金曜日に霞が関に行き、路上にアンプをセットして抗議を始めると……。
「中田さん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
女性から声をかけられた。
「後藤健二さんは、NHKに頼まれてイスラム国に行ったんでしょう?」
……絶句。
「後藤さんの奥さんは外務省の職員なんでしょう?」
……いえ……あの……。
「あの奥さんは安倍晋三一族なんでしょう?」
……(腰が抜けた)。
どっからそんな真っ赤なウソが湧き出てくるんだよ!? 次から次に。
疲れ果てて家に帰り、パソコンを開くと……。
<ネットでは後藤もハルナも死んでない。映像も偽者だというのがありますが、中田さんはどのような考えなのでしょうか? 是非、教えてください。>(ブログへのコメント)
……「エルヴィスは生きている!」と書き続けるアメリカのバカ新聞か!?
いい加減にしてくれ!
「テレビのプロパガンダは恐ろしい」という原稿を書こうと思っていたが……。
「テレビは信じない」と心に決めた人たちが拡散するプロパガンダ。
ネットというより「地べた」から生まれる「草の根」プロパガンダ。
こっちの方がもっと恐ろしい(わけでしみじみめんどくさい。うんざりする)。
真っ赤なウソの出処はどこ?
<事件発生の直後(1/21)に上げた記事・後藤健二の疑惑・が反響を呼んでいる。>
<10年間続けてきたが、こんなに多くのアクセスが殺到したのは初めてのことだ。>
<1日に46万件という途方もない数字を見て、こんなこともあるのかと正直驚かされる。>
ブログ『世に倦む日日』の一節である。「ニュースのように見えるブログ」のなかでも「こんなの読むな!」と私が最も強く思っていたサイト。
『世に倦む日日』を鵜呑みにする人が数十万人もいる!?
<私は、これは安倍晋三とJ-NSAがJ-CIAの海外拠点を創設し、機関工作員を養成するプロジェクトの一端を示すものではないかと疑い、Blogでそう書いてきた。湯川遙菜は、その機関工作員の初代の見習生で、言わばテスト・パイロットだったのではないか。最も危険な地域に送りこみ、リスクがどの程度あるか、その瀬踏みをさせる使い捨ての派遣道具だったのではないかと、そのように想像を巡らせている。見習生を現地実習で教育するには上司たる教官が要る。その中東における上司教官が、インディペンデント・プレスのジャーナリストである後藤健二ではなかったのか。>(『世に倦む日日』)
唐突に出てくる「J-CIA」(笑)。ここまで読めば「ウソだ」とすぐにわかりそうなもんだが……。
「後藤健二はスパイ」と思っている人が数十万人もいる!?
またしてもしみじみ思う。
私も「トンデモ本」を書いて大儲けをしたい。ウソつきになりたい。
教育水準とかまるで関係なく、この国の人たちは「本当のこと」が大嫌いで、おカネを払って「ウソ」を買う。
『読み倦む日日』が「ニュースに見える」だけの代物であることは、ななめ読みするだけで誰だってわかる。
現在、このサイトの匿名ブロガーは「プロバイダーのエキサイトに記事を消された」と大騒ぎをしているが、具体的な行動は何ひとつ起こしていない。プロバイダーに電話すらかけていない。
<記事が読めなくなっている一部の皆様にお願いです。エキサイトに問い合わせをして、その回答をTwで紹介して下さい。>(『世に倦む日日』のツイート)
自分で電話しろ! ジャーナリスト精神が1ミリでもあれば、即、電話するだろ!?
<勇敢な読者の方が、この「返信」要請に応じて詳細を問い詰めたところ、「経緯詳細につきましては弊社ではご案内いたしかねますがシステム上の不具合ではなく記事の状態に因るものですので何とぞ…ブログ作成者より弊社窓口へ直接お問い合わせがあれば…直接ご案内をさせていただきますのでブログ作成者の対応をお待ちください」という応答がエキサイトから届いた。>
「お願い」をしたら「勇敢な」読者が電話してくれた!?
こいつ、「私はヘタレです」と自己紹介している!
エキサイト側は「ブロガーご本人からの連絡を待っている」と言っているのに、こいつ、電話一本かける気配もない。
パソコンの前でとぐろを巻いているだけ。何もしない。こんな楽チンな商売はない。
ヘタレの妄想を鵜呑みにする方がどうかしているのである。
しかも、こいつには「選挙妨害」の前科がある。
昨年2月の東京都知事選「候補一本化問題」。宇都宮健児候補を引きずり下ろすために根も葉もないウソを垂れ流したのが『世に倦む日日』だった。
つづきはメルマガで
http://www.mag2.com/m/0001577514.html
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