「素人政治の暴走」なのか? 「システム」への挑戦なのか? ギリシャ
少なくとも言えるのは「ソフトランディング」などなかった、ということ。
欧州株価↓
プロパガンダが繰り返されてきた。
「ギリシャ国民は働かないダメな人たち」
「ギリシャは小国」
「ギリシャ新政権は極左」
「素人政治の暴走」↓
誰も語らないのは金融システムそのものの欠陥だ。
「緊縮財政を受け入れた国がなぜ、借金を増やしたのか?」
根本的な疑問に誰も答えない。
ギリシャのバルファキス財務相の専門分野は「ゲーム理論」。
国民投票→銀行封鎖の流れを「周到に計算された戦略」と仮定するなら、これは「システムへの挑戦」である。
ギリシャが国際金融資本のシステムを守る気があれば、数か月前に銀行は門を閉ざしていただろう。
「取り付け」はすでに起きていたのだ。
ギリシャ政府は「取り付け」を意に介さなかった。
政策を変える気などないままに交渉の「ゲーム」を続けた。
ほぼ誰も報道しないが、その間、ギリシャの財政は劇的に改善している。
デフォルトは「国家の死」ではない。
ロシア、アルゼンチンはデフォルトを機に逆にV字回復を果たしている。
「システム」の命令を守る→借金が増える。
「システム」の命令に背く→儲かる。
それが現実。
バルファキスの「ゲーム」の次のシナリオ。
「取り付けはイタリア、スペインに飛び火する」
「しかし、人間は生きる」
この壮大な実験の結末を見ずに死ねるか?
カネのために死ぬな!!
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