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「中田翔」巨人入り即出場のおかしさ プロ野球界の深刻な末期症状が露呈@デイリー新潮2021/8/25より
巨人軍が中田翔選手の獲得を発表し、翌日には1軍戦に出場させ、2日後の22日にはホームランが飛び出して巨人ファンを喜ばせた。
「まだ32歳、才能ある野球人である。過去、現在、未来全てを共有する覚悟で、ジャイアンツとしてはもう一度チャンスを与えるべきだと私自身も思った」 原辰徳監督は入団に際してコメントした。
チームメイトへの暴力が発覚し、日本ハムが「無期限出場停止」を発表してわずか9日後に巨人移籍が決まると処分は解除され、「すぐにでも出場可能」と変わった。この不思議な「裁定」に違和感を覚える声はもちろん少なくない。ところが、巨人や中田を非難する声は大きくならず、巨人や原監督はまるで中田を救った白馬の騎士のような趣さえある。
さて今週チームメイトへの暴力行為がきっかけで謹慎処分中に巨人へトレードされた元日本ハムの中田選手がトレード後すぐに謹慎処分を解除され、試合出場を果たし、批判にさらされています。
中田翔が暴力行為 日本ハム「厳正な対応」模範行為違反で出場停止処分@日刊スポーツ2021/8/11より
同選手は8月4日に行われたエキシビションマッチDeNA戦(函館)の開始前、同僚選手ひとりに対して暴力行為を行ったことが判明。球団は試合中に同選手へ球場からの退場と自宅謹慎を命じるとともに、調査を実施してきた。
この日までに中田本人および該当行為を受けた選手と、事情を知る選手、スタッフらに対して詳細な調査を実施。行為を受けた選手からは大事にしたくない旨の申告があり、中田自身も深く反省していたというが、それらの事情を踏まえてもなお「統一契約書第17条に違反し、野球協約第60条(1)の規定に該当するものと認定」したため、当面の間、1、2軍すべての試合の出場停止処分を通達した。
さて事情を少し調べてみると、もともと8月4日のエキシビジョンマッチの開始前に中田選手が同僚選手への暴力行為があり、その為試合中に関わらず中田選手への退場と自宅謹慎が暫定的な処分として行われ、その後調査終了後に当面の出場停止処分が通達されたとの事です。
日本ハム中田翔の行き着く先は海外逃避…栗山監督「このチームでは難しい」発言で退団不可避@日刊ゲンダイ2021/8/18より
日本ハムの中田翔(32)が後輩投手への暴行事件で無期限謹慎処分となったことを受け、栗山英樹監督(60)は先日、「正直、このチームでは難しいかなっていうのは思っている」と発言。今季中の試合欠場はおろか、退団の可能性すら示唆したのだ。
それだけにとどまらず、きっかけの暴力行為から2週間後には当時の所属球団である日本ハム栗山監督が「正直、このチームでは難しいかなっていうのは思っている」と発言をするなど、監督及び球団が彼を見捨てるようなスタンスをとっていることも伝えられています。
日本ハム中田翔の行き着く先は海外逃避…栗山監督「このチームでは難しい」発言で退団不可避@日刊ゲンダイ2021/8/18より
4月7日のソフトバンク戦では三振直後にベンチ内でバットを破壊、ベンチ裏で転倒して右目付近に青あざをつくり、途中交代した上に翌日の試合も欠場した。プライベートでは夜な夜な後輩を連れ回すことも。2019年から3年総額10億円をもらう看板選手にもかかわらず、かねて素行が問題視され、今季で3年契約も満了する。親会社や球団が今回の暴行事件を「中田切り」の決定打と判断した可能性は十分にある。
何故中田選手は打点王3回受賞するなどチームの看板スターにも拘らずこのような状況になってしまったのでしょうか?その背景には8月4日の暴行事件の前にもエキサイトしたせいか試合中に暴れまわったり、コロナ前の話ではあると思いますが、夜な夜な後輩を連れまわし夜の街でブイブイ言わすなど素行不良があり、8月4日の暴行事件で球団の堪忍袋の緒が切れたと言った所でしょう。
・球界の盟主は何故訳アリ選手をとったのか
日本ハム中田翔の行き着く先は海外逃避…栗山監督「このチームでは難しい」発言で退団不可避@日刊ゲンダイ2021/8/18より
■手を差し伸べる国内球団はない
そんな中田を巡っては、「補強期限である8月31日までにトレードされる」との指摘もある。果たして救いの手を差し伸べる球団はあるのか。さる球界OBは、「日ハムは個性、自主性を重視し、12球団で最も選手の言動には寛容といっていい。中田はその日ハムから事実上の三くだり半を突き付けられた。獲得に乗り出す球団はおそらくないでしょう」と、こう続ける。
実際問題中田選手を無償で獲得した巨人に関してはあれだけ実績のあるスター選手をただで得て得をしたという見方もありますが一方で無償トレードが成立する前には「獲得に乗り出す球団はおそらくない」と言う意見もありました。実際先月には東京五輪開会式の音楽担当の1人だったミュージシャンの小山田圭吾氏が20年以上前の雑誌インタビューでの発言をきっかけに担当を下ろされる等キャンセルカルチャーが吹き荒れる現在において「叩けば誇りがいくらでも出そうな」中田選手を獲得するのは大きなリスクだったと思います。
黒い霧事件 (日本プロ野球)@Wikipediaより
1969年のペナントレース中に、西鉄ライオンズ(現埼玉西武ライオンズ)のフロントは、自軍の選手が八百長を演じているのではないかとの疑惑を抱き、極秘に調査を開始。調査の結果、投手の永易将之が公式戦で暴力団関係者に依頼され、わざと試合に負ける「敗退行為(八百長)」を行っていたことを理由に、西鉄は永易をシーズンオフを以て所属契約の更新を行わず、解雇とすることを決定する。~中略~
会見で、田中と森安は1969年9月に西鉄戦のため福岡に来た際、試合後に永易から誘われて3人に飲みに出かけ、その途中で永易が自分の知り合いがいると言って3人で藤縄の住んでいたアパートに立ち寄り、その際藤縄が2人の前に60万円を見せ、八百長を依頼があったことを認めた。
この事件に関して中田選手に起こりうる最悪の事態は何でしょうか?それは来年以降日本ハムだけでなく他の球団とも契約できず、かつその延長で解説者など野球に関連した仕事に就くのも出来ないとなる事です。そうなった時に中田選手に「居場所」を与えるのは暴力団などの反社会的勢力と言うのはありうる話です。反社会的勢力にとってしてみればスター選手でありファイターズの顔ともいえる存在だった中田選手は魅力的な存在です。
そして彼を通じて彼と関連のある野球選手たちがそういった反社会的勢力と繋がるというのが中田選手でなくプロ野球と言う業界にとって最悪のケースとなります。例えば多くの選手が永久追放となったプロ野球における最大の事件である黒い霧事件ではある意味主犯ともいえる永易投手との飲み会などから巻き込まれた選手もいたと言われています。
覚醒剤渡されたら「自制ほぼ不可能」 清原和博さん@朝日新聞2020/1/14より
昨年末、約4年ぶりにユニホーム姿で球場に登場し、薬物依存症やうつからの回復ぶりを印象づけた元プロ野球選手の清原和博さん(52)。笑顔の陰には、いまも続く闘病やしのびよる薬物の魔の手があった。対談本『魂問答』(光文社)の出版を機に、朝日新聞の単独インタビューに応じた。2019年6月の取材から半年で変化した点、変わらない点など、その思いを尋ねた。2回にわたって報告する。
そして巨人にとってはかつて所属した清原選手の薬物依存症問題もあっただけに、単純に中田選手の能力的魅力と言うのも当然大きいですが、プロ野球の盟主を語る球団として中田選手と言う大スター選手の「居場所」を確保し、反社会的勢力に付け入るスキを防ぐという側面も大きいのではないかと思います。
・この問題が示す中間にいるものの役割
自ら畑を耕して選手の食糧難を救った鶴岡一人/プロ野球仰天伝説163@週刊ベースボールオンライン2018/6/4より
終戦後、南海は鶴岡一人が兼任となって再スタート。当時の大きな問題は2つ。食料の確保と選手に八百長を要求する賭け屋を近付かせないことである。
まず、中百舌鳥の合宿所に、家がない選手はすべて集めた。それから畑を借り、人に頼んで田んぼにして米を作ってもらい、自分たちは空き地に、簡単につくれる芋を植えた。配給だけではとても生きていけないからだ。
選手を集めたのは、賭け屋を近付かせないためでもあった。それでも、すでにどっぷりはまっている者もいた。鶴岡は警察とも協力し、徹底的に調べ、八百長に手を染めた者はチームをやめさせたという。
実際戦後まもなく再開したプロ野球にとって当時最大の課題は食糧確保と共に八百長対策でした。野村監督をはじめとする優秀な選手をスカウト・抜擢・育成し、ホークスを11度のリーグ優勝、1,773勝と言う歴代最多勝監督である鶴岡一人氏は当時合宿所に選手を集めることで賭け屋と呼ばれる反社会的勢力と接点を持たせないようにし、それでも八百長に手を染めた選手をやめさせるなど徹底した八百長対策を実施したとの事です。そしてチームは優勝、本人は打点王とMVPを受賞しています。
大沢啓二@wikipediaより
3年次の1951年は夏の甲子園県予選2回戦で逗子開成高と対戦、この試合で自信を持って投じたストライクをボールと判定されたり、確実にセーフだと思ったタッチプレーを二度もアウトにされるなどの球審の判定に不服を覚える。試合は延長戦となり、最後はフォアボールの押し出しでサヨナラ負けしてしまった。試合終了後、大沢は球場のトイレで偶然その審判と遭遇し、他の選手1名とともに蹴りつけた結果、神奈川商工高は1年間の出場停止処分を受けた。後日、大沢が蹴りつけた審判が自宅を訪れ、自分が立教大学硬式野球部OBの菅大一であると名乗った上で、「君のような野球がうまくて元気のある選手が立教大学には必要なんだ」とスカウトされた[10]。
そしてその鶴岡監督が使った選手にはこんなエピソードを持つ人もいます。確かに審判に不満を持ち暴力に及ぶのは当時の基準からでも許されることではないのですが、ただ一方で被害者である殴られた審判が自ら自分の関係する野球チームにスカウトするというのはチームで対戦するスポーツのある意味で求められる存在の本質を示しています。言うなれば身体能力の高さは前提としての勝利への執着心と闘争心、それを身を持って体験したからこそ母校に推薦した訳です。
そしてその後鶴岡監督も彼をチームに招き、その後2度の日本一の際の主力選手として活躍することになるのです。
大沢親分の進学した立教大学も所属した南海ホークスも当然この事、その血の気の多さによるリスクを踏まえた上で彼を仲間に迎え、そしてチームとして彼の能力を活用した訳です。言ってみれば大学の野球部と球団が彼と社会の間に立ち彼を守る責任を果たしたとも言えます。
『ルックバック』作品内に不適切な表現があるとの指摘を読者の方からいただきました。⁰熟慮の結果、作中の描写が偏見や差別の助長につながることは避けたいと考え、一部修正しました。
— 少年ジャンプ+ (@shonenjump_plus) August 2, 2021
少年ジャンプ+編集部https://t.co/Vag51clfJc
しかし現在に戻ると同じように中間にいる存在がスポーツ選手や、舞台、漫画・アニメなどの創作物を守れないケースが増えてきました。上の「ルックバック」の修正もその1つ、これは作者だけでなくファン・読者にも失望を与えました。はっきり言ってこの修正は悪手だとしか言いようがない。
— 環望 (@tamakinozomu) August 2, 2021
この改変部分はこの作品の鮮烈なメッセージ性の根っこの部分だったからだ。
クレームを付けてきた人間がどのくらいいたのか。
いつか単行本などに収録されるときも来るだろう。
その時はオリジナルの状態で収められることを切に願う。 https://t.co/1351r8kEkm
「ルックバック」の件の前の状況においても例えばtwitterでバズった作品ばかり集めて碌に新人育成をしない、またクレームに対して簡単に屈する様な状況に漫画を描く人たちには「もう作家と読者の間に立つ出版社や編集者は必要ないのではないか」と言う中間に立つものが単なる搾取者ではないかと言う問いかけがなされていました。もう今は、持ち込むんじゃなくて自分でBASEとかで売った方がお金も入るしややこしくもなくて良いんじゃないかなと思います。ややこしいから出版社なんかに頼っていたはずですがね...。
— こむてす (@komutesu) November 24, 2020
「表現の自由」を取り戻すために~アートとは、そして美術館の役割とは何か@江川紹子2019/9/11より ――会見では、日本では自主規制が日常化している、という話もされていましたね。 「日本では、誰が検閲の主体なのかが、なかなか見えないんですよ。もしかしたら議員のプレッシャーがあったかもしれない。あるいはプレッシャーをかけたのは役人か、館長か……。小泉改革の後、文化に関しても「官から民へ」ということで、美術家にも指定管理者制度を導入したり、民間委託されたりして、自分たちで金を稼ぎながら、美術展を開いていく、ということになりました。 昔は行政に直接雇われたキュレーターという専門職が美術展を作っていて、何が美術として価値があるのか、公的な美術館に何が置かれるべきか、という判断をある程度任されていた。今は、指定管理者に雇われ、役所や指定管理者、そこにいろんな人が入ってくる重層構造な権力構造になっていて、責任の所在もはっきりしなくなっています」
これは出版だけでなくアートなど他の世界でも言えます。1昨年前大村知事が醜態をさらしたあいちトリエンナーレなどは分かりやすい例です。
ロッテが清田解雇即断「わずか2週間もたたないうちにこの行為」@2021/5/23より
ロッテは23日、清田育宏外野手(35)との契約解除を発表した。昨秋のコロナ禍での内規違反などで今年1月15日付で無期限謹慎処分に。5月1日付で解除され2軍戦にも出場したが、同21日に再び週刊誌に不倫疑惑を報道された。球団は事実確認の結果「球団ルールに反する行動を行っていた」と認定。プロ12年目を迎えたベテランの度重なる背信行為に断を下した。
実際プロ野球でも5月にロッテの清田選手の解雇がありました。実際彼の行動も咎められるものがあったとは言え、残念であり、球団はもう少し彼を守れなかったのかと思わざるを得ません。
中田翔が巨人1号!頭下げた「忘れられない一日」 長嶋さん大喜び「さすが。真の強打者」@サンスポ2021/8/23より
巨人は22日、DeNA15回戦(東京ドーム)に4-4で引き分けた。20日に日本ハムから電撃的な無償トレードで加入した中田翔内野手(32)が「5番・一塁」で移籍後初めて先発出場し、3点を追う七回に新天地で初本塁打となる2ランを放った。長嶋茂雄終身名誉監督(85)に激励を受けて臨んだ試合で、同点劇を呼び込む値千金の一発。再出発を図るスラッガーは観客席に向けて頭を下げ、感謝の気持ちを口にした。
覚醒剤渡されたら「自制ほぼ不可能」 清原和博さん@朝日新聞2020/1/14より
――対談で示現寺住職の鈴木泰堂さんは、2018年春から19年秋の1年半で清原さんが驚くほど回復したと評価しています。回復の大きな要因は、息子さんとの再会ですか。
間違いなくそうです。もし、息子たちに再会していなかったら、いまも絶望の中で、死にたいという思いが強かったのではないでしょうか。
そして様々な批判の中、中田選手は打席に立ち本塁打を放ちました。彼のやった事は当然とがめられるところですが、一方で中田選手の様な人物から野球を取り上げても良い事はあまりない様な気がします。薬物問題を起こした清原氏のインタビューからもそれを感じずにはいられません。そしてそのさまざまな逆風から中田選手を巨人がどう守っていくのか、そして中田選手がその恩に対しバットとグローブでどの様に答えていくのかそこに注目したいところです。
そしてもう1つ選手を守れなかった日本ハム、かつて暴力事件をきっかけに立教野球部に進学した大沢親分を監督が球界でも屈指の「扱いづらい男」リリーフエース江夏豊、野村監督の騒動で行き場を無くして拾われた4番打者柏原純一ら個性的な選手を率いて優勝した事もありました。そして清田選手を守り切れなかったロッテも榎本喜八、村田兆児、落合博満、小宮山悟、初芝清、伊良部秀樹と個性あふれるなんて言葉では容易いくらいの個性の塊の様な扱いづらい選手たちの活躍が魅力だった球団です。これを機に「選手を守る力」を建て直し、個性あふれる集団として世界一に輝いてもらう事を1ファンのとして望みます。