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日本の原発地帯 (同時代ライブラリー (286))
鎌田 慧  岩波書店

自治体に原発がどのように誘致されていくのか、
誘致した自治体はどのようになっていくのかがよく分かる本だと思います。
国や電力会社の卑しき実態をよく表現されていると思います。

少し古い本なので書店で探すのは難しいかもしれませんが、主だった図書館なら大体置いていると思います。


アマゾンより
 出版社/著者からの内容紹介
原発は民主主義の対極にある.頻発する事故隠し,ばらまかれるカネ,破壊される地域社会,日本の矛盾の凝縮する原発集中地帯の歴史と現在の報告.反響を呼んだ元版を加筆,核廃棄物最終処分場,巻町住民投票などを増補した決定版.
 内容(「MARC」データベースより)
福井、伊方、柏崎、島根、下北などの、日本の原発集中地帯の歴史と、最新のデータを盛り込んだ現在の報告。頻発する事故隠し、ばらまかれるカネ、破壊される地域社会をあばく決定版。
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被曝のこと、みんなでもっと勉強する必要が有ると思います。
古い記事ですが、紹介させて下さい。

かくされてきた被曝「ぶらぶら病」
青木智弘2007/02/11

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医療の教科書にヒバクの問題は載っていません。いまだにアメリカの資料隠しも続いています。だから、原子力や核の平和利用の危険についても、人々は認識が甘いのです。危険について知っている人も、政府や企業の圧力があって、なかなか表には出せないのです。
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 私が診た顕著な症例は新潟の男性です。倦怠感には波があって、突然、急激に襲ってきます。健康被害者は、ヒバクしたことを中々あかしません。生命保険にも入れないし、就職や結婚にも差し支えます。診察の際に医者の前にきてようやく、ヒバクしたことを医師にだけ告げるのです。その男性もそうでした。
 ヒバクを告げられれば私は、どこで、いつ、どうヒバクしたのかを細かくききます。その男性は問診中に疲れて、やがて頬杖をつき、つぎに床にあぐらをかき、やがては床の上に横になってしまいました。すわってもいられないのです。そういうことで演技をする人はいません。そういう人を見ることで、ようやく私は、ヒバクシャがだるい、働けないということがわかるようになったのです。
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 いまはアメリカやロシア、中国にも「ぶらぶら病」の患者さんがいます。
 米国には、核実験の被害者、原爆製造の従事者や工場の周辺住民などに24万人もの被害者がいます。しかし、政府や医療者は一貫して、その存在を無視してきました。旧ソ連、中国、原発のある国には「ぶらぶら病」の患者さんがいますが、どの国も医療者も、一貫して原爆症を隠しています。
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 内部被曝は、原子力発電所が通常運転で環境に排出する程度の低線量でもおきます。というと、放射線には国際機関などの定めた安全基準があるだろう、と疑問を持たれるでしょう。その安全基準が問題なのです。放射線の安全基準は、米国政府などが都合よく定めた値に過ぎません。広島・長崎の原爆被害についてのABCC調査が元になっていますが、急性被害だけを調査したのです。
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ペトカウの発見
 重要なのはアブラハム・ペトカウ(カナダ)の1972年の発見です。ペトカウは放射線で、細胞膜が破壊できるのかを実験していました。牛の脳細胞で実験していましたが、高線量を瞬時に照射するのでは、なかなか細胞膜は破壊されないのです。
 ところが誤って、試料を低線量の溶液に落としたところ、細胞膜は低線量で破壊されました。微量の放射線、低線量なら細胞膜は容易に破壊できるのです。しかも、照射が長時間になればなるほど、細胞膜には穴があきやすくなります。
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 日本で、よく原発でトラブルがおきた際に、翌日に施設長が「環境や人体への影響はない」と発表しますが、単に修正BEIR報告Ⅲと比べているだけです。発電所所長は、医学には素人です。8~30年の潜伏期間を無視してよく「人体への影響はない」などと、翌日に言えたものだと思います。
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ウラン238は日本では、とりあえず300年、保管しようということになっています。それを何とかしようというのが核燃料サイクルです。
 ウラン238は使い道がまったくないので、米国政府は研究者に必死で研究させました。その成果として、機関砲の弾にすると便利だとわかったのです。戦車の分厚い鋼鈑を貫通し、しかも発熱してガス化します。破片も出ない。戦車の搭乗員は高熱で即死してしまいます。さらに放射性ガスも出るのです。
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 日本では原子力発電関連の労働者にも内部被曝の被害が明らかになってきています。私は原発事故やトラブルの応急措置をする「原発ジプシー」という人も診たことがあります。「ぶらぶら病」でした。被曝とひきかえに、多額のお金をもらって、危険な作業に従事した人です。
 ところがそういう人たちは、多額のお金とひきかえに、家族ぐるみで緘口令をしかれていますから、泣き寝入りなのです。被害がなかなか公になりません。
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 たちの悪いことに原発は、稼動中に放射能を大気に出しています。政府は安全だと言っていますが、低線量内部被曝が問題であることをこれまで述べました。六ヶ所再処理工場は、原発1基1年分以上もの放射能を、1日で環境に出すといわれています。本格稼動したら、三陸沿岸の漁業に深刻な悪影響が出るでしょう。三陸沿岸の漁民は、いま、必死で反対しています。応援してください。
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「責任は国へ、お金は自治体へ。」という言葉が有るそうです。
地方自治を放棄した悲しい自治体が日本には沢山あります。

浜岡原発:掛川市長、5号機の運転再開を容認 /静岡
毎日新聞 1月13日配信

 中部電力浜岡原発5号機(御前崎市)が09年8月の駿河湾を震源とする地震で大きく揺れて自動停止した問題で、掛川市の松井三郎市長は12日の記者会見で運転再開を認める考えを明らかにした。松井市長は再開を容認する理由について「国から安全性に支障はないと報告を受けた」と説明した。・・・・・・

 基地と原発は麻薬のようなもの       2010年12月02日


 上関原発計画の撤回を求めます    2010年12月01日 |  原子力  
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本ブログはこの法案策定を支持します。
法律は人の心も守らなければ意味が無いと思います。
人を殺したくない人に人を殺させればどうなるか、
私達は想像してみる必要があると思います。

見ず知らずの目の前の人を殺せと言われて、平気で殺せる人はほとんどいないと思います。
少しの間でも同じ空間で過ごした人なら尚更だと思います。

死刑判決 仕組み変える法案を
1月10日 NHKニュース

 死刑廃止を求めている超党派の議員連盟は、死刑を判断する際の裁判員の心理的な負担を軽くするため、死刑判決を言い渡す場合は、裁判官と裁判員全員の意見の一致を条件とするよう仕組みを変える法案を、通常国会に提出することを目指しています。
 裁判員裁判の判決は、死刑を含め、原則として裁判員6人と裁判官3人の多数決で決められていますが、死刑か無期懲役かといった選択を迫られた裁判員は、心理的なストレスを抱える可能性があると指摘されています。これを受けて、死刑廃止を求めている超党派の議員連盟は、裁判員の心理的な負担を、できるだけ軽くすべきだとして、死刑判決を言い渡す場合は、裁判官と裁判員9人全員の意見が一致することを条件とするよう仕組みを変える法案の素案をまとめました。素案には、仮釈放のない終身刑を新たに創設することも盛り込み、裁判官と裁判員の評議で、死刑への賛成が全員一致ではなく過半数になった場合は、終身刑の判決にするとしています。議員連盟は、通常国会への法案提出を目指すことにしています。

 死刑制度と天皇陛下     2010年09月12日 



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引きこもられている方へ 

2011/01/08 Sat 09:43

無理にその場を離れる必要は全く有りません。
ある種の三昧状態にあり、大きな智恵と接する良い機会だと思います。
怒り、妬み、恨み、苦しみ等の感情からは離れて
ただ悲しみを以って楽を思って下さい。

それであなたは浄められ大切な何かを得ると思います。



 
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小泉時代から声高に言われ始めたこの「日米同盟」ですが、
「日米同盟」などというものは存在しません。
それを願う者らの仲間内で使われている言葉に過ぎません。
政治家もマスコミも最近あたかも存在しているかのように

この言葉を使っていますが、控えて欲しいです。
 
 
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