神奈川県横須賀市平成町1
さて前の記事で取り上げた件で少し面白い事例があったので書こうと思います。舞台は地図にもありますように私の地元横須賀市の埋立地に出来たニュータウン平成町です。


平成町は21世紀に入ってから開発が本格化し、元X-JAPANのHIDEを記念したミュージアムなどがあった場所で現在はマンションの建設ラッシュ(写真左マンション街)で人口が増え、またLIVIN等大型店(写真右)の立地も活発なニュータウンです。


マンションや大型店だけでなく県立大学(写真左)や商工会議所などの公共施設や、うみかぜ公園(写真右)等海辺の憩いの場なども集積しています。


そんなNTですが逆に言えば大型店や市内南部に向けての車が多く、大渋滞とまでは行きませんが、マンション住民にとっては渋滞時の抜け道となる危険が高いともいえます。


この地域に乗り入れる定期的なバス路線は2路線あります。1つは京急バスが運行する平成町循環路線(写真左)でJR横須賀駅から京急横須賀中央駅や大滝町等の中心市街地を通って平成町を循環する路線です。もう1つは大型店のLIVINが京急バスに委託して京急の馬堀海岸駅、堀の内駅から走らせている無料のシャトルバス(写真右)です。
大まかな本数はLIVIN発昼間時間帯10:00~16:00では
シャトルバス堀の内駅行き:6本(日中1時間毎)運賃無料
シャトルバス馬堀海岸駅行き:6本(日中1時間毎)運賃無料
平成町循環:6本(日中45~86分毎)運賃全線170円
この3路線を比較すると写真にもありますとおりシャトルバスが活況を呈しているのに対し平成町循環線が苦戦しているのが分かります。
これは
・シャトルバスに対し平成町循環が有料である
・なのに平成町循環もシャトルバスも日中の本数はそれほど変わらない
と言う理由による物と考えられます。逆に言えば市内南部の人にとっては無料バスがあるおかげで便利ですが市内北部や中心市街地の人たちにとっては駅から歩くにはやや距離があり車で行くには中心市街地での渋滞が心配と言う意味で不便といえるのではないでしょうか?またこの地域に住む人たちや平成町に遊びに来てどこかへはしごしようと思っている人たちにとっての中心市街地も同様です。






写真にもありますように横須賀の中心市街地はバスや京急電車が乗り入れるターミナル横須賀中央駅をはじめ、アメリカナイズドされたドブ板通り、海と調和した都市公園ヴェルニー公園、三笠公園等狭いですがなかなか活気と個性にあふれる場所となっています。この中心市街地と平成町の様なNTの連携が上手く取れないのはもったいなくないでしょうか?




と言うのは平成町の入り口とも言える安浦2丁目まで乗り入れるバスが多数あるからです。
具体的には
衣笠駅~坂本坂上~汐入駅~横須賀中央駅~安浦2丁目:以下衣笠線、
内川橋~追浜駅~田浦駅~汐留~横須賀中央駅~安浦2丁目:以下追浜線
の2路線両方とも横須賀中心部北部から中心市街地を通って安浦で折り返す路線です。
この2路線に平成町循環を合わせた汐留~横須賀中央駅~米が浜の本数は
衣笠線:昼間の本数11本、間隔24~36分毎
追浜線:昼間の本数20本、間隔17~19分毎
平成町循環:昼間の本数:6本、45~86分毎
合計:昼間の本数:37本、平均間隔10分毎
となります。
現実には写真にもあるように折り返しの場所の関係ではあるのですが中心市街地や駅から十分歩いていける安浦2丁目で折り返している為、どの路線も中央駅から先は実質的には回送状態になっています。
例えばこの3路線を連携して衣笠線と追浜線は平成町へ延長の上、中心市街地~平成町のバス運賃を100円に下げてみたらどうでしょうか?いつもは大滝町の老舗百貨店でお買い物をする御年寄りもLIVINに言ってみようかとなるでしょうし、逆にいつもは渋滞を避けてLIVINでお買い物をしている人たちや平成町の住民もちょっと中心市街地に足を伸ばそうとならないでしょうか?
設備や予算の関係もありますが中心市街地活性化や、環境問題の論議で公共交通の改善と言う課題が出た際に良く「欧州で流行った新しいやり方」を利用して改善と言う話が出てくるのですがこう言った改善も費用対効果を考えると無視できないのではと感じます。
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さて前の記事で取り上げた件で少し面白い事例があったので書こうと思います。舞台は地図にもありますように私の地元横須賀市の埋立地に出来たニュータウン平成町です。

平成町は21世紀に入ってから開発が本格化し、元X-JAPANのHIDEを記念したミュージアムなどがあった場所で現在はマンションの建設ラッシュ(写真左マンション街)で人口が増え、またLIVIN等大型店(写真右)の立地も活発なニュータウンです。


マンションや大型店だけでなく県立大学(写真左)や商工会議所などの公共施設や、うみかぜ公園(写真右)等海辺の憩いの場なども集積しています。

そんなNTですが逆に言えば大型店や市内南部に向けての車が多く、大渋滞とまでは行きませんが、マンション住民にとっては渋滞時の抜け道となる危険が高いともいえます。

この地域に乗り入れる定期的なバス路線は2路線あります。1つは京急バスが運行する平成町循環路線(写真左)でJR横須賀駅から京急横須賀中央駅や大滝町等の中心市街地を通って平成町を循環する路線です。もう1つは大型店のLIVINが京急バスに委託して京急の馬堀海岸駅、堀の内駅から走らせている無料のシャトルバス(写真右)です。
大まかな本数はLIVIN発昼間時間帯10:00~16:00では
シャトルバス堀の内駅行き:6本(日中1時間毎)運賃無料
シャトルバス馬堀海岸駅行き:6本(日中1時間毎)運賃無料
平成町循環:6本(日中45~86分毎)運賃全線170円
この3路線を比較すると写真にもありますとおりシャトルバスが活況を呈しているのに対し平成町循環線が苦戦しているのが分かります。
これは
・シャトルバスに対し平成町循環が有料である
・なのに平成町循環もシャトルバスも日中の本数はそれほど変わらない
と言う理由による物と考えられます。逆に言えば市内南部の人にとっては無料バスがあるおかげで便利ですが市内北部や中心市街地の人たちにとっては駅から歩くにはやや距離があり車で行くには中心市街地での渋滞が心配と言う意味で不便といえるのではないでしょうか?またこの地域に住む人たちや平成町に遊びに来てどこかへはしごしようと思っている人たちにとっての中心市街地も同様です。



写真にもありますように横須賀の中心市街地はバスや京急電車が乗り入れるターミナル横須賀中央駅をはじめ、アメリカナイズドされたドブ板通り、海と調和した都市公園ヴェルニー公園、三笠公園等狭いですがなかなか活気と個性にあふれる場所となっています。この中心市街地と平成町の様なNTの連携が上手く取れないのはもったいなくないでしょうか?


と言うのは平成町の入り口とも言える安浦2丁目まで乗り入れるバスが多数あるからです。
具体的には
衣笠駅~坂本坂上~汐入駅~横須賀中央駅~安浦2丁目:以下衣笠線、
内川橋~追浜駅~田浦駅~汐留~横須賀中央駅~安浦2丁目:以下追浜線
の2路線両方とも横須賀中心部北部から中心市街地を通って安浦で折り返す路線です。
この2路線に平成町循環を合わせた汐留~横須賀中央駅~米が浜の本数は
衣笠線:昼間の本数11本、間隔24~36分毎
追浜線:昼間の本数20本、間隔17~19分毎
平成町循環:昼間の本数:6本、45~86分毎
合計:昼間の本数:37本、平均間隔10分毎
となります。
現実には写真にもあるように折り返しの場所の関係ではあるのですが中心市街地や駅から十分歩いていける安浦2丁目で折り返している為、どの路線も中央駅から先は実質的には回送状態になっています。
例えばこの3路線を連携して衣笠線と追浜線は平成町へ延長の上、中心市街地~平成町のバス運賃を100円に下げてみたらどうでしょうか?いつもは大滝町の老舗百貨店でお買い物をする御年寄りもLIVINに言ってみようかとなるでしょうし、逆にいつもは渋滞を避けてLIVINでお買い物をしている人たちや平成町の住民もちょっと中心市街地に足を伸ばそうとならないでしょうか?
設備や予算の関係もありますが中心市街地活性化や、環境問題の論議で公共交通の改善と言う課題が出た際に良く「欧州で流行った新しいやり方」を利用して改善と言う話が出てくるのですがこう言った改善も費用対効果を考えると無視できないのではと感じます。
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