アオのハコ
笑いあり、涙あり、必然性なしのラブ&コメディだよ
〜 アオのハコ について、新宿のジジィ
アオのハコ(英:blue box)とは、少年漫画においてあまりにも変質してしまったラブ&コメディというジャンルを軌道修正する為に企画された「青春漫画」である。
概要[編集]
少年漫画の世界に「恋愛」が持ち込まれたのは、1970年代の週刊少年マガジンで連載された『月とスッポン』や『翔んだカップル』が最初だとされている[要出典]。厳密に言えばそれより前にも主人公とヒロインの間に恋愛関係が存在する漫画はあったし『ハレンチ学園』に代表されるような「性」を取り入れた漫画もあったが、これらはあくまでサブテーマであり作品自体の主題は主人公の成長やバトルなどになっていた。「恋愛そのもの」を描く漫画はまだ無く、色恋沙汰は少女漫画の管轄とされていたのである[1]。
「新しいジャンル」として生まれたラブ&コメディは、何よりも恋愛を明るく描くのが特徴となった。これは主力読者層である男子達が恋愛に対し照れが強く、ライトに絵がかなければ照れ臭くて読めなかったからである[2]。そこにギャグ描写が混ざっていった結果、恋愛要素は段々薄れラブ&コメディはラッキースケベを描く方に重点が置かれるようになっていった。結果として少年誌のラブ&コメディは「教育に悪い」「女子を性の道具扱いしている」と誤解されるようになり[3]、また大人が禁止すればするほどワルガキどもが持て囃すものだからどんどん過激化し[4]、少年漫画のラブ&コメディはどんどん道を外れていった。『アオのハコ』はそれを軌道修正すると共に「ハレンチ学園でハレンチブームを作った週刊少年ジャンプだからこそ、ハレンチ化した少年漫画を変えられる」と示すことを目指して生を受けたのである。
リアルさと爽やかさ[編集]
アオのハコでは、徹底して恋愛要素の爽やかさを追求している。少女漫画のように甘酸っぱくなく、またこれまでのラブ&コメディのようにラッキースケベに頼った絵面を作らない構成となっている。主人公猪股大喜は部活のセンパイかつヒロインである鹿野千夏と突然同居することになるのだが、うっかり風呂場で鉢合わせすることもなければ転んだ拍子にショーツの中に顔を突っ込んだりもしない[5]。隣の部屋にいる千夏の気配にドキドキしたり、ふとした仕草に「女子」を感じたりしては青春の青い感情を胸の中で育てていくのである。淡い恋心というのはそういうもので、一歩踏み込めば先へ進めるとわかっていても、決して動けないのが思春期の色恋沙汰なのだ[要出典]。。
また恋愛以外の特徴として、「部活動としてのリアルさ」がある。隕石を降らせたり時間を止めたりはせず、それどころか試合さえ割り合いアッサリとしか描かれない。何故ならば、所詮は部活動だから。青春はかかっていても人生や世界の命運はかからない、あくまで「なんとなく、でも負けたくないから」というモヤモヤした心を原動力とするのが部活動というものである。所詮部活動、しかしされど部活動。好きなひとに格好いいところ見せたい、という動機は強いのだ。こういった本質を捉えた青春描写は一見地味だが、着実に評価を積み上げつつある。少年漫画が照れずに「青春」を描けるようになる日も遠くないかもしれない[要出典]。
脚注[編集]
- ^ ただしその先にあるセックスに関しては、1980年代に逆転するまで青年向け漫画の独壇場だったが。
- ^ 現在でも小学生くらいの男子ではこの傾向が強く、例えば『鬼滅の刃』の乳柱こと甘露寺は特に低学年の男子から「好きだって言うと皆に冷やかされる、えっちなおねえさん」とされ表向きはえげつない程不人気である。精通すると素直にエロいから好きだと言えるようになるのだが[要出典]。
- ^ 現在ラブ&コメディ作品を語る上で、表現規制に関する話題を避けてとおるのが困難な程である。
- ^ ただし行為そのものは、『1、2の三四郎』で少年漫画に初めて勃起が描かれて以降大きく変わってはいない。あくまで画力と頻度の上昇により、同じシーンでも過激に見えるようになったという事。
- ^ 千夏は右図のように「運動部の女子だから」という理由で、大喜の前でシャツを脱ごうとした事がある。とは言え運動部にいる女子は本当にあんなもので、恥じらっていたら部活にならない。
関連項目[編集]
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記事は面白ければいいんだ。面白いものは削除されない。当たり前だ。
だが この「アオのハコ」は面白くない。
面白さを視野に入れるなら特に内容だな。誰でもいいから面白い記事を期待しているぞ。 (Portal:スタブ)