半分、青い。 (第43回・5/21) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第8週『助けたい!』
『第43回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
秋風(豊川悦司)の事務所から追い出され、岐阜の実家に帰ってきた鈴愛(永野芽郁)。突然の帰省に晴(松雪泰子)も宇太郎(滝藤賢一)も驚くばかり。そのころ東京のオフィス・ティンカーベルでは、鈴愛がなくしたと思っていた原稿が、実は秋風が酔っ払ってある場所に置き忘れていたことが発覚する。秋風は、弟子の裕子(清野菜名)、ボクテ(志尊淳)、マネージャーの菱本(井川遥)たちに囲まれて責め立てられて…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
脚本家と演出家の "したり顔" が鼻についただけ!
何て言うのかな? 回想シーンを挟んでみたり、鈴愛の鉛筆書きの漫画アニメを挟んでみたり、いろいろやっても、鈴愛が捨てたとされたネームは、実は秋風が酔っ払って電子レンジの中に置き忘れたと言う「衝撃の事実でした!」との脚本家と演出家の “したり顔” が鼻についただけの月曜日の前半。
結局「トヨエツ劇場」で始まった第8週…
後半は、どう言う訳か、律が正人と秋風を連れて鈴愛の実家を訪問。結局、前半は秋風と菱本、後半は秋風の濃過ぎるキャラに頼っただけの15分。
中村雅俊さんも滝藤賢一さんも松雪泰子さんも、劇伴の後押しまでやっても、流石に豊川悦司さんの強烈な個性の前に太刀打ちできず。もちろん、本来なら最も個性的でなければいけない鈴愛、いや永野芽衣さんは足元にも及ばず。結局「トヨエツ劇場」で始まった第8週。いよいよ2か月が過ぎようとする今、これで良いのか。
どんどん鈴愛の好感度が下がっていく…
良く分からないのだが。今回、秋風は鈴愛が捨てたのは「ゴミ」とハッキリと言っていた。でも、以前の描写では、鈴愛は「ネーム」が何かを知らないと描かれていた。だから、秋風が、自分の大切な「ネーム」を捨てたと誤解して破門した鈴愛に、謝罪するのは理解できる。
でも、その事実を知って、「え~? 私は悪くないじゃん」みたいな顔をした鈴愛は理解できない。だって、過ちとは言え、「ネーム」を捨てたことを認め、お礼(謝罪)までしたのだから。
そして今回、晴が「私の育て方が悪かったんです」と言っていた。私は、心の中で「その通り!」と叫んだ。こうなると、どうせお育ちの良くない鈴愛は早速手のひらを返したように態度を変えて、仕事もろく出来ないのに、ティンカーベルに戻る際に条件闘争するんでしょうね。あーあ、どんどん鈴愛の好感度が下がっていく…
あとがき
秋風と菱本のお蔭で、それなりの面白さが表現されているのは認めます。でも、それは過剰とも言える秋風と菱本のキャラに頼り過ぎた脚本と演出によるもので、『半分、青い。』と言う朝ドラが面白い訳では無いです。鈴愛が言葉少なくなった分、秋風が “ポエム” で朝ドラらしく見せているだけ。
こうなるなら、幼少期も「耳」も無しで、秋風先生と鈴愛の凸凹漫画家師弟コンビのお話で良かったのでは?
最後に。前回の感想に、96回のWeb拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。脚本家と演出家の “したり顔” が見え過ぎて興ざめしている…それが、今回の正直な感想。作り手の顔の方が、演者や登場人物よりも見えるってダメですよ。それに『助けたい!』って、また脚本家のしたり顔で秋風の秘密でも後出しか…
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