半分、青い。 (第44回・5/22) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』(公式)
第8週『助けたい!』
『第44回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
実家に帰った鈴愛(永野芽郁)を東京に連れ戻すため、律(佐藤健)と正人(中村倫也)を引き連れて秋風(豊川悦司)が岐阜までやってきた。何事かと、恐る恐る姿を表した鈴愛の前で秋風は突然頭を下げ、なくなったと思っていた原稿が見つかったことを告げて謝罪する。これに対して鈴愛は、これまでのオフィス・ティンカーベルでの不満を述べるとともに、ここぞとばかりに秋風にあることを要求する。その要求に秋風は…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
今回の鈴愛を "半分子供" と脳内処理するのは無理!
前回で、晴が「私の育て方が悪かったんです」と言っていた。あれだけ頭を下げて謝罪している大人を写真に撮って、世話になる立場の師匠に交換条件を突き付けるとは、間違いなく晴の子育てが間違っていたのだ。これを要は『半分、青い。』になぞらえて、“半分子供” として脳内処理をするのは、私には無理…
なぜ、秋風への手土産が「五平餅」でないの?
なぜ、晴たちは秋風への手土産が「五平餅」でなく「ふき味噌??」だったのか? いくら秋風が突然に来たとしても、事前に用意したようにしか見えなかった「ふき味噌??」よりも、秋風の大好物の「五平餅」を仙吉が急いで作った方が、家族愛が描けたと思う。
これでは、ちょこっと買って来た手土産でお茶を濁した殺伐とした家族にしか見えないが。冒頭の5分のどこをどう解釈すると、家族が鈴愛を愛しており、桃源郷に見えるのだろう?
謝罪をしない鈴愛に不快感が増すばかり!
鈴愛「先生 来てくれてありがとう」
この台詞で良いのかな? どうやら秋風の指パッチンで劇中では一件落着したようだが、私は全く解せないまま。確かに、問題の根源は秋風のミスだ。だから、秋風が謝罪に訪れたのは正しいし、秋風の誠意も感じる。
しかし、鈴愛はどうだろう? いくら秋風の勘違いとは言え、鈴愛は一度は秋風の「ネーム」を捨てたと認めたのだ。結果的にそれが紙くずだとしてもだ。だから、ここは、自分が勝手に落書きだと判断して捨てたことを謝罪すべきではないだろうか。いや、謝罪すべきだ。
「先生 来てくれてありがとう」でなくて、あの場面、あのシーンで謝罪すべきだった。それを描かないから、鈴愛への不快感が増すばかりなのだ。
なぜ、交換条件の「岐阜の猿」を強調したの?
それと、鈴愛が秋風に出した交換条件について。あそこまで「岐阜の猿」を強調して描く必要って何なのかなって思う。「炭水化物要員」と「メシアシ」だけで良かったんじゃないかな。なんか、秋風の悪口を家族に告げ口しているように見えたから。こんな、ちょっとした表現も鈴愛への不快感の増強剤になるって訳だ。
晴が秋風に失礼なことを間接的に言ってなかった?
今回の11分頃からの、東京での食生活のくだりでは、今度は晴が秋風に失礼なことを間接的に言っていたような。まあ、好意的に解釈すれば、ティンカーベルを追い出された以降の食生活を心配したやり取りとも捉えられるが、これまの流れからすると、特に「岐阜の猿」があったから、秋風の下で大切にされていないのではと心配しているように映ってしまった…
次々と流れて来る映像が、悉く期待と真逆…
これ、ダメだね。期待をしてみてはいるつもりだが、次々と流れて来る映像が、悉く期待と真逆なものばかりだから、もう逆説的にしか受け取れなくなっているようだ。これは困ったぞ。本来は涙々のシーンなのに全く泣けず。似たようなやり取りが『ひよっこ』でもあったが、あちらの方が、どれだけ楽しくて共感出来たか…って思ってしまった。
あとがき
結局、謝罪した秋風と謝罪しなかった鈴愛を強調し、鈴愛への不快感が増しただけの15分間でした。なぜ、鈴愛に謝らせず写真を撮ったり貢献条件を提示させて終わらせたのでしょう。今回一連の鈴愛の言動を「一人前でない」「半分子供」だからで済ませられますか? 「親の顔が見てみたい」レベルの常識やモラルの無い子なんですけど。
最後に。前回の感想に、64回のWeb拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。いよいよ「継続視聴脱落」の6文字が視野に浮かんできちゃいました。だって、このまま見続けると『まれ』や『とと姉ちゃん』みたいにヒロイン役の女優さんまで嫌いになってしまうので。もしかして、自己保身のために初の朝ドラ離脱かも…
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