整理券と引き換えてその場は解散となった。なんか手慣れてるなぁ~。

 とはいえ、やっぱり契約手続きの関係で、発売と同時に手に入るわけではなく、引き換えは明日の朝ということに、後で調べてみると、もう数人早ければ今日中に手に入ったようである。ちっ。
 
 というわけで、実際に手元に来るのは明日、ということになりました。楽しみだなぁ。

東周列国 春秋編 第四集

 鄭国で寤生たちが色々とやっていたころ、同じく大国である衛国では。


App Store始動!

 発売を明日に控えて、一足先にiTunesのアップデートが行われ、App Storeも開店。
 それにしても、オープン時でこのラインナップはさすがに壮観である。ジャンルはやっぱり今のところゲームが多いかな。数独やらカードゲームやらは似たようなのがいくつもあったりするし、そういう重複は他のソフトであるみたいだから、実際に選べる種類は見た目よりも少ないんだろうけど……

 でも、Comic TouchとかStarmapとか面白そうだし、あっNAVITIMEとか駅探とかもあるのか。
 ……で、やっぱりBandは注目なのである。これ楽しそうなんだよね。
 

東周列国 春秋編 第三集

 第二集と同じく、鄭の寤生の物語である。

さて、盛り上がってまいりました

 いよいよ今週末に発売のiPhoneですが、ついに発売開始時間などが決まりましたね。一般のソフトバンクショップでは正午から、表参道店では午前7時から……ってもう並んでんのかよ(爆)
 一部のショップでは当初予約を受けていたようですが、もちろんその時アメリカにいた私が予約できていたはずもありません(^^;

 ……手に入るのか??

東周列国 春秋編 第二集

 二幕目は母と二人の兄弟の話。骨肉の争い、と書いてしまえば簡単だけど……

東周列国 春秋編 第一集 幽王と褒姒

 この前尋秦記を見たおかげで、少し中国古代史に興味が出てきたのである。そして例によってManboさんお勧めの歴史ドラマを見たくなった。これは春秋時代を通しての色々なエピソードをオムニバス的にドラマ化し、大きな歴史の流れと、その中での人間ドラマを描いた物語となっているそうだ。
 ということで、基本的には一話完結、いつもの武侠ドラマのように強烈な引きで一気に見てしまうというよりは、ひとつひとつ味わいながら見ていうことにしよう