1年で6900億円の損失を出した仏アレバ社 原子力よ!お前はもう死んでいる!http://www.mag2.com/m/0001577514.html
川内原発再稼働が「狂気の沙汰」であることは、原子力の世界的趨勢を見れば一目瞭然だ。
核燃料の再処理を含む原子力関連品目は、日仏貿易で第2位を占める巨大ビジネスだったが、最大の取引先である仏アレバ社が完全に行き詰っているのだ。
2014年通期決算でアレバ社は48億ユーロの赤字を計上。
前年の約10倍の赤字!
純損失は約50億!
「アレバ社破産」のニュースが飛び交うなか、4月16日、マニュエル・ヴァルス仏首相は、アレバ社とフランス電力(EDF)の幹部を呼びつけた。
「フラマンヴィル原発の圧力容器を再テストせよ」
2007年に建設が始まったフランス国内の原発で重大な欠陥が見つかったのだ。
「航空機が墜落しても壊れない」
そんな宣伝文句で売り出されたアレバ社の最新型原子炉EPRだったが、実は……。
「温度が上昇しただけで圧力容器の上部と下部にひびが入る」(フランス安全当局の検査結果)
アレバ社は再テストを命じられた。合格しなければ450トンもある圧力容器を作り直さなければならなくなった。しかし……。
圧力容器はすでにコンクリートで固定され、配管など無数の構造物が接続されている。
作り直すどころか、「どうやって欠陥圧力容器を取り出すのか?」という疑問に誰ひとり答えられない。
フラマンヴィル原発は2012年に運転開始するはずだったが……。
工期は延長、また延長。
フラマンヴィル原発の総工費は33億ユーロと見積もられていたが……。
現在の総工費は85億ユーロと推定されている。
フランス政府が売ってフランス政府が買う?
アレバ社原子力部門「意味不明」な買収交渉
1年で6900億円の損失を出した会社が「今もある」ということ自体、奇跡である。仏政府が株の8割以上を持っているから「今もある」わけだが、そこに「圧力容器作り変え」の費用が加わったら……。
どうすんの?
仏政府の解決策を調べていて腰が抜けそうになった。
<仏アレバ原子炉事業売却交渉、価値査定の不一致で暗礁=関係筋>
(ロイター 5月7日)
身売り?
確かにそれしかないような気がするが……。
誰が買うの?
<仏電力大手EDFが仏原子力大手アレバの原子力事業の取得に向け進めている交渉について……>
買い手がフランス電力!?
アレバ社株の87%を仏政府が所有。
フランス電力株の85%を仏政府が所有。
これじゃあ、「政府が売って政府が買う」ってことにならないか?
しかも、欠陥原子炉問題で首相に呼びつけられた会社同士の買収劇?
<関係筋によると、原子力エンジニアリング部門の価値を10億ユーロと見積もっているのに対し、EDFの買収提案額は2億8000万―3億ユーロだった。>
わけがわからん!
仏政府「10億ユーロで買ってくれ」
仏政府「2億8000万ユーロしか出せない」
これは……何?……ギャグ?
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