半分、青い。 (第39回・5/16) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第7週『謝りたい!』
『第39回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
律(佐藤健)は大学の体育の授業で弓道を選択。高校3年生のとき、弓道の交流試合で出会った少女のことをいまも意識してしまう。一方、オフィス・ティンカーベルでいつものように朝の掃除をしようとしていた鈴愛(永野芽郁)は、アシスタントの裕子(清野菜名)と母親の電話を聞いてしまう。とても母娘とは思えない口調の会話について尋ねると、裕子は怒り始める。そして、秋風からの課題、かけあみに悪戦苦闘する日々が続く。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
弓道で、今回も脚本家のしたり顔が見えた…
冒頭からこんなことは書きたくないのだが、そう見えちゃうのだから仕方がない。そう、アバンタイトルで弓道を盛り込んでの脚本家のしたり顔だ。前回の犬の伏線と同じやつ。そして、柏木高校の弓道部員で美少女の回想。なぜ、こんな唐突なアバンをくっ付けるのか理解出来ない…
稚拙さを積み重ねても、可愛らしさには繋がらない…
主題歌明けも、なんか私が生きた90年代とは違う時代感覚。確かにインターネットは無かったけれど、船の写真なんて本や雑誌や観光パンフで探すなんて手はあったはず。鈴愛はポラロイドカメラをぶら下げて闇雲に行ったってこと? こう言う稚拙さを感じさせる描写が積み重なるのは、決して可愛らしさには繋がらないと思うが…
どんどん "ただの個性的な女の子" になって行く…
あと、今回の「耳」のくだり。私には、鈴愛が意図的に、故意に「左耳の失聴」を時と場合で都合良く使い分けているように映ってしまった。あの物憂げな語りも、それを助長していたように聞こえたし。幼少期は家族思いで天真爛漫な純粋で個性的な女の子だった鈴愛が、回を重ねる毎に “ただの個性的な女の子” に。これで良いのかな?
幾ら何でも、鈴愛と裕子の仲直りが速過ぎる…
さて、裕子のくだり。放送前から清野菜名さんが演じる裕子は、上京後の鈴愛の親友で、同じく漫画家を目指す戦友であることは、知る人は知っていること。だから、前回で喧嘩の前振りをして今回で仲直り。って、流石に速過ぎないか?それに、鈴愛って「スクールペン、ありがとう。私こそ昨日はごめんね」って言えないのかな?
「同い年」は良いとして、「同期」には違和感ありまくり…
それに、裕子から鈴愛を「同い年」と言うのは承知出来ても、「同期」と言うのは無理があり過ぎる。だって、鈴愛より前からオフィス・ティンカーベルにいるのは、きちんと描かれているのだから。何十年もして「実は私たち同期だよね」なら納得するが…
あとがき
確かに、鈴愛が上京して変化している描写になっているのは、まあ認めましょう。しかし、今回の律のデート相手にしても何の事前情報を無しで描いて、後出しで情報提供って流れはもう飽きました。これをやり続ける限り、本作の箇条書き、前後の連続性の無さは直らないでしょうね。
取り敢えず、私は精神衛生上、秋風脅迫事件の第37回と、裕子との喧嘩の第38回は見なかったことにします(困)
最後に。前回の感想に、42回のWeb拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。継続視聴から離脱する読者さんが、増えているように感じます。やはり、前作の仕上がりに憤慨した分だけ、今作への期待感が高まったのが原因ですかね。私は、朝ドラヒロインに最適だと推して来た永野芽郁さんに期待し過ぎたかも? と思い始めちゃって…
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