鬼滅の刃

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鬼滅の刃(きめつ-やいば)とは、主に少年マンガ界で使われる「ヒットの定石」を意味する業界用語の一つである。

概要[編集]

少年マンガというジャンルは、第二次世界大戦前と後で大きく姿を変えたジャンルである。戦前戦中は読者である少年たちを「未来の新戦力」と見なし、兵隊としての心得や愛国精神を育成するのが大きな目的だった[1]。しかし戦後自虐史観の中では、そういった概念を蹴り飛ばし自由闊達に振る舞う「権威に屈さず、正しいことを通す反体制の旗手」が求められるようになっていった。

しかしそうなっても尚、少年マンガでは「勇敢主人公が怪物を倒し人々を救う」という展開が黄金パターンとして使われている事は全く変わっていない。遡れば桃太郎や頼光四天王による酒呑童子討伐など、そのパターンはイデオロギーを超え多くの作品で共通して使用され続けており、娯楽コンテンツにおける普遍的な「定石」と言えるだろう。それを縮め短いフレーズに落とし込んだのが「鬼滅の刃」である。

だがそれは嘘であり真実である。

解説[編集]

アダルトビデオ業界での黄金パターン「きつめのおめこ」。

まず「鬼」は読んで字の如く、即ち化け物怪異の類いを指す。そういったモノに立ち向かう為に握るのが「刃」、即ちに代表される武器。そしてそれを振るい、勇敢に戦って「滅」する。言ってしまえばシンプルな悪漢退治ではあるが、娯楽においてはそのシンプルさが武器となり、これを骨子とする事で大人から子供まで楽しめるコンテンツを構築する事が出来るのである。

そもそも「物語」とは「権力の根拠を示す[2]」或いは「庶民のガス抜き」として産み出されるものであり、その両方を満たすのが「絶対的な悪との対立」すなわち勧善懲悪である。ストーリーの根幹にこれを据えているのが芯になり、また洋の東西を問わず好まれる「仇討ち」の要素もプラスされている。キャラクター造形にも、主人公の熱血性や「独自の正義感」を持つ悪役など多くの娯楽作品で取り扱われている部分を取り入れていたり、獣人要素として猪の頭部を被ったキャラクターも存在する[3]。加えて敵側に所謂初見殺しの特殊能力[4]を持たせて絶体絶命の窮地を演出する、主人公を導いた人間の死が後々まで大きな伏線となる[5]、武器を失って追い詰められた後に更なる強化武器を手にする[6]などなど、ヒット作品を産み出す上で欠かせない要素を纏めていくとこの言葉に集約されるのである。

他ジャンルでの類型[編集]

こういった謂わば黄金パターンは少年マンガだけでなく、様々なジャンルに存在する。例えば少女漫画における「ガールミーツボーイ[7]」は、想定読者層が恋愛初心者から中級者である為「自分にも起こるかもしれない、綺麗な恋愛」を爽やかに演出するような描写法[8]。黎明期から多くの少女漫画がこのパターンを使い、出会いからファーストキッスまでという「爽やかで美しい日々」でシナリオを区切っている。

またテレビ番組の「ラーメンか犬か猫[9]」は、とにかく視聴率が欲しければ動物かB級グルメを画面に出しておけ、という謂わば経験則である。実際動物ドキュメントや安価な美味探索企画は定番中の定番となっており、毎日どちらかの番組が必ず何処かのキー局で放送されている。

加えて写真撮影での「「逆行は正義」「世はなべて三分の一」「頭上の余白は敵だ!」」などなど、ヒットを呼ぶ定石は様々である。しかしそれに頼りすぎるあまり陳腐化してしまったり、クリエイター側の気力を損なう事も有るため濫用は控えるべきだろう。

脚注[編集]

  1. ^ 田川水泡の「のらくろ」シリーズが分かりやすい。単行本の袖には「みなさんも立派な兵隊さんになってください」等と書かれるのが常だったという。
  2. ^ 古くは王権神受説など、為政者が只の人間ではなく超人或いは神の血を引く一族とする事で権力の正当性を示そうとする物語が主にヨーロッパを中心に伝えられている。
  3. ^ 手塚治虫氏のライフワークとなった「火の鳥」にも、顔の皮を剥がれ狼の皮を貼り付けられたキャラクターが登場している。
  4. ^ 呼吸を止めないと肺が壊死する霧を放つ、当たったら猛毒効果で即死する触手を生やすなど。少年マンガの世界では、初登場時のインパクトを強化する為にこういった特殊能力を使うキャラクターは定番化している。
  5. ^ 近年の作品では、グレンラガンのカミナなど。
  6. ^ 魍魎戦記MADARAでは、神剣クサナギが霊力暴走の危険によって使えなくなったリョサンでの戦闘中に、霊力を吸収する事で暴走を防ぐ上相手を細胞レベルで崩壊させる「霊妙剣陰の太刀」を使える闇のクサナギが登場した。
  7. ^ 一部の練度の高い女性の間では「ボーイミーツボーイ」がそれに代わる。
  8. ^ それより上の世代向けである「レディースコミック」では、少女漫画のように綺麗な恋愛よりもドロドロとした情念溢れるセックス描写が好まれる。
  9. ^ ラーメンで 視聴率が取れなきゃ 犬を出せ」という標語も有名。

関連項目[編集]

書きかけだ

記事は面白ければいいんだ。面白いものは削除されない。当たり前だ。
だが この「鬼滅の刃」は面白くない
面白さを視野に入れるなら特に内容だな。誰でもいいから面白い記事を期待しているぞ。 (Portal:スタブ)