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裁判が一般の人に与える影響を東京電力はよく理解しているのだと思います。
片手間にのんびり時間稼ぎしながら裁判をすればいい東電と
なけなしのお金・時間・心を使って一秒でも早く判決が欲しい一般の人々、
余りにも不公平な裁判です。

裁判が人に与える負担は心身に本当に大きなものです。
このままでは被害者の多くの方が苦しみの中で
人生を終えていくことになると思います。
行政は司法に頼らず、自ら被害者によりそって、

被害者の心を救う施策を行って欲しいです。

<福島・中通り原発集団訴訟>
住民側提案で和解勧告「消耗戦」心身ともに限界、苦渋の選択
2019年6月7日 河北新報

 東京電力福島第1原発事故を受け、福島県中通り地方の住民52人が集団提起した損害賠償請求訴訟で、福島地裁は住民、東電の双方に和解勧告することを決めた。原発事故後、各地の住民が提起した集団訴訟で和解勧告が出るのは極めて異例。住民側が望んだ勧告で、事故から歳月を経た中での苦渋の選択だった。
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訴訟の住民も「東電は裁判でも不誠実な対応を続け、許すことはできない」と口をそろえる。一方で「心身ともに限界」との本音も共通した。
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 原告の平井ふみ子さん(70)=福島市=は「みんな疲れ果て、控訴、上告となれば次々脱落するのが目に見える。訴訟は負担が大きく、普通の主婦が手を出せるものではなかった」と話す。植木律子さん(72)=同=は「訴訟が常に頭にあり、次の人生を歩めない。悔しさと絶望でいっぱいだが、もうこれしか道がない」と語った。
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 近年、原発集団訴訟はこうした「消耗戦」の様相が顕著になってきた。福島県浪江町の1万5788人が13年に申し立てた和解仲介手続き(ADR)では1000人超が死亡。後の訴訟に参加した町民は現時点で224人だけだ。東電が和解拒否を続けると結果的に請求総額が減り「逃げ得」との批判が出ている。
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 東電は過去、各地のADRで「個別事情を考慮しない一律の慰謝料増額は公平でない」と和解拒否を度重ねた。福島地裁は今回、各住民の事情を考慮した個別の支払額を示すとみられ、東電の対応が焦点となる。


-原発関連デモ集会情報- http://nobuhirob.blog.fc2.com/blog-entry-1.html
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