半分、青い。 (第26回・5/1) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第5週『東京、行きたい!』
『第26回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
鈴愛(永野芽郁)は、農協には就職せず、東京に出て漫画家になると晴(松雪泰子)に告げる。思いもよらない告白に、烈火のごとく怒る晴。同意を得ようとする鈴愛に、とりつく島を与えない。すっかり険悪な雰囲気になってしまった楡野家に、秋風(豊川悦司)のマネージャー・菱本(井川遥)から電話がかかってくる。そのとき受話器を取った宇太郎(滝藤賢一)の発した一言が、菱本の怒りの導火線に火をつけ、事態は急変する…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
早く東京で修行する鈴愛を面白おかしく描けば良いのに…
袖が切れる…と思ったが、こう言うくだりも必要なのかな? だって、鈴愛は東京で弟子入りするんだし、律も東京の私大に行くんでしょ? そうじゃないと話が進まないのだから、そうなるに決まっているのだ。だったら、さっさと東京で修行する鈴愛を面白おかしく描けば良いのに…
来週けまで引延すなら、漫画を描く鈴愛を見たかった…
東京に行くまでの過程を描くのは、決して鈴愛の紆余曲折でも苦悩でも葛藤でも無くて、ただの寄り道、脇道、言ってしまえば蛇足。それを週跨ぎで描く必要があるのだろうか。まあ、土曜日から大型連休に入り、視聴者が離れるから、東京行きは来週まで引き延ばしたいなら、秋風でなく漫画を完成させるまでの鈴愛の体験を描けば良かったのに…
連休中に新規視聴者獲得作戦で巻返しすれば良かったのに…
それと今回を見て感じたのは、明らかに “本作らしさ” が薄まっていること。これは「東京編」のキャラが強烈に描かれ過ぎているため、「岐阜編」の登場人物が普通に見えちゃっているから。その上、「岐阜編」の良くも悪くも特徴であった “ポエム” な台詞も減っているし、鈴愛の片耳失聴もほぼ無し。
正直、世間の本作への反応は賛否が分かれているように思もう。だとしたら、この大型連休中に離脱者の引き戻し(は、難しいか?)や新規の視聴者獲得のための大作戦で、ドカンと大勝負を企んだら良かったのに…
鈴愛の涙の理由を、曖昧に描いたらダメでしょ?
終盤の永野芽郁さんの渾身の泣きの演技のくだりも、私には中途半端に見えた。泣いた理由はどっちなのかって。東京に行きたいと言う夢を阻まれたからなのか、それとも就職の件で嘘をつかれたことなのか? 両方だなんてのはダメ。そこをハッキリ描いてこそ、近所迷惑の笛を吹かなかった鈴愛の心情が何なのかが見えるのだから。
丁寧で朝ドラらしく見えるのは "雰囲気重視" だからで…
なんか、全体的に雰囲気重視で押してるのだ。それが、見ようによっては丁寧だったり朝ドラらしくも見えるのだが、ちゃんと見ると描いていることがぼやけている。だから、冒頭に書いたように「さっさと東京で修行する過程を描けば良いのに…」と、堂々巡りの感想で15分間が過ぎて行くのだ。
あとがき
「鈴愛を東京で受け入れる人たちの話」と「鈴愛を東京に行かせたくない人たちの話」が別々に動いており、且つ並列に描かれているように、私には見えます。本来は、「東京に行きたい鈴愛が悩み苦しみ成長する大切な話」では無いんですかね。盛り込み過ぎ、クド過ぎが原因なのは間違いないです。だから、話を1つにした方が良いと思うのです。
大型連休中にも関わらず、27回もWeb拍手を頂き、数々のコメントも頂き、ありがとうございます。なんか、なんかなぁ~ であり、どうしたもんじゃろのぉ ですなぁ。
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
連続テレビ小説 半分、青い。 Part1 (NHKドラマ・ガイド)
【Amazon.co.jp 限定特典/クリアファイル付き】「永野芽郁 in 半分、青い。」PHOTO BOOK
「永野芽郁in半分、青い。」PHOTO BOOK―2018年度前期連続テレビ小説 (Tokyo news mook)
半分、青い。 上 (文春文庫)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11311/