半分、青い。 (第110回・8/7) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第19週『泣きたい!』の
『第110回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
岐阜に戻った翌朝。茶の間で寝ていた鈴愛(永野芽郁)は食卓を囲む家族の中に見知らぬ青年を見つける。アメリカ育ちの青年・健人(小関裕太)は草太(上村海成)の作るカツ丼の修行のために楡野家に住み込んでいるという。久しぶりに実家に戻ったことで、自分の知らないことがたくさん起きていることを知る鈴愛だったが、さらに晴(松雪泰子)と貴美香(余貴美子)から和子(原田知世)の病気について重大なことを知らされる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
アバンから、鈴愛の不快感を増加させるシーンの連続にうんざり…
ちょっと睡眠不足で、表現がキツイ箇所がありますが、他の表現よりも的確なので、そのまま残して書きました…
ストーカー女が見ず知らずの男と言うだけで「泥棒!」と叫んで始まった第110回。残りの放送話も40回と少しになったのが朗報か。
それにしても、アバンタイトルから、この鈴愛の不快感を増加させるしか役割の無いシーンの連続にうんざり。そりゃあ、花野の寝場所は何とかしてあげたいが、鈴愛が何処に寝ようとこっちの知ったこっちゃない。だから、おかしな描写をされると、とっても気になるし不自然だしイラッとする。
普通、誰よりも早く起きて朝食の準備をするんじゃないの!?
まず、あれだけ花野が大切と言った割に、一緒に寝ていない不快感。そして、健人が食事をする音で目覚める鈴愛に不快感。だって、出戻りでしょ? 無職でしょ? だったら、誰よりも早く起きて朝食の準備をするんじゃないの? それをお嬢様気取りか知らないが、相変わらず成長無き朝寝坊にこれまた不快感。
普通、実家に帰ったら最初に自分の部屋の様子を見ないの!?
そして朝食が始まると、どうでも良い新キャラの自己紹介をダラダラと聞かされてうんざりしていたら、突然に鈴愛がこんなことを言い出す。
鈴愛「ちょっと待って。私の部屋は…」
おいおい、普通、実家に帰ったら最初に自分の部屋の様子を見るのでは? そして、天井のシミを見てポエムを言うんじゃないの? もう、ポエムも面倒になったの?
そんなことは脚本家の気まぐれだからどうでも良い。問題は、昨晩の夕食のあとに、「自分の部屋で寝る」と言う思考回路が働かずに、家族全員が朝食をとる居間に自ら布団を敷いて寝たってこと?
前回の律と同様に、どんどん律も鈴愛も図々しくなってる
あのさぁ。前回で律が行列を無視して食堂に入って来て注文して食べ始めたのは、強引にブッチャーと店内で会う約束をしていたから…と超好意的な解釈をして、律のクズっぷりと話の整合性の無さを切り抜けたのだが…
流石に今回の、鈴愛が自分の部屋で寝ることを考えずに居間に布団を敷いて、朝食の準備が終わった時間まで寝ているのは、不快以外の何物でもない。朝から不快過ぎる。
稚拙な台詞で、鈴愛が手柄の独り占めをしていように見える
こうなると、鈴愛が何をしようと言おうと不快か不自然か違和感だらけ。律の家に行くシーンで律の父に「ナイスガイや。ロマンスグレーや」と挨拶する鈴愛も、年上にへつらっているようにしか映らない。
「今日 おいしい そら豆が入って」と言っていたが、「お店に」と「両親に持って行ってと言われて」が欠落しているから、手柄独り占めにしか映らない。
慰謝料か手切れ金でも貰った? でなきゃ働かないと…
それにしても、出戻りなのに一向に働かない鈴愛。元夫の涼次にあれだけ働けと暴言を吐いておいて…だ。もしかして、離婚で慰謝料でも分捕ったのか? それとも涼次の方から別れたくて手切れ金を払ったとか? いずれにしても、鈴愛が働かないのにお金に困っていないのは、昼間から喫茶店でコーヒーを飲んでいる描写で明らかだ。
だって、お金の無い時代は喫茶店で水だけ飲んでいたと、本人もユーコも証言していたのだから。それとも、食堂が繁盛しているから、鈴愛に生活費を分けてるとか? 何から何までクエスチョンマークだらけだ。
"いつまでも子ども" の鈴愛だから…
10分過ぎに、早く終わらないかなぁと思ったら、突然に且つ久し振りに鈴愛の “ポエムな台詞” が復活。それも劇伴(BGM)が台詞より先行しちゃうから「ほら、来た」ってバレバレ。で、今回はどんなトンチンカンなポエムを言い出すかと思ったらこれだ。
鈴愛「私だけ いつまでも子どもや」
これ、この前段の「素直やってことや」と言うブッチャーの台詞を受けて~の、「鈴愛には言わないでおこう」とした結果なのだろうが、ブッチャーに「卑怯や」と簡単に言う37歳バツイチ女性の本性を知っているブッチャーたちが「鈴愛に言いたくなかった」が本音に見えてしまう。
こう見えてしまう原因が、これまで本作が4か月以上も描き続けて来た鈴愛に塗りたくられた不快感なのは明らか。だから、いくら鈴愛が泣いて、律の母を心配しても、腹の底では「1日も早く、律と律の財産を手に入れたい」としか思っていないようにしか見えないし、そうしか見えない脚本になっている。だって、行間が無いのだから…
あとがき
ついに、谷原章介さんの泣きの演技と、原田知世さんの歌唱で、お涙頂戴仕上げってことですか。歌のシーンの演出も、かなり雑でしたし。これでまた、ネットで批判されたら、言い訳ツイート発信かな? 一応名の知れた過去には名作も書いたベテラン脚本家で、私より少し年上のいい歳なのですから、見苦しいのは止めて欲しいです。
最後に。前回の感想に 102回もの Web拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。鈴愛への不快感が増しただけの15分間でしたね。おっと、違った。谷原章介さんと原田知世さんの無駄遣いの15分間でした。あ~あ、どうしたもんじゃろのぅ~
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【これまでの感想】
第1週『生まれたい!』
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第4週『夢見たい!』
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第5週『東京、行きたい!』
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