クリスマス2日前に韓国原発建設現場が停電 ガス警報機は鳴らず作業員3名が窒息死 サイバーテロリストに翻弄され続ける韓国に原発を運転する資格はあるか!?
<クリスマスに原発を爆破する。>
爆破予告当日の2014年12月25日。韓国大統領官邸・青瓦台で「国家サイバー安保危機評価会議」が緊急招集された。
集まったのは、産業通商資源部(日本の経産省にあたる)、国家情報院、大検察庁、原子力安全委員会など10部署の次官級10名。
「原子力発電所稼動中断や危険な状況を招く可能性はない」
何を根拠に? ……てゆーか、遅い! 爆破予告当日なんだから。
「原発は安全」の理由は、
「原子力発電所の制御システムは、外部網と物理的に分離していて、外部ハッキングによる接近が基本的に遮断されている」
いや、待て。ちょっと待て。
そのわずか2日前。中央日報はこんな記事を掲載していた。
<韓水原が2年前、監査院から「サイバーテロに脆弱」という指摘を受けたことを確認した。>
<韓水原は発電所を実際に作動させる原発中央監視制御(SCADA)システムを運用しながら、一般業務処理のためのネットワークと独立的に運用しなかった。>
国営電力会社の韓水原は、原発中央制御室のパソコンも本社経理部のパソコンもいっしょくたに運用していたのだ。
<「国家情報セキュリティー基本指針」など関連法令を守っていないのだ。>
では、規制当局の指摘を受け、サイバー攻撃にびくともしない「原発運転独立システム」が完成したのか、というと……。
原発爆破予告当日の3日前、中央日報はこんな社説を掲げた。
<魂の抜けた韓国水力原子力、原発災害が心配される>
中央日報は、日本の読売新聞のように原発推進の旗振り役だ。
<韓水原のいい加減な保安管理は昨日今日のことではない。先月、産業通商資源部が公開した保安実態調査ではハンビッ・古里原発職員19人の電算システムIDとパスワードを協力会社の職員に渡していた事実が明らかになった。夜勤当直の職員が協力会社の職員を案内したりドアを開けたりするのが面倒だとして電算システムへのアクセスをすべて許していたのだ。>
「原発運転独立システム」の責任者自らが、ID、パスワードを外部の人間に渡していたのだから……お話にならない。
<協力会社の職員が承認されていない補助記憶装置(USB)に業務資料を保存する事例もあった。>
<CCTV(閉回路テレビ)の77%は故障を頻繁に起こしていた。>
2年間、韓水原はなんのセキュリティー対策も行ってこなかった。原発情報が筒抜けのまま、原発を運転し続けた。
<当時、韓水原は安全管理勤務者を倍に増やして電算網へのアクセスを根本的に遮断する改善対策をまとめるといった。>
「対策をまとめる」と韓水原が言ったのは、原発爆破予告当日のわずか一ヶ月前なのである。
2014年のクリスマスの夜。時計の針が真上を指して重なり……。
「何事も起こらなくてよかったなあ」
韓国民は胸をなでおろしたが……その11時間後。
新古里原発3号機の建設現場で3名が窒息死した。
今年1月に運転を開始した新古里原発3号機
クリスマス後もサイバー攻撃対策チームは古里原発に張り付いていた。厳戒態勢下、死亡事故が起きた。
2013年12月26日午前11時。協力会社の作業員2名が食堂に戻ってこなかった。電話もつながらない。
ふたりを探しに行った作業員は、補助建屋地下17メートルのバルブ室に入ったとたんに倒れた。
2名はすでにこと切れていた。
窒素ガスによる窒息死と発表されたが、問題は、作業員を即死させた地下室にガス警報機が取り付けられていなかったことだ。
「規定や設計図に、ガス漏れ警報機を設置しなければならない、という内容はない」(韓水原のコメント)
韓水原は「ガスのバルブ室にガス警報機は必要ない」と言っているのだ。
換気システムは稼動しなかった。
「換気システムは原発の稼動に合わせて作動することになっている」
原子炉が運転を開始しなければ、換気システムは動かない。
韓国原子力研究院のチャン・ムンヒ博士は、中央日報に「当然すぎる」コメントを寄せている。
<窒素が漏れれば冷却水を原子炉に送る圧力が落ち、原子炉が熱くなるおそれがある>
<漏出警報装置は当然設置していなければならず、他の原発でも警報機を点検する必要がある>
新古里3号機は、韓国が「国産」「最新鋭」と称する「APR-1400」だが、米国コンバッション・エンジニアリング製「システム80」の「コピー原発」である。2000年、コンバッションはウェスチングハウス(WEC)に買収された。2006年、WECは東芝に買収された。
APR-1400をUAE(アラブ首長国連邦)に輸出する際、WECはクレームを付けた。
「APR-1400の知的所有権はWECにある」
つまり……。
東芝製新型原発がメルトダウンの危機を迎えても、警報機は鳴らない。
新古里原発3号機死亡事故には「消された証言」がある。
<警察は建設会社の職員から「23日に半日ほど建設現場全体が停電した」という供述を確保し、今回の事故との関連性を調べている。>(中央日報 2013年12月27日)
クリスマスの2日前に原発が停電? 半日間も?
事故直後、韓国産業通商資源部と韓水原は声明を出した。
「作業場の事故であり、サイバーテロとは関係がなく、放射能の流出もなかった」
いや、待て。待ってくれ。
ハッカーが流出させた原発機密と韓水原のずさんすぎる情報管理を考え合わせると……。
テロリストがその気になれば、停電は簡単に引き起こせる。
その後、韓国警察が掴んだ「クリスマス2日前の停電」は韓国メディアから消えた。
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