第5期第3回神戸市立図書館協議会
図書館協議会を傍聴しました。
日時:平成29年7月20日(木)10時~12時
場所:神戸市立中央図書館4階研究室
出席委員:8名
傍聴:2名
前回の図書館協議会(3月23日開催)は傍聴できず、湯浅先生のミニレクチャーを聞けなくて残念でした。
図書館ネットとしては、他のメンバーが傍聴し機関紙「神戸・図書館ネットワーク」に報告記事を掲載していますが、ブログには報告が書けませんでした。ごめんなさい。
今回から委員となられた方々がいらっしゃることから、自己紹介からはじまりました。和やかな感じです。
事務局からの報告
平成28年度利用実績および29年度利用見込み
「おきしお基金」からの助成が昨年で終了し、図書購入費が2900万円の減額となっているため、購入図書数見込みが減っているとの説明。
経常予算としての図書購入費は減額されることなくほぼ横ばい。
委員から雑誌の購入についての質問。購入数は減らさない方針との回答あり。
議事
①28年度神戸市立図書館事業評価について
目標と計画に基づいた実施事業に関しての図書館自己評価について、前回協議会で協議会として意見を述べ評価されたものを一覧として示された。ほぼすべてA評価。委員自身から「ちょっと甘いかな」との声が漏れた。
事業評価の議事のなかで、学校図書館支援に関連した話題が出ました。
委員から、学校図書館に関して先生方の理解がない、学校図書館の活用しきれていないとの指摘がありました。小学校の校長先生でもある委員からは、先生方の忙しさについての話もありました。
学校司書配置を担当した職員から、「学校図書館活用神戸モデル」を作成していることなどの説明されました。
学校図書館に関しては、先生の理解が進むかどうかが課題であることは、私たちも当初から言ってきました。教育委員会の皆さんはその点を十分承知しておられ、研修会や報告会など開催し学校図書館を活用した授業の具体例を先生方に知っていただく機会をつくっていらっしゃいます。
委員から、公共図書館として学校図書館を支援するには、教員に対するサービス(支援)があったらいいのではないかと意見が出ました。学校図書館法にも触れ、学校図書館が教員へのサービスも使命としていることを再確認されました。
②29年度の図書館事業計画について
それぞれの事業に対して、目標と行動計画と評価のポイントが示された。
委員から「そろそろ電子書籍の導入を計画に入れてはどうか」との意見。
それに対し図書館側から「電子書籍の形式についてはまだ流動的であるが、図書館職員が電子書籍トライアル(TRC―DL、Over Drive)を実施。ディスカバリーサービスについても体験予定におしており、慎重に検討している」との回答。
今後高齢者が増え障がい者サービスが一般化すると予想される中、1年ごとの目標だけでなく、20年30年先を見据えた目標設定が必要との意見あり。
③図書館と書店・出版界との連携について
前回協議会で出た意見をまとめ、次のような基本的なスタンスが示された。
書店・出版関係者との情報交換会などの関係性を構築
連携を市民に明示し、本を読んでほしい、買ってほしいというメッセージを双方が伝える
より具体的な「しかけ」についての例示もあり、委員からは市民に連携を伝える方法の提案や、「買う」と「借りる」の融合した新たな仕組みづくりの提案があった。
また湯浅先生から資料配布と説明があった。
その他
三宮図書館の利用者アンケートについて
神戸市立三宮図書館移転に係るコンサルティング業務委託の一部として実施されたアンケート・ヒアリング調査の報告があった。
委員からは、アンケートからわかる三宮図書館の利用者の特徴を踏まえ、ビジネス支援の高度化とともに、高齢の利用者に向けての生活支援やくつろげる場としての図書館の提案があった。
神戸市立三宮図書館移転に係るコンサルティング業務委託、受託しているのはアカデミック・リソース・ガイド(ARG)です。
昨年3月に図書館ネット主催の講演会で講師をしてくださった岡本真さんの会社です。
講演会の様子はこちらをどうぞ
講演会「未来の図書館はじめませんか」ご報告
岡本さんのお話はここでもお聞きしました。2年半も前ですね。
「図書館×書店」の未来を探る著者トーク
岡本さんに初めてお会いしたのは10年以上前のことになるかな。たぶん岡本さんは覚えていらっしゃらないでしょうけど…。
誰からも何も聞いていないけど、三宮図書館の移転についてはきっと岡本さんのARG社が関わってくださるのではないかと思っていました。なんとなくの勘でしたが、当たっていましたね。
日時:平成29年7月20日(木)10時~12時
場所:神戸市立中央図書館4階研究室
出席委員:8名
傍聴:2名
前回の図書館協議会(3月23日開催)は傍聴できず、湯浅先生のミニレクチャーを聞けなくて残念でした。
図書館ネットとしては、他のメンバーが傍聴し機関紙「神戸・図書館ネットワーク」に報告記事を掲載していますが、ブログには報告が書けませんでした。ごめんなさい。
今回から委員となられた方々がいらっしゃることから、自己紹介からはじまりました。和やかな感じです。
事務局からの報告
平成28年度利用実績および29年度利用見込み
「おきしお基金」からの助成が昨年で終了し、図書購入費が2900万円の減額となっているため、購入図書数見込みが減っているとの説明。
経常予算としての図書購入費は減額されることなくほぼ横ばい。
委員から雑誌の購入についての質問。購入数は減らさない方針との回答あり。
議事
①28年度神戸市立図書館事業評価について
目標と計画に基づいた実施事業に関しての図書館自己評価について、前回協議会で協議会として意見を述べ評価されたものを一覧として示された。ほぼすべてA評価。委員自身から「ちょっと甘いかな」との声が漏れた。
事業評価の議事のなかで、学校図書館支援に関連した話題が出ました。
委員から、学校図書館に関して先生方の理解がない、学校図書館の活用しきれていないとの指摘がありました。小学校の校長先生でもある委員からは、先生方の忙しさについての話もありました。
学校司書配置を担当した職員から、「学校図書館活用神戸モデル」を作成していることなどの説明されました。
学校図書館に関しては、先生の理解が進むかどうかが課題であることは、私たちも当初から言ってきました。教育委員会の皆さんはその点を十分承知しておられ、研修会や報告会など開催し学校図書館を活用した授業の具体例を先生方に知っていただく機会をつくっていらっしゃいます。
委員から、公共図書館として学校図書館を支援するには、教員に対するサービス(支援)があったらいいのではないかと意見が出ました。学校図書館法にも触れ、学校図書館が教員へのサービスも使命としていることを再確認されました。
②29年度の図書館事業計画について
それぞれの事業に対して、目標と行動計画と評価のポイントが示された。
委員から「そろそろ電子書籍の導入を計画に入れてはどうか」との意見。
それに対し図書館側から「電子書籍の形式についてはまだ流動的であるが、図書館職員が電子書籍トライアル(TRC―DL、Over Drive)を実施。ディスカバリーサービスについても体験予定におしており、慎重に検討している」との回答。
今後高齢者が増え障がい者サービスが一般化すると予想される中、1年ごとの目標だけでなく、20年30年先を見据えた目標設定が必要との意見あり。
③図書館と書店・出版界との連携について
前回協議会で出た意見をまとめ、次のような基本的なスタンスが示された。
書店・出版関係者との情報交換会などの関係性を構築
連携を市民に明示し、本を読んでほしい、買ってほしいというメッセージを双方が伝える
より具体的な「しかけ」についての例示もあり、委員からは市民に連携を伝える方法の提案や、「買う」と「借りる」の融合した新たな仕組みづくりの提案があった。
また湯浅先生から資料配布と説明があった。
その他
三宮図書館の利用者アンケートについて
神戸市立三宮図書館移転に係るコンサルティング業務委託の一部として実施されたアンケート・ヒアリング調査の報告があった。
委員からは、アンケートからわかる三宮図書館の利用者の特徴を踏まえ、ビジネス支援の高度化とともに、高齢の利用者に向けての生活支援やくつろげる場としての図書館の提案があった。
神戸市立三宮図書館移転に係るコンサルティング業務委託、受託しているのはアカデミック・リソース・ガイド(ARG)です。
昨年3月に図書館ネット主催の講演会で講師をしてくださった岡本真さんの会社です。
講演会の様子はこちらをどうぞ
講演会「未来の図書館はじめませんか」ご報告
岡本さんのお話はここでもお聞きしました。2年半も前ですね。
「図書館×書店」の未来を探る著者トーク
岡本さんに初めてお会いしたのは10年以上前のことになるかな。たぶん岡本さんは覚えていらっしゃらないでしょうけど…。
誰からも何も聞いていないけど、三宮図書館の移転についてはきっと岡本さんのARG社が関わってくださるのではないかと思っていました。なんとなくの勘でしたが、当たっていましたね。
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