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『グラン・トリノ』クリント・イーストウッド

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丸の内のピカデリーで、3分の2程が空席だった。前の回が終わって出てくる人達をロビーで眺めていると、さっさと一人で出てくる無表情のおっさんが目立った。何だろう評判いいはずなのに、クリント・イーストウッドは日本のおやじ向けには外してしまったんだろうか?

妻を亡くしたが、家のメンテでも庭の手入れでも何でも自分ひとりでやっている。ただ食い物だけはビールとビーフジャーキーに落ちていたところだった。

おばさんたちの歓声が一番あったのは、である。米食い虫めと軽蔑している隣家のアジア人のパーティに誘われた主人公が、一度は断りながら食い物とビールに釣られてそれを受け入れていくところだ。

人一倍頑固で年も年のじじいの価値観がそう簡単に変わるもんかと、日本のおやじにとっては「リアリティが足りない。フフン」ってな感じだろう。しかしそう思っているところで主人公が最高のヒーローに達していってしまう。しかもクリント・イーストウッドは脚本は一切変更しないといって撮っている。ちょっと否定されてしまった感じの後味の悪さが、エンドロールが始まったらさっさと一人で出てくるおやじ達の涼しげな顔になっていたのだろうかと思った。

じじいではないつもりの僕には、今回は「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」のような突き落とされる感じはなかったが、クライマックスを予測するのに逆の意味ではめられて面白かった。これは西部劇ではないしコッポラの映画でもないのだから、たとえ銃社会とはいえ現代のアメリカでマフィアが住宅を蜂の巣にしていくのは異常な出来事であり重大犯罪だということを忘れてはならない。銃を構えることになれば決して発砲を厭わない頑固な男というクリント・イーストウッドの演技がどれだけ徹底していてもである。



フジテレビから世論調査の電話がかかってきた

紅茶を入れていたら固定電話が鳴って開口一番フジテレビだといわれた。フジテレビのなんちゃらではなくフジテレビですと。これまた大きく出てきた勧誘電話だと思ったら世論調査とのこと。

~を支持するかしないかという質問にはすんなり答えられるが、麻生総理は選挙前に辞任すべきかなどという質問もあった。それは自民党が選挙に勝つためにはという意味ですか?と聞くと、あはいそうですというので麻生さんでいいんじゃないですかと答えたが、フジテレビは自民党の選挙対策に協力でもしているのか?

僕は、小沢さんと与謝野さんが利権ドロドロ政局から離れて囲碁でも打ちながら国家大局の打ち手を相談しているようなのがいいなと思っているので、そういう質問の答えを持っていない。こういう質問の結果をテロップにまとめて番組に使っているのに以前から違和感もあった。一般国民に政治評論家に対してするような質問をして、そういう結果を視聴者は知りたがっていると考えているのだろうか。

それに、いちいち10以上もある選択肢を読み上げるのでめんどくさくなる。ネットでやってくれネットでフジテレビ1分で終わるから。固定電話にかけて聞いた結果とyahoo投票やニコニコ動画の結果との違いはどうするんだろうか。まあ、投票率が高いのは地方の年配者だから選挙結果との違いはそれほど出ないのかもしれないけど。若者は貴重な休日に紙一枚を箱に入れに出向くアナログ行為自体が前向きに捉えられなくなっているかもしれない。麻生総理は景気対策の補正予算で住民票の取得などの行政サービスを電子化してワンストップサービスだなんてプッシュしていたが、電子投票システムで投票率を回復してほしい。若者の政治意識の低さというレンズで問題をみてもだめだ。若者は違う意味でロックされているのである。

米ソが対立していた頃までは、政治に温度があった。冷戦と表現されていたけど、緊張感があったからだ。イデオロギーの実体がどうだったかはともかくとして、大義名分を挙げて国民の今後を左右するような発表をする言葉にも体温が感じられた。今はもうない。いや、北朝鮮にはまだある。大いに間違っているが、あの大本営発表には反対の意味ですごいリアリティがある。北朝鮮国民にはこれから明るい未来が待っているかもしれないからだ。

人が政治に参加するかしないかは、人生に明るい未来を思い描くことが可能かどうかである。中流意識を持てるか否かが収入の多い少ないではなく、未来に明るい可能性を持てるかどうかであるのと同じである。団塊の若者時代が熱かったのはイデオロギーの対立があったからではない。そんなものはみんな就職したその日に忘れただろう。

結婚して、住宅ローンを組んで、子供を生んでという行為が、今の年収がずっと続きこづかい程度の年金しかもらえないだろう今の若者にとっては不良債権を抱え込むのと同じなのだ。バブル後の銀行がずっと処理を決断せず景気回復を待ってじっとしつつも、どんどん債権が不良化していつまで苦しくなっていくのだろうかと恐れていたのと今の日本の若者とは同じメンタリティにあるのだ。

麻生さんは新聞記者をやたらバカにしているが、日本のメディアは世界からもバカにされているそうではないか。いみじくも麻生さんはそういう社会構造になってしまっている日本の代表の立場である。ばかにしてていいわけはない。記者クラブ廃止といい、クリントンが会いに来てもいっぱしの事をいっている小沢さんの言葉のほうがよっぽど温度を感じるし、政治に参加しようかという気にさせてくれるものだ。

そういう考えの僕にとっては、世論調査の質問項目はほとんどピント外れだった。だからテレビもほとんど見ない。



Twitter入れてみた→

コミュニティ系かと思って興味なかったが、最近はなんか違ってきたらしい。
たとえば2NNだと2チャンの祭スレを自動でメールしてくれるが、そんな感じで騒がれ具合がリアルタイムで分かるとか。でも誰をfollowしておけばいいんだろう?

情報取得面ではRSSとかぶってしまうし、PC上で他人の一言のつぶやきを見ることにどんな意味があるのかよく分からないが、これから新しい使われ方をしていくのなら興味ある。それで、だから誰をfollowしておけばいいんだろう?まあ放置でいいや。

もし仕事中に使えて、やっていることを逐一入力しておけば、自分が何をやるのに何分かけているか一目で分かるな。さらに、周りの人間が何をやっていて何分かかっているかも一目で分かってしまう。「トイレいってきます」から2時間戻ってきてないとかw


Googleは人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり?


希望を捨てる勇気 - 池田信夫 blogで話し合われている内容が痛々しい。

少子高齢化と現行社会福祉制度がこのまま推移すれば、今生まれる赤ちゃんは生まれながらにして1億の借金を背負っているということになるそうだ。団塊世代が人生を通じて社畜として貢献してきた対価を要求するのは人として正当である。しかし、この有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや。

絶望の次にやってくるのが何なのか誰も分からない。ただそれは、ネットのサービスを別にしては考えられないものにはなるだろう。

投票行為として市民の意見を集約してみせるソーシャルブックマークというサービスはこれから政治との距離が近づいていくだろうが、Googleはそれをいつやるんだろうか。GoogleツールバーやiGoogleやChromeに機能を仕込むこと自体はGoogleにとっては簡単な話のはずである。

Google、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずして各々安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。





北の丸公園の芝生

じゃがりこを鼻に指していたら 思い煩げな女性が前方を通り過ぎていった じゃがりこはハトにやり GHQ本部に捜索を指示した




『為替がわかれば世界がわかる 』榊原 英資

為替がわかれば世界がわかる (文春文庫)
久米宏が司会だったころに出演したニュースステーションを見た記憶がある榊原氏。話の内容までは覚えていないが、戦場で銃を構えている兵士に向かって国民の質問を代弁して「ごはんは足りていますか?」と久米宏が聞いているような、そんな感じだった気がする。榊原氏も真剣な話をしているのにどうも目が笑っているように見えてしまう顔なので、外資との交流をバックにチャラチャラしたことをしたりしているようなイメージのせいか、こんな人に国民の財布を預けているのかとぎょっとした。
2002年出版のこの本だが、その立ち位置は今見ればチャラチャラでもなんでもない。今はもう枯れ尾花だが当時は神通力に後光がさしていたグリーンスパンを客観的にみている一方で、ジョージ・ソロスとは二人で食事したりしていたことを紹介している。またマスコミや記者クラブをけちょんけちょんに批判している箇所も、今読めば単なる偉い人の後だしジャンケンでしかないが、これは2002年に出ている本だ。
さらに、政治の陰謀論を切り捨てているところも面白い。アジアの金融危機のとき、エシュロンの盗聴システムを使って東南アジアの内部情報を傍受し、その情報をソロスなどヘッジファンドに流して東南アジア経済を破滅させ、ドルの覇権を維持したのだ、なんて話に耳を傾ける人なんてもういないだろう。
?と思う面もなくはないけど、失われたこの20年の日本経済、こういう人がもっといたらまた違っていただろうとは思。小沢一郎が政権とったらの噂話も本当なら、日本も幕末から抜け出せるんじゃないかなんて思うが、噂話なんて幽霊の正体見たり枯れ尾花とも。

恐れおののく官僚たち:日経ビジネスオンライン
恐怖の大魔王が天から降りてくる――。恐れおののく民たちは息を殺し、身を潜める。 

 恐怖の大魔王は小沢一郎。民主党党首。そして、その小沢の前に恐怖するのは霞が関の高級官僚。
236 名前:闇の声[] 投稿日:2009/04/10(金) 07:18:09 ID:VMd/pNdE
>>173
このメンバーの中に、連合が入っている事で今回の一連の国策捜査の背景が見えてくる
つまり、小沢は連合に裏切られた・・・それ以上に、民主党自体が裏切られている
しかし、それを民主党が言いだせば、連合はますます距離を置くだろう
小沢をよく知る人物と昨夜語り合った・・・可能性は置いておくとして
小沢は、まさに小沢革命と言える改革をやろうとしていた
その内容は
1、アジア経済圏の確立と欧米と対等に発言権を持つ事
2、国連外交の徹底
3、米中との等距離外交・・・まさに正三角形の外交関係の確立
4、経済危機対策は計画経済になってでも、国家主導で対処する事
5、政府主導の金融政策を全世界的に推し進める
6、安保依存体制からの脱却
そして・・・これが実は問題になったのだそうだが(裏情報として)
7、あらゆる社会的特権の排除・・・言いかえれば、税負担の絶対的平等化
これがいろいろな連中を刺激してしまって、民主党内での暗闘を加速させてしまった
その結果、身内から検察に漏れた話が多く、検察は政治的妥協を図れる様に
敢えて暗愚なポジションを取ったと言うのだ・・・
俄かに安易に判断出来る話ではないし、その信ぴょう性も疑問だったから
そこで話を聞いただけに留めたのだが、小沢は焦りでミスを犯したのは事実だろうと思う
選挙が終わるまで彼は党首だろうが、新たな対立の火種は残してしまった
しかも、朝日が今度は党内対立を煽るかの如く、菅直人を大きく取り上げている
これは小沢は心中穏やかじゃないね
ただ、連休が近いので人やメディアの動きからして、連休前にあまり動きは表立っては
無さそうであり・・・結果、もう少し麻生の支持率は上がるだろう




尾道浪漫珈琲



深めに煎ってある尾道浪漫珈琲。細かく挽き直してマキネッタで作ってみた。 ラバッツァのようなエスプレッソらしい香りがないかわりに、飲みなれた珈琲らしい香りで、エスプレッソらしいコクのある飲み口。


Linda Ronstadt picked up






桜田門下 ホイールディスクカバーの調子





この一本桜、西日によって門の中は暗く、向こうは明るく光る。
植えた人も門をフレームとして意識したんだろうか。



ディスクカバーは黒いゴムを周囲にかぶせて、それをリムに押し当ててバタバタ音を抑えている。
リム高のあるホイールなら押さえやすいが、BSMのARAYA製は普通のママチャリと同じ形状だ。リム幅に合わせて当てるポイントが狭くて厳しい。大きければリムからはみ出すし、小さければ中に落ちてしまう。
内堀通りから日比谷通りにかけては、道幅があるようで自転車が走る幅はそんなにない。ダンプに後ろから勢いよく抜かれたりすると、ディスクカバーが受ける風圧でまるでハンドルが吸い込まれるように切られる。しっかり握っていないと恐かった。

ちなみに、これで走っていて視線を感じるのは幼稚園以下のちびっ子ばかりである。




HTMLでコンボボックス風に マウス長押しで切替えてみる

HTMLのformタグにはコンボボックスがありません。codessさんのマウス長押しハンドリングのライブラリを使って、ちょい長押しでテキストボックスに切り替えてみた。IEでは動いているが、firefoxは長押しがきかず、chromeは切り替えがきかない。なんでだろう。

←サンプルデモ。マウスで長押しでトグル。

jQueryライブラリのmouse_action.jsは上記リンクにあるデモページからいただきました。

上のサンプルデモのソース
<span class="mouseaction">
<select id="downlist">
<option value="クルーグマンと">クルーグマンと</option>
<option value="池田信夫って">池田信夫って</option>
<option value="似てる?">似てる?</option>
</select>
<input type=text id="txtbox" value=""/>
</span>
長押しイベントをアイヤーさせたいタグにclass="mouseaction"します。
<script type="text/javascript">
$('.mouseaction').mousedown(MouseAction._down);
$('.mouseaction').mouseup(MouseAction._up);
$('.mouseaction').mouseover(MouseAction._over);
$('.mouseaction').mouseout(MouseAction._out);
$('.mouseaction').click(MouseAction._click);
$(txtbox).toggle();

MouseAction.click = function(){;}
MouseAction.press = function(){
  txtbox.value = downlist.options[downlist.options.selectedIndex].value;
  $(downlist).toggle();
  $(txtbox).toggle();
}
</script>
プルダウンリストで表示されている値を取ってテキストボックスの値にします。
このサンプルでは使ってませんが、イベント発生元のノードオブジェクト(e)はこちらからでもアクセスできます。

mirrorManにも入れたのでversionは2.04です。IE6環境ではうまく動きませんでしたが、もう知りません。
mirrorMan204.png



『for sentimental reasons』

いい曲ないかなーと、色々探して聞いていてもなかなか見つからなものだ。ある曲を好きになるには、物語性を持って向こうからやってこないといけない。出合い頭でぶつかるタイミングが必要なのだ。よくある恋愛映画のように。

少年時代、ラジオを適当にカセットテープに録音して、それを後で聞くということをやっていた。それで自分にあった曲が見つかる確率というのはすごく小さいはずなのだが、それでもなぜか高打率なのでよくやった。今思えば出合い頭の偶然をわざと作り出していたのだろう。

その中で、曲の名前も歌っている人も分からずじまいでずっと耳に残っていたのがある。外で耳にすることもなく、20年越しの片思いだったのがひょんなことで今日見つかった。「for sentimental reasons」という歌詞を、「for say no may not...」と思っていたせいだった。

あのクリーミィで慈しみに満ちた声のものは見つからなかったけど、聞いた中で一番良かったのは韓国の女性が歌っているものだった。韓国が好きか嫌いかといえば、自分の身の回りで知っている人はネイティブも在日の人もいい人ばかりだがという感じだ。ネットではぼろくそだけど、なんだか近親憎悪的な偏見にも思える。知らないだけとも言えるが、距離が近くなればいやなところも見えてきてしまうのは何でもそうである。

燃えさかった炎の後のずっと消えない炭火のようなこの愛の歌を、何かとエキサイトしやすいといわれる韓国の人が歌っていたのもまた、歌の上手さと合わせて驚きだった。いやむしろ、日本人よりは向いているのかもしれない。これより上手く歌っているのを知らないというか、歌っているのすら聞いたこともなかったのだから。



さらに探した。見つけた。ワンフレーズめを聞くと間違いなく、「for say no may not...」と聞き間違えるあの声。リンダ・ロンシュタットだった!んがっ!



飛翔体まとめ動画

関連で一番面白かったエントリ
北朝鮮の国内事情を想像すれば、あれはミサイルでもロケットでもなく、気力体力の限界を感じた正日が正雲への力の委譲をアナウンスするための最後っ屁の祝砲である。アメリカが迎撃してこないことが分かった上でなのに、周辺国ががたがたうるさいので人工衛星だとつけ加えたに過ぎない。

日本も隣国の慶事に礼砲を返すと言っておけば周辺国が何を言おうと政府発表は政府の発表であり、無用な緊張を招くこともなく、宇宙人だってこの星はおもしろいと思ってくれるかもしれない。茶番政治でいかに歴史に大きく残す出来事とするかはジョークの応酬のレベル次第だ。



『世界大不況からの脱出-なぜ恐慌型経済は広がったのか』ポール・クルーグマン

世界大不況からの脱出-なぜ恐慌型経済は広がったのか
本書は1999年に出版されたものの増補改訂版で、
第7章 グリーンスパンのバブル
第8章 影の銀行
第9章 恐慌型経済
の3つが書き下ろし。

しかし「崩壊」とか「危機」とか、経済学(一般人向けの)の話では物騒な言葉が平気で使われるのはなぜなのだろう。たとえば仕事で「プロジェクト崩壊の危機」といえば、文字通りプロジェクトがおじゃんしそうな状態だが、「金融システム崩壊の危機」といったってお金や町の風景がおじゃんしそうというわけではないのに。

学生時代に本や雑誌やNHKの特集番組でバブル崩壊とかマネーの危機などという言葉を目にして、もしや将来本当にどうかなってしまう可能性もあるのかと思ったりしたが、あれから10年20年経ち、別にどうもなっていなければ、むしろ世の中変わらなさ杉だと感じるくらいだ。それなのに、相変わらず壊れるぞ壊れるぞといっているのにはすごく違和感を感じる。

・・・大恐慌の後、アメリカは経済というマシンを理解できるようにあらためて設計し直しているが、それはとにかく大ききな惨事を回避できるのに十分であるはずであった。1930年代、銀行はシステムの一部としてあれほどひどい機能不全に陥ったものの、その後、厳しい規制が課され、強固なセーフティネットによって保護されることになった。他方、30年代に壊滅的な影響をもたらした資本の国際的移動も制限された。金融システムは少し退屈になったが、以前よりも安全になった。
 するとまた金融システムは面白くなり、そして危険にもなった。増大しつつある国際資本移動が、1990年代の壊滅的な金融危機と、2008年のグローバル金融危機に繋がった。また、影の銀行は拡大していたが、それに対応する規制が作られることはなかったため、後の大規模な銀行の取り付け騒ぎに繋がった。その取り付け騒ぎは、閉じられた銀行の扉の外に殺到した群衆によってではなく、コンピュータのマウスの血迷ったクリックによってもたらされたものだった。そしてそれは血迷った群集と同程度の破壊力があった。(p269)

餓死や凍死を恐れてマウスをクリックしまくった人が何人に上ったのかもぜひ調査してもらいたい。それに民主国家はなぜこの危機と規制の無限ループを止めるすべを持たないのかも。人間はそもそも欲望の生き物で他人を信用できないのだからしょうがないとか、世界経済にはそれを牛耳る影の支配者がいてそいつらが好きなように操っているからだとか、そんな話ももう飽き飽きだ。
そして今現在も相変わらず、分けの分からないダウと日経平均の株高と、刷り過ぎのくせに平気で高いドルの意味が全く不明だ。

銀行決算のために年金砲が吹いたから?
日本が護送船団方式に戻ったなんて聞いてないぞ。
ドルをたくさん持っている人が国際基軸通貨から外れるのを許さないから?
で麻生さんは20ヶ国会議でなんか聞いて帰ってくるのか?

どうせ後になってからまた、訳知り顔の経済学者の解説を読むことになることになるのである。


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笹部 政宏
笹部 政宏
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