Window7 テクニカルセミナー
場所は秋葉原駅前UDXビル。参加者はベクターの登録開発者限定だ。これはなにかプレミアムなのだろうか?
ベクターとマイクロソフトの共催でWindowsアプリ開発に積極的な人が200人以上収容できる部屋の後ろまで埋まっていた。
しかし、Windowsもデビューして20年弱。写真のとおり平均年齢は30代以上、前の方の席は40代以上。Windowsとともに年を重ねてきた人達なのだろう。「トッププログラマーである皆さん」ってマイクでおっしゃるけども、目をギラギラさせた人はいなかったし、全体の加齢臭はどうしても否めない。
「この業界は20年かけて大きな会社に成長しても、MSのように激しい競争にさらされ続けています。私はそんなところも好きなんです」と、MSの方が話されていて印象に残った。
考えてみれば、Windowsアプリにiphoneアプリと同じだけの金額を払う人は多くないだろう。コード量はずっと多く、機能がリッチだったとしてもである。
解説されるWindows7の新しいUI、タッチパネル対応にしても、連想するのはiphoneのそれであり、ちぐはぐな感じがしたのは僕だけだろうか。JavaScript2とHTML5+CSSで何でもできるようになるんじゃないかというご時勢である。そこに触れられることがほとんどなかったのが、僕としては残念だ。
MicroSoftは強力な武器を持っている。世界中のオフィスの重要なファイルはMicroSoftのフォーマットによって管理されているのだ。たとえそれらがどんどんクラウド化されていこうと(MS自身、オフィスをWEBバージョンで無料公開するといっている)、アプリケーションをJavaScript2とHTML5で作成しようというときのアドバンテージは大きいのではないか?なぜWindowsでアプリというとき、コーディング負荷のあるC++やC#でなければならないのか?僕には分からない。なぜガジェットという足かせを外さないのか?powershellとかsilverlightもいいけども。クリーンインストールされた職場のPCで威力を発揮するのはやっぱり、今は見向きもされないHTAだ。