半分、青い。 (第21回・4/25) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第4週『夢見たい!』
『第21回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
夏休みも終わり、就職活動を始めた鈴愛(永野芽郁)。地元企業の試験を受けるも一向に決まらない。家族も心配するが、最後に残された農協から奇跡的に内定をもらうことができた。同級生たちも祝福してくれるが、聞いてみると皆、夢や目標をもって進路を決めたと言う。特にやりたいことのない鈴愛は少し取り残された気持ちになるが、そんな鈴愛に律(佐藤健)は、漫画を描いてみることを提案。鈴愛は一心不乱に漫画を描き始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
警戒していたのは、こっちなのだが…
N「鈴愛は警戒していました」
もう、警戒していたのはこっちである。漫画家と出会うまで、小林君とテーマパークみたいに、またおかしなことをやらかしやしないかって。そしたら、アバンタイトルのこのナレーションだから困ったものだ。このナレーション1つで、またこれまで描いたことがおかしく思えてしまうではないか?
事前に警戒するって事は、"鈴愛なりの生活術" はずでしょ?
だって、鈴愛が警戒していたと言うことは、これまでの経験によって学習し対応をしたと言う意味であり、小学校三年生の頃から10年近くも片耳失聴してきた中で生まれた “鈴愛なりの生活術” があってもおかしくないと言うことを意味してしまうのだ。
だから、先日の小林君とのデートの待ち合わせの際にも「警戒」し、 “鈴愛なりの生活術” で対応しなかったのは、やはり不自然ってこと。このナレーションが無ければ、ほじくり返すこともしなかったのに…
本作の世界は、差別や蔑視が無い世界じゃないの?
不自然と言えば、平成30年の今であれば障害を理由に面接が通らないなんて(一応)あからさまにしない企業が多いだろうが、バブル崩壊当時なら普通じゃないだろうか。さぞ、企業が鈴愛を差別しているような描写になっていたが、一応本作に於いては、周囲の人たちは差別、蔑視はしていない設定なのだから…
ここはあの面接企業も設定を合わせるべきだったように思う。結局、面接企業を(本作上で)不自然な会社にしたことで、特段に就職試験の準備もしなかった鈴愛が合格しない方ことまで不自然になってしまった。合格しない方が自然なのに。要は、「警戒」のたった一言で益々チグハグさが増したってことだ。
晴は、二階で鈴愛の右側から伝えた方が良かったのでは?
合格の知らせの電話が来た。母の晴が電話を取り次いだ訳だが、あの時、晴は階下から鈴愛に大声で声をかけた。弟から「耳がわんわんする」と聞いた直後にだ。ここは、母の優しさを描く意味でも、晴はきちんと二階に上がって、鈴愛の右側から伝えた方が良かったのでは? それが、母の優しさじゃないのか。やはり、脚本と演出がチグハグなのだ。
あとがき
まさか、『まれ』みたいに、一度就職してすぐに辞めて上京しないよね。まさか、『ひよっこ』みたいに、また上京した下宿先や職場に個性的で愉快な人がいて賑やかな毎日…になんてならないよね。ねっ? 今回の終盤に登場した豊川悦司さんらを見て、背筋が寒くなったのは私だけ?
また、前回の感想に、45回のWeb拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。豊川悦司さん演じるカリスマ漫画家、週末でなく今回登場しましたね。今回の冒頭のナレも「鈴愛は警戒しているのでしょうか?」だったら違和感なかったのにね。
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