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写真:達磨のお寺のお祭り

 新年一発目のイベント見聞録、今回は達磨で有名な高崎市の達磨のお祭り少林山七草大祭だるま市に行って参りました。ちなみにこの祭りの由来は以下の通りです。だるまさんのモデルとなった達磨大師は禅宗の開祖という事で日々座禅を組んでいたというのはイメージを裏切っていないような気がします。

七草大祭だるま市@少林寺より

1月7日は霊符尊れいふそん光臨こうりんの吉日であり、前夜祭から縁日として数十万人の参詣者で賑わいます。なお、7日には世界平和を祈願する大般若経だいはんにきょう六百巻の転読てんどく法要が厳修されます。

だれにでも親しまれている“だるまさん”は菩提達磨ぼだいだるまといい、今から千五百年ほど前に、インドの香至国の第三王子として生まれた実在のお方です。出家してお釈迦さまの教えを広めるため中国に渡り、嵩山すうざん少林寺で面壁九年の修行され、現在の世界的“禅”の興隆の基礎を築かれ、禅宗の初祖達磨大師と仰がれています。
どんなに困難に遭っても、七転び八起きの精神で克服できるように願をかけてお祀りする、開運吉祥きちじょうの福の神として、達磨大師は沢山の人々から信仰されています。
少林山

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写真:アクセスは群馬バスの臨時バス

 さてまずは会場(?)である少林山に向かいます。高崎駅から少林山へ向かうは次の3つ
1、信越本線群馬八幡駅より徒歩
2、高崎市のコミュニティバスぐるりん少林山線少林山入口バス停で下車(時刻表
3、群馬バス安中市役所あるいはこの日のみ出ている少林山行きバスで八幡大門バス停下車 (安中市役所行き、 臨時バス

 さて今回は3の群馬バスの臨時バスを利用しました。と言うのは1の信越本線は時間が合わず、2のぐるりんはこの日はルートが変更されてしまうため結果的に臨時バスと相成ったわけでした。
 しかしこの臨時バスさすがに大きな祭りの日だけあってそこそこ利用者がいたのですが、往復利用して途中からの利用者が殆どいない状況に車社会群馬を感じたというか、比較的人口も多い場所を通るのに3往復では仕方ないというか、もう少し群馬バスさんに頑張ってほしいと感じました。

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写真:バス停から少林山に向かう橋に誇らしげに飾られているダルマと碓井川の光景

 さてバス停を降りて少林山に向かいます。途中には碓井川が流れているので橋を渡っていくのですがこの橋にはプロローグかの様にだるまさんが鎮座していて少しお得な気分になりました。ちなみに親子連れで来た母親が一生懸命このダルマの写真を撮っていたのが印象的でした。
 ちなみに群馬八幡駅からでもここを通りますので楽しみにしていてください。

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写真:沿道でのだるま市

 さて少林山に向かいます。沿道では少し気が早い感じがするもののだるま市が行われていました。今年は諸事情があったのか人でも祭りの規模も少し小規模だったのですが平日とは言え賑わいはあります。


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写真:カラフルな小だるま

 さすがに高崎は福だるまの本場だけにこんなだるまもありました。左は青とピンクの、右はサルをイメージしたアニメ風の小ダルマです。高崎の福だるまは江戸時代の天明の飢饉の際に少林山のお坊さんが地域のお百姓さんたちに作り方を伝授し、またこの七草市で販売していった事でお百姓さんの副業として広まっていった歴史があります。今風に言えばアニメのフィギュア造りをアニメオタクなお坊さんが広めて言っていく感じでしょうか?もしかしたら今のゆるきゃらや萌えキャラによる街づくりにも通じるものを感じるのは私だけでしょうか?
福だるまの由来@少林寺より

上毛かるたに“縁起だるまの少林山”とあるように当山が福ダルマ発祥の寺です。

古来、開山心越禅師の画かれた一筆達磨像を、一年の禍いを除くお札として正月に近在の家々に配っていました。

天明てんめい飢饉ききんのあと、九代の東嶽とうがく和尚は苦しい農民たちの副業になるようにと、この像をもとに木型を彫り、作り方を伝授し、七草大祭に売り出されたのが始まりとされています。

現在、約50軒以上の農家で製造され、少林山のだるま市を皮切りに、開運の神として年間120万個も出荷されているこの福だるまは、全国の縁起物のトップといわれています。

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写真:立派な門とそれに続く急な階段

 さて門をくぐって本殿に向かいます。わざわざ少林山と山がついているだけに階段が急で運動不足な身としてはつらい所です。

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写真:立派な庭とさらに上へ

 途中で事務所などや手洗い場所等がある段では立派な庭がありました。平地の寺社ではこう言ったお庭は珍しくないですが山の中腹(?)では少し珍しいような気がしたので思わずぱしゃりとしてしまいました。
 階段の終わりにある櫓と言い中世の山城の様な趣ですがお寺の歴史を見ると江戸時代の前橋藩主酒井雅楽頭忠拳がたてたお寺のようです。
少林山の歴史@少林山より
さて、当時前橋藩の第五代藩主で名君として誉れ高い、酒井雅楽頭忠拳さかいうたのかみただたか公は、たまたま領地巡見の際にこの霊勝を知り、少林山の達磨像に参拝し、ついにここに寺を建てることを発願しました。 それには訳があるのです。 この周辺の領地は厩橋うまやばし城(前橋城)から見ると、ちょうど裏鬼門の方位に位置し、つねづね何か悪いことがあると困るなと心配していたのです。 それでここに方位・方角の災いを除ける為のお寺を建てて、領地の安全を計ろうと思い立ったのでした。
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写真:勤めを終え供養を待つだるまたち

 さて長い階段も終わり、参拝でもしようかと洒落込もうとすると役目を終え供養を待つだるまたちが集合していました。これから燃やされると思うと可哀そうですが、この数かなった願い事があると考えると取敢えずご苦労様でしたと言いたくなります。ちなみに供養は15日だそうです。

年間行事@少林山

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写真:本堂に参拝

 という事で長い階段にもめげず到着したので参拝していきます。神社であれば2拝2拍手1拝となるでしょうがここはお寺なので静かに手を合わせ今年の仕事が上手くいきますようにと殊勝なお願いをしていきます。

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写真:達磨堂への案内のだるまとだるま型の絵馬(?)

 さて参拝も終わったので本堂の周りをぐるっとまわってみます。すると達磨堂なるものへの案内と絵馬(?)が早速目に入りました。この絵馬(?)ですが、お寺なので絵馬と言うのかどうかわからないですが何しろ形がだるま型と言うのがらしいです。達磨堂は残念ながら写真撮影が禁止されていたのですが、この福だるまのモデルとなった達磨大師の立派な像があってみたり、日本全国のだるまのコレクションが有ったりとなかなか面白い場所でした。ちなみにお約束の様に女性型のだるまがあったのには思わず笑ってしまったのは言うまでもありません。

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写真:各地のB級グルメが集まった屋台街

 さて続いてお寺の裏側に向かうと各地のおいしいものが集まった屋台街に出ました。今年はなぜかから揚げが流行っているらしく本場中津の空揚げがあってみたり群馬県は豚肉グルメを押しているらしく豚肉の空揚げがあってみたりと中々興味深いものがありました。
 そんな中でおもわず買ったのは写真にある桐生焼きそばと群馬のソウルフード焼きまんじゅう、どちらもなかなかの美味だったのですが、太田に続き桐生や前橋まで焼きそばと言ってしまうのはどうだかなぁとも感じました。

イベント見聞録:2008/3/16ヤキソバマン共同記者会見

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写真:観光地のお約束in少林山&今回の戦利品

 さて「”え”んぎだるまの少林山」と上毛かるたになぞらえた顔出しパネルを横目に見つつ最後にだるまを買って帰ります。今回はやや奮発して千円の1.5号のものを買っていきました。彼は今私の部屋に飾って片目だけ見開いています。

 さて今回のイベント見聞録いかがだったでしょうか?このだるま市のメインはどちらかと言えば6日で、かつ今年は諸事情で少し規模を縮小していたため普段の賑わいはたぶんこんなものではないと思いますが、これを機に高崎のだるまや少林山に興味を持っていただけたら幸いです。