電通 トヨタから200億円を強奪! 同時に電通はトヨタに水増し請求! トヨタ 北京電通広告との取引を停止!! 五輪でボロ儲け その裏で高橋まつりさん、過労自殺……
報道されない「五輪の黒いマネー」と「電通vsトヨタ戦争」
2013年7月と10月。オリンピック東京開催決定を挟んで、電通は「存在しない会社」ブラック・タイディングスに2億3000万円を送金した。受け取った男はすでに有罪判決を受け、来月、牢屋にしゃがむ。ラミーヌ・ディアック・IOC委員の息子は、送金当日に高級時計と宝石を買った。
<トルコ(イスタンブール)はダイヤモンドリーグや国際陸連に400万ドルから500万ドルを支払わなかったため、ラミーヌ・ディアック氏の支持を得られず落選した。日本は支払ったので、東京開催を獲得した。>(国際反ドーピング機関独立委員会報告書)
2億3000万円の賄賂でオリンピックを買い、電通は、いったい、いくら儲けるのか?
2015年3月13日。トヨタ自動車がIOCのTOPパートナーに決定した。豊田章男社長はトーマス・バッハ・IOC会長を東京に招き、竹田恒明・JOC会長、森喜朗元首相らと盛大なパーティーを開いた。ところが……。
この契約で「いったいいくらの金がトヨタからIOCに渡ったのか」書いてある資料はどこにもない。
このパーティーは、電通のプレスリリース「電通報」でも誇らしげに報告されているが、「いったいいくらの金がトヨタから電通に渡ったのか」書いてある資料はどこにもない。
IOCもJOCも収支決算を一度も発表したことがない。JOCはさらに悪質だ。2016年5月。衆院予算委員会。「ブラック・タイディングス社の活動報告書を出すように」という玉木雄一郎議員のまっとうすぎる要請を2年9か月も無視したままなのだ。「すべてが裏金」ということだ。この腐り切ったシステムを日本のマスコミは報道しない。
<二〇一五年三月にIOCは、二〇二四年までのスポンサー料が八億三五〇〇万ドルにのぼる、途方もない契約をトヨタと締結した。>(ジェールズ・ボイコフ『オリンピック秘史 120年の覇権と利権』早川書房)
8億3500万ドル!! 当時のレートで1013億6065万円!!
いうまでもなく、スポーツの世界で動いた史上最大の札束だ。IOCのTOPプログラムが始まった1988ソウル大会。IOCは9社から9500万ドルを集めた。五輪ビジネスを桁違いに肥大化させたのが電通だ。
<電通の契約手数料が日頃行われている他の業務と同じ程度なら、スポンサー料のうち約20%が電通の取り分になる>(本間龍『電通巨大利権 東京五輪で搾取される国民』サイゾー)
トヨタの金庫から202億7213万円が電通の金庫へと流れた。
「五輪を買った賄賂」2億3000万円が、2年もたたぬうちに100倍以上の202億7213万円になったのだ。
電通がボロ儲けをした半月後、東大を卒業した高橋まつりさんが電通ダイレクトマーケティング・ビジネス局デジタルアカウント部に入社した。
高橋まつりさんを自殺に追い込んだこの部署の上司たちは、トヨタに対し、不正請求、詐欺を繰り返していた。
<日本国内のデジタル広告サービスにおける不適切業務の発生について>(電通ニュースリリース 2016年9月23日)
トヨタは電通に委託したネット広告の効果に疑問を抱き、広告の実態と電通の請求を精査した。
<当社および国内グループ会社の一部が国内で行った運用型をはじめとする広告主向けのデジタル広告サービスにおいて、複数の不適切業務が行われていた事実が判明いたしました。現時点で把握した不適切業務には、故意または人為的なミスに基づく広告掲載期間のずれ、未掲出、運用状況や実績に関する虚偽の報告が含まれており、加えて、実態とは異なる請求書が作成されて、過剰な請求が行われる結果となった事実も確認されております。>
犯罪は、高橋まつりさんがいた部署で行われていたのだ。
事件発覚の一週間後、高橋まつりさんの労災が認定された。
<本件判明後、速やかに8月の中旬に社内調査チームを組成し、不適切業務が発生した原因の解明を含む業務実態の把握、検証を企図した調査に着手し、現在もそれを継続しております。>
五輪ビジネスで200億円を電通にもたらした最大の顧客「大旦那」のトヨタの告発がなかったら、この巨大詐欺事件は闇に葬られていただろう。
<実は、トヨタが電通の不正を同社に糾し、被害が発覚していった事実のリークは当初いくつかの国内メディアに持ち込まれたが、どこも取り上げなかったので海外メディアに流れたと言われている。>(電通巨大利権)
<9月22日時点までに確認された不適切業務の可能性がある案件の規模は、疑義のある作業案件が633件、対象となる広告主数が111社となっており、不適切な部分に相当する金額は概算で約2億3千万円です。なお、このうち未掲載請求があったと見られるものは14件となります。>(電通ニュースリリース)
2億3000万円!? 奇しくも「五輪を買った賄賂」と同額なのだ。
詐欺師の巣窟と化した高橋まつりさんのオフィスでは、とんでもない事態が起きていた。
高橋さんの本採用が決まった2015年10月。部署の人員が14人から6人になった。社員ひとり当たりの担当取引先が2倍以上に激増したのだ。
<眠りたい以外の感情を失った>(高橋まつりさんのツイート 10月14日)
トヨタは電通とのビジネスを大幅に見直そうとしている。
2018年7月。トヨタは北京電通広告との取引を停止した。
<複数の関係者によると、トヨタの決定は北京電通に委託した少なくとも2つのイベントが直接の原因になっている。今年3月に行った中国・深センでの高級車ブランド「レクサス」の試乗会と4月の北京モーターショーの展示コーナーについて電通側からの請求額を精査したところ、過大請求ではないものの、看過できない無駄遣いが見つかったという。>(ロイター 2018年6月21日)
<トヨタ側は同試乗会について、特別に社長用に設置され、必要以上に作りこんだシャワールームを問題視>
豊田章男社長が「こんなシャワールームはいらん!」と怒鳴ったのだろう。
<北京のモーターショーでは電通側がデザインした展示スタンドを土壇場で変更するよう求めた。その結果を物語るように、同モーターショーのVIPルームには質素なパイプ椅子が並び、天井のない個室もあり、これまでなら会場に花を添えていた女性コンパニオンの姿は皆無だった。>
トヨタが電通を切る日、この国は根底から変わる。
トヨタの株主は今すぐ、電通に強奪された200億円の返還を求めるべきだ。
野党は一致団結して山本敏博・電通社長を国会に招致せよ!!
高橋まつりさんを忘れるな!!
無駄死ににしてはいけない!!
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