イベント見聞録

イベント見聞録:2021/12わたらせ渓谷鉄道にイルミネーションを見に行く

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横須賀公共交通バリアフリーマップの様なもの
・横須賀公共交通バリアフリーマップの様なものです。横須賀に車椅子で来られる際などにどうぞ
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写真:暗い中で申し訳ありません。わたらせ渓谷イルミネーション1号→4号

さて2回連続で申し訳ないですが、またしてもイルミネーションです。柄に合わないという突込みは気にせず行きましょう。今回はこちらになります。

第18回わたらせ渓谷鐵道各駅イルミネーション@わたらせ渓谷鉄道

群馬県桐生市と栃木県日光市を結ぶわたらせ渓谷鉄道です。わたらせ渓谷鉄道は毎年駅イルミネーションを行っていて結構昔に言った覚えがありますが、久しぶりの参加です。

上毛電鉄のイルミネーションはこちらにどうぞ
イベント見聞録2021~上毛電気鉄道赤城南麓一日フリー切符デジタルフリーパスでいくイルミネーション巡り~

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写真:桐生駅とイルミネーション

まずは始発駅の桐生駅へ向かいます。ちなみにわたらせ渓谷鉄道はもともとJRから経営分離された第3セクター鉄道なので桐生駅ではJRと同居しています。そしてイルミネーションもおとなしめです。

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写真:一日フリーきっぷとプレゼントのマスク

さて最初の写真にあるわたらせ渓谷イルミネーション1号で早速イルミネーション巡りに向かいます。珍しい2両編成の車内で1日フリー切符を購入します。現在1日フリー切符のプレゼントとしてマスクが配布されているのでそれをもらいます。シルクのマスクとの事でどこで使うかちょっと楽しみになります。

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写真:下新田駅のイルミネーション

さて隣駅である下新田駅のイルミネーションを見ていきます。下新田のイルミネーションでは桐生まつりとはっぴのイルミネーションが印象的です。桐生祭りと言うのは聞いたことがないですが桐生で祭りと言うと八木節発祥の地と言う事で八木節祭りが夏に行われます。ただコロナの影響で今年の八木節祭りはダンス八木節祭りが中止になるなどなかなか大変だったようです。

桐生八木節まつり

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写真:相生駅のイルミネーション

続いては相生駅、東武線との乗換駅です。こちらは「AIOI」と言うイルミネーションが印象的ですが、「2015年の公共交通を作る会」と言う団体の作ったらしいパネルに張り付いているものも印象的でした。

わ鐵を支える人々@わたらせ渓谷鉄道

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写真:イルミネーションとは違いますが

あと相生駅ではイルミネーションとは違いますがこんなものもありました。現在放映中のぐんまちゃんと一緒に記念撮影ができるので聖地巡礼の一環として訪れてみるのもよいかもしれません。

アニメ「ぐんまちゃん」公式サイト

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写真:運動公園のイルミネーション

続いては運動公園駅、実際各駅短い停車時間で取っているのでちょっとお見苦しい写真が多くなってしまいますがご注意ください。

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写真:大間々駅のイルミネーション

続いては大間々駅わたらせ渓谷鉄道にとっては運行の拠点となる駅です。さすがにこの駅のイルミネーションはそれなりの規模でした。また雪だるまやトナカイは分かるのですが、なぜかキノコのイルミネーションもありました。この辺はキノコが名物なのかもしれません。

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写真:上神梅、水沼駅のイルミネーション

続いては上神梅と水沼の両駅、本宿に関しては良い写真が撮れませんでした。水沼駅に関しては昼間は温泉施設があるので温泉巡りを行うのに行ってみても面白いかもしれません。

水沼駅温泉センター

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写真:花輪駅のイルミネーション

続いては花輪駅、花輪駅近くにある旧花輪小学校の卒業生に童謡「兎と亀」の作詞をした、童謡の父と称される石原和三郎がいる為、兎と亀を模したイルミネーションが印象的です。旧花輪小学校は記念館として土・日公開されています。

旧花輪小学校記念館

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写真:中野駅(上2つ)、小中駅(下2つ)のイルミネーション

続いては中野駅、小中駅です。利用した列車は桐生→間藤間の行きがわたらせ渓谷イルミネーション1号、帰りは4号を使っているのですが、4号では停車直前に列車内の照明が消灯され、幻想的なイルミネーションがより綺麗に味わう事が可能となっていました。

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写真:神戸駅(上1つ)、沢入駅(下2つ)のイルミネーション

続いては神戸駅、沢入駅の2駅です。神戸駅はこうべではなくごうど、沢入駅はさわいりでなくそうりと読む難読駅です。神戸駅は富弘美術館等の観光施設の最寄り駅であり、また駅にもレストラン清流と言う東武でかつて走っていた特急車両を利用したレストランがあり、そこで駅弁も販売しているので旅気分を味わう際はどうぞ

列車のレストラン清流@わたらせ渓谷鉄道
富弘美術館

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写真:原向駅(上一つ)、渡良瀬川(下2つ)

続いては原向駅、ここからは栃木県日光市に入ります。そして順番は前後していますが、沢入~原向駅間では渡良瀬川のイルミネーションも見れます。渡良瀬川のイルミネーションは本当に幻想的で、昼間の渓谷もよいですが、こんな渓谷もよいものです。

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写真:通洞駅(上1つ)、足尾駅(下2つ)

続いて通洞駅、足尾駅、日光の市街地に入ります。わたらせ渓谷鉄道に乗っていると桐生~大間々の市街地、上神梅~原向の渓谷地域、原向~間藤の市街地と言う3地域に分かれるように感じます。そのためこの地域はイルミネーションだけでなく市街地の街の明かりもあり、それを見るとホッとします。

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写真:間藤駅のイルミネーション

最後は間藤駅、上毛電鉄のイルミネーションのメインが大胡駅であるならわたらせ渓谷鉄道のメインはこの間藤駅でしょうか?実際駅舎や展望台、植え込みだけでなく、様々なイルミネーションが彩を添えています。またわたらせ渓谷鉄道の本数から、各駅で下車するのが難しい面があり、列車の中からイルミネーションを楽しみ駅でじっくりイルミネーションを見るのが間藤駅に偏ってしまうという面もあります。
また間藤駅からは日光方面のバスが連絡していて間藤駅行きの列車渓谷イルミネーション1号や桐生駅行きの渓谷イルミネーション2,4,6号もバスと接続可能です。そう考えると日光観光の帰りにわたらせ渓谷鉄道のイルミネーションを見て、桐生などでもう1泊等と言う観光も可能です。興味のある方はぜひ試してみてください。

⑩足尾 JR 日光駅線@足利市

如何だったでしょうか?イルミネーションに関しては列車内からの撮影になったためな糖液を除くとなかなか全容をお伝え出来なかったのが残念ですが、もし興味を持たれた方がいたら、2022年2月末まで実施していますので、是非とも訪れてみてください。

イベント見聞録2021~上毛電気鉄道赤城南麓一日フリー切符デジタルフリーパスでいくイルミネーション巡り~

さて本題の前にコロナに関する役立つ情報を
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さて5年ぶりくらいのイベント見聞録、今回は柄にもなくイルミネーションなどと洒落込んでみました。

11/15からイルミネーション点灯

さて今回の舞台は群馬県前橋市の中央前橋駅と桐生市の西桐生駅を結ぶ上毛電気鉄道(以下上毛電鉄)、群馬県のローカル線のイルミネーションを見てきました。

Maasやってます@前橋市
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写真:上毛電気鉄道赤城南麓一日フリー切符デジタルフリーパス

さてイルミネーションに行く前に今回使ったきっぷを紹介します。今回使ったのは上の写真の上毛電気鉄道赤城南麓一日フリー切符デジタルフリーパス、令和3年度『MaeMaaS(前橋版MaaS)』実証実験によって2021年12月4日から提供されているデジタル乗車券です。ちなみに駅で買える紙の切符も含め値段は1300円、中央前橋駅~西桐生駅を往復するだけで元が取れるお得な切符です。

【10月1日より実施中】令和3年度『MaeMaaS(前橋版MaaS)』実証実験@前橋市

これはMaeMaaSに会員登録して、スマホから一日乗車券が買えたり、経路検索やデマンドバスの予約などが行えるサービスの実証実験です。また前橋市民限定ですがマイナンバーカードでの認証登録を行った場合、割引料金(MNC割引)が適用されます。また上毛電鉄だけでなく市中心部のバス路線の一日乗り放題のフリーパスもあるので前橋を観光したい方はそちらもどうぞ

≪R3MaeMaaS実証≫デジタルフリーパス@前橋市

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写真:クーポンを使えば前橋名物とんかつうどんもお得に食べられるかも

また電車、バス双方のフリーパスには市内の飲食店で1000円以上の飲食を行った時に500円OFFとなるクーポンもついています。私が前橋に出かけた時によく食べる上の写真のとんかつうどんのパーラーレストラン モモヤでも使えますのでフリーパスを買った際にはご利用ください。

「R3MaeMaaS実証実験」飲食店での500円OFFクーポンキャンペーンがスタートします@前橋市

ローカル私鉄界随一のコスプレーヤー@中央前橋駅
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写真:夜の中央前橋駅

さて説明が長くなりましたが早速イルミネーションを見ていきましょう。最初に見るのは中央前橋駅、上毛電鉄のメインターミナルです。

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写真:中央前橋駅のイルミネーション

中央前橋駅のイルミネーションは駅の中庭ともいえる場所にクリスマスツリー上のイルミネーションがあります。少し残念なのは駅の構造の鉄枠で邪魔されている事でしょうか?

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写真:五角堂

さてイルミネーションを見たので改札を通ると五角堂と言う謎なお堂が見えます。これは「正五角形をしたお堂で、内部には鉄道の安全運行を日々支えてきたレールと枕木、座るとご利益がある合格イスがあり、進路に向かって脱線することなくゴールに向かってほしいとの願いを込めたものです。」との事です。12月10日に設置され、来年の3月末まで飾られついでに合格記念切符や脱線しないお守りなども売られるようです。

「五角堂」設置と「脱線しないお守り」発売@上毛電鉄

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写真:ぐんまちゃん列車

続いてホームへ行くと群馬県のゆるキャラぐんまちゃんのヘッドマークのある電車が止まっているのが見えます。これは2020年4月から行われた大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン」に合わせて投入されたデコトレインとの事です。現在ぐんまちゃんは県が予算を出してアニメ化され絶賛放映中なので一種の聖地巡礼と言えるのかもしれません。

デコトレイン@上毛電鉄
アニメぐんまちゃん公式サイト

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写真:ぐんまちゃん列車車内

さて車内に少しお邪魔すると見事にぐんまちゃん尽くしです。つり革が下げてある梁につるした飾りだけでなく整理券発行機や運賃箱など細かいところにまで飾りがあります。これはこの列車に限らず、現在は知っているクリスマス列車や、前橋市を代表するお祭りである初市まつりや七夕祭り、春のお花見等の際にもそれぞれ装飾を凝らした電車が走ります。もし上毛電鉄を擬人化するなら毎年同人誌即売会に喜々として参加するコスプレイヤーさんなのかもしれません。また運賃箱の後ろ運転席の方には自転車に乗るぐんまちゃんの装飾がありますが、上毛電鉄では朝ラッシュの一部時間帯を除く全日で自転車の持ち込みが可能なサイクルトレインを行っています。

上毛電鉄サイクルトレイン

さてぐんまちゃん列車に乗って上毛電鉄の外のイルミネーションを見に行きましょう。

西桐生駅・赤城駅
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写真:西桐生駅

まず向かうのは終点ターミナルともいえる西桐生駅、中央前橋駅がガラス張りの今風のターミナルならこちらは昭和レトロと言った感じ、ちなみに改札も木製と言う所にこだわりを感じます。

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写真:車止めの先に

西桐生駅のイルミネーション、まずは1番線の車止めには雪だるまとトナカイ、クリスマスツリーと定番パターン、2番線には緑をベースにした植え込みを思わせるイルミネーションとなっています。また2番線の先には木製の改札も見て取れます。

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写真:2番線の線路わき

そして2番線の線路わきにはクリスマスツリーがずらっと続いています。そしてこのツリーを目印とばかりに電車が入ってくるのでその電車に乗って次の駅に向かいましょう。しかしイルミネーションと言う普段とは違う光の環境の中でも変わらずに安全運転する運転手の皆様お疲れ様です。

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写真:赤城駅のイルミネーション

続いては上毛電鉄唯一の乗換駅で、東武との乗換駅である赤城駅、こちらは駅前広場にクリスマスツリーがずらっと並んでいます。この駅は申し訳ないですが帰りの時間もあるので少し駆け足で見ました。

真打はこの駅~大胡駅~ IMG_1309
写真:大胡駅

最後に向かうは大胡駅、構内には変電所、車両検修所などが併設されているある意味上毛電鉄の中枢ともいえる駅です。

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写真:駅舎に貼られたポスター

駅舎には「不思議な夜へ、出発しよう」と情緒あふれるポスターが張られています。これまでの3駅のイルミネーションを見て「地味だな」と思われた方、この駅が本番、真打とも言えます。

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写真:駅ホーム周辺

まず駅ホーム上の待合室と、構内踏切の様子です。構内踏切は来てくれた人を歓迎するかの様なきらびやかさです。

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写真:ホームの駅舎側

ホームから駅舎側を眺めると「おおごイルミネーション」と言う手作り感あふれる看板から光の森を駆け上る上毛電鉄のもう1つの名物デハ101の姿あり、親子3人分の雪だるまトナカイの夫婦などクリスマスらしい心温まる光景あり、スペースを最大限利用した鉄道マンたちの丁寧な仕事が目を楽しませてくれます。

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写真:詰所と思われる建物のイルミネーション

続いて乗務員の詰め所と思われる建物には2本のクリスマスツリーとスノーマン、テディベア、いつもは暗い中で運転手たちを出迎える詰所ですがこの季節だけは運転手の皆さんもほっかりとした気持ちで詰所に帰れるのではないでしょうか?

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写真:駅舎と反対側のイルミネーション

そして駅舎と反対側では雪だるま、サンタクロース、ピカチュウ(?)、ツリー、トナカイが歓迎してくれます。レトロな渋い駅舎をもち、いつもは電車や機関車など鉄道車両が並び、修繕用の工場等もある無骨と言う言葉が似あう大胡駅、その駅がここまで華やかになるという、正にこの大胡駅こそ上毛電鉄の本気が見れる場所と言っても過言ではありません。

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如何だったでしょうか?このイルミネーションは2022年1月31日まで点灯されるので前橋や桐生などを訪れた際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?そして上毛電鉄ご自慢のデコトレインやパーラーレストランモモヤなど前橋の美味しいものも一緒に味わってみましょう。

イベント見聞録2016/1/30 2016冬 公共交通フォーラム

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写真:横浜は回遊性を高めて脱皮できるのか

 さて久しぶりのLRT/公共交通フォーラムのレポートです。ちなみに参加そのものはしていたのですがなかなかレポートを挙げられませんでした。

イベント見聞録:2010/1/23横浜LRTフォーラム
イベント見聞録:2010/1/23横浜LRTフォーラムその2
イベント見聞録 2015/4/25野毛山動物園LRT・路面電車の写真展

 
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写真:今回のテーマ

 さて今回のテーマは「まちづくりにおける回遊性の向上とその効果」、これは2013年に林文子市長が市長選挙で再選した際に横浜市都心部の再開発計画である都心臨海部再生マスタープランにおいて都心部の回遊性向上へ向けてLRT導入を検討すると政策を掲げ、2014年度からLRT導入に向けた調査を開始した事が大きいと考えられます。

横浜市長選候補者からLRT導入に関する公開質問の回答届く@横浜にLRTを走らせる会
都心臨海部再生マスタープラン(仮称) 検討資料@横浜市
横浜市が都心臨海部新交通システムの導入調査を日本交通計画に  @日本経済工業新聞2014/6/17

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写真:今回の戦利品

 さて今回から(?)こんなものがありましたので思わず手に入れました。横浜みなとみらいを走るLRTのシミュレーション写真の絵葉書です。ちなみに一定額の寄付でそのお礼に受け取る方式です。ちなみの画像が縦なのはどうやってもこうなった結果とだけ書いておきましょう。


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写真:司会のめざす会小田部事務局長(左)と開会のあいさつをするめざす会清水会長

 そうこうするうちにフォーラムが始まります。司会は主催団体横浜の公共交通活性化をめざす会小田部事務局長、開会のあいさつは清水会長でした。開会のあいさつではこの日は雪の予報もあったので1昨年雪で中止となったフォーラムの話、また共催者である横浜にLRTを走らせる会も参加する横浜市交通政策推進協議会のモビリティマネジメント推進部会の話や今回特別講演を行う荒川副市長のいる宇都宮市のLRT計画の話などが出ました。

横浜市交通政策推進協議会 モビリティマネジメント推進部会
新交通システム(LRT)@宇都宮市

1.基調講演:「LRTは街に人を呼び込めるのか」関西大学経済学部宇都宮教授
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写真:基調講演「LRTは街に人を呼び込めるのか」関西大学経済学部宇都宮教授

 さて最初は基調講演、関西大学経済学部教授の宇都宮浄人氏による「LRTは街に人を呼び込めるのか」と言うテーマの講演5つのテーマでした。
 前段階として現状の日本のLRTの現状、2006年に富山ライトレールが開業し各地でLRT導入に関する声が挙がるものの、「財政が破たんしても良いのか」と言う反発も増えたのがままならないとの事、また横浜に関してはかつて東京に住んでいたころ横浜に遊びに来た経験からみなとみらい線がなかったころだったせいもあるか回遊するには以外に不便という事からLRTが最も似合う街なのではとの事でした。
1、LRT・BRTの基礎知識
 LRTの定義としては一時期あまりに提唱者やまちづくりに関わる部分からきつい定義づけをする人が多かったからか部分低床車や高床式車両などの普及も紹介し、大切な事として「まちに乗り入れ、まちを盛り上げていけるか」と言う点を挙げていました。
 またBRTに関してはあくまで専用道路(専用レーン)やPTPS等きちんとした環境を整えた上でのもので単純に連接バスを導入すれば良いものではないとしたうえで確かに海外での導入事例を紹介していました。
2、LRTの魅力
 LRTの魅力としてMAFFIAと言う略語を挙げていました。
Medium capasity transit:ゆとりある中量輸送機関(大量輸送機関:電車、少量輸送機関:バス・タクシー)
Accessibility:乗りやすさ→地上からの乗り降り(地下鉄のような会談なし)、超低床車(バスのようなステップなし)
Frequentry:待たずに乗れる
Flexibility:柔軟なネットワーク・既存の電車との乗り入れも可能
Inexpensive:コストの安さ→1km当たり20億円、バイパス道路でも1kmあたり数十億円
Amenity:街の環境改善→街の顔として景観や回遊性向上による活性化
 あまり良い略語ではないですが、略語がある事での普及効果を言ってました。またまちの顔、まちのシンボルと言った話は定量化しづらい事もあり、コンサルがなかなか言わないというのも意外に重要と言う点を挙げられていたのですがこれは地域の視点としては重要なのではと感じました。更にコスト面では特定財源で財源が確保されている道路との比較(バイパス道路は財源を問われず、LRTは問われる)と言うのは地域の交通を考える上で重要な点ではと感じました。
またBRTとの比較としては以下の点を挙げられていました。
・線路のある電車に比べてバスは蛇行などを行う事もあり、占有スペースがやや広くなる
・LRTの開業した富山でのバスとの比較アンケート結果から特に高齢者で乗り心地を評価する人が多い(ただし圧倒的に評価が高いのは定時制)
・LRTはBRTに比べて輸送力が高い
3、LRTは人の動きを変えるのか
・ LRT導入が盛んなフランスでは導入の進んだ都心部では公共交通利用が増加
・富山ライトレールを導入した富山市では旧富山港線時代に比べて平日2倍、休日3倍以上と激増、特に2割は他の交通機関からの移転でなく新規需要を開拓したことは重要
・富山市での沿線アンケートでは開業後観劇・スポーツ観戦などを中心に外出する機会が増加したとの回答が多く市民の行動に影響したことがうかがえる
・同じく富山市の市内環状線開業後の利用者アンケートでは環状線利用者の中心市街地での滞在時間、来街頻度、特に休日での消費金額などが車より優位になっている
・堺市の阪堺電車では運賃値下げ策などの支援の結果利用者が2015年/2009年でおおむね12~15%程度増加
・堺市が行ったアンケートでは観光客が増えたとの回答が504人/1375人と非常に多いのが目にひく、観光客はコンサルが計算しづらいため中々効用としてあげないため、注目する必要がある

ポートラム
堺市阪堺線活性化推進懇話会

4、国内外の最近の動き
・海外の都市では次々LRTを導入、ロンドン・パリの様に地下鉄があり路面電車を全廃した都市でも地下鉄の保管などの目的でLRTを導入している都市もある(ロンドン・ベルリン・フランクフルトなどは路面電車は廃止せずに地下鉄・LRT共存)
・アメリカではまちなかの回遊に特化した路面電車ストリートカーの導入が盛ん
・フランスの地方都市圏(10万人以上)では郊外で車利用が増える一方、LRT導入が盛んな市内では車利用が抑制されている
・札幌市では本格的なサイドリザベーション(歩道からの直接乗車)を導入し環状延伸区間を昨年12月に開業、事前の予測2.7%増加に対し1月で平日10%増、休日16%増と大きな増加がみられている
・福井鉄道では廃止から一転LRT化、越前鉄道との乗り入れを計画、宇都宮市では新設LRT導入計画を推進
・神戸市では三宮駅~神戸港など主要な南北での回遊性を抑える交通機関に乏しく、民間提案を受けLRT構想、宇都宮教授の研究室で行ったアンケートでは多くの人が南北交通の不便さからLRT導入に対して賛成である。

福井鉄道えちぜん鉄道LRT整備計画について@福井鉄道福武線活性化連携協議会/えちぜん鉄道活性化連携協議会
交通計画報告書等@富山市

新たな交通手段(LRT、BRT)の導入可能性検討
利用者増、街中に活気 札幌市電ループ化から1カ月@北海道新聞2016/1/20

5,おわりに
・LRTは小さな投資で大きな効果→あまり役に立たないに役立たない200台級の7~80億円の駐車場をいくつも簡単に作るのにkm20億円程度のLRT路線を数km作るのに逡巡するのはどうだろう?
・Storagy(戦略)、Tactice(戦術)、Operate(運行)の明確化を→日本では飛び抜けて優秀で大規模なOperater(京急・東急・JR・神奈中バスの様な交通事業者)に依存し過ぎてSとTが疎か
・交通政策基本法→横浜のような大きな都市は特にそうだが地域が交通戦略を持つ事が求められている
・LRTは
→人々の行動を変える(→富山市のアンケートなど)
→まちの回遊性を導くまちづくりのツール(→堺市のアンケート、観光はコンサルが語らない分野)
→地下鉄やバスと対立するのではなく補完する交通機関(→ロンドン・パリ・ベルリン・フランクフルト)
 と言った効果がある

交通政策基本法に基づく政策展開@国土交通省

・BRTに関する補完らしきもの
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写真:日本のBRTの雛形ともいえる名古屋の基幹バス(左2009年)と幕張地区の連接バス(右2015年)

  個人的には全体的によくまとまっていて、宇都宮教授の講演は何度も聞いているもののよくネタが尽きないなと感心することしきりですが、個人的には海外の事例がヨーロッパに偏りがあるのが気にかかりました。欧州出羽守なんというスラングもあるし、高齢者はともかく現役世代にとっては良くも悪しくも中国・アジア地域とのつながりが深い事、また中国・アジア地域はヨーロッパと違い横浜と比較可能なメガシティが多い事等を考えるともう少しサンプルとして挙げてもよかったかなと感じます。
 あとBRTに関してもう少し突っ込んだ話が聞けると良かったかなと感じます。私が体験した範囲で言うと名古屋市の基幹バスや幕張の連接バスあたりが横浜のBRTを考える上で参考になるのかなと感じますがどちらも交通機関としてはきちんと機能しているものの横浜市の回遊性を高める交通機関に向くかと言えばどうかなと感じています。名古屋の基幹バスは郊外へ放射状に広がるバス路線の都市部での高速化に役立ったものですし、幕張は幕張メッセやマリンスタジアムなど大量の顧客が見込まれる地域へのピストン輸送の担い手として機能しています。横浜都心部の場合郊外からのアクセスは名古屋都心部ほどの求心力がない上に地下鉄などの軌道系が機能しやすくシャトル便は横浜都心部の集客施設は駅から歩けない距離でないためまとまった需要を集めずらいと言った点が挙げられます。またバスの利点である柔軟な路線設定そのものが頻繁に訪れるわけではない回遊客にとってはどこを走っているかはっきりせず、利用しづらい欠点となっている点も挙げられるのではと感じます。

BRTの取り組み状況及び支援制度@国土交通省
【次世代の生活支援(BRTの導入)】@国土交通省
基幹バス (名古屋市)@wikipedia
連節バス@Wikipedia

鉄道復権 [ 宇都宮浄人 ]

2、報告1:横浜都心臨海部再生と新たな魅力づくり 横浜商工会議所副会頭/株式会社崎陽軒社長野並直文氏
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写真:横浜都心臨海部再生と新たな魅力づくり 横浜商工会議所副会頭/株式会社崎陽軒社長野並直文氏

 続いてある意味でこのフォーラムのビッグネームである意味でメインゲストともいえる崎陽軒社長野並氏の報告です。
 まず前段として活性化とは人が増える事と言う話がありました。人が増えるというのはイコール自治体の住民が増えるだけ事でなく、住む人・働く人・遊びに来る人・観光客・買い物客等様々な意味でその地域にいる人が増える事との事、その辺は地域の企業人らしい視点だと思いました。

1、横浜の観光の現状
 まず横浜の観光の現状としては以下のことが言われました。
宿泊客・インバウンド客が東京との比較で桁外れに少ない(=消費金額が少ない、インバウンド客は2012年40万人→2014年50万人)
「大人」「夜」向けの観光に弱い(→これは東京も同様でスカイツリー等大型施設は「子供」「女性」向き、東京はつまらないという外国人客の声もある)
・よって「大人」「夜」向けの観光開発が重要
 感想としてはしごくごもっともと言う感じですが個人的には大型施設=「子供」「女性」向き=つまらないとまで言った所に本気度を感じます。
2、新たな観光振興戦略
 さてもっともらしいタイトルですが前段の問題点の解決策として野並社長が挙げていたのはIRとドーム構想でした。反対派も多いIR構想、また回遊性と言うのがこのフォーラムのテーマなので社長は以下のように言っていました。
・シンガポールには水族館を核にした家族にも楽しめるIRがある
・IRは統合型という事で自己完結型になりがちなのが欠点
・IRを生かすにはIRを起点に回遊性を持たせ波及効果を広げたい
・LRTは地下鉄と違って乗ってみたい乗り物なのでその役割に適切なのでは
・LRTとIRで統合型→分散型リゾートに
 IRはカジノが注目されますがホテルや大規模集客施設を中心とした大規模投資、ドーム球場は広島で新規球場計画をドーム構想として立ち上げ、完成後は地元のカープの観客増加の大きな起爆剤となった事、そして何より双方とも実現に向けて一定の動きがある事が大きいのでしょう。賛否に関しては何とも言えませんが個人的には反対派に一票は投じずらいと言った感じです。

IR(統合型リゾート)等新たな戦略的都市づくり検討調査 報告書@横浜市政策局
横浜ドームを実現する会

3、既存市街地の活性化
 横浜市では今関内駅前にある市役所を馬車道地区に移転する等古くからの中心地である関内を中心に既存市街地の活性化が求められているそれに対しては
・「港町1丁目1番地」と言う歴史的、象徴的な地区としてシンボリックな再活用を
・試案としては現在の市役所庁舎は「横浜もののはじめ博物館」として活用を
・その際ドイツハンブルクのミニチュアワンダーランドを誘致してみても面白い
・原鉄道模型博物館と競合するかもしれないがただ成功しているのでニーズはある
・山下埠頭再開発に関してはトリエンナーレで見た夜景は最高だった是非とも横浜の観光拠点に
・横浜は海があるのは非常に大きい副都心線開業にあたって埼玉県のある市の商議所の人と話した時こんなことを言われた「(大意)横浜はおいしいものがたくさんあってよい、埼玉は海がないからおいしいものがない」「横浜の中華街にはきれいな女性が多い(←副都心線で埼玉から来た女性も多いよ)」
 最後は何だか財界人の会話っぽくて興味深かったです。
ミニチュアワンダーランド@wikipedia
原鉄道模型博物館
横浜トリエンナーレ

4、まとめ
・(シウマイ弁当の掛け紙を見つつ)昭和の掛け紙から平成の掛け紙に変わった際にランドマークタワーをはじめとして最近の建物が加わった。次の掛け紙ではLRTを!!
〈横浜〉崎陽軒・シウマイ(6箱入)


・補完:何故横浜の観光の課題は「夜」と「大人」なのか?横浜と神戸の観光を比較してみる
人数(万人)宿泊客日帰り客合計
横浜市48929633452
神戸市48118062287
消費金額(億円)   
横浜市132414472771
神戸市164615763222
一人当消費金額   
横浜市¥27,076¥4,884¥8,027
神戸市¥34,220¥8,726¥14,088
表:横浜(2014年度)と神戸(2013年度)との観光経済の比較(引用元は下に記載)
 
 上の表は野並社長は横浜の財界人という事でどうしても東京と言ってしまうのですが、比較対象としてどうかと思うので、同じく大都市圏でメイン都市に次ぐポジションにある都市であり、近代開港し開発が進んだイメージの都市という事で神戸市と横浜市の観光産業の比較です。何よりも注目したいのは観光客の総数では横浜が1.5倍近くあるはずなのに消費金額では神戸市が15%近く上回っている事です。特に注目したいのは日帰り客の一人あたりの消費金額で8726円と横浜の1.8倍近くあります。
 これはもともと宿泊客のシェアが高く宿泊客=24時間対応の度合いが高いため、日帰り客も長居することが多いためと考えられます。例えるならば横浜の日帰り客はランチを食べるだけ、神戸の観光客は夕飯も食べていくと言った感じでしょうか?だからこそ「大人」「夜」なのでしょう? 

平成25年の神戸観光(観光入込客数)について@神戸市 
過去最高!!平成26年(1月~12月)の観光集客実人員は3,452万人、観光消費額は2,771億円@横浜市

3、報告2:ホテルから見た、観光客の回遊性 ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル副総支配人谷口高広氏
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写真:報告2:ホテルから見た、観光客の回遊性 ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル副総支配人谷口高広氏

 財界の大物に続いては現場で見続けてきた人の意見という事で報告2はヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル副総支配人谷口高広氏です。まず横浜の観光地の周遊状況としては
・一般徒歩・宿泊ともにみなとみらい~カップヌードルミュージアム~赤レンガ~大桟橋~山下公園~中華街・元町と言ったルートが多い
・また観光客から問い合わせの多い場所として八景島・ベイサイドマリーナ、崎陽軒・アサヒビールなどの工場(学生他団体)やスポーツ観戦など
・野毛・吉田町、港が見える丘公園・本牧・三溪園は行き方がわからないせいか問い合わせは少ない、また伊勢佐木町周辺は有力施設がないせいかイメージがわきづらい
・まとめると横浜中心市街地の観光地はみなとみらい線~海に囲まれた狭い地域に集中している
・そしてその狭い地域では宿泊を伴うような長い時間過ごすのは難しく横浜宿泊は少なく宿泊が東京やTDRに流出している
 こうしてみると課題は明白で臨海部に観光が集中し過ぎている為その他への地域への回遊性を高めて滞在時間を延長すること、そして宿泊客を増やす事、その際にLRTに期待されることをまとめると
・現状集中している地域以外への観光ルート開発
・車窓観光
・台湾等のインバウンド客にニーズがある写真被写体となる事
・そして被写体となる事でSNS等での情報発信の題材となる事
 との事でした。

ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル

・みなとみらい線は回遊性に貢献しているのか?
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写真:元町近くの洋館と横浜中心市街地循環バス赤い靴号

駅名乗降人員横浜駅のシェア
横浜駅185,465 
新高島駅4,889 
みなとみらい駅80,044 
馬車道駅35,231 
日本大通り駅23,254 
元町・中華街駅59,148 
横浜駅以外202,56691.6%
合計388,03147.8%
表:みなとみらい線の乗降客数(2014年度公式HPQ&Aより)

 感想ですが、個人的にはこの辺は感じていたので非常に腑に落ちたのですが、ただ問い合わせの少ない地域として港が見える丘が入っていたのが興味深かったです。この地域に関しては元町中華街からも徒歩圏で横浜市の観光循環バス赤い靴号も走る地域であり思った以上に外からの観光客にとって臨海部中心思考は高いのだと感じました。
 補完と言うわけではないですがこの地域の最有力な交通機関であるみなとみらい線に関して少し考察を上の表はみなとみらい線の運営企業横浜高速鉄道のHPからとってきたものです。乗降客ベースでの利用者数は39万人、横浜駅以外の乗降客数20万人に対して横浜駅は18.5万人と直通を行っている東急線をはじめとする横浜駅から伸びている各線からのこの地域に1日18.5万人ものお客さんを運んでくるのは見事ですがこの地域内の移動客は2万人以下となっています。言うなればみなとみらい線とは1日20万人近いお客さんを横浜駅以遠から運んでくる路線で来たお客さんの回遊性と言う意味ではあまり役立つ路線ではないのです。
良く考えてみれば歩いてちょっとの移動のために地下奥深くまで移動するでしょうか?
 
横浜高速鉄道

4、報告3:「あるくまち・京都」の推進及び四条通歩道拡幅事業について  京都市都市計画局歩くまち京都推進室担当部長 山口雅直氏
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写真:「あるくまち・京都」の推進及び四条通歩道拡幅事業について  京都市都市計画局歩くまち京都推進室担当部長 山口雅直氏

  続いては京都市の山口担当部長による「あるくまち・京都」の推進と四条通歩道拡幅事業についての報告です。
 まず京都市の現況として
・14か所の世界遺産を抱え年間5000万人(2014年度5526万人)の観光客が訪れる観光都市
伝統・文化と市民が密接にかかわる都市である(まつりのお囃子など)
 とする一方
・車社会化で比較的広範囲にばらけている世界遺産を中心とした観光地を巡るのに車が増え環境が悪化した面がある
 としていてそれに対してスタートしたのが「歩くまち・京都」であり2001年の京都市基本計画に掲げて以来2010年に行動規範である憲章が制定されその実現のため総合交通戦略も策定されています。総合交通戦略の概要は
・理念としては脱車・歩く事を中心としたまちに転換することでまちのにぎわいを生み出す都市であり続けることを目指す
・目標としては自動車分担率を28%→20%にすることを目指す
・取り組みとしては以下の3つを柱とする
→既存公共交通:公共交通を再編強化して使いやすさを世界トップレベルに
→ライフスタイル:歩いて楽しい暮らしを大切にするライフスタイルに転換
→まちづくり:歩く魅力を最大限味わえるよう歩行者優先のまちづくり
 との事です。そしてこの「歩くまち・京都」の主な取り組みとして紹介されたのが四条通歩道拡幅事業です。内容としては
・まず幅7mの歩道に7000人/時、15mの車道に2200人/時と言うアンバランスぶりに着目して多く通る歩道側にスペースを再配分
・その際に通りそのものをバスターミナルとするべくバスターミナル、タクシー乗り場を整備
・その他の車の駐停車や荷捌きは沿道アクセススペースに集約化
 することで歩行者の快適性と公共交通の利便性を高め、都心の商業施設に行きやすくし、まちのにぎわいを創出する
 との事でした。またほかの施策としては
・「歩いて楽しいまちなかゾーン」の整備では1つの通りだけでなく面的に歩行をしやすい環境を整備
「パークアンドライドの推進」では休日に観光客が多いので休日遊休化しやすい企業の駐車場を巻き込み
・「モビリティマネジメント」では単に啓発するのではなくバス路線の新設や増発をきっかけに大学(→学生)、商業施設(→買い物客)と連携して実施することで1日当たりの市バス利用者数を2013年326千人→2014年341千人と消費税増税の逆風の中で5%近く増加させた

 さて感想ですが、四条通の歩道拡幅に関しては一般的に車道を減らすというのは様々な抵抗がありますが歩行者数から再配分への理解を求めるというのはものすごい工夫で、単に車を追い出すと言うのでなくアクセススペースと言うフォローを考えるのは強かな感じがしました。
 また他の施策を含めた施策全体に関してはやはり時にはバスの増発等や歩道拡幅等思い切った施策も時には行い、また企業の駐車場をに着目したりアクセススペースなど強かな工夫も行って負担を抑えると言った施策は1つには長い時間をかけ理念を浸透させ、伝統・文化に近い市民性を利用して単に仕事の時間だけでない人間関係を築き上げた事がものを言っているのではと感じました。

「歩くまち・京都」公共交通センター@京都市
四条通歩道拡幅事業に係るお知らせ@京都市

5、宇都宮市におけるLRT導入計画 宇都宮市副市長 荒川辰雄氏
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写真:宇都宮市におけるLRT導入計画 宇都宮市副市長 荒川辰雄氏

 さて長いフォーラムも最後のゲストです。ある意味今回のフォーラムの真打とも言えるLRT導入に向けて着々と前進する宇都宮市の荒川副市長です。

 まず宇都宮市のLRT計画に関して
・郊外の工業団地である宇都宮工業団地へのアクセスとして20年近く前から計画があった
・現状に関しては昨年運営企業である宇都宮ライトレールを設立、今年は運営に必要な特許の取得や都市計画の申請を行う
・反対派、懐疑派の主張としては
→人が乗るのか(需要)
→渋滞がひどくならないのか(輸送)
 との事でした。そしてLRTの走る宇都宮市に関しては
・宇都宮市のある栃木県は自動車保有率全国2位の自動車県である
・一方で宇都宮市の人口は2017年にピークを迎え本格的な人口減少・超高齢化社会となる
 との事でその為に各拠点をコンパクトシティ化し、それを交通機関で結ぶネットワーク型コンパクトシティを目指すとの事です。ネットワーク型コンパクトシティの考え方の背景としては
・都市に必要な機能として「住まう」、「憩う」、「学ぶ・働く」がありこの3つがバラバラだとそれを結ぶ交通は不可欠となる
・宇都宮市は合併によって成長した都市であり、もとの町や村の中心部の存在を考えるのが不可欠である
 といった事があるそうです。またLRTの目的地である清原工業団地を中心とした地域に関しては
・清原工業団地とお隣芳賀工業団地はキヤノンやHONDAが立地する2つ合わせて3.3万人が就業する北関東最大の工業団地でありテクノポリスである
・就業者の7割が宇都宮市内から車通勤する
・また朝の宇都宮駅東口では企業の通勤バスでごった返す
 との事でその為優先整備区間として工場従業員の通勤をメインの需要として宇都宮駅~工業団地と言うルートが計画されているそうです。そしてその需要がどれくらいあるかを調べるために
・第1段階として沿線企業の担当部局に対し従業員数や企業バス利用者数沿線居住者数など徹底したヒアリングを行い企業バスからや車からの転換などで最低限の需要を予測→車からの転換が3.6%で9000人強の利用が見込め富山ライトレールのように上下分離すればペイする見込みを立てる
・その上で快速運転などダイヤの設定等詳細な設定も踏まえて大規模な従業員向けアンケートを行い従業員だけかつ快速運転無で1日12000人は最低利用するだろうと言う予測を出す
・最終的に県央広域都市圏行動実態調査を行い最終的に快速あり従業員減少と言う最も悪い条件で1日15200人利用するという需要予測を完成させた
 そうです。こんなに利用が移るかと思われるかもしれませんが、実際この地区の工場は従業員が多いので工場と別の敷地に大きな駐車場がある事が多く、駐車場から工場まで10分歩くという事も珍しくないとの事で、実際私の同僚でこの地域に勤務していた人からも聞いたことがあります。
 また需要はともかく道路占有により車線が減る影響はどうかと言う点に関しては
・朝のラッシュ時に現状、車線を減らしてLRTを導入、道路拡幅で車線を減らすことなくLRT導入と言う3パターンで予測
・車線を減らしてLRTを導入でも輸送能力は1780人/時→2700人~3700人/時となった
 との事でこの手の議論で起こりがちな渋滞がひどくなるならないの論争に対してきちんと裏付けのある数字を出したそうです。またよく言われる財源に問題に関しては
・まず建設費400億円、国からの補助200億円、一般財源20億円で地方債は180億円(→20年償還)
・それに対し法人市民税・固定資産税等工業団地の企業が支払う地方税は年間宇都宮市70億円、芳賀町32億円、栃木県116億円
・それをベースに工業団地の従業者が1000人増えその7割が宇都宮市内に居住すると仮定した際の税収増は年間4.5億円+α、20年間で90億円+α、→これだったら芳賀町、栃木県と分担して十分地方債を償還できる
 と一つ一つきちんと数字を出して予測し十分負担できるという結論を導き出したそうです。そして今後のスケジュールとしては2016年に工事施行認可取得し2019年開業するそうです。
 また全国の中核市(人口30万人以上で認められた市)からの質問に対しては
・BRTに関しては混雑率200%と言う状態での運行が不可能で輸送力に限界有
・地下鉄はkmあたり159億円(仙台東西線)、AGT129億円(日暮里舎人ライナー)は高すぎるのでkm30億円で建設できるLRTは中核市向きと答えている
 とのことでした。

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写真:宇都宮市中心市街地のオリオン通り

 さて感想ですがやはり市民から突き付けられる一つ一つの疑問に対してきちんと生の数字を調べ極力正攻法で計算しきちんと根拠ある答えを掲示しろ、と言うのが荒川副市長の一番大きなメッセージなのではと感じます。また打ち上げの時に言われた話ですが需要予測の従業者アンケートは色んな人から「大丈夫か」と心配されたそうですが逆にそれまできちんとヒアリングで状況を把握していたから実施できたとの事でした。もう1つのポイントは生の声をきちんと聴き状況を把握する事でこの段階が必要だからこそ3段階と言う言葉を出していたのだと思います。あと車社会宇都宮でも東京から転勤する人たちは最近車を持ってこずまた新入社員で免許を持たない人も増えていると言った話も聞いたのは打ち上げだったのですが個人的には面白かったです。
 LRT等の交通施策を推進したい人にとって厳しいですが有用なアドバイスになったのではと感じます。

新交通システム(LRT)@宇都宮市
雷都レールとちぎ
109から宮コンへ~宇都宮に見るまちづくりのマーケティング~@私的まちづくり論その4

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写真:横浜にLRTを走らせる会栗原理事長による閉会のあいさつ

 さて最後に共催の横浜にLRTを走らせる会栗原理事長の閉会のあいさつで終了と相成りました。
 個人的には、宇都宮教授の博識さ、横浜の経済人たちによるこれまで活況を呈してように見えて狭い地域の限られたに限定された観光によって人はいても儲からず、宿泊などビジネスとしての観光の肝である部分を他に奪われているのを回遊性を高めて何とかしたいという思い、あるくまち・京都の強かなモビリティマネジメント運営、荒川副市長の政策に必要な血の通った正攻法の裏付けとしての数字への思いなど今後横浜の交通施策が必要な知見が盛りだくさんで勉強になったというのが陳腐に思えるほどでした。

 さて皆さんはいかがだったでしょうか?



 

 


 

イベント見聞録2016/1/9前橋初市まつり2016

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写真:初市の主役(?)

 新年早々ある意味で連発で行って参りました。今回は前回高崎市のお隣前橋市の初市まつりです。

前橋初市まつり@前橋商工会議所より
前橋の年の初めを飾る1月9日の「初市まつり」、だるまや縁起物など多くの露店が並び、例年夜遅くまで多くの人で賑わいます。初市まつりは、六斎市として毎月4と9の日に開かれた日用雑貨や生糸の市が起源といわれています。厩橋(現在の前橋)城主、酒井重忠候の時代(1600年代初め)から続く伝統ある行事で、別名だるま市とも呼ばれます。まつりは本町の八幡宮境内で午前10時からの神事と市民の皆さんから持ち込まれた古いだるまを燃やす「お焚き上げ」で幕を上げます。10時半ころ八幡宮から「市神様」の渡御行列が出発、木遣りや神輿、天狗や大獅子などの行列が中心商店街を練り歩き、東和銀行本店前(憩いの広場)の仮宮まで行進します。国道50号の本町通りは完全交通規制され、中心商店街全体に市が広がり、だるまや招き猫、さまざまな縁起物、また植木などの露店6百店あまりが出て、縁起物を買い求める人達でごった返します。買い手の値切る声と露天商との威勢のいいやりとりが深夜まで絶えません。

前橋初市まつり @永井雄一郎公式blog
1月9日(金) 前橋初市まつり@弁天通青年会長しゅんこうの日記
前橋初市まつり2015グッドぐんま 2

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 写真:懐かしの国鉄115系

 さてまずは会場の前橋に向かいます。前橋に行くには高崎駅から両毛線に乗るのですが、ここで見たのは懐かしの所謂国鉄系電車115系、昭和の時代からこの地域で生き抜いてきた電車です。この地域では冬場列車停車中に外からの寒風を防ぐのに半自動ドアと言う形式(到着後乗客が何らかの操作をしてドアを開ける)をとっているのですが現代風のボタン式でなく昔ながらの引き戸式なのが懐かしさを引き立てます。

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写真:正月9日前橋初市まつりの看板が誇らしげに

 そして懐かしさに浸りながら前橋駅に到着します。前橋駅では誇らしげに初市まつりの看板が掲げられています。初市まつり、7月の七夕まつり、10月の前橋まつりとともに前橋3大祭りと呼ばれるほどのイベントでJRも力を入れているのかもしれません。

前橋3大祭り@前橋商工会議所

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写真:昨年の大河ドラマ「花燃ゆ」の関連して県庁に設けられた大河ドラマ館と街なか回遊バス

 さて駅で目立ったのは上の写真にあるように県庁に設けられた昨年の大河ドラマ「花燃ゆ」を記念して設けられた大河ドラマ館の広告とまちなか回遊バス、群馬県にとっては過去5年で「八重の桜(主人公の夫が群馬出身)」、昨年の「花燃ゆ(後半戦の舞台)」、今年の「真田丸(沼田が主人公の兄信之の領土だったり、他勢力との争いで重要な存在になる)」と3回メインとは言えませんが主要な舞台になっているのですが、この「花燃ゆ」は初代県令(今の県知事)が準主役になるという事(ただし街なか回遊バスは前橋市の運行)で気合が入ったようです。
 どちらも今月31日までとの事で興味あるかたは急いでどうぞ。尚大河ドラマ館の入場料は当日500円、街なか回遊バスは1乗車150円で前橋駅~県庁の前橋中心部を巡れます。

「初代県令・素彦と文 ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」@群馬県庁
街なか回遊バス@前橋まるごとガイド
ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館が1/10オープンしました@前橋日記
花燃ゆ大河ドラマ館レポぐんまの片隅で大河を応援するブログ

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写真:アクセスに利用したマイバス南循環と損保JAPAN前橋ビル前臨時バス停の様子、お祭り無料バス

 さて駅前でもたもたしているのも何ですからお祭りの会場に向かいましょう。利用するのは前橋市のコミュニティバスマイバスの南循環、前橋駅や市の南側にあるSCケヤキウォーク、市民文化会館等と中心市街地・市役所・県庁などを結ぶ循環線です。うれしいのは1乗車100円、1日乗車券310円と言う安さと日中20分毎と言う本数の多さです。
 このマイバス本来は前橋の街なかをトランジットモールで走るのですが、この日をはじめとする大イベントの際は前橋市内で大規模な交通規制に巻き込まれ右の写真の損保JAPAN前橋ビル前バス停に迂回しますので注意が必要です。
 またグリーンドーム前橋駐車場からお祭り会場を結ぶ無料バスも出ているので車で来られる方はグリーンドーム前橋の駐車場を使うのが便利と言えます。

マイバス(北・南・西・東循環)のご案内@前橋市
前橋初市まつり交通規制のお知らせ@前橋まるごとガイド


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写真:お焚き上げの会場前橋八幡宮

 さて街なかについたのでこの初市まつりのメインイベントの一つお焚き上げの会場である前橋八幡宮に移動します。この前橋八幡宮、戦国時代武田信玄と激闘を繰り広げた上州長野氏によって平安時代に建てられたものだそうです。

前橋八幡宮@玄松子の記録

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写真:天狗と御神輿

 さてお多義上げに向かおうとすると天狗と御神輿が迎えます。槍を持った天狗はなんだかんだでインパクト満点です。そしてこの八幡宮のルーツは戦国時代剣聖と言われた上泉伊勢守を従え武田信玄と激闘を広げた上州長野氏でありそう考えると何とも強そうな感じがします。

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写真:お焚き上げの様子

 そしてお焚き上げに向かいます。決して広くはない八幡宮の広場に積み上げられたダルマたちに火がかけられます。願い事をかなえ両目を開いた状態で燃やされるのは達磨の本懐を果たしたという事でその煙にはご利益があるので、その煙を浴びるべく多くの人が構えているのが印象的でした。
 私も煙を浴びたので良い事があると信じて頑張っていきましょう。

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写真:市神様の御渡行列

 続いて市神様の御渡行列と言うパレードが街中を練り歩きます。このパレードはダルマの供養と言う大仕事を終えた八幡宮の神様が街なかの仮宮へ移動する行列です。先導は消防音楽隊のブラスバンドと消防団と思しき若い衆です。

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写真:市神様の御渡行列2

 続いて天狗様に引き連れられ神官たちが笙などを吹きつつ、そしてその後ろには山本前橋市長をはじめとした前橋のお偉いさんが続きます。

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写真:市神様の御渡行列3

 最後に御神輿やちんどん屋さんなどにぎやかな一行が続きます。獅子舞まであるのはなかなか愛嬌を感じます。個人的には獅子舞に頭でもかじってもらいたいところですが自重します。

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写真:屋台街

 さて続いて屋台を通りつつ仮宮に向かいます。前橋の3大祭りではアクセスのバスが迂回している事からも分かるようにメインストリートから車を排除して大規模な屋台街が出現し、普段は人通りの少ない街なかも大賑わいとなります。
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写真:名物達磨販売の屋台

 高崎市民にとって少林山が多分そうであるようにこの初市まつりは前橋市民がだるまを買う場と言え、多くの屋台が軒を連ね多くの市民が行きかいます・・・。と言うよりも今年に関しては間違いなくこちらの方が少林山より大規模でかつ業者は同じ高崎の業者と考えると達磨屋さんにもう少し地元で頑張ってくださいと思わざるを得ません。

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写真:東和銀行本店前に設けられた仮宮

 そうこうしているうちに仮宮に到着しました。こちらも達磨と人でごった返しています。

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写真:ご神体となっている御神輿と獅子頭

 仮宮を参拝していきます。ご神体は御神輿と獅子頭、インパクト満点ですがこんな彼らもきちんと手続きを得て街なかに出てきた八幡様の代理という事で前橋の人達は礼儀正しく参拝し、商人たちはお酒などの供物を奉納し、運営側は奉納された供物をきちんと見えるように配置していくのでした。
 また奉納されたお酒は無料でふるまわれていました。

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写真:子供にも大人気の天狗様と巨大だるま

 そしてご神体ではないですが傍には天狗様がきちんと槍を持って守護されていました。また隣にはご神体にこそなっていませんが巨大な福だるまが陳列されまわりでは老若男女問わず撮影にいそしんでいました。


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写真:賑わう屋台街と元気プラザ21

 参拝も終わったので初市でにぎわう街なかを歩きます。そして見えてきたのは元気プラザ21、元は西武百貨店で撤退後複合施設になったとの事です。

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写真:新春うまいもの市とTONTON汁

 そしてその元気プラザでは「新春 うまいもの市」なるイベントが前橋市のコミュニティFM M-WAVEのスタジオをバックに行われていました。中華料理屋の李玖が提供しているTONTON汁を頂きました。
 この日は比較的暖かったとは言え寒い中歩き回った後の熱い豚汁はとてもおいしかったです。

新春うまいもの市@前橋商工会議所
前橋プラザ元気21施設案内@前橋市
前橋CITY FM M-WAVE
中華料理 李玖@ぐるなび
まえばしTONTON汁@TONTONのまち前橋

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写真:芸術系複合施設のアーツ前橋と刃物の屋台

 さて進んでいきます。すると美術館(?)らしきものと刃物の屋台が見えてきました。
 美術館らしきものはアーツ前橋と言う施設で、この日は展覧会をやっていたそうです。そして刃物の屋台はやはり初市=初売り的なニュアンスもあるのかなとふと思いました。

アーツ前橋

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写真:パーラーモモヤとモモヤのお宝

 さて本格的にお昼ご飯を食べようと思い、街なかを歩きます。目的地はパーラーモモヤ、前橋の街なかでも個人的におすすめのお店の一つです。到着するとやはりこの賑わいの中行列ができていました。
 行列のリストに名前を記入すると前橋まちなか博物館なる看板と御釜が見えてきました。どうやら街なか博物館と言う企画を行っていてパーラーモモヤとしては創業当初使っていたお釜を出したそうです。

パーラー・レストラン モモヤ
前橋まちなか博物館

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写真:前橋名物トンカツうどん

 さて1時間近く待ってやっと入って頼んだのはトンカツうどん、個人的には前橋に住んでいたころよく食べていたメニューです。メンが手打ち風でおいしくカツもめんつゆとよくマッチし中々の美味でした。前橋にお越しの際はぜひどうぞ!!
 さて何故こんなメニューが前橋にあるかと言うと前橋市は合併に合併を重ね赤城山周辺の町村まで合併した結果、日本でも上位20くらいに入る農業生産高の高い、特に豚関係ではトップ10に連ねる都市になってしまった結果豚肉料理でまちおこしをしようと努力を始めたのですがその初期にこのメニューが出てきたようです。
 と書くととんでも名物メニューのようですが10年以上たって定番メニュー化したようです。
 ちなみに今前橋では豚肉メニューNo.1を決めるべくT-1グランプリなるものを行っているので興味のある方はそちらもどうぞ

T-1グランプリ

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写真:年数回とは言えものすごい人の流れ

 さて腹も朽ちたので再び初市まつりを巡ります。しかしものすごい人出です。

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写真:ずわい天を食す

 そして屋台でずわい天成るものが売られていたのが気になったので購入、傍の広場でたべようとすると・・・


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写真:田楽座

 田楽座なる看板を持った獅子舞の被り物をした若者が闊歩しいなせな法被を着たおねぇさんが笛を吹き始めました。田楽座は長野県伊那市に本拠を持つ歌舞劇団で今度前橋で講演することになったそうなのでPRに来たそうです。

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写真:獅子舞と南京玉簾

 演目は正月らしく獅子舞と南京玉簾、獅子舞では頭を差し出す人が多く同じことを考えている人が多いなと妙な関心をしてしまい、南京玉簾は本格的(?)なのは初めてなので器用な芸に感心することしきりでした。

 ちなみにずわい天はほぐしたズワイガニの身を串に巻いて挙げたもので天つゆをかけて食べたのですがおいしかったです。

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写真:田楽座の公演が行われたtokku広場

 さて今回の初市まつりいかがだったでしょうか?個人的にはもう少し前橋の街の魅力を紹介できればと思ったのですがなかなかままならなかったのが残念です。
 とは言え久々の前橋まつりの賑わいは中々なものでした。これで前橋の街や初市などのお祭りに興味をもたれたらぜひ訪れてみてください。


イベント見聞録2016/1/7少林山七草大祭だるま市


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写真:達磨のお寺のお祭り

 新年一発目のイベント見聞録、今回は達磨で有名な高崎市の達磨のお祭り少林山七草大祭だるま市に行って参りました。ちなみにこの祭りの由来は以下の通りです。だるまさんのモデルとなった達磨大師は禅宗の開祖という事で日々座禅を組んでいたというのはイメージを裏切っていないような気がします。

七草大祭だるま市@少林寺より

1月7日は霊符尊れいふそん光臨こうりんの吉日であり、前夜祭から縁日として数十万人の参詣者で賑わいます。なお、7日には世界平和を祈願する大般若経だいはんにきょう六百巻の転読てんどく法要が厳修されます。

だれにでも親しまれている“だるまさん”は菩提達磨ぼだいだるまといい、今から千五百年ほど前に、インドの香至国の第三王子として生まれた実在のお方です。出家してお釈迦さまの教えを広めるため中国に渡り、嵩山すうざん少林寺で面壁九年の修行され、現在の世界的“禅”の興隆の基礎を築かれ、禅宗の初祖達磨大師と仰がれています。
どんなに困難に遭っても、七転び八起きの精神で克服できるように願をかけてお祀りする、開運吉祥きちじょうの福の神として、達磨大師は沢山の人々から信仰されています。
少林山

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写真:アクセスは群馬バスの臨時バス

 さてまずは会場(?)である少林山に向かいます。高崎駅から少林山へ向かうは次の3つ
1、信越本線群馬八幡駅より徒歩
2、高崎市のコミュニティバスぐるりん少林山線少林山入口バス停で下車(時刻表
3、群馬バス安中市役所あるいはこの日のみ出ている少林山行きバスで八幡大門バス停下車 (安中市役所行き、 臨時バス

 さて今回は3の群馬バスの臨時バスを利用しました。と言うのは1の信越本線は時間が合わず、2のぐるりんはこの日はルートが変更されてしまうため結果的に臨時バスと相成ったわけでした。
 しかしこの臨時バスさすがに大きな祭りの日だけあってそこそこ利用者がいたのですが、往復利用して途中からの利用者が殆どいない状況に車社会群馬を感じたというか、比較的人口も多い場所を通るのに3往復では仕方ないというか、もう少し群馬バスさんに頑張ってほしいと感じました。

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写真:バス停から少林山に向かう橋に誇らしげに飾られているダルマと碓井川の光景

 さてバス停を降りて少林山に向かいます。途中には碓井川が流れているので橋を渡っていくのですがこの橋にはプロローグかの様にだるまさんが鎮座していて少しお得な気分になりました。ちなみに親子連れで来た母親が一生懸命このダルマの写真を撮っていたのが印象的でした。
 ちなみに群馬八幡駅からでもここを通りますので楽しみにしていてください。

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写真:沿道でのだるま市

 さて少林山に向かいます。沿道では少し気が早い感じがするもののだるま市が行われていました。今年は諸事情があったのか人でも祭りの規模も少し小規模だったのですが平日とは言え賑わいはあります。


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写真:カラフルな小だるま

 さすがに高崎は福だるまの本場だけにこんなだるまもありました。左は青とピンクの、右はサルをイメージしたアニメ風の小ダルマです。高崎の福だるまは江戸時代の天明の飢饉の際に少林山のお坊さんが地域のお百姓さんたちに作り方を伝授し、またこの七草市で販売していった事でお百姓さんの副業として広まっていった歴史があります。今風に言えばアニメのフィギュア造りをアニメオタクなお坊さんが広めて言っていく感じでしょうか?もしかしたら今のゆるきゃらや萌えキャラによる街づくりにも通じるものを感じるのは私だけでしょうか?
福だるまの由来@少林寺より

上毛かるたに“縁起だるまの少林山”とあるように当山が福ダルマ発祥の寺です。

古来、開山心越禅師の画かれた一筆達磨像を、一年の禍いを除くお札として正月に近在の家々に配っていました。

天明てんめい飢饉ききんのあと、九代の東嶽とうがく和尚は苦しい農民たちの副業になるようにと、この像をもとに木型を彫り、作り方を伝授し、七草大祭に売り出されたのが始まりとされています。

現在、約50軒以上の農家で製造され、少林山のだるま市を皮切りに、開運の神として年間120万個も出荷されているこの福だるまは、全国の縁起物のトップといわれています。

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写真:立派な門とそれに続く急な階段

 さて門をくぐって本殿に向かいます。わざわざ少林山と山がついているだけに階段が急で運動不足な身としてはつらい所です。

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写真:立派な庭とさらに上へ

 途中で事務所などや手洗い場所等がある段では立派な庭がありました。平地の寺社ではこう言ったお庭は珍しくないですが山の中腹(?)では少し珍しいような気がしたので思わずぱしゃりとしてしまいました。
 階段の終わりにある櫓と言い中世の山城の様な趣ですがお寺の歴史を見ると江戸時代の前橋藩主酒井雅楽頭忠拳がたてたお寺のようです。
少林山の歴史@少林山より
さて、当時前橋藩の第五代藩主で名君として誉れ高い、酒井雅楽頭忠拳さかいうたのかみただたか公は、たまたま領地巡見の際にこの霊勝を知り、少林山の達磨像に参拝し、ついにここに寺を建てることを発願しました。 それには訳があるのです。 この周辺の領地は厩橋うまやばし城(前橋城)から見ると、ちょうど裏鬼門の方位に位置し、つねづね何か悪いことがあると困るなと心配していたのです。 それでここに方位・方角の災いを除ける為のお寺を建てて、領地の安全を計ろうと思い立ったのでした。
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写真:勤めを終え供養を待つだるまたち

 さて長い階段も終わり、参拝でもしようかと洒落込もうとすると役目を終え供養を待つだるまたちが集合していました。これから燃やされると思うと可哀そうですが、この数かなった願い事があると考えると取敢えずご苦労様でしたと言いたくなります。ちなみに供養は15日だそうです。

年間行事@少林山

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写真:本堂に参拝

 という事で長い階段にもめげず到着したので参拝していきます。神社であれば2拝2拍手1拝となるでしょうがここはお寺なので静かに手を合わせ今年の仕事が上手くいきますようにと殊勝なお願いをしていきます。

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写真:達磨堂への案内のだるまとだるま型の絵馬(?)

 さて参拝も終わったので本堂の周りをぐるっとまわってみます。すると達磨堂なるものへの案内と絵馬(?)が早速目に入りました。この絵馬(?)ですが、お寺なので絵馬と言うのかどうかわからないですが何しろ形がだるま型と言うのがらしいです。達磨堂は残念ながら写真撮影が禁止されていたのですが、この福だるまのモデルとなった達磨大師の立派な像があってみたり、日本全国のだるまのコレクションが有ったりとなかなか面白い場所でした。ちなみにお約束の様に女性型のだるまがあったのには思わず笑ってしまったのは言うまでもありません。

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写真:各地のB級グルメが集まった屋台街

 さて続いてお寺の裏側に向かうと各地のおいしいものが集まった屋台街に出ました。今年はなぜかから揚げが流行っているらしく本場中津の空揚げがあってみたり群馬県は豚肉グルメを押しているらしく豚肉の空揚げがあってみたりと中々興味深いものがありました。
 そんな中でおもわず買ったのは写真にある桐生焼きそばと群馬のソウルフード焼きまんじゅう、どちらもなかなかの美味だったのですが、太田に続き桐生や前橋まで焼きそばと言ってしまうのはどうだかなぁとも感じました。

イベント見聞録:2008/3/16ヤキソバマン共同記者会見

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写真:観光地のお約束in少林山&今回の戦利品

 さて「”え”んぎだるまの少林山」と上毛かるたになぞらえた顔出しパネルを横目に見つつ最後にだるまを買って帰ります。今回はやや奮発して千円の1.5号のものを買っていきました。彼は今私の部屋に飾って片目だけ見開いています。

 さて今回のイベント見聞録いかがだったでしょうか?このだるま市のメインはどちらかと言えば6日で、かつ今年は諸事情で少し規模を縮小していたため普段の賑わいはたぶんこんなものではないと思いますが、これを機に高崎のだるまや少林山に興味を持っていただけたら幸いです。

イベント見聞録2015/4/26ほくそうはるまつり2015

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写真:ほくそう春まつり名物のヘッドマーク

 さてもう6月なのに相変わらずのG.Wイベントですが気にせずに行きます。こちらも5年ぶりですが北総鉄道の春のイベントほくそう春祭りに行ってまいりました。

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写真:横須賀から千葉ニュータウンまで2時間弱・・・速くなったものです。

 さて横須賀の地元からのアクセスは上の京急線三崎口から成田空港まで直通するアクセス特急を利用しました。成田空港アクセス鉄道開通後横浜・横須賀方面からは本数は多くないですが千葉ニュータウン経由での成田空港直通列車が走っています。上の列車は休日のみの運転ですが場合千葉ニュータウン着が9:36で京急久里浜7:38、横須賀中央7:47、横浜8:19発と横須賀中央からだと1時間50分、横浜からだと1時間20分とこれまでより30分近くいけるのが魅力です。ちなみに成田空港着が9:58で横浜駅から直通する成田エクスプレス13号と同時着なのですがこちらは8:26分発なのでわずか7分差と有料特急と料金不要列車とは思えない時間差となっています。

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写真:多くの人たちが集まるステージ

 さてまつりに出かけましょう。まず目についたのは前に来た時から大きく変わったステージ、ほくそう春まつりは震災のあった2011年に一度中止になったのですが2012年に復活した際にこれまでの演歌などのステージイベントからアイドルコンサートを中心としたステージに変更になったそうです。今年はハコイリ♡ムスメ ,lyrical school(リリカルスクール) ,LinQ 等のアイドルが集まったせいか多くのファンが詰めかけました。ちなみにスタッフに聞いたところやはりかつてに比べて若いファンの来場が増えたそうです。

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写真:近くのイオンに出店しているHMVによるCD即売会

 さてステージの横ではそんなアイドルたちのCDの即売会を地元のレコード屋が行っていました。AKBに代表されるアイドルブームですが、ファンたちの旺盛なエネルギーを見るとやはりすごいものだなと感じます。
 ちなみにステージイベントは写真撮影禁止だったためにここでステージから少し離れます。

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写真:鉄道会社のブース左上からはとバス山万秩父鉄道わたらせ渓谷鉄道富士急行京王電鉄京急東武

 さてステージを後に向かったのは鉄道会社のブース、この手のイベントではお約束ともいえますが北総鉄道では地元千葉を中心に関東のローカル鉄道が多いイメージがあります。

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写真:戦利品

 さてと言うわけで色々買ってみました。わたらせ渓谷鉄道の滑り止めの砂入りのお守りといすみ鉄道のマウスパットです。写真には残してないですが銚子電鉄のぬれせんべいや、主催者である北総鉄道、同じく経営赤字で苦しむ東葉高速鉄道のクリアファイルなどを買いました。何となくこのblogで取り上げたものの最近ご無沙汰な路線ばかりで申し訳ない気持ちでいっぱいですが、少しでも役立ててくれれば幸いかなと思います。とは言え一番良いのは乗りに行くことなのですが…。

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写真:都立城東職業能力開発センターによるスカイライナー1/2カットモデル

 さて進んでいきましょう。すると見えてくるのは都立城東職業能力開発センターによるスカイライナー1/2カットモデルです。鉄道系のイベントでこういった列車の模型はつきものですが、やはり今の北総線にとってのスターは160km/h運転可能なスカイライナーなのでしょう。とは言えアルミニウム合金でここまで精巧な模型を作った都立城東職業能力開発センターの技術力も侮れません。この日も多くの子供たちがこのスカイライナーで夢膨らませていたことでしょう。

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写真:ミニ電車のコーナー

 そして進むとミニ電車のコーナー、こちらは庶民的と言うか北総鉄道の意地と言うか自社車両の一般電車、子供たちが保護者に見守られぐるぐる回っている様はほのぼのとします。とは言えリアルな電車の運賃はほのぼのできるとは言い切れないものではありますが…。

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写真:バスターミナルでの乗り物展示

 さてもう少し進むとバスターミナルに出ます。こちらでは印西警察署の移動交番やバス、救急車、消防車などの展示が行われていました。人口増加中のNTだけに各車両子供連れを中心に活況を呈していました。

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写真:千葉ニュータウンを走るバスの新顔

 さてバスターミナルを巡ると新顔のバス路線が見えてきます。平和交通の深夜急行バスと生活バスちばにうです。前者は東京駅・銀座などから終電後の帰宅バスで千葉ニュータウン中央駅まで2800円とお高めですが、終電後タクシーで1万円かけて帰った経験がアルミからするとうらやましい限りです。後者は高い北総線の運賃に対して住民が負担しやすい運賃で移動するために住民有志や九州や神奈川から駆け付けた志ある外部の研究者やバス愛好家達が力を合わせて昨年走らせ始めた新鎌ヶ谷までのバス路線です。ただ深夜急行バスは時間帯的に生活バスちばにうに関しては土・日は運行しないことからこの日はその雄姿を見ることができませんでした。

マイタウンライナー深夜急行バス千葉ニュータウン線@平和交通
生活バスちばにう@鎌ヶ谷観光バス
生活バスちばにう@月刊千葉NT
「生活バスちばにう」本日運行開始!「通勤ライナー」はなぜ乗客にも鉄道会社にも得なのか

「通勤ライナー」はなぜ乗客にも鉄道会社にも得なのか


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写真:20周年を迎えた駅前のショッピングスポットアルカサールとその記念キャンペーンブース

 さてバスターミナルからもう少し進むとショッピングスポットのアルカサールが見えてきます。昔卒論を作成していた際などに千葉ニュータウンに訪れた際はイオンもなく食事は大抵ここか駅前の王将だったのを思い出します。一時期少しさびれていたこともありましたが無事20周年を迎えたのは非常にうれしい所です。

アルカサール

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写真:沿線自治体関係のブース左上から成田・印西、船橋・市川、鎌ヶ谷、白井

 さて続いてブースを巡っていきます。成田市はゆめ牧場、印西市は地元の産品、船橋市はアンデルセン公園(最寄:小室駅)、市川市は動植物園(最寄:大町駅)鎌ヶ谷市は茂野製麺、白井市は文化センターのプラネタリウム(最寄:白井駅)と多士済々、まずは何故か毎回買ってしまう茂野製麺で乾麺を購入、今年は素麺とうどんとしました。

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写真:腹ペココーナー

 さてブースめぐりでおなかがすいたのでお昼とします。今年は何度か通っていたのに並んでいるせいで手の出なかったてんぷらうどんと印西市のいももち、ゆめ牧場の厚切りベーコンとソフトクリームと相成りました。どれもなかなか美味でした。

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写真:学生さんたちも活躍左から聖徳大学付属女子中高校(最寄:北国分or秋山駅)、松戸向陽高校(最寄:秋山駅)、東京電機大学(最寄:千葉ニュータウン中央駅)

 さて自治体の他に学生さんたちの活躍も目立ちました。屋外のブースでは聖徳大学付属の中高生や、松戸向陽高校の高校生たちが手作りのお菓子などを販売し、駅の構内では東京電機大学の学生さんたちが展示を行っていました。個人的には自分の学生時代にはこういったイベントに公的な立場で参加することはゼミ生の時に区の産業祭に参加した程度でほとんどなかったのでこういった体験をした彼女たちがどんな大人になるかは非常に楽しみです。

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写真:駅構内のコーナー

 さて駅構内に移ってみます。駅構内では親子連れ向けに駅長のコスプレコーナーとプラレールのコーナーがありました。ある意味千葉ニュータウンの鉄オタ界の将来を担う若者たちであり非常に頼もしい所です。

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写真:会場にいたゆるきゃらたち左上からなし坊(白井市)かまたん(鎌ヶ谷市)、京成パンダ(京成電鉄)、クウタン(成田空港)

 さていかがだったでしょう、最後に会場にいたほのぼのとできるゆるきゃらたちの画像で締めたいと思います・・・。さて勘の鋭い方はあの列車はどうしたのかと感じているかもしれませんがそれは余裕があれば別枠でやろうかと思います。それでは失礼します。

イベント見聞録 2015/4/25野毛大道芸

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写真:かわいらしいピエロが大歓迎

 さて遅れましたがG.W.のイベント見聞録こちらも久しぶりの野毛大道芸に行ってまいりました。日付を見て気づかれた方もいらっしゃるかと思いますがこの日は野毛山動物園のLRT・路面電車の写真展と連荘と相成りました・・・。と言うよりもきっと写真展の主催者側も狙っての事なのでしょう。

イベント見聞録 2015/4/25野毛山動物園LRT・路面電車の写真展

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写真:再開発ビルが建ち面目を一新した日ノ出町駅前

 さて野毛大道芸へのアクセスと言えば京急の日ノ出町駅、JRAの場外馬券場に代表される良く言えば下町情緒あふれる、悪く言えばガラが悪いと言う言葉が横浜で一番似合う街なのですがその駅前にでんと構えるは真新しい巨大なマンション、日ノ出町サクアスと言う再開発ビルだそうです。日々通勤電車の中うつらうつら眺めて来ただけに何だか妙な感慨にふけってしまいます。

日ノ出町サクアス完成で、横浜市としての再開発補助は一旦完了。近隣エリアと連携した環境浄化や大岡川の活用にも期待 @はまれぽ.com


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写真:清野美土 Blues Show

 まず向かったのは野毛山動物園方面の野毛坂会場、ここでは清野美土 Blues Showと言うブルーズのライブをやっていました。中心メンバーである清野美土氏はパリ在住のハモニカ奏者で普段はケルトブルースバンド「ハモニカクリームズ」と言うバンドで活躍しているそうです。

ケルトブルースバンド「ハモニカクリームズ」

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写真:小さな体に似合わず激しくソウルフルなパフォーマンスを繰り広げる

 さて演奏の方は小柄でおとなしそうな風貌に似合わずソウルフルに歌い上げる清野氏のハーモニカ及びボーカルが非常に見事でした。大道芸という事で音楽系の出し物と言うとちんどん屋さんみたいなのが多いイメージだったのですがこれは思った以上に意表を突かれました。


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写真:清野氏を支える職人たち左上から小安田憲司(Gt)、江口弘史(Ba)、高瀬順(Pf)、松本照夫(Dr)

 さてわきを固める職人たちも中々の各々のソロなど良い仕事を見せてくれました。個人的にはメインの清野氏が細身で小柄のせいか、ギターの小安田氏の小粋なギタープレイを見ると往年の角松敏生バンドの故浅野 祥之氏を思い出してしまいました。

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写真:アルカマラーニ ダンスオリエンタルカンパニーによるセクシーなベリーダンス

 渋いブルースに酔いしれた後はセクシーなベリーダンスと洒落込んでみました。きれいなお姉さんによるセクシーなダンスにはものすごい人だかりで撮影にひと苦労しました。とは言え、セクシーなだけでなくしっかりとした踊りには素直に拍手を送らせてもらいました。
 どぶ板バザールでもそうでしたが今年のG.W.イベントではベリーダンスに代表されるようなセクシーな踊りの出し物が多かったように感じます。逆に見かけなくなったのはよさこいソーランで、これも時の流れなのかもしれません。


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写真:雪竹太郎氏によるパントマイム人間美術館、何故か自販機の上でムンクの叫び

 続いて道路を渡って本通り会場に、こちらでは雪竹太郎氏による人間美術館なるパントマイムショーが行われていました。しかしのっけから自販機の上に乗っかるなどアクティブ、かつコミカルな展開が印象的でした。

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写真:客いじりは大道芸の華

 続いては横浜大道芸の名物と言っていい、観客に出てもらっての展開、いわゆる客いじりのっけから上半身裸と言う飛ばしっぷりで、最終的には5人くらいの観客の協力で作品が完成した際には多大なる拍手が巻き起こったのは言うまでもありません。

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写真:投げ銭をねだるのも大道芸の華

 そして芸の終了後に投げ銭をねだるのも大道芸の華です。ある意味ねだってる姿にも芸を感じるのが横浜の大道芸らしいのかもしれません。


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写真:裏通りにて左上からファンタジー☆フェイスアートしんこ細工あがりえ弘虫の人形劇、タカパーチの人間ジュークボックス

 引き続いて今度は少し裏通りに入っていきます。裏通りではフェイスアートにしんこ細工、人形劇に人間ジュークボックスと道路がやや狭いこともあり、少し縁日のような賑わいを見せます。表通りの大道芸が大人向けと言うか一般向けなのに対し、こちらは子供でも親しみやすい感じです。

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写真:大道芸名物・野毛の居酒屋の屋台街

 さて裏通りを進むと野毛野々宮さんによる屋台街が見えてきます。元々野毛は飲み屋さんの街、普通の居酒屋さんが焼き鳥やお酒の屋台を出していたり、イノシシの空揚げや熊肉のシチューなどが食べられるその名も珍獣屋の屋台があってみたりとらしい屋台が続いています。

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写真:焼き鳥と貝串を頂きます

 さてそんな中個人的には焼き鳥と貝串と稲荷寿司を頂きました。焼き鳥はさすがに米軍基地と違って本格的でビールが欲しくなったのは内緒の話です。

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写真:三雲いおりによるジャグリングショー

 続いて本通りに戻って大道芸を見て回ります。こちらは三雲いおりによるジャグリングショー、ジャグリングはいくつかあったのですがこちらはベテランらしく笑いを誘う話術が印象的でした。

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写真:サブリミットによるアクロバット芸

 続いてはサブリミットによるアクロバット芸衣装や小道具、そして何より後ろに控える中華料理店の看板から浮かんでくる言葉は中国雑技団ですがパンフを見るとサーカス出身の男性と体操選手出身の女性によるユニットだそうです。とは言えアクロバットな体術は実にお見事と言うほかありません。

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写真:東京うぐいす座のポールダンス

 続いては東京うぐいす座のポールダンス、ポールダンスと言うときれいなおねぇさんがセクシーな衣装でと言ったイメージですが、こちらは男女のペア、セクシーさに欠ける分、回る回る、アクロバットに立体的に見せてくれます。セクシーさに欠けると言いつつ花火おねぇさんの華やかさも魅せてくれました。

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写真:桔梗ブラザーズによるジャグリング

 続いてはイケメン兄弟桔梗ブラザーズによるジャグリング、三雲いおり氏に比べてこちらは本格派肩車で2階建てでやったかと思うと、次々に数を加えて乱舞するジャグリング棒に圧倒されました。個人的には数を増やしすぎて失敗しても何度もチャレンジしていった様には手に汗を握りました。


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写真:ケチャップリンたび彦によるパントマイム

 続いてケチャップリンたび彦氏によるパントマイム、チャップリンのイメージと言うのは何となくパントマイムの芸風にあっています。どこかしら間抜けなおっさんと言うのはなんだかんだで味があってよいものです。

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写真:うつしおみによるパフォーマンス

 最後にみたのはうつしおみによるパフォーマンス、ジャグリング&エアリアルと言う触れ込みなのですが空中ブランコと言うか空中新体操(?)の謎の空気感がなかなかの見ものでした。ブランコ風の輪閣下と戯れていると思ったら青い布と戯れて空中でパフォーマンスしている様に進化を感じました。

 さていかがだったでしょうか?個人的には後半やや天気が悪くなって雨が降る前に切り上げたのですが次の機会にはもっと晴れ渡った環境でみたいなと思いました。
 次の大道芸は秋に行われるはずなので今回見に行けなかった方も次の機会に訪れてみてはいかがでしょうか?

イベント見聞録 2015/5/3どぶ板バザール

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写真:相変わらずの人出

 さて皆様G.W.はいかが過ごされたでしょうか?私は2月に引き続きどぶ板バザールに行ってまいりました。
イベント見聞録~艦隊カレーとどぶ板バザール2015 どぶ板バザール編~

自衛隊好きに朗報!?、三笠通りの新スポットMILITARY SHOP YOKOSUKA 三笠本店
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写真:今年2月にオープンしたニュースポットMILITARY SHOP YOKOSUKA

 
さて横須賀中央駅からどぶ板通りに向かう道すがら三笠通りと言う商店街に上の様なお店が出来ていました。MILITARY SHOP YOKOSUKA と言うお店なのですが少し見ていきます。

MILITARY SHOP YOKOSUKA 三笠本店

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写真:1階の様子

 1階はおまんじゅうなどのお菓子も豊富でまだ普通のお土産屋さんの感があります。ちなみに自衛隊だけでなくアニメ「蒼き鋼のアルペジオ」とコラボしたグッズなども置いてあります・・・、が何故入浴剤なのかはよくわかりません。ちなみに私は海図のミニレターセットを何故か購入しました。

TVアニメ「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」公式HP
蒼き鋼のアルペジオ コミック 1-10巻セット (ヤングキングコミックス)

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写真:2階の様子

 2階はうって変わってマニア向けと言うのもなんですがミリタリーファッションとプラモデルのコーナー、世代的にプラモデル=ガンダムと言うイメージがあるだけになんだかこれだけガンダム色のないプラモデルコーナーと言うのも乙なものです。

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写真:3階の様子

 続いて3階こちらは展示スペース階段側には船長室を模したスペース、逆側ではこの日は戦艦と飛行機の模型の展示が行われていました。個人的には手先が不器用なのでこう言った作品を作って盛り上げようと頑張ってくれる人には頭が下がる思いです。とは言えロマンの話はあるとはいえこういったものは実戦で使われるよりもグッズとして楽しむくらいが平和でちょうど良いとも感じますが・・・

今回のテーマは食…なのか
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写真:どぶ板フードフェスの屋台街

 さてどぶ板バザールに出かけます。将来食いしん坊のせいか向かったのは屋台街、今回はどぶ板フードフェスとしょうしていつもよりも食にこだわったようです。

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写真:三崎港朝市協同組合の三崎港マグロとろちまき

 さていろいろ特にマグロステーキや手作りロングソーセージ等ビールに合いあそうなメニューも多かったのですが、結局トとろちまきを頂きました。半分おやつ感覚でなかなか美味でした。

三崎港朝市協同組合

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写真:行列のできる横須賀グルメ左上からどぶ板食堂PerryTSUNAMI魚籃亭横須賀海軍カレー館Shell

 さて周辺を巡ってみると海軍カレーやネイビーバーガーの各店舗に大行列が出来ていました。特にすごかったのは上の4店舗、特にTSUNAMIの行列は向かいのライブ会場にまで続いていてすごいものがありました。さすが気づいたら別館を作っていたお店だけあります。ちなみにこの4店は京急のお得きっぷの1つ、よこすかグルメきっぷの対象店舗でもありますので横須賀にお越しの際は使ってみても面白いのではないかと思います。

よこすかグルメきっぷ@京急
どぶ板食堂 【Perry】 神奈川県横須賀市行列拒否のラーメン日記
横須賀ネービーバーガー@TSUNAMI【ドブ板通り】~湘南~爆釣!スランプ?
魚藍亭のよこすか海軍カレー館@汐入シグナル・ロッソ。
横須賀カレー&バーガーの人気店へ。「YOKOSUKA Shell (ヨコスカ シェル)」(横須賀中央/汐入)カレー細胞 -The Curry Cell-

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写真:茶楽のネイビーカレー

 さて少し歩いて腹ごなしも終わったのでこちらも御当地グルメとしゃれ込みましょう。ちなみに選んだのは茶楽と言うお店、こちらはグルメきっぷの対象外だったので行列そのものはなかったのですがぎりぎり座れる程度で少しあとだったら行列に並ぶところでした。選んだのはネイビーカレー、ドリンク(ビールでなくアイスコーヒー)、サラダつきで1000円とお得感たっぷり、カレーはお肉がツナっぽい感じでこれはこれでアリかなと言った所、ネイビーと言いつつ海軍カレーに通じる普通っぽさもあり、なかなかおいしくいただきました。

大人のための文化祭…?
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写真:大人のための文化祭常設展示(左上から前田和博、浜口悠介砂絵工房J's絵描きの真央

 つづいてイベントっぽいコーナーに行きます。ここでは門番かのようにパントマイムの芸人さんが出迎えてくれます。なんだかここだけ横浜大道芸っぽいです。ここのコーナーは大人のための文化祭と言う団体による様々な出し物のスペースで門番さんのパントマイムをはじめ絵画や似顔絵、砂絵のワークショップ、はてはアスファルトの地面に絵を描き始める等様々な文化祭を思わせる出し物がありました。

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写真:ステージイベントその1RUKA Bellydance Company(上ベリーダンス)、TheWestEnd(下アメリカンフォーク系バンド)

 そしてこの大人の文化祭ではステージイベントもありました。セクシーなベリーダンスあり、熟年世代によるバンド演奏あり

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写真:HoeAna(上タヒチアン ダンス )、前田和博(下パントマイム)

 朗らかなタヒチアンダンスあり、通好みなパントマイムありと多彩でした。ちなみにお客さんはお酒を飲んでいる人もいましたが一番多いのはTSUNAMIの行列に並んでいた人たちで結果的に退屈しなくて済んだのは不幸中の幸いだったのではないかと思います。

大人のための文化祭

メインのはずのフリーマーケット
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写真:フリーマーケットの様子

 イベントやグルメで忘れられがちですが、どぶ板バザールのメインであるフリーマーケットもまわってみます。
 相変わらず糸を紡ぐ人がいてみたりどぶ板の商店主たちが軒先で展開しているのも相変わらずです。

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写真:フリーマーケットの様子

 横断歩道を渡ってダイエー側に移ると子供向けのアニメなどの関連の商品のおいスペースとなります。アイドル系の女性キャラがタペストリー風に並んでいる様に思わずシャッターを切り、G.W.後半戦に来る予定の姪っ子向けに思わず妖怪ウォッチのぬいぐるみなど買ってしまいました。

汐入の新名物軍港めぐり&牡蠣小屋
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写真:軍港めぐりのターミナルあいにくこの日はすでに満席

 汐入方面まで来たので少し足を延ばして軍港めぐりのターミナルに足を延ばします。

YOKOSUKA軍港めぐり
 
 軍港めぐりは平日5便、休祝日などは6便運航され要予約、大人1400円、子供700円との事。
 自衛隊やアメリカ軍の艦船や軍港をめぐる45分ほどのクルージングです。と書いている私自身は実は無精で乗ったことがないのですが、体験された方のblogを見る限り楽しそうです。
艦これやっていたら本物の軍艦が見たくなったので、横須賀に護衛艦を見に行ってきた(YOKOSUKA軍港めぐり編)+ たまゆらの素敵な食べ歩きにちょっとだけ参加したヲタにつける薬なし


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写真:かき小屋

 続いてかき小屋が見えてきました。今回はカレーも食次の機会となりますがおいしそうなので行ってみたいところです。
かき小屋
横須賀 牡蠣小屋 再びオープン!!汐入ターミナル STAFF'S BLOG


 さていかがだったでしょうか?後半戦と言うより汐入はグダグダで申し訳ないですが、どぶ板バザールだけでなく横須賀に来た際にいろいろ歩いてみたら面白そうと思っていただけたら幸いです。

イベント見聞録 2015/4/25野毛山動物園LRT・路面電車の写真展

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写真:野毛山動物園(入場は無料です)

 さて皆様ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか?もし予定が決まってない方がいましたら今回の見聞録を参考にしていただけたら幸いです。という事で、野毛山動物園に行ってまいりました。

 横浜市立野毛山動物園
 
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写真:エントランスはキリン(?)のオブジェでお出迎え

 さて動物園に入っていきます。入っていくと出迎えるのは上のキリンの植栽によるオブジェ、野毛山動物園は1951年開園、横浜の都心部からも程近く市民の憩いの場として親しまれています。

野毛山動物園入場者32年ぶり100万人突破 地域一体の努力実る@産経新聞2015/4/15
 横浜市立野毛山動物園(同市西区)の平成26年度の入園者数が、32年ぶりに100万人を突破した。一時は約35万人にまで落ち込んだが、地域一体となった地道な努力が功を奏し、徐々に客足を回復してきた。~中略~
 同園は昭和26年に遊園地と動物園を併設した「野毛山遊園地」として開園し、39年には遊園地の閉鎖に伴って入園料を無料化した。市中心部で気軽に訪れることができることも魅力となって、57年には106万8288人を達成した。その後は金沢動物園(横浜市金沢区)が開園したことなどが影響して徐々に客足が遠のき、よこはま動物園ズーラシア(同市旭区)が開園した平成11年には35万4504人まで落ち込んだ。
 とは言え一時期はズーラシアや金沢動物園等の開業などで停滞していた時期もあったそうですが動物園の地道な努力や地元の住民や野毛の飲食店街などが結成した野毛山動物園応援団による募金活動により徐々に盛り返してきたという歴史を持ちます。

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写真:レッサーパンダ展示スペース

 さて進んでいきます。少し進むとレッサーパンダの展示コーナー、レッサーパンダはシャイなのかうまい写真が取れないのが残念でした。

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写真:LRT、路面電車写真の展示コーナー

 さてそろそろ今回の目的地であるLRT・路面電車の写真展に到着します。この写真展横浜の都心部に近い野毛山動物園に旧横浜市電の車両が展示されているのでそれを使って横浜を盛り上げていけないかと地元のNPO法人横浜にLRTを走らせる会によって2013年からG.Wを挟む1月程度の期間で実施されているもので今年のテーマは「昔の横浜の路面電車と未来の横浜の路面電車」との事です。

横浜にLRTを走らせる会

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写真:入口側のボード

 さて入口側から見ていきます。入口側の3枚のパネルは1972年まで走っていた旧横浜市電のコーナー(正式には横浜の昔の路面電車展)、白黒写真も多くなかなか渋いチョイスが目を引きます。目立つのは全盛期の横浜市電の路線図、主に都心・京浜地区、南部・保土ヶ谷方面を中心に稠密に路線網が形成されていたのがわかります。また写真では麦田のトンネル等の市電の名物スポットや70年代以前の横浜駅前など今からみるとびっくりするような光景が見受けられます。

横浜市電@wikipedia

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写真:白黒写真展示スペース

 続いてお目見えするのは渋い白黒写真の展示コーナー、場所も青木橋をはじめ渋めなところも多いです。またここでも横浜駅が出てくるのですがもうそごうまで完成した90年代以降の横浜しか知らない私のような人間には歴史を感じずにはいられ無ません。

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写真:カラー写真コーナーと展示を眺める孫連れのおじいちゃん

 続いてはカラー写真のコーナー、こちらは場所も伊勢佐木町や桜木町駅前、日本大通り等都心部が多く、また昔懐かし花電車(例えば野球の地元チームが優勝した時などにはしる装飾を施した電車)等もあり白黒写真のコーナーに比べて華やかさを感じます。

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写真:路面電車内の未来の路面電車展のコーナー

 続いては路面電車の方に移動します。路面電車の中は未来の路面電車展と題して横浜市の都心臨海部再生マスタープランにおいて回遊性向上の為の交通機関としてLRTが検討されているため実現したときにどんな感じになるだろうかと言う事で現在の横浜の光景と国内外のLRT車両の合成写真の力作が展示されています。

都心臨海部再生マスタープラン(仮称) 検討資料@横浜市

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写真:路面電車内の写真

 続いては路面電車内の写真を、とは言え電車内なのでうまくとるのは難しく申し訳ないですが上の2枚だけ、実際はもう少し写真があります。左は横浜駅・日本大通り、右は県庁前にフランス・スイスのLRT車両が走っています。もともとが今の写真と言うのもありますが全体的にカラフルなのが印象的です。車体がカラフルなのはヨーロッパだけの傾向かと言うとさに非ず、日本国内でも高岡や富山、広島をはじめとした新車が導入されたところではこういった傾向も引き継いでいます。ただこういったカラーリングは気候によって映える色が左右されるので横浜にはどんなカラーが似合うかを考えながら見るのも面白いかもしれません。

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写真:横浜にLRTを走らせる会による路線案とLRTに関する解説

 続いて車内では主催である横浜にLRTを走らせる会による走らせる会作成の都心部の路線計画案とLRTに関する解説があります。路線計画案は基本的に横浜市の公式なものではなく横浜にLRTを走らせる会による走らせる会の独自研究によるものですが1路線だけ中田市長時代に検討されたインナーハーバー構想で検討された路線も入っています。インナーハーバー構想自体が50年後を目途とした長期計画なので都心臨海部再生マスタープランとはそれほど関連のある訳ではないです。あと路面電車に詳しい方だったらわかると思いますが、この色分けされた路線=系統ではないので例えば伊勢佐木町方面~本牧方面と言う系統や急行運転もありうるなどと考えるとより楽しんで見れるのではないかと思われます。

インナーハーバー整備構想 @横浜市都市整備局

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写真:4月26日にオープンした休憩所

 さて写真展から離れて少し行くと広場と休憩所が見えてきます。休憩所この日はまだでしたが翌26日にオープンしたそうです。中ではナポリタンをはじめとした軽食やのげやまパンケーキ等のお菓子類、ソフトドリンクや生ビールまで飲めるそうです。これでお父さんの楽しみも増えました。

野毛山動物園に「屋内休憩所」オープン 江戸家小猫さん記念講演も@ヨコハマ経済新聞

 また上野東京ライン開業を祝ってこの野毛山動物園及び東京の上野動物園、上野商店街、横浜中華街、を巡るスタンプラリーも実施されているようです。これを機にG.W,どこ行こうか迷われている皆様野毛山動物園はいかがでしょうか?

パンダラインラリー@野毛山動物園
 

イベント見聞録 2015/3/29日米親善よこすかスプリングフェスタ 2015

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写真:スプリングフェスタの華:ピザ屋台と桜

 さて最近ご無沙汰だった横須賀米軍基地の花見イベント、今回は5年ぶりくらいに訪れてみました。

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写真:2013年に開設された横須賀中央・三笠循環バス、三笠公園へのお越しの際はどうぞ

 さて毎年このイベントへは普段のどぶ板通り側からのアクセスではなく三笠公園方面からアクセスとなります。その際には上の写真のバス路線も便利です。横須賀中央駅からすぐのバス停から出ていて三笠公園近くの「三笠公園」バス停まで直行していますのでそちらの利用もどうぞ。

所在地及びアクセス@記念艦三笠

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写真:大通り館がなくなって少しさびしくなったさいか屋

 バスを紹介しておいて何ですがこの日はタイミングが悪く歩きで三笠公園まで行きました。その途中には大通り館がなくなって、少しさびしくなったさいか屋、横須賀の景気が良いとは思いませんが、それ以上にやはり百貨店自体が時代の波に乗り遅れてしまったというのが大きく来月には本店である川崎店が閉店するそうです。そういった意味で曲がりなりにも店舗は残った横須賀は幸せなのかもしれません。

さいか屋川崎店、15年5月末閉店へ 近隣施設と競争激化@日経新聞2014/4/10

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写真:海軍カレーや東郷ビールなど三笠公園土産はこちらへ@調味商事

 さて歩いていくと三笠公園前の名物店調味商事が見えてきます。海軍カレーや東郷ビール等の三笠公園ゆかりの品が置いてありますのでお土産はこちらもおすすめです。

調味商事

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写真:あいにくの雨だが桜はきれい

 さて三笠公園を抜けてさっそく米軍基地に向かいます。この日はあいにくの雨でかつ桜も七分咲きと言った感じでしたが相変わらず多くの人でにぎわっていました。


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写真:開放日名物の屋台街?

 そんな多くの人たちを引き付けていたのは桜もそうですが米軍基地解放日名物の屋台の米軍料理(?)、この日は基地で食べるだけでなくお土産に買って言って家で食べるのか、横須賀中央界隈ではこの基地のピザの箱を持った人たちを多く見かけるのですが販売元はさすがに大行列、また今年はトルティーヤチップにチーズなどのソースをかけたナチョスが大人気でそちらの屋台にも長い行列ができていました。

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写真:今回の旅グルメ(?)

 という事で私も何かを食べようと思い屋台を探していたのですが・・・、傘を忘れる失態を犯してしまい、結果的にそれほど並ばずに食べられる焼き鳥を食べてみました。一見普通の焼き鳥に見えるのですが、たれの代わりにバーベキューソースが使われていて、これはこれで米軍基地らしい味でした。

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写真:これも名物か…

 さて奥まで進んでいきます。すると前に来た時も見た消防車がありました。これは展示かどうかはわかりませんが相変わらず人気で今回は子供連れが多く見物していました。

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写真:これも定番のロックコンサート

 さて最奥部まで行くとこれも定番のロックコンサート、最近はヒップホップなどに押され気味と言うか、音楽自体がなかなか難しい時代ですが、やはり米軍基地と言うとこの手のロックバンドが良く似合います。
 このバンドはボーカルが小太りでビジュアル系とは言い難いですがなかなかのパフォーマンスを見せていました。個人的な趣味はロックとは違う方向ですがたまに聞くには良いものです。

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写真:基地の街のある意味での日常

 そんな中で巡っていくとこんなコーナーが、今沖縄が辺野古の問題でもめているのですが横須賀・厚木のある神奈川県も沖縄・青森に次ぐ基地の県で、沖縄のように大きく騒がれるわけではありませんが基地がある事で様々なことがあります。今統一地方選の最中ですが、多くの候補者が「迷惑施設」としての米軍基地を語ります。

★アメリカ人向け賃貸物件が足りない。 お客様がホテルに待機している状況だ。★ 不動産が一番 横須賀の不動産.横浜の不動産 毎日更新より
横須賀には国内でも有数の大型アメリカ軍基地がある。
基地内にはそこに配属されているアメリカ兵を全て充足するほどの家族用の部屋は無く、やむなく基地外の賃貸物件に頼らざるを得ないのが現状だ。
日本政府の思いやり予算によって家賃は日本人に貸すより2倍近く高く貸せる例もあり、日本人のオ-ナ-の中には、外国人専用に賃貸マンションを建設したり、1戸建てを建ててビジネスとして成功させている。
家賃を高く貸せる分高利回りとなっているため、オーナーはホクホク顔なのだ。
 その一方で上に引用した不動産屋さんのように強かに儲ける人、あるいは米軍基地で働いて食い扶持を得ている人、どぶ板通りの様に米軍基地の兵隊さんや、米軍基地と言う観光地を訪れる日本人観光客相手の商売する商店街など、単純に語れない部分もあるというのも確かで、それは沖縄も一緒なんだろうなと言うのが個人的には感じるところです。色んな考え方がありますが個人的には直接的な関係者である沖縄の人達、そしてもう一方の米軍基地の関係者にとって一番座りの良い結論に達してほしいと願うばかりです。


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写真:海辺の桜もよいものです。

 さて再び三笠公園に向かって歩き出します。そうすると見えてくるのは湾の対岸の桜、水辺の桜と言うと東京の早稲田や横浜の大岡川等川辺と言うイメージもありますが、海辺の桜と言うのも悪くないものです。

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写真:記念艦三笠と東郷平八郎像
 そうこうしていると三笠公園に戻ってきます。最近艦これが流行ったおかげで訪れる人が増えている三笠公園、ちなみに5月末まで便乗イベントをやるようです。また今年は日清戦争終結120年を記念した記念展示も行うそうなので興味のある方はどうぞ。

 特別展「三笠秘蔵 連合艦隊 艦隊コレクション」開催中(好評につき2015.5.31まで延長)
 「日清戦争終結120周年記念展示会」開催(4月11日~19日)
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写真:三笠公園に隣接する三笠桟橋、猿島へはこちらからどうぞ

 さてお花見としてはここで終わりですが、もう少し足を延ばします。三笠公園のそばには何故か桟橋があります。これはかつて海軍の要塞があり今は無人島となっている猿島への航路で、夏場は海水浴やBBQなども行えるアウトドアスポットとなっています。料金は往復大人1300円、子供650円、長い距離ではないですが取りあえず船に乗って海に乗り出したい方にもおすすめです。

猿島航路

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写真:横須賀ポートマーケット

 続いて向かうはこちらは最近できたポートマーケット、こちらは横須賀の海産物やお土産などが買えるスポットです。ちなみに右のお土産屋さんでは現在会津若松市のお土産も取り揃えております。
 横須賀と会津若松と言う組み合わせ、一見わかりづらいですが、横須賀と言うより三浦半島を収めていた三浦氏の子孫が戦国時代の会津で大名をやっていた(会津蘆名氏)関係で姉妹都市となったそうです。
 さて写真にはありませんが飲食も充実しているので三笠公園にお越しの際は休憩場所として活用しても面白そうです。

横須賀ポートマーケット

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写真:帰りのバスはポートマーケットから
  という事でポートマーケットからバスに乗ってこのお花見は終了と相成りました。 いかがだったでしょうか?個人的にはなんといっても天気が悪かったのが残念でしたが、なんだかんだ言っていい花見になったのではないかなと思います。
 ただ来年は晴天の桜が見たいものです。

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