「裏口入学はできない」(前川喜平)「それができるんだったら安倍総理だって慶応ぐらい行ってますよ」(寺脇研)「平沢勝栄さんがほら、家庭教師をやっていて」(望月衣塑子)
今年4月12日。前川喜平・元文科省事務次官、寺脇研・元文科省大臣官房広報調整官、望月衣塑子・東京新聞社会部記者という「アンチ安倍晋三トリオ」がトークショー「はじめの一歩を踏み出す勇気」を開催した。
最後のQ&Aコーナーで、質問などなかったのに、前川喜平がこんな話を始めた。
前川「裏口入学っていうのを、なんか、文科省が口きけると思っている人がいるんですよ。でも、そんなことできませんから。政治家からもそういうことを言ってくるんですよ。どこどこの大学に。どこどこ小学校とかね。どこどこ中学校とかね。あるんですよ」
エロ映画評論の第一人者、寺脇研がマイクを握って割り込んでくる。
寺脇「それができるんだったら、安倍総理だって慶応ぐらい行ってますよ!」
会場から笑い声と拍手が沸き起こる。
菅義偉との「記者会見バトル」で名を上げた望月衣塑子も参戦。
望月「その点で、平沢勝栄さんがほら、家庭教師をしていて、『なんでお前が家庭教師をしていて東大行けないんだ?』そしたら『俺が教えたから成蹊に行けたんだ』ってゆって……エヘヘ」
寺脇「だから大臣になれないの。平沢さんが」
前川喜平、東京大学法学部卒。寺脇研、東京大学法学部卒。望月衣塑子、慶応大学法学部卒。
会場からの疑問の声を聞き、「差別発言」にやっと気づいた寺脇研は、
寺脇「すみません。訂正させて。私が言った意味は、『成蹊大学が悪い』って言ってないです。総理が毎回、毎回、慶応を受験していったという事実があるからなんです。あの、受験していないのにそう言ってんじゃない。慶応幼稚舎も受けたし、小学校段階、中学校段階、高校段階、大学段階って、受けたって話を聞いて知っているので。ほんと、おっしゃる通り。成蹊大学が悪いなんて、全然、思っておりません」
この「学歴差別トークショー」の3か月後、文科省局長の佐野太が「裏口入学」で逮捕された。翌日、オウム真理教事件の死刑囚7人が殺された。
望月衣塑子に「まずいことを言った」という自覚はあるのだろうか?
平沢勝栄は「東大法学部を出て警察官になる」という異色すぎる経歴の持ち主だ。「地下鉄サリン事件」当時は警察庁長官官房審議官と防衛庁長官官房審議官を兼任(!!)していた。平沢勝栄もまた、オウム真理教を野放しにした張本人なのだ。
「地下鉄サリン事件」麻原彰晃逮捕の翌年の衆院選で平沢勝栄は初当選した。
昨日、佐野太・元文科省局長が容疑を否認しているという報道がやっと出た。逮捕された二人が二人とも容疑を否認。
このまま司法にゆだねても、「裏口入学受託収賄」で法廷を維持できるわけがない。
さて、安倍晋三ら現在の「異常な権力」側はどう出る?
こんなときこそ、立法、行政、司法、マスコミに次ぐ「第五の権力」雑誌ジャーナリズムの出番だ。
今日発売の『週刊文春』は5ページにわたり、文科省「裏口入学」事件を特集している。
<息子は「日本で一番幸せな浪人生」とツイート バカ親文科省局長の異常な愛情>
(つづく)
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