旧・糞漫画王

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糞漫画王(くそまんがおう)とは、週刊少年ジャンプにおいて連載されていた漫画の中でクソ優れている作品の尊称である。1996年頃から王としてノミネートされた。只今、鋭意選考中。

概要[編集]

週刊少年ジャンプ読者の二割弱を占める糞漫画愛好家は、ジャンプで連載されていたクソ優れている漫画がジャンプコミックスから単行本化されても新刊ラッシュの中に埋もれてしまい、一年も経たずに新刊書店から消えてしまうのを密かに憂慮していた。そして、1996年に糞漫画愛好家の有志が寄り集い「糞漫画王選定委員会」を設立した。その後委員会は週刊少年ジャンプに連載されながらも、残念な事に打ち切られたクソ優れている漫画を、週刊少年ジャンプの改変期ごとに新たな糞漫画王候補としてノミネートしている。

1996年頃からノミネートされているのにも関らず受賞作が決まらず、20年以上も放置されているのはノミネートした委員会がクソデタラメなのではなく、全て同程度に偉大でありクソ優れているということである。

しかし、過去に勢い余ってその中でよりクソ優れている漫画を三大糞漫画として称えたが、直ぐにが加わって糞漫画四天王に進化した。その後も、よりクソ優れている漫画が絶えず生まれているので、現在では糞漫画十二尻にまで進化したと思われるが、委員会の全て同程度に偉大でありクソ優れているの精神により糞漫画四天王のまま放置されている。けっして委員会がクソデタラメなのではない。

なお、糞漫画王と言いながら近年の週刊少年ジャンプ以外の作品が一切入っていないという指摘があるが、その理由はお察し下さい。ええ、お察し下さい。

実はサンデーやマガジンらの方が糞漫画が多いとか。たとえば、旋風の橘とか某糞剣道漫画とか前作はそこそこ評判良かったのに、何を思ったかこのざまだよ!な作品とか…。

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ここでは王と讃えられている特に素晴らしい作品達を紹介する。諸君らの気に入らない漫画を挙げるスペースではないしジャンプ打ち切り漫画全集でもない。

  • K.O.マサトメ(1996年10月 - 1997年1月・全2巻)(作者:園田辰之助) - ジャンプで稲中をやろうとして生まれた鬼子。あんたは凄く弱くてバカで、…やさしいよ。その後、園田辰之助は「ブロン園田」としてサブカル雑誌を中心に活躍。ええ、都落ちです。
  • COOL -RENTAL BODY GUARD-(1998年2月 - 1998年7月・全3巻)(作者:許斐剛) - 「Cool!Cool!Cool!!」とラジカセで会話するヤバい主人公。2年後(2000年)、許斐剛は『テニスの王子様』で大ヒット。
  • ぼくは少年探偵ダン!!(1999年3月 - 1999年4月・全2巻)(作者:ガモウひろし) - あまりに酸っぱすぎる酢入り漫画。最後のオチは『樹海少年ZOO1』(少年チャンピオン)に匹敵するとの評判である。
  • -蹴球伝- フィールドの狼 ストライカー陣!(1999年7月 - 1999年9月・全2巻)(作者:高橋陽一) - 『キャプテン翼』の逆張りを狙ったが、出来上がったのは「フィールドの狼」ならぬ「フィールドのハイエナ」であった。
  • 武士沢レシーブ(1999年8月 - 1999年11月・全2巻)(作者:うすた京介) - ラストの畳み掛けは、鬼才江川達也も真似した程の凄まじさ。年表ってアンタ。
  • ノルマンディーひみつ倶楽部(2000年11月 - 2001年8月・全5巻)(作者:いとうみきお) - 人気低迷にも関らず他の新連載がもっと人気がなかったために生き残りノルマン現象の語源となった。
  • ロケットでつきぬけろ!(2001年1月発売)(作者:キユ) - キユの処女作にして、1クールすら持たなかった場合に着けられる「突き抜け」の語源。ジャンプ黄金期の始まりとも言われる。
  • 純情パイン(2001年4月発売)(作者:尾玉なみえ) - コミックスコメントで「この漫画は打ち切り漫画です」とアピールするワンパクぶり。その甲斐あってか打ち切り10周年で完全版として復刻された。
  • バカバカしいの!(2001年5月発売)(作者:ガモウひろし) - ガモウひろしの悲劇的なラストチャンス。「○○らしいの」って名前を出しちゃったら、何でもアリになるじゃないか…。
  • GUN BLAZE WEST(2001年6月 - 2001年11月・全3巻)(作者:和月伸宏) - どう見ても弟子の作品の西部劇版。納期もメンタルもズタボロなら、いかな『るろうに剣心』の作者だって七転八倒斎になるに決まってる。次回作『武装錬金』は完結後にアニメ化で返り咲いた。
  • サクラテツ対話篇(2002年7月 - 2002年9月・全2巻)(作者:藤崎竜) - 藤崎竜信者の腐女子さえ付いてこれなかった怪作。そもそもこれは漫画なのか。通称「キョンが強い涼宮ハルヒ」。
  • SWORD BREAKER(2002年12月 - 2003年3月・全2巻)(作者:梅澤春人) - 「殺人上等!!俺らは無敵の未成年様だぜ!」「憎たらしい人間どもめ!!このブロッケン様がバラバラに切り刻んでやるぞ!!」「ハハハー!もっとだー!もっと人間を殺せー!いいかテメーら オレが留守の間もバンバン人間を殺し続けろよ」とロック過ぎたロックの化身。その読者もロックだ。それから20年近く経ってなぜかまた異世界転生ものに着手した。
  • A・O・N(2003年3月 - 2003年4月・全2巻)(作者:道元むねのり) - 『奴の名はMARIA』で9週打ち切りを受けた作者の道元むねのりのプロレス漫画。本作のアシスタント代を払い終えるのに10年かかったという噂がある。
  • 神奈川磯南風天組(2003年12月 - 2004年2月・全2巻)(作者:かずはじめ) - かずはじめの無残なWJ最終作。風天組は最高ス!!!
  • LIVE(2004年5月発売)(作者:梅澤春人) - かつてアニメ化もされた作品を出した作者、梅澤春人が10週打ち切り。『DEATH NOTE』が生き残ってこっちが死んだとは何たる皮肉…。ついでに『銀魂』も同期です。
  • 地上最速青春卓球少年ぷーやん(2004年10月 - 2005年1月・全2巻)(作者:桐木憲一) - 「おならぷーやん」という一言の方が面白い、と異次元の評価を受けた傑作。
  • カイン(2005年9月 - 2006年3月・全3巻)(作者:内水融) - 腹から手を出す中華風サイボーグバトル。読切版(2004年)の軍師要素を完全撤廃した結果、悲劇的な末路を迎えることに…。
  • タカヤ -閃武学園激闘伝-(2005年11月 - 2006年10月・全6巻)(作者:坂本裕次郎) - 糞漫画四天王の一人目。今でいう異世界転移ネタに走った途端に爆死。
  • 大泥棒ポルタ(2006年2月 - 2006年4月・全2巻)(作者:北嶋一喜) - 糞漫画四天王の二人目。話数カウントが「知恵(笑)」。作者はこれ一作でバイバイ漫画界してテレビ朝日に就職し、なんと20年近く経ってリバイバル。
  • ツギハギ漂流作家(2006年7月 - 2006年11月・全3巻)(作者:西公平) - 糞漫画四天王の三人目。『ONE PIECE』と『HUNTER×HUNTER』のパクリ。主人公のあるセリフが某自称海賊王候補が言ったことにさせられる[1]
  • メゾン・ド・ペンギン(2006年8月 - 2007年7月・全5巻)(作者:大石浩二) - 別題「バカinTheアパート」。ここがもしジャンプでなく、ファミリー四コマ雑誌だったなら…。
  • (2007年1月 - 2007年3月・全2巻)(作者:杉田尚) - 糞漫画四天王の四人目。見事なフィナーレを飾った。画力、ストーリー構成力、演出力、表現力など漫画に必要な全ての要素が存在しない。
  • BLUE DRAGON ラルΩグラド(2007年4月 - 2007年11月・全4巻)(作者:鷹野常雄&小畑健) - コミカライズではなく「元ネタ付きオリジナル」。何もかも元ネタに丸投げして終わった、メディアミックスの暗部そのもの。
  • コントラクターM&Y(2007年4月 - 2007年5月・全2巻)(作者:暁月あきら) - 10週突き抜けを喰らったが、むしろダラダラ続いていたらいずれ確実に打ち切られていた題材。2年後(2009年)、暁月あきらは『めだかボックス』で大ヒット。
  • 重機人間ユンボル(2007年5月発売)(作者:武井宏之) - 該当項目参照。何故かリメイクもされたが武井宏之が講談社に移籍した為2度目の打ち切りが確定。
  • 瞳のカトブレパス(2007年9月 - 2007年11月・全2巻)(作者:田中靖規) - 該当項目参照。11年後(2018年)、田中靖規は『サマータイムレンダ』で大ヒット。
  • 私立ポセイドン学園高等部(2008年7月 - 2008年11月・全2巻)(作者:大江慎一郎) - ジャンプの生んだ鬼子。載せた編集部にも問題あり。
  • チャゲチャ(2009年2月発売)(作者:澤井啓夫) - 伝説のギャグマンガの次回作が前代未聞の8週打ち切りという、短期集中連載以外では最短の掲載期間記録を作ってしまった。
  • まい☆すた(2009年4月 - 2009年5月・全2巻)(作者:加地君也) - チンコのデカいショタがいきなり「ふざけるなァ!!」とキレたり突然「おはようドスサントス」とかいうわけのわからないダジャレを言ったりして楽しんで負けたサッカー漫画。
  • わっしょい!わじマニア(2010年1月発売)(作者:わじまさとし) - よく劣化『ギャグマンガ日和』と言われるが、絵が似てるだけ。
  • メタリカメタルカ(2010年8月 - 2010年12月・全3巻)(作者:水野輝昭) - 知らんところで知らん金属を探す没入感に欠ける錬金冒険譚。最終回は見事なまでにソードマスった
  • SWOT(2010年12月 - 2011年4月・全3巻)(作者:杉田尚) - 『斬』の二の舞。杉田尚は自分より頭がいいキャラを描けないといういい例。生体電流の具現化って何だよ。「勉強の邪魔する奴はブッ殺す!(五・七・五)」
  • LIGHT WING(2011年1月 - 2011年5月・全3巻)(作者:神海英雄) - 100対1のハンディキャップマッチ、サッカーなのにスタンドバトル。やりたいことはわかるが、そこまでしないと描けないものなのだろうか。
  • 新米婦警キルコさん(2013年3月 - 2013年7月・全3巻)(作者:平方昌宏) - 『食戟のソーマ』の同期。エロ同人でのみソーマ以上の大人気だったが、リアルではというと…。
  • 東京湾・駄ボーイズ(2014年7月発売)(作者:下山健人&伊達恒大) - 結論「『キャプテン翼』じゃないサッカー漫画をジャンプに掲載することは死亡フラグ」
  • ステルス交境曲(2014年8月 - 2014年10月・全3巻)(作者:成田良悟&天野洋一) - 『デュラララ!!』(電撃文庫)で知られる人気原作者によるダイバーシティ異種族ファンタジー。打ち切りが決まってヤケになったのか、最終巻はジャンプ史上最鬱と称される超絶バッドエンドに…。
  • ヨアケモノ(2014年12月 - 2015年1月・全2巻)(作者:芝田優作) - 新選組版『テラフォーマーズ』。売れそうな題材同士を掛け合わせたのに全くウケず、ついたあだ名が「アケモノ」。
  • Sporting Salt(2015年1月 - 2015年6月・全3巻)(作者:久保田ゆうと) - 画力も話もしょっぱ過ぎる。漫画以前の代物。
  • 学糾法廷(2015年5月 - 2015年8月・全3巻)(作者:榎伸晃&小畑健) - 小畑健の現状最後のWJ掲載作。「殺戮事件の現場で生き残ったから犯人」というガバ裁判で追放された主人公は、当日休んでいたクラスメイトの顔さえ記憶していなかった。2度もセンターカラーを貰いながら話数が二十数話って…。
  • レディ・ジャスティス(2015年9月 - 2015年11月・全2巻)(作者:荻野ケン) - 私TUEEEけど恥ずかSIIIIIすぎるお色気ヒーロー漫画。作者の性癖を筆に込めることは大事だが、性癖だけではどうにもならなかった。
  • ものの歩(2016年1月 - 2016年9月・全5巻)(作者:池沢春人) - このマンガそのものよりも、監修者が元妻への殺人未遂で後に逮捕された事の方が有名かもしれん。
  • バディストライク(2016年4月発売)(作者:KAITO) - 久々の11週打ち切り。野球漫画なのに試合が回想シーンにしかないんですけど!!
  • U19(2017年6月 - 2017年8月・全3巻)(作者:木村勇治) - 「大人はみんな悪だ!!子供の俺達だけが正義なんだ!!」という中二病未満の小四病的な発想だけで描かれた。
  • ポロの留学記(2017年6月 - 2017年8月・全2巻)(作者:権平ひつじ) - 漫画界史上初のが描き上げた漫画。3年後、権平ひつじは『夜桜さんちの大作戦』で大ヒット。
  • ノアズノーツ(2018年7月 - 2018年10月・全3巻)(作者:池沢春人) - 『Dr.STONE』を連載中に文明ループ物をやる無謀さ。無駄にエロいヒロインだけしか受けなかった。1年後、作者の生き別れの弟は『2.5次元の誘惑』で大ヒット。
  • 思春期ルネサンス!ダビデ君(2019年1月 - 2019年7月・全4巻)(作者:黒木雄心) - 十代になるのは大変だ。しかし、ミケランジェロの「ダヴィデ像」のように見えると、さらに難しくなります。
  • 神緒ゆいは髪を結い(2019年7月 - 2020年2月・全4巻)(作者:椎橋寛) - 別題「日本全国スケバン大戦」。スケバンって言いたいだけだろ、もう。
  • サムライ8 八丸伝(2019年10月 - 2020年5月・全5巻)(作者:岸本斉史) - 岸本斉史ご乱心の説明マンガ。説明、とにかく説明。ウケるかどうかはこっちで決めるよ。
  • 魔女の守人(2020年5月 - 2020年9月・全3巻)(作者:坂野旭) - 『進撃の巨人』(別冊少年マガジン)と『鬼滅の刃』のパクリ。どこかで見たような城塞都市で、どこかで見たような宿命に抗い続ける物語。終わり方もどこかで見たようなものだった。本当に守っていたのはサムライ8とも
  • タイムパラドクスゴーストライター(2020年8月 - 2020年10月・全2巻)(作者:市真ケンジ&伊達恒大) - 『ドラえもん』の短編を引き延ばした結果、主人公が半天狗パワーかというレベルの下衆に。こんなのが表紙を飾ってしまった号で『鬼滅の刃』が最終回だったんだぞ。
  • ぼくらの血盟(2021年1月 - 2021年3月・全2巻)(作者:かかずかず) - 15年位前の少年ガンガンに載ってそうな兄弟愛美学漫画。女は不要だから全カットというわかりやすすぎる作風トラックって壊すとハンドルだけ残るんか~!?
  • BUILD KING(2021年4月 - 2021年9月・全3巻)(作者:島袋光年) - 『HUNTER×HUNTER』のパクリ。「食」を極めた次は「住」。土台がダメではどんな立派な建物も意味がなかった。
  • アイテルシー(2021年5月 - 2021年9月・全3巻)(作者:稲岡和佐) - 相手があなたを好まない場合、その人を好きになるのは難しいかもしれません。しかし、あなたが捕まえようとしているすべての犯罪者に狂ったように恋に落ちる女性警察官である場合、それはさらに困難です。
  • レッドフード(2021年11月 - 2022年3月・全3巻)(作者:川口勇貴) - 「主人公が最初の敵を1話目で倒す」「選抜試験は1ヶ月くらいで終わらせる」という少年漫画冒頭のテンプレを破った結果、尺の半分以上がケイドロになってしまった。
  • ドリトライ(2023年9月 - 2023年12月・全2巻)(作者:雲母坂盾) - 戦後の焼け跡を舞台にボクシングでのし上がる熱血スポーツ漫画…に見せかけた、心の強ぇクソ漫画の正統後継者。「ただのリトライじゃねえぞ…ド級のリトライ、ドリトライだ!!

脚注[編集]

  1. ^ vitaジャンプでは実際にそのセリフが「名言」として収録されていた。アプデで何故か消滅したが。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]