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大変説得力のある山本理顕さん(建築家)のお話です。
私は万博は今からでも中止すべきだと思います。


 2024/11/08
今回のゲストは、建築家の山本理顕さんです。山本さんは、たいへん著名な建築家ですが、今年の春、建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞したことでも知られています。その山本理顕さんは、大阪万博の建設に大きな異を唱えていらっしゃいます。今回は、著名建築家がなぜこの大阪万博に対して疑問を持ち、発信を続けているのか、その中でおっしゃっておられる「建築家としての説明責任」とは一体何なのか?についてじっくりとお話を伺おうとと思います。

まず350億円もの血税を流し込み、既に建築物としてのコンセプトが破綻している大屋根リングについて、山本さんは「建築家の責任」の所在が極めて不明瞭であることが大問題なのだとおっしゃいます。藤本壮介氏がトータルデザイナーとされていますが、彼の下、プロポーザル契約で受け請った建築事務所とのわかりにくい関係、また背後に見え隠れする安藤忠雄氏の存在も含め、あいまいな点が多すぎるといいます。その中で山本さんは「全体主義」の恐ろしさを説かれます。それは戦争責任のそれと酷似しており、権力側の責任の所在をあえて曖昧にすることで、権力が民意を呑み込んでいく怖さがあると言います。さらに番組後半では、内臓に目を付けたともとれるミャクミャクのデザイン、鳴り物入りの「人間洗濯機」も、ともに人間の尊厳を踏みにじる象徴であると分析、それらが意図的に用いられていることへの懸念を述べられました。そして山本さんは、メインテーマの「人類の健康・・」という言葉を「民族の健康」と読むならば、ヒトラーにも通じる優生思想にたどり着く、そんな恐怖万博ではないかと訴えます。

今回は、建築家の新たな視点で、大阪万博の闇に迫ります。どうぞ最後までごゆっくりお付き合いください。
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