図書館員さんとの交流会(2017年度)
恒例の図書館員さんとの交流会。こうべ子ども文庫連絡会と神戸・図書館ネットワークの共催で今回が25回目の開催です。
毎年、お忙しい中お時間を割いてくださっている図書館職員の皆さまにお礼申し上げます。
日時:8月18日(金)10:30~12:00
場所:中央図書館研究室
図書館から総務課長、利用サービス課長、企画情報担当課長、企画情報担当係長、市民サービス係長、子どもサービス担当係長、子どもサービス係員の7名。
文庫連、図書館ネットからは19名が参加しました。
夏休み特別おはなし会(8/1)の振り返り
文庫連が中央図書館との共催で毎年行っています。
毎年新たな課題が生まれるようですが、回数を重ね、図書館と文庫連とのコミュニケーションもうまく運んでいるようです。
図書館で活動しているボランティアからの報告
文庫連所属のグループが中央、北、三宮、須磨、垂水、灘、兵庫の各館でおはなし会のボランティアをしています。
地区館それぞれで職員の方のかかわり方に多少違いがあるようですが、どこの館でも職員さんとボランティアが協力しておはなし会を運営している様子がわかります。また同じ地区館で活動している文庫連に所属していないグループとの交流も進んできているようです。
関連して、
①神戸市の図書館としておはなし会の指針はあるか、あれば機会をとらえてボランティアに示してほしい
②ボランティアグループに絞った研修会をしてほしい
③各館でおはなし会についての職員の情報共有はされているか
④地区館でのおはなしグループの募集について、図書館がおこなう小学校でのおはなし会のボランティア募集について
などの質問と要望が出されました。
子どもサービス委員(図書館職員)を中心に情報を共有していること、生涯学習課が開催している読み聞かせ人講座のスキルアップ講座に図書館お話しボランティアの参加を推奨していること、指定管理者職員が読み聞かせ人講座を見学していること等、丁寧にご回答くださいました。
また、中央図書館で確認できていない事柄については早急に確認するとのことでした。
図書館のおはなしボランティアは、それぞれのグループの個性を生かして活動しています。それはとても大切なことです。しかし、図書館でボランティアをすることの意味や目的に一定の共通理解と、一定のスキルが必要であるというのが文庫連の考え方です。
図書館としても大きな枠組みでは同様のお考えだと思います。
文庫連以外のグループを交えた話し合い、交流の場が必要だと感じます。
返却ポストの廃止について
市内3カ所に設置されていた返却ポストが廃止されましたが、 とくに舞子公園駅のポストがなくなったことで明石市立図書館に利用者が流れているとの指摘がありました。
利用数が伸びなかったことが廃止理由とのことですが、舞子公園駅の利用数は多かったとの発言もありました。廃止は残念との声が多数挙がっていますが、図書館では廃止に対して利用者の反応はほとんどなかったとの判断とのこと。声を届けることのむずかしさを感じます。
もともと返却ポストの設置がすぐに貸出数に反映されるとは言えなかったわけで、目標数がいくらだったのかも示されないなかでの急な廃止はなかなか納得できません。
図書館サービスは成果を数値で表すのが困難な事業です。返却ポストが廃止された理由を聞くと、図書館の予算確保はいつも綱渡りなのだと実感します。財務当局を説得できる力を持っていただきたいと激励するとともに、もっと利用者が声をあげて、図書館職員の頑張りを後押ししなければいけないのだと思います。
傷んだ本を図書館に知らせることについて
私たちのように図書館をよく知っている利用者は汚破損本を職員に知らせるが、多くの市民が知らせたほうがいいということに気づいていない。返却カウンターに「傷んでいる本があったら知らせてください」と書いてあるだけでも違ってくるのではないかとの意見に、検討するとのお返事をいただきました。
会員からは、辞書のページ脱落を知らせた際すぐに対応してくださったことのお礼が述べられました。
市民担当窓口について
市民にとって様々な要望、意見を職員に伝えるのは思いのほかハードルが高い。担当職員を置いて一元的に市民の意見を集めて対応してはどうかとの要望に、各館職員に届いた意見要望は、中央図書館に届く仕組みになっている。館長への手紙の制度もあるので利用してほしいとのことでした。
職員に話しにくいと感じる人も多く、話したことが中央図書館に届いていないことも散見される。館長への手紙のポストは見たことがないとお話ししました。
強硬なクレームなど対応に苦慮されることも多いと思いますが、そのような大きな声にかき消されている小さな声を拾い集めていただきたいと思います。
西図書館機能拡充について
西区役所移転に伴う拡充についても三宮図書館移転と同じく、具体的なことは検討中。
三宮図書館の移転場所は年内には決定の予定。
大人へのサービスについて
児童サービスに比べて、大人とりわけ利用が多い高齢者へのサービスが少ないと感じるがどういうサービスをしているか。
大人のためのおはなし会や大人の一日図書館員の行事が盛況。図書館ナビなどで必要な情報へのアクセスを支援しているとのことでした。
高齢者サービスは障がい者サービスに通じます。イベントだけではない日常の利用の面での読書支援をお願いしました。
交流会では質問や要望が多くなりがちなのですが、図書館の職員の皆さまへのお礼を申し上げることができました。
①学校図書館、学校司書への手厚い支援について
生涯学習課が担当ですが、図書館の支援がなければ成り立ちません。お礼申し上げます。
②中央図書館の絵本
さまざまな工夫により見やすくて探しやすい配架になっています。ありがとうございます。
③図書館とよい関係ができている地区館
ボランティアである私たちと各地区館では立場を超えて協力関係が築き上げられつつあります。
これからもよろしくお願いします。
毎年、お忙しい中お時間を割いてくださっている図書館職員の皆さまにお礼申し上げます。
日時:8月18日(金)10:30~12:00
場所:中央図書館研究室
図書館から総務課長、利用サービス課長、企画情報担当課長、企画情報担当係長、市民サービス係長、子どもサービス担当係長、子どもサービス係員の7名。
文庫連、図書館ネットからは19名が参加しました。
夏休み特別おはなし会(8/1)の振り返り
文庫連が中央図書館との共催で毎年行っています。
毎年新たな課題が生まれるようですが、回数を重ね、図書館と文庫連とのコミュニケーションもうまく運んでいるようです。
図書館で活動しているボランティアからの報告
文庫連所属のグループが中央、北、三宮、須磨、垂水、灘、兵庫の各館でおはなし会のボランティアをしています。
地区館それぞれで職員の方のかかわり方に多少違いがあるようですが、どこの館でも職員さんとボランティアが協力しておはなし会を運営している様子がわかります。また同じ地区館で活動している文庫連に所属していないグループとの交流も進んできているようです。
関連して、
①神戸市の図書館としておはなし会の指針はあるか、あれば機会をとらえてボランティアに示してほしい
②ボランティアグループに絞った研修会をしてほしい
③各館でおはなし会についての職員の情報共有はされているか
④地区館でのおはなしグループの募集について、図書館がおこなう小学校でのおはなし会のボランティア募集について
などの質問と要望が出されました。
子どもサービス委員(図書館職員)を中心に情報を共有していること、生涯学習課が開催している読み聞かせ人講座のスキルアップ講座に図書館お話しボランティアの参加を推奨していること、指定管理者職員が読み聞かせ人講座を見学していること等、丁寧にご回答くださいました。
また、中央図書館で確認できていない事柄については早急に確認するとのことでした。
図書館のおはなしボランティアは、それぞれのグループの個性を生かして活動しています。それはとても大切なことです。しかし、図書館でボランティアをすることの意味や目的に一定の共通理解と、一定のスキルが必要であるというのが文庫連の考え方です。
図書館としても大きな枠組みでは同様のお考えだと思います。
文庫連以外のグループを交えた話し合い、交流の場が必要だと感じます。
返却ポストの廃止について
市内3カ所に設置されていた返却ポストが廃止されましたが、 とくに舞子公園駅のポストがなくなったことで明石市立図書館に利用者が流れているとの指摘がありました。
利用数が伸びなかったことが廃止理由とのことですが、舞子公園駅の利用数は多かったとの発言もありました。廃止は残念との声が多数挙がっていますが、図書館では廃止に対して利用者の反応はほとんどなかったとの判断とのこと。声を届けることのむずかしさを感じます。
もともと返却ポストの設置がすぐに貸出数に反映されるとは言えなかったわけで、目標数がいくらだったのかも示されないなかでの急な廃止はなかなか納得できません。
図書館サービスは成果を数値で表すのが困難な事業です。返却ポストが廃止された理由を聞くと、図書館の予算確保はいつも綱渡りなのだと実感します。財務当局を説得できる力を持っていただきたいと激励するとともに、もっと利用者が声をあげて、図書館職員の頑張りを後押ししなければいけないのだと思います。
傷んだ本を図書館に知らせることについて
私たちのように図書館をよく知っている利用者は汚破損本を職員に知らせるが、多くの市民が知らせたほうがいいということに気づいていない。返却カウンターに「傷んでいる本があったら知らせてください」と書いてあるだけでも違ってくるのではないかとの意見に、検討するとのお返事をいただきました。
会員からは、辞書のページ脱落を知らせた際すぐに対応してくださったことのお礼が述べられました。
市民担当窓口について
市民にとって様々な要望、意見を職員に伝えるのは思いのほかハードルが高い。担当職員を置いて一元的に市民の意見を集めて対応してはどうかとの要望に、各館職員に届いた意見要望は、中央図書館に届く仕組みになっている。館長への手紙の制度もあるので利用してほしいとのことでした。
職員に話しにくいと感じる人も多く、話したことが中央図書館に届いていないことも散見される。館長への手紙のポストは見たことがないとお話ししました。
強硬なクレームなど対応に苦慮されることも多いと思いますが、そのような大きな声にかき消されている小さな声を拾い集めていただきたいと思います。
西図書館機能拡充について
西区役所移転に伴う拡充についても三宮図書館移転と同じく、具体的なことは検討中。
三宮図書館の移転場所は年内には決定の予定。
大人へのサービスについて
児童サービスに比べて、大人とりわけ利用が多い高齢者へのサービスが少ないと感じるがどういうサービスをしているか。
大人のためのおはなし会や大人の一日図書館員の行事が盛況。図書館ナビなどで必要な情報へのアクセスを支援しているとのことでした。
高齢者サービスは障がい者サービスに通じます。イベントだけではない日常の利用の面での読書支援をお願いしました。
交流会では質問や要望が多くなりがちなのですが、図書館の職員の皆さまへのお礼を申し上げることができました。
①学校図書館、学校司書への手厚い支援について
生涯学習課が担当ですが、図書館の支援がなければ成り立ちません。お礼申し上げます。
②中央図書館の絵本
さまざまな工夫により見やすくて探しやすい配架になっています。ありがとうございます。
③図書館とよい関係ができている地区館
ボランティアである私たちと各地区館では立場を超えて協力関係が築き上げられつつあります。
これからもよろしくお願いします。