半分、青い。 (第53回・6/1) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第9週『会いたい!』
『第53回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
鈴愛(永野芽郁)の案内でオフィス・ティンカーベルに晴(松雪泰子)がやってきた。久々の再会となる秋風(豊川悦司)らは、晴を歓迎する。晴は、菱本(井川遥)の案内で豪華なオフィスを見て回った後、鈴愛が住んでいる秋風ハウスを訪れるが、あまりの落差に言葉を失う。そのころ梟(ふくろう)町では、残された楡野家の男三代、仙吉(中村雅俊)、宇太郎(滝藤賢一)、草太(上村海成)が思い思いに羽を伸ばしていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
『ひよっこ』では久々の「奥茨城編」が楽しみだったが…
『ひよっこ』では、たまに描かれる「奥茨城編」が楽しみだったが、本作で「岐阜編」が挿入されると、また鈴愛の話が一時停止するのかとがっかりしかない。なのに、晴が鈴愛の部屋に行くだけなのに菱本を使ってダラダラと描くし…
斬新な朝ドラなら『うたコン』とコレボでもしたら?
もう、今回で一番記憶に残ったのは、中村雅俊さんの弾き語りだけ。だったら、喫茶「ともしび」で谷原章介さんがいる時に、谷原さんが司会を務める歌番組『うたコン』のパロディーで歌わせたら良かったのにって思ってしまった。斬新とか革命的な朝ドラを作ると言うのは、NHKだからこそ出来る新しさじゃないのかな。
朝ドラの第1週が胎児時代から始まるなんて、これまで誰も必然性を感じずにやらないことをやっただけでしょ。仙吉が祖母ちゃんに思いをはせるってのも、分からなくもないが、中村雅俊さんの完全に無駄遣い。谷原さんと雅俊さんの掛け合いで、笑いあり涙ありで魅せるべきだった。全く、主人公の話が進まないならね…と言う条件付きだが。
完全に脚本家の自己満足に、演出家が飲み込まれてる!
これ、完全に脚本家の自己満足に演出家が飲み込まれた状態のようだ。脚本の文字をただ映像化しているだけ。これでは、益々何を描こうとしているのか分からなくなるはず。演出家はもっと脚本家に「演出はこうする!」って主張すべき。
でないと、今回みたいに、ヒロインが、主人公が、アバンタイトルで “出オチ” で終わるなんて、ふざけた15分が続くことになる。本気で演出家は脚本家と向き合った方が良いと思う。
あとがき
『うたコン』と朝ドラのコラボをした方が、御用記者による御用記事より、余程話題性が高くなったのに。寸止めのキスとか、晴が持参したほうきとか、いろいろやりたいことは分かりますが、全てが空回りしていますね。やはり、まずは鈴愛の人生を描く中で、いろいろやってもらわないと困ります。
最後に。前回の感想に、70回の Web拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。皆さん、鬱憤を抱えつつ見ているのも過ぎて、「ながら見」や「週末にまとめて見る」スタイルに変更している人も多いようです。そりゃ、今回の15分間を見たら、そうしたくもなります…
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